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横浜で15年以上、犬の保育園N1クラブを運営している、なおちゃん先生と申します。
20年以上、1000組を超えるガイネスさんとワンコさんに向き合ってきた経験から、
コントロールよりコミュニケーションをテーマに、愛犬と心が通い合う関係づくりのお手伝いをしています。
さて、今週は、もう一度やり直しハウストレーニングということで、
ハウストレーニング、特にクレートを使ったトレーニングについて、
シリーズでお話をしていこうと思います。
昨日は、クレート、ケージ、サークル、どれもね、
愛犬さんをその場所に留めておくために使うものではあるんですけれども、
その違いについてお話をさせていただきました。
クレートはね、ワンちゃんをただその場所に入れておくための箱ではなくて、
ワンちゃん自身がガイネスさんと一緒に移動することをより快適にできるためのツールである。
クレート自体が安心・安全のワンちゃんのためだけのプライベートスペース、パーソナルスペース。
そういう風になっていると、お出かけするにしても、避難するにしても、
初めてのところに行くにしてもとても楽だよというお話をしました。
今回のテーマは、そうは言っても小さい時に使ったっきりでもう捨ててしまったとか、
自分から入って寝ていることはあるんだけど、ガイネスさんが入れようとするとすごく嫌がるとか、
ガイネスさんが入れて扉を閉めると吠えてしまったり、中で哀れてしまったり、泣いてしまうとかね、
そういったお話をよく聞くんですよね。
本来はワンちゃん自身がその場所に入ったらリラックスできる、
安心して自分のパーソナルスペース、自分だけのお部屋として過ごすことができるためのものであるはずなのに、
実情としては多くのガイネスさんが持っているにも関わらず使っていない、扉は閉められない、
そういった現状があります。なぜそういうふうになってしまうのか、
そしてこんなに有用な使い方があるよということを今回はお話ししていこうと思います。
この番組では、お迎えからお見送りまで愛犬の一生を7つのフェーズに分けて、
それぞれの時期に寄り添った学びとヒントをお届けしています。
うちの子をもっと理解したいガイネスさんに向けて発信しています。
さて、もう一度ハウストレーニング、クレートトレーニング、2回目となりました。
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前回もお話ししたように、クレートと呼ばれる、主にプラスチック製のね、
取っ手がついているような持ち運び可能なワンちゃんのための入れ物。
これは小さい時には、例えばペットショップでワンちゃんを購入された時にセットで買いました。
そういった方も少なくないと思います。
ただ実際はどうでしょうか。皆さんは小さい時には使っていたんだけれども、
慣れてくるにつれて使わなくなってしまいました。
入るのを嫌がるようになってしまいました。
自分から入って寝ているんだけれども、扉を閉めると吠えたりうなったり泣いたり、
中でガリガリ暴れたりしてしまいます。
そういった方も少なくないと思います。
そして大型犬になると、こんな大きなクレートがお家の中にあるのは邪魔なので撤去してしまいました。
そういう方も多いんじゃないかなと思います。
有用性はいろいろあるのに実際問題、使う人が少ない。
これは一体何ででしょうね。
それにはやっぱりいくつかの原因があるんじゃないかなと、
私自身は長年、20年以上トレーニング業界にいてそう思っています。
大型犬の場合は物理的にやはりお家の中に大きなクレートを常備しておくというのが
飼い主さん的に圧迫感を感じるとか、そういった問題はあると思います。
実際、かなり大きなスペースを取られてしまうものだと思いますので、
物理的にお家の中に置いておくスペースがもったいないという方がクレートを使わない一つの原因。
もう一つ、これもあるあるなんですけれども、
ワンちゃんが自分で入ってくれない、入らないから閉まってしまった。
これが一つの原因としてもあげられます。
そしてもう一つの原因としては、
ワンちゃんが自分から入って寝ていることはあるんだけれども、
扉を閉めようとしたり、移動させようとすると怒る、唸る。
中で暴れる。
そういった方も少なくないなという印象です。
もうちょっとエスカレートすると、
中には入っているんだけれども、中に入っている時に近づくと唸るとか、
中から攻撃を仕掛けてくるとか、そういった子もいますね。
これはある意味クレートが好きすぎて自分のテリトリーになりすぎちゃっているので、
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外敵を排除する動きとして、
たとえ飼い主さんでも、
俺の私のクレートには指一本振りさせねえというような感じでね、
中からうつぼのように狙っているという状況が生まれてしまう。
このためにクレートをもう使わなくなってしまったという方も過去クライアントさんの中には確かにいらっしゃいました。
