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みなさんどうも、こんにちは。
第2回、高校国語について話すラジオの時間になりました。
この番組では、高校の教員であるなんばが、
普段の授業の話や、教科に関する研究の話などをして、
高校国語の先生だけではなくて、いろんな先生に、
高校国語の授業や研究について知ってