ご近所トラブルの発端
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園ユノワンクラブを運営している、なおちゃん先生と申します。
20年以上、1000組を超える飼い主さんとワンちゃんに向き合ってきた経験から、コントロールよりコミュニケーションをテーマに、愛犬と心が通い合う関係づくりのお手伝いをしています。
こちらの番組では、お迎えからお見送りまで、愛犬の一生を7つのフェーズに分けて、それぞれの時期に寄り添った学びとヒントをお届けしています。
ウチの子をもっと理解したい、飼い主さんに向けてお話ししています。
まず最初にお知らせです。
今週土曜日、11月15日、土曜日の朝9時より、5歳で初めての犬のトレーニング、受けてみてどうだった?
ということで、私のオンライン初講座となる、愛犬が夢中になる魔法の講座、こちらを受けていただいたオルゴールさんに、
講座の感想やワンちゃんについて、気がついたことや、講座を受けてみて変わったこと、そんなことをコラボライブでお伺いしていきます。
朝9時と少し早い時間になりますが、聞きに来てくださったら嬉しいです。
さて、今週はご近所トラブル、どうする?というシリーズでお届けしています。
こちらのテーマの最終回の、今日はこんな事例をご紹介します。
公園に突然、ノーリードの中型犬がやってきた。
飼い主を折らず、小学生を含む12人が噛まれ、同じく散歩中の小型犬を噛み、小型犬は死亡。
というかなりショッキングな事件が、こちらは実際、昨年2024年にあったことなんですよね。
リードとその重要性
このケースでは、飼い主の自宅から逃げ出した犬が公園で人や犬を噛んだ事件であり、
結果的に飼い主さんは書類送券、他にも飼育していた犬たちを県外に譲渡、つまり手放すという結果になりました。
皆さんは公園や広場などで、リードをつけずに歩かせている犬や公園で離されている犬、見かけたことありませんか?
もしくは迷い犬なんかを見たことありませんでしょうか?
飼い主さんの気持ちとしては、うちの子はおとなしいからリードなんかつけなくても大丈夫。
人も犬も噛まないから大丈夫、そう思うこともあるかもしれません。
でも、それがトラブルの引き金になること。大きな事故や事件に発展してしまうことはあるんですよね。
最初にお話をした事例も、飼い主さん自身は人懐こい犬だった、というふうに言っているんです。
今回の結論としては、犬が人間社会で快適に生きていくために脱走を防ぐこと、散歩中はリードをつけること、これが必要になるよ、というお話になります。
実際、私が寄せられた過去のトラブル事例や伸縮リードによる被害、ノーリードは法律違反になることもあるよ、ということ、
そしてノーリードや脱走した犬が噛んだ、噛まれたという場合にはどうしたらいいのか、の順にお話をしていきます。
犬を飼っていない人でもトラブルに巻き込まれた際の確認事項のために参考になると思いますので、最後まで聞いていただけたら嬉しいです。
ノーリードなどのトラブル、実際に私のところにもこんな相談が過去ありました。
話しがいの犬が家の敷地から出てきて追いかけられた。
小型犬を連れて散歩していたらノーリードの大きい犬が向かい側から走ってきて怖かった。
最初のケースのように噛んだりすることなく、たとえ何も起きなかったとしても、周りの人は怖い思いをしたという事実が犬に対する印象になってしまうんです。
この恐怖感がご近所トラブルの始まり。
いくら自分の犬は人間を噛んだことはありませんという自信があったとしても、相手の人は犬が苦手かもしれませんよね。
またノーリードと同じくらい問題になりやすいのが伸縮性リード、つまり伸び縮みするリードなんです。
これも過去何犬も散歩していたら伸びるリードを伸びっぱなしにしたまま愛犬が襲われたとか、
横をすり抜けた自転車を伸びるリードで追いかけてタイヤが絡まって大事故になったとかいう話が巻き込んできます。
そして伸縮リードが伸びるのを止めようとしたけど、とっさのことでストッパーを押せなかった。
急に走り出していったためリードが切れてしまった。
ために交通事故で命を落としたワンちゃんも知っています。
リードつけてるからこれでいいでしょというのは伸縮自在の伸縮リードには当てはまらないんですよね。
だからこそドックトレーナーでこの伸縮リードを一番最初にお勧めする方というのは少ないと思います。
私も使わないです。
話を戻しますね。
たとえ日頃はおとなしい子や呼んだら必ず戻ってくるような犬でも、
急な音や他の犬、人の動きに反応して飛び出してしまったり興奮してしまうことよくあります。
リードは犬の命と社会の信頼を守る命綱になるんです。
犬の自由を奪うものではなく、安心して人間社会と関われるためのサポートツール、