ただ多くの場合はですね、
やっぱり使わなくなる原因というのは、
中に入りたがらない。
そして入れると中で暴れたり吠えたり泣いたりしてしまう。
この2つじゃないかなというふうに思います。
そのため使わなくなってしまった。入れなくなってしまった。
そうすると、いつもでもそこに置いてあるのがもったいないので、
何度にしまってしまったとか、誰かにあげちゃったとか捨てちゃったとかね、
そういう状況が生まれやすい。
そんなふうに感じています。
ですが、これはこのクレートやハウスの導入の仕方、紹介の仕方、
これがね、ちょっとガネさんが思っていたのとワンちゃんが思っていたのと認識の違い、
これがあるためにワンちゃんにとって本来は快適であるはずのクレートが
嫌だな、貼りたくないなという場所に変わってしまっている。
こういうことがね、あるんですよね。
ではなぜそういうふうになってしまうのかというと、
一番はやはり悪いことをした時に、やめてほしいことをした時に
飼い主さんがワンちゃんを捕まえて、クレートの中にワンちゃんの意思に反して
入れてしまって、扉を閉められてしまった。
そういった記憶、そういった経験の積み重ね、
これによってワンちゃんはクレートが嫌い。
クレートの中にいるのは嫌いじゃないけど、扉を外国人に閉められるのが嫌い。
こういったことって本当によくあると思います。
これを証明というかね、するかのように
クレートの中では、自分から入って中でくつろいでいることはあるんだけれども
クレートの中に入ってとか、ハウスといった時には絶対に入ってくれませんとか
こちらが入れたいなと思って抱っこして入れようとすると、ものすごく暴れるとか
捕まえて中に入れるとすごく吠えるとか、中で暴れるとか、泣くとか
普段は自分で入って寝ている時もあるのに、どうしてこんなに違うのか
というふうに思われる方も多いです。
ただしワンちゃんにとっては、自分から入ってそこの場所で寝ているのと
飼い主さんに入れられて扉を閉められるのとは全然意識が違うんですよね。
全然違うんです。
なので、例えば自分から入ってそこで寝ていることはできたとしても
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過去何度かそのクレートの中をお仕置き部屋のように
閉じ込めるためだけに使ってしまうと
ワンちゃんは飼い主さんが捕まえて入れようとした時は絶対に入らないとか
飼い主さんに入れられて扉を閉められるのは嫌だとかね
そういうことで抵抗感を見せるようになるし
やがては自分からも入らなくなってしまう。
これは私の肌感でも過去このクレートっていうのをお仕置き部屋に使われていたり
この中で閉じ込められて嫌な思いをした
そういった学習体験がもうクレートには絶対に入りたくないです
というワンちゃんの態度を作り出している。
これが一番多いと思います。
クレートをせっかく埋もっていても使えなくなってしまった
使えなくなってしまった
その原因の大きな一つとしては
場所を取ってしまうから
家の中での問題が少なくなってきたら撤去してしまったということもありますけれども
飼い主さんが無理やり入れることが多かった
これも大きな一つになっています。
最後にクレートを使えるようになるととても便利だよという事例をいくつか紹介したいと思います。
まずは来客に対してですね
来客が家に入ってくるのが分かっている子であれば
先にこのクレートの中に入っていてもらって
そこにいれば落ち着いている
いい子でおとなしく休んでいることができる
その習慣をつけておくことで
来客に対して過度な興奮や吠え飛びつきなんかを防ぐことができます。
そしてお出かけ
これもとても便利です。
何でだって動く移動可能な自分のお家自分のお部屋がこのクレートなわけですから
周りの環境や周りの人が変わったところで
いつも寝ている場所
ここに入ったらリラックスできるよという場所が自分にくっついてくることで
飼い主さんとの知らない場所への初めてのお出かけでも
いつものお部屋で寝れる安心感
特にちょっとね神経が細やかなワンちゃんには
とてもとても心強い味方
それがクレートになります。
避難所に避難
動向避難をするときにも
このクレートっていうのはとてもとても役に立つことになります。
クレートに安心して入ることができるだけで
一緒にお出かけをしたり
誰かにきちんとお世話をしていただける
その選択肢の幅が広がるわけなんですよね。
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さらには来客やどこかにカフェなどにね
行った時にもそこに入っておいてもらうことで
物理的に他者との接触ができない状態が生まれますので
お相手の方も自分の愛犬も非常に安心・安全を得ることができる
それがクレートの一番良いところかなと思っています。
はい、それでは今回はここまで
次回は4月3日の配信をお楽しみにお待ちください。
最後まで聞いていただきありがとうございました。