00:06
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
犬のトレーニングについての実践編、業界の裏話、アニマルコミュニケーションについては、メンバーシップ配信にてお伝えしています。
前回までは、犬に好かれたいあなたへ、おすすめの行動、避けたほうが良い行動を2回にわたりお伝えいたしました。
実は、先日ゲリラライブで行った、なおちゃん先生と犬学びしませんか?の2回目の配信、
年末年始に気をつけたい犬のあれこれを、クリスマスイヴ12月24日の午前中に行うつもりでいます。
こちらは、12月24日土曜日朝8時30分より、インスタのライブで30分程度、その後、9時頃よりスタンドFMのほうでライブを30分程度行う予定です。
テーマは、なおちゃん先生と犬学びしませんか?第2回目、年末年始に愛犬と過ごす方へ、気をつけたい犬のあれこれ。
もしかすると、来客の関係でスタイフのライブは多少時間が前後するかもしれません。
でも、ここしかちゃんと時間が取れなさそうなので、アーカイブも残しますので、よろしければお耳だけでもどうぞ。
今回は、その犬学びライブのための予習配信となります。
年末年始といえば、来客が増えますよね。
ですので、来客に警戒する犬、それと年末年始に予期される犬の警戒パターンについてお話をしていこうと思います。
訪問先のお宅にワンちゃんがいて、少し警戒している場合、そんなことありますよね。
この時は、急に早く動かない、触らない、急に大きな音を立てないことを意識するとともに、顔を見ないということもとっても大切です。
自分は犬に好かれるから大丈夫ですよ、というのではなくて、自分を警戒しているワンちゃん、相手への敬意として、
03:08
私はあなたのことなんて気にしてませんよ、なので私のこともお気になさらず、という態度をワンちゃんに対して示すことができるようになります。
これは、私が出張レッスンで初めてのお宅に伺う時に最もよく使う手段でもあります。
逆に、見知らぬ人の来訪に警戒する犬を飼っている飼い主さん、ぜひ玄関におやつを置いておいて一つあげてもらうとか、
あまりに吠えるなど反応が大きな場合には、一緒に玄関先に迎えに行くとか、室内でもリードをつけておく。
その時間は、ワンちゃんには申し訳ないけれど、別室で待機してもらうとか、対策を講じるといいと思います。
そして、室内で飼われているワンちゃんは、来客が入ってきた時には、別段騒がなくてもソファに座って、来客の方がちょっとお手洗いにとか、
じゃあまたこれで、と言って立ち上がった時、それまで寝ていたのに突然ムクッと起きて吠えたり、最悪の場合には来客の方に飛びついて噛む、といったことが少なくありません。
これは犬にとって最も警戒すべき、来客の急激な動きや突然の音にあたりますので、来客が立ち上がる時には飼い主さんはちょっとだけワンちゃんに気を使ってあげることが必要かなと思います。
例えば、トイレや玄関に来客が向かおうとする際には、来客とワンちゃんの間に立ってドアを開けてあげたり、さりげなく来客の前に立ち上がりかり、ワンちゃんの行く先や視線を遮ってあげるということも有効です。
これができたらかなりの上級者ですけれど、来客が入ってくる合図であるインターフォンに過剰に反応するワンちゃんの場合、インターフォンの音というのはより警戒心を煽ります。
何せ、侵入者が入ってくるぞというサイレンと一緒ですよね。
警戒心が高まっているところに来客登場という風になりますので、来客が入ってくることに大変警戒をするというパターンが自動的に作られてしまうことになります。
あらかじめ分かっている来客の場合には、インターフォンではなく電話をかけてもらって飼い主さんがドアを開けに行くとか、インターフォンで対応をしてから玄関のドアを開ける前にワンちゃんをベッスやケージに入れ、来客が家の中に入ってきて腰を下ろしたらワンちゃんをリビングに連れてくるといった対応を取ることで、
06:13
ワンちゃんの意識が自分と飼い主さんの生意気であるリビングに知らないヤツが入ってくるという印象に変化を与えることができます。
不思議なことに思われるかもしれませんが、別室からリビングに戻ったら知らないヤツが座っているという方がワンちゃんにとって警戒防衛は出にくいんですね。
これは、おいお前何しに来たと敵を迎え撃つまんまんで警戒心全開でいるというよりも、自分の見知った環境に突然侵入者がいて、あらオタク見ない顔だけど僕の家で何してんのという状況の方がワンちゃんは嫌悪なしに受け入れなくてはならないというシチュエーションになるからですね。
年末年始に来客のご予定のある方はぜひ試してみてください。
最後は犬が最も警戒する来客についてお話しします。
ホリスティックケア獣医のサラ先生もご自身の配信でおっしゃっていましたが、年末年始には犬による交渉事故が増える時期なんですね。
私も先生のお話を伺ってそうだなと改めて思いました。
あらゆる来客の中で私が最も気をつけていただきたいなと思うパターンは、年末年始に犬を飼っているオタクに小さなお子さんやお孫さんが来るというパターンです。
特に普段子供と接していないワンちゃんであればこれは相当大きなイベントです。
もはや生ハゲ状態、黒骨襲来状態です。
年末年始のつどいでは大人は飲んだりおしゃべりに夢中になって長い時間犬や子供から目を離す時間ができます。
普段は犬と暮らしていないお子さんにとっては来客先のワンちゃん、おじいちゃんおばあちゃん家にいるワンちゃんというのは触りたい放題できる相手でもありますよね。
また飼い主さんである祖父母さんやそのご家族ですと、うちの子は大丈夫とか家族の犬だから大丈夫という思い込みがありますので目を離しやすいですし、
場合によっては数時間というだけではなくて数日間宿泊したりするケースもありますよね。
そうなるとワンちゃんにとっては通常モードの生活を崩されてストレスもたまっていきます。
お孫さん可愛さから犬のルーティーンもないがしろにされてしまう場合もあります。
これは大いにワンちゃんにとってストレスのたまる要因になります。
09:03
積み重なったストレスから子供のちょっとした動作で思わぬ事故につながったというケースは確かにあると思います。
年末年始の来客には犬だけの逃げ場を作ってあげること、犬の日々のルーティーンは崩さないことをなるべく守ってあげてくださいね。
小さなお子さんが来客として滞在する場合には、少し前に配信をした子供たちに伝えたい犬を警戒させる行動ベスト3を参考に。
急な大きな音、突然の速い動き、予期せぬ接触に気をつけてくださいね。
字が読めるお子さんには過剰書きにした大きめのメモを作り、こういうことにはワンちゃんにはしません。
こういうことをワンちゃんにしてあげるということを大人がルール決めをしてあげるといいでしょう。
ワンちゃんが一人になりたいよという時のために、ここにいる時には触らないであげてねというお約束、逃げた時は追いかけないという約束をされることをお勧めします。
それでも犬と子供はきちんとしたプロセスを踏むことでとても良い友達になります。
犬と子供が仲良くなる方法についてはまた違う場所で配信をしようと思っています。
それでは12月24日朝8時半というお忙しいお時間だと思いますが、なおちゃん先生と犬学びしませんか?
まずはインスタグラムの方で30分間、その後はスタンドFMの方で約30分のライブをしたいと思っています。
どなた様もお気軽にお越しいただけたら嬉しいです。
最後まで聞いていただきありがとうございました。