犬の成長と変化
こんにちは。徳浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
犬と暮らすって最高!をテーマに、愛犬との毎日を、もっと楽しみたい飼い主さんに向けてお届けしています。
明日、7月25日金曜日、夜8時15分、20時15分より
年をとると犬は穏やかになるのか?というテーマで、コラボライブを行います。
こちらのライブは、現役のトリマーさんと一緒に行います。
インスタ・スタイフ同時ライブで、メインはインスタのライブになりますが、
私のチャンネルからスタイフも同時に流していきますので、どちらからも聴いていただけます。
ドックトレーナー歴20年以上、これまでに800頭以上のワンちゃんとご家族に向き合ってきた経験から、
よくいただくご質問やお悩みへのアドバイス、犬との暮らしが豊かになるヒント、
これからお迎えしたい方からシニア犬さんにも役立つお話を、
ハッシュタグ1番から7番のフェーズに分けてお届けしています。
今回は、ハッシュタグ1番のお迎えの前から、
ハッシュタグ5番シニア犬まで、すべての犬の飼い主さん、これから飼いたい方に向けたお話となります。
ぜひ最後まで聞いていただければと思います。
若年青年期
ドックトレーナーである私とトリマーである赤根さん、
2人でコラボライブを明日の夜にしていくんですが、
それぞれですね、10年から15年くらいの間で犬の専門職に従事をしてきました。
それぞれの立場から得てきた知見を交換するという珍しいコラボライブになると思いますが、
事前にトリマーの赤根さんから寄せていただいたご質問がいくつかありました。
今日はその中の一つについてお話をしていこうと思います。
そのご質問というのは、犬の年齢ごとで精神面にはどんな変化がありますかというご質問でした。
こちらはですね、自宅にお迎えしたばかりの子犬さんのパピー時期からシニア犬さんまで、
犬の精神的な変化がどのようなものがありますかというご質問だったんですけれども、
これね、一口にですね、犬の成長段階、年齢における精神面の変化といってもですね、
犬による個体差が非常に大きいというのは人間でも同じものなので、
これからお話する内容はあくまでも概論としてとどめておいていただければいいかなと思います。
ちなみにですね、私は同じテーマをチャットGTPに聞いて概論を整理してもらいました。
この一覧は、いわゆる一般的によく言われている犬の成長に伴う精神面の変化になります。
概要欄に一覧表を載せておきますので、よかったら興味のある方はご覧いただければと思います。
チャットGTPに聞いてみたところですね、その結果として生後0日から生後2週目までを申請時期、
生後2週目から3週目を移行期、生後3週目から12週目までを第1社会科期、
生後8週から10週前後を初回教付期、生後4ヶ月から6ヶ月をジュニア期、
生後6ヶ月から12ヶ月を第2社会科期、1歳半から3歳までを若年成見期、
3歳から6歳を成熟期、7歳から9歳を中年期、10歳からをシニア期と回答してくれていました。
この呼び方はいろいろとあると思うんですが、
およそ私の認識や経験に基づく意見なんかにも合っているなと思うものの、
やはりですね、かなり大枠、太枠であるなというふうに思います。
楽に言えば、このチャットGTPで出てくるぐらいのことというのは、
犬と暮らす上での一般教養といったところになるかなと感じました。
この一般教養では、多くのフェーズが1歳以下に集中していることからもわかるように、
犬の成長速度というのは凄まじくて、特に変化が大きいのは1歳以下になります。
これは人間でも赤ちゃんなんかも一緒だと思いますけどね。
そしてこの時期の変化については、かなり多くの情報が出ていますし、
犬を迎えたばかりの飼い主さんも注目するところではありますから、
今回はあえて1歳以降の変化についてお話をしようと思います。
まず、チャットGTPに分析してもらった1歳半から3歳の若年青年期というカテゴリーですが、
ここでは気質が固まり始める、自己コントロールが育つ時期というふうに、
チャットGTPの分析の中では心の精神面が位置づけられていました。
心の特徴、精神的な面はこのように定義されていました。
気質が固まりつつある時期という意味においては、まさにその通りであるなと感じるものの、
自己コントロールが育つ時期というのは、
セルフコントロールを育てる環境と状況に犬が置かれたらという意味に限定されるのではないかというのが私の意見です。
そのため、ここでセルフコントロール力を学ぶかどうかが、
この犬の後の一生、そして県生の後半戦になって、
いろんな問題が出てくるのか、出てこないのか、
今回のコラボのテーマで言えば、犬が年をとって穏やかになるのかならないのかというのが、
この時期にかかってくると言っても間違いないなと感じています。
犬自身が自分で経験してきたことを再認識しつつ、
慎重さと好奇心の両方を持って活動的に行動できる時期でもあります。
この時期は何をしても何をしてなくても、犬の一生の中で一番活力にあふれた時期なんですよね。
学んだことが残りやすいという時期でもあります。
人間で言えば、まさに学生時代から20代にあたるでしょう。
そのため、ここでエネルギーの無駄遣いをしてしまうことで、
発散できない若いエネルギーが問題行動につながるということもあります。
成熟期の特徴
3歳から6歳の成熟期、精神面では精神的安定期、
そして自信や安心感がベースになる時期、というふうにチャットGTPでは回答してくれていますが、
私自身はこの時期というのは非常にターニングポイントになる大事な時期だなぁと感じています。
犬に見られる行動面としては役割意識、ルーティンを好むようになるとか、
満塁で明けも出てくる頃というふうに記載がありました。
これもその通りだなというふうに思うんですけどね。
飼い主さん自身が愛犬が落ち着いてきたなぁとか、穏やかになってきたなぁとか、
2頭目を飼おうかなぁとか、子犬の頃のようにはしゃいだり遊ばなくなってきて、
ちょっと寂しいなぁと思うのがまさにこの時期と言えます。
成熟期は人間で言えば学生時代を終えて社会人になり、
社会のルールの中で自分というスタンスでどういうふうに生きていくのかがある程度確立できてきた時期となるでしょう。
人間で言えば30代から40代前半ぐらいでしょうか。
ここで人間でも人生のある程度の道筋が決まり、
自分はこういう人間でこれが得意でこれは苦手であるということが分かってくるように、
犬もまたその通りの精神面に落ち着く時期ではありますね。
つまり精神的に安定しているというのは、言葉を変えると好き嫌いがはっきりしてくる、
受け入れの幅ががっちり決まるということになると感じています。
そのため苦手なことや不得意なこと、受け入れられないと設定したものには、
チャレンジよりもむしろ避けることや威嚇、無視、防衛、攻撃というのが見られてくるのもこの時期なんですよね。
ですから若い頃は平気だったのに、なんだか最近起こるようになってきたというのも、
実は私はこの時期が多いと思っています。
特に5歳、これは私の中では一つのキーポイントです。
飼い主さんが戸惑いを感じるのはまさに若い頃は受け入れられていたという事実があるからこそ、
犬自身はそんなに見た目が変わったように見えないのに、
ある時期を超えると若い時には受け入れられていたことが起こるようになってきた、
受け入れられないようになってきた、それに戸惑いを感じるんですよね。
ですがこの受け入れられないということは、犬自身は受け入れてきた、今まで受け入れてきたんだよというよりも、
相手の出方を見てきた時期になるんですよね。
なのでそれまでずっと我慢を積み重ねていたわけです。
それが臨界点に対してもう耐えられないと突然噛みつきなどに出てくる時期でもあるのが5歳前後。
また、おもちゃやおやつといった外的な刺激にモチベーションを得るよりも、
自分自身の心と体の安定や安寧、そして安全を守る方にモチベーションが向いてくるのもこのぐらいの時期になります。
そのため報酬につられるということが若い時よりも少なくなっていくんですよね。
事実、突然噛むようになってしまったという政権のご相談というのは、
犬の性格変化の始まり
だいたいこの時期に入ってきますし、4、5歳が多いように感じています。
そしてそのまま7歳から9歳の中年期を迎えると、体力の減少から身長差がアップしてくる。
そして変化を嫌う傾向、また新規な刺激に消極的というチャットGDPが言っているような面がますます強くなっていきます。
この新しいことを受け入れられないということがますます増え、
さらに安定・日常・ルーティーンという3大キーワードを好むようになっていって、変化を嫌うようになっていきます。
これが顕著に出るのか、それとも中年以降でも新しい変化の中に自分の楽しみを見出せるようになるか、
これはですね、パピーの時期、小犬の時期から3歳ぐらいまでの経験、その積み重ねがものを言うんです。
なぜなら、新しいことや状況にチャレンジをしたことで、良い思いをしてきた、良い経験を積み重ねてきたという犬は、
ある程度シニアになっても、その記憶が行動のモチベーションとして、行動を後押ししてくれますし、
それをしなかった犬というのはですね、どんどん自分の精神的行動の範囲が狭くなっていくからなんですよね。
これ、人間にも似たところがあるなぁと、私自身は感じているんですが、皆さんはいかがですか?
