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横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
ドッグトレーナー、ペットロス専門士、アニマルコミュニケーターである私が、
人と犬が共に、より幸せになるヒントをテーマに配信をしています。
時々、雑談ライブや、歌を歌ったりしています。
週1回配信の、人気犬種の光と影企画、第6回目。
今回は、アニコミ人気犬種ランキング2024、15位のビション・フリーゼ、
こちらの犬種の光の部分をお話ししていきます。
ビション・フリーゼは、2023年度が19位、2024年度が15位、
そして、今年2025年度は14位と、じわじわ順位を上げてきている人気犬種ですね。
皆さんは、ビション・フリーゼという犬種、ご存知ですか?
名前は分からないという方でも、真っ白いプードルさんよりちょっと大きな体、
カリフラワーのように丸く大きくふわふわのボンバーヘッド、
体の長さよりも少し短めの足、真っ黒い目とお鼻、
一言で言うと、プードルよりも少し大柄で、
胴長短足、真っ白いふわふわの頭を持ったワンちゃんという感じでしょうか。
もしかしたらね、見たことあるよ、あの犬もしかしたらそうかな、
という子が頭に思い浮かんだ方もいらっしゃるかもしれません。
犬種図鑑によりますと、ビション・フリーゼの歴史は非常に深く入り組んでいて、
原産地は地中海のようです。
背丈がよく似ている犬種にボロニーズというね、
本当に素人目に見るとどっちがどっちだかよくわからないような子がいると思うんですけれども、
このボロニーズが11世紀頃その犬種ができたと言われたのに対し、
ビション・フリーゼは14世紀頃にその元となる犬種ができたと言われています。
イタリアに上陸の後、フランスに渡り、フランス貴族に愛される愛顔犬となりましたので、
ビション・フリーゼは基本的には原産国がフランスとなっているところも少なくないと思います。
フランス革命など激動の時代を経て、ビション・フリーゼという名前で定着したのは、
第一次世界大戦の後の話です。
犬種としてアメリカン・ケネルクラブに初めて公認登録されたのが、
1970年代と比較的最近この名前で定着した犬種という形になりますね。
この犬種についての私の配信は、他の犬種のワンコさんと比べて必然的に短くなってしまうと思います。
それは次のパグさんも一緒なんですけれども、
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過去ですね、私の生徒さんの中でトレーニングをしたというビションちゃんたちが、
姿、形を似ているプードルさんに比べて圧倒的にビションちゃんって少なかったんですよね。
おそらく5本の指に入るくらいの経験しかビションちゃんのトレーニングをした経験はないんですけれども、
それもそうだなと思わせるくらい、とにかく明るくて活発で人懐っこくて、
とても賢い印象のある犬種、私はそういうふうに思っています。
ビション・フリーゼは陽気で活発、人にも犬にもフレンドリーで荒っぽい面が少ない性格です。
賢く辛抱強めがあり、子どもの相手もこなします。
人見知りが極めて少ないと言われているため、万犬などに向きません。
というふうにね、犬種図鑑にも記載されているくらいです。
古くからいろんな品種といろんなところで交差枯廃が進んできたこともあって、
遺伝子プールがきっと対応なのかなというのもありますが、
比較的病気や遺伝病が少ない犬種とも言われています。
私の知るビション・フリーゼさんたちは全員、とても素直で飼い主さん大好き。
人にも犬にもフレンドリーでありながら、きちんと相手のワンちゃんの出方も見られるという子が多い印象でした。
賢い犬種なので、人と一緒にトリックなどのトリーグをして褒められるということがとても好きな犬種です。
ボール投げやおもちゃで遊ぶということも大好きです。
愛顔犬種の小型犬ですが、ブードルさんやチワワさんなどに比べると体が大きく、骨格も筋肉もしっかりしているため、体力があります。
ただし、胴長短足さんの傾向があるので、腰への負担というのと、室外骨打球はどうしてもなりやすい犬種でもありますので、
激しい上下運動を長時間続けるというようなドッグスポーツはお勧めしないかなと思います。
覚えることが好きで、温和な性格なので子どもたちにも人気の犬種です。
過去に子どものいる家庭にお勧めの犬種は?と聞かれる中で、私はよくこのビションさんも挙げていました。
子どもを下に見て子どもの言うことを聞かないんです、という飼い主さんの親御さんがいらっしゃるんですが、
教え方とか接し方もあるんですけれども、犬の特性というのももちろんあります。
ビションさんは、お子さんでも対応しやすい犬種ですし、
トリックを覚えて、それらを一つ一つ繋げて音楽に乗せてドックダンスにするということも
お子さんと一緒に楽しんでいたという方もいらっしゃいましたよ。
私も過去はドックダンス教室みたいなのを少しだけやったことがありましたので、
その時の生徒さんでもいらっしゃいました。
ただし、思い込んだらちょっと頑固という一面もありますので、
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そういった思い込みを作らせないという工夫も必要になってきます。
明るく賢く体力があり、社交性にあふれたビションフリーズは、
それだけトレーナーが必要になりやすいという犬種ではないのかなと思います。
家庭犬としてすこぶる評判の高いビションフリーズですが、
一つだけ気をつけなくてはいけないことがあります。
それは何かというと、お手入れです。
本当に、頭だけを丸くアフロヘアのようにボンバーヘッドみたいに残した
ビション独特のカットはパウダーバフといわれる
ビションフリーズの可愛さを最大限に引き出すカット。
ビションの代名詞でもありますが、
あのスタイルを維持するには日々の飼い主さんのかなりの努力と、
毎月かなりの金銭面のご奉仕が必要になる犬種でもあるんですよね。
ビションフリーズはプードルさんのように巻き毛でありながら、
実はトップコートとアンダーコートという2つの紐を持つ
ダブルコートを持つ犬種なんですね。
だからこそあのヘアスタイルが実現するわけなんですが、
ダブルコートの巻き毛だからこそ日々のお手入れ、
そして季節のメンテナンスが欠かせないわけです。
紐の密度が濃く密集していますので、
高温多湿の季節は無理やすく、
細菌感染を始めとした体調面に注意する必要もあります。
また真っ白い紐はもちろんとっても汚れやすいので、
白さをキープされたいのなら、
飼い主さんが頑張っていただくしかないかなという形でもあります。
まあそれらのお手入れの大変さを補ってあまりある魅力を持つビションフリーズさん、
今年はさらに順位を上げた人気者であるということも納得ですよね。
ということでいかがでしたでしょうか。
今回は人気犬種ランキング2024より、
人気犬種の光と影、15位ビションフリーズをお届けしました。
来週は14位、パグ、パグちゃんの光と影をお届けしたいと思います。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。