トラブルが起きた場合の対処法
そして飼い主さんと愛犬さんとの心と体を結びつける赤いリード。
それがリードになるんです。
特にトレーニング途中のワンちゃんや怖がりな子ほどきちんとリードをつけることで
ここの範囲内は安心だよという範囲を作ってあげられますよ。
また最初の例のように万が一お家の敷地内から犬が脱走してしまった。
もしくはよくあるケースとしては散歩中に首輪やハーネス、リードが抜けてしまう。
といった脱走や逸脱による周辺とのトラブル。
もしノーリードで飼い主さんがいないとか脱走した犬がこちらに走ってくるのを見かけたら
まずは相手を刺激しないように目をそらして動きを止めじっとしてください。
特に脱走の場合には犬自身も興奮やパニック状態に陥っていることがあります。
余裕があればスマホで写真か動画を撮っておくと場所や時間の参考になります。
大声で叫んだり走り回ったり追い詰めて捕まえようとすると犬は興奮して
普段おとなしい子でも余計に噛みつきやすくなります。
もし怯えているようであり人の助けを必要としてそうな子であれば
相手を興奮させないようにゆっくり近づき静かな声で話しかけてあげましょう。
これは飼い主がいるノーリードの犬も同じです。
飼い主がいるけれどもノーリードという場合の犬を見かけたときも
相手を興奮させないようにして飼い主には少し離れたところから
静かな口調でリードをつけてくださいと伝えてもいいでしょう。
基本的には多くの市町村で犬の公共の場におけるノーリードの散歩は
条例等で禁止されているところが多いです。
もしその際に何か反論されたり相手の犬に攻撃をされたりする場合には
先ほどお話ししたような証拠写真を持って市町村の相談窓口に行くのも手です。
伸縮リードによる事故、ノーリードや逸脱、逸走における交渉事故、
トラブルが起きた場合には状況にもよりますが、
まずは怪我や損傷がないかを確認してください。
万一、髪傷などがある場合、雑菌の流入を防ぐため
なるべく早く流水で洗い流してください。
噛まれた相手が人間なら外科を、犬であれば重遺産をすぐ受診しましょう。
怪我などが大きい場合には写真、動画、音声の録音が
後のトラブル解消のために役立つツールとなります。
当事者、被害者どちらも相手方の連絡先は聞き出しましょう。
ここでまた出てくるのが法律の話です。
動物愛護法では飼い主には一層防止義務が定められています。
つまり、犬が自分の意思で自由に動ける状態、
これを放置すること自体が法律違反になる恐れがあります。
あなたがトラブルの被害者、加害者どちらであっても
感情的になる前に行政に相談するということも覚えておいてください。
市町村の生活衛生課や動物愛護センターなどでは
指導や相談にのってくれることがあります。
そして、ご自身のワンちゃんが興奮しやすい、
リードやハーネスをつけるのを嫌がって、
それでたびたび抜けてしまう、読み戻しができないなど
愛犬の行動に困っている場合には、迷わずドッグトレーナーに相談をしてください。
リードの扱い方や読み戻しの練習、散歩の仕方、
社会科のステップを一緒に整えていくことで、
飼い主さんも愛犬さんも安心してお散歩ができるようになりますよ。
トレーニングとリードは、愛犬の自由と可能性を広げるツールなんです。
もし、あなた自身が愛犬さんとの散歩で困っている、
そんな場合にはぜひ、私が長年の経験をもとに作った
カリキュラム愛犬が夢中になる魔法の講座パーソナル版で
一緒に勉強してみませんか。
愛犬さんと飼い主さん、それぞれの個性に寄り添った
あなただけのオリジナルプログラムで学習が無理なく進められていきます。
どうして愛犬がこのような行動をとるのか、
どのように伝えたら愛犬に伝わりやすいのか、
問題解決のプロセスをどのようにご自身で組み立てたらいいのか、
それらを解説した動画を6回分送らせていただくとともに、
それぞれの動画の最後に課題がついてきます。
こちらの課題をご自身でトライをしていただいて、
私の方と一緒にフォローアップをしていく。
かつ、オンラインセッション付きのコースでは、
回数に応じてご自身や愛犬さんのお悩みに沿った
マンツーマンのズームセッションを行っていきます。
今週土曜日、11月15日朝9時からの
オルゴールさんとのコラボライブでは、
実際に私のセッションを受けてくださったオルゴールさんに
オンラインレッスンでの学びや気がついたこと、
愛犬さんとの生活の中で実際に変わったことなどを
お話ししていただきますので、
よかったらそちらの方もご参考にされてみてくださいね。
また、概要欄にお申し込みやご案内のフォームを貼っておきますので、
気になるという方はお気軽にご覧ください。
それでは、明日、11月15日朝9時、
コラボライブでお待ちしております。
最後まで聞いていただきありがとうございました。