年をとってきて穏やかになるのか否か、精神面においてであれば、
明らかにこの積み重ねてきた経験値の差というのはね、シニアになればなるほど大きく開いてくるんじゃないかなと思っています。
10歳以上のシニア期に入ってくると、認知機能の低下が始まる場合、不安、依存が増加してくるというふうにね、GTPが書いていますけれど、
実はこの精神的行動的な変化に対して、私はここまでのこの子のね、この一頭のワンちゃんの健性がどうであったのか、
これがね、シニア期の過ごし方、認知機能の低下、不安、依存の増加に大きく関与すると思っています。
事実、私の保育園には、犬の保育園にはね、10歳、11歳、12歳、13歳、最高年齢ではね、14歳のシニア犬さんたちもいまだに通ってきてくださるんですよね。
この子たちというのは、若い頃からずっと認知機能を刺激し、探索や思考能力に刺激を与えるという保育園での活動をずっと行っているため、
飼い主さんたちからね、年齢の割にしっかりしてますね、とか、地方傾向は全く見られません、というようにね、お話を伺ってきました。
もちろん年層の体力の低下や、知覚の能力の低下、好奇心の低下や、睡眠時間が長くなったりということはありますけれど、
それでも、犬の保育園という場所において、非日常での体験やチャレンジを楽しむという経験を積み重ねてきた彼らは、
10歳を超えても、先生、今日は何するの?と、チャレンジや考えることを楽しんでくれるんですよね。
もちろんご褒美がもらえるということも嬉しいでしょうが、それだけではなくて、人と時間と体験を共有することというのがね、
犬にとっては何歳になっても喜びであることを教えてくれるのが、シニア犬さんたちとのレッスンになるかなと、私自身感じています。
ですがですね、これ面白いことに、やはりですね、10歳を超えていきなりこういう年齢の重ね方にはならないんですよね。
若い頃から楽しむ、経験を、チャレンジを楽しむ、それを積み重ねてきたからこそ、
10歳を超えてもなお、チャレンジや人との共同作業を楽しめる犬であり続けることができるんだなと思っています。
いかがでしたでしょうか。今回はですね、あすのコラボ、ライブですね、そちらのテーマ。
年をとった犬は穏やかになるのか、というテーマにのっとってですね、私自身が年齢で変わる心と行動の分かれ道、そのお話をさせていただきました。
犬の成長、年齢が上がるにつれて精神面がこんな風に変わっていくよ。
そしてね、私自身はですね、ミドルエイジと言われる5歳、ここがね、非常に死に飽きに穏やかになるのかならないかの分かれ道になると感じているよということ。
さらにですね、この5歳の分かれ道、これを穏やかな方に行くのか、それとも今までにはなかった問題が出てくるのか、そっちの方に行くのかというのは、
1歳になる前からのパピーの時期から5歳までの過ごし方にかかってくると感じているよということをお話ししました。
シニア期の影響
それではですね、本編は明日の7月25日夜8時15分よりインスタスタイフ同時ライブでお話ししていきます。
トリマーとトレーナーの体験談、お話しというのはなかなか聞けるものではないと思うので、よかったら遊びにいらしていただければと思います。
アーカイブも残します。
それでは今回も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
あなたとワンちゃんの毎日がますます輝くものになりますように。