研修会の目的と内容
第48回、高校国語について話すラジオの時間となりました。
この番組では、高校の高校科教員であるなんばが、
普段の授業の話や研究の話などをして、
高校科の先生にのみならず、
いろんな先生に授業や教育について考えてもらうことを目的としたラジオです。
みなさん、こんにちは。パーソナリティを詰めます。
なんばむっとです。よろしくお願いします。
第48回なんですが、
校内で研修会が行われましたので、
そのことについてお話できたらなと思います。
いや、めっちゃ良かったですね。
先日、いか先生がゆる言語学ラジオの方を講師に招いて、
研修会をやられていたということがあったと思うんですが、
本校では、ゆる言語学ラジオは関係ないんですけど、
コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンだったかな?
すごくざっくり言うと、組織作りの研修をしたというのが、
今日のところでした。
リーダーシップの型
組織作りなんですけど、特にコーチングに焦点を当てながら、
コミュニティ・オーガナイジングについてやっていったというようなところです。
本校も冬季休業に入ったので、
生徒の方は登校せず、教員が中高・併設型なので、
大体30名ぐらいですかね。
希望者で90分1コマを参加した、そんなような形です。
全部は言えないんですが、
いろんなリーダーシップがあるというところがありまして、
いわゆる一挙パターン、ドットとかって言ってたんですけど、
一人の人が中心で、その人に向かっていろんなことを取り組んでいくというようなリーダーシップ。
ボスがいる感じですよね。
ボスがいて、それに向かってみんながんばります、みたいな。
っていうリーダーシップから、みんながみんなリーダーです。
でもバラバラ向いてます、みたいな。
そんなようなバラバラ型のリーダーシップ。
それとは別に、そのスノーフレークリーダーシップだったかな。
ちょっとごめんなさい、名称あれなんですけど。
それでは、中心となる人はまず1人、
それとつながるコアのメンバーが4人とか、5人とか6人とか。
それからその中心からつながっている人たちが、
またその人たちが別のところでリーダーになっていって、
どんどん言い方悪いとネズミ公的にというか、
どんどん広がりを持っていく。
リーダーが1人いたんですけど、
それがコアメンバーがどんどんリーダーになって、
どんどんリーダーが育てられ、
それがうまく自分で走っていって、
どんどん広がっていくようなもの。
っていうのがスノーフレーク、
氷の結晶に近いので、
そんなような名称、みたいな感じなんですね。
そんなリーダーシップがあると。
今回の研修では、
今回の研修では、
そういうような、
雪の結晶みたく、
人がつながっていくような、
組織化をするために、
どういうような手法がいいのか、
価値観の共有と組織作り
っていうところの話だったかな、
というのが僕の印象です。
段階ごとに示されていて、
こういう段階が最初のステップ、
課題であるから、
その時にはこういうことをするといいよ、
そうするとこうなりますよ、
次の段階はこういう課題があって、
こういう風になるとこういう風になります、
みたいな。
そんなようなものが、
ステップごとに紹介がされていました。
内容としては、
別に教員だったら誰しもがやっていることなんですけど、
今回の研修は、
僕たちが無意識というか、
自然にやっていることを、
やっぱり理論化というかね、
図字化というか、
視覚化してくれているっていうところに、
僕は非常に価値を感じていました。
段階ごとの課題が示されると、
すごく分かりやすくて、
ICTでもね、
教育工学国際大学のグルームかなんかの、
豊福先生が、
セイマーモデルっていうICTには、
こういうような段階があって、
その段階はこういうような課題があって、
それはハード面というか、
環境だとこういう環境だと、
こういう課題になりやすいですよ、
ソフト面だとこういう課題でこうですよ、
みたいな。
セイマーモデルってもう、
結構ね、聞き馴染みがあるモデルが、
示されていたところと似ていて、
段階ごとにそういうふうなものが示されていると、
やっぱり取り組みやすいなっていうことを、
すごく感じました。
研修をやっている中で、
90分なんですけど、
休憩時間に1回、
あとは最後の出業とでも1回で、
合計2回も質問してしまったんですが、
なんか、
ほんといろんなところに、
適応・沿用ができるなと思って、
すごく勉強になりましたね。
全部言うと多分、
なかなか言いづらい、
どこまで言っていいのか分からない節があるので、
なんとも言えないんですけど、
けど、
すごく印象的だったのは、
組織作りをする上で、
チームを作る上で、
中心となる人は誰でもいいわけじゃないっていう。
高い熱量、高い興味がある人を、
基本としながら、
その人と同じというか、
上手い熱量がある人が中心となっていくと、
その組織はうまくいきやすい。
その中でも、
組織内でうまくいきやすかったはずが、
途中で引っかかりを覚えた時には、
もう一度、
価値観の共有だったりとか、
組織作りをする最初のステップに戻って、
やっていくと、
その組織は円滑に進みやすい、
っていうことが言われていて、
よくクラスとかどこでも、
とりあえずグループになる、
みたいなことがあると思うんですけど、
そういう場合には、
まず価値観の共有、
ストーリーをちゃんと話しましょう、
っていうところから始まっていく。
っていうことは、
すごく今日の学びになりました。
職業の転職とかでも、
やっぱり民間とかは、
理念に基づいて、
そこと同調する人が来る、
っていうような話を、
前、違うポッドキャットで聞いていて、
そうなんだと思ったんですが、
やっぱり民間とかでも、
同じ熱量、
同じところに共感できるっていう、
組織作りのファーストステップのところが、
解消している場合が、
トークに多くあると思うので、
そういうのも、
今日の話を聞いて、
民間もそうなんだなとか、
逆に学校教育の文脈だと、
どういうふうにいけるかな、
教員間どうかな、
生徒とどうかな、
生徒だけの関係でどうかな、
っていうふうに、
いろんなところで、
アンテナを張らせてもらったかな、
っていうのが、
今日のところになっています。
だからすごく学びになりましたね。
企画したメインの先生とも、
最後共有をしていて、
本当に参加した方それぞれが、
クラスでこうだなとか、
ある授業ではこうだなとか、
部活ではこうだな、
っていうふうに、
結構自分ごと化して、
いろいろ当てはめて考えていたので、
それがすごく新鮮だったよね、
みたいな話をしていました。
それは、
自分たちがやっている、
馴染みのある経験なんだけれども、
一般化、理論化されていなくて、
それを理論化するような
研修会だったので、
だからみんなの素朴な概念が、
すごく理論化された、
学びになったというところで、
自分ごと化しやすかった話題だったかな、
っていうのが今日のところです。
本当は総合の短期の時間の研修、
というふうに目を打ったんですけど、
もともと実際の内容は幅広くて、
教員人生に資するような、
そんな研修ですごく刺激的だったので、
いいなというところです。
よく、うちは公立なので、
委員会の方が派遣された研修とかも、
あるんですけれども、
そういうふうに、
誰かのためにというか、
というところから発信する研修って、
やっぱり参加する方の意欲も湧くし、
すごくいいんだな、
ということを今日感じました。
だからといって、
委員会の方の研修がダメとか、
という話ではなくて、
また違った刺激を受けながら、
今日すごく学べたかなというところで、
今日の内容はここまでにしたいと思います。
リスナーの皆様、
あらためウマナーの皆様、
いつもいつもありがとうございます。
今日はコミュニケーション、
オーガナイジングですかね、
についてお話ししましたので、
ぜひ皆さんも気になったら、
リンクも貼っておこうかなと思いますので、
コミュニティオーガナイジングジャパン、
ぜひ調べてみてください。
ということで、ありがとうございました。
またよろしくお願いします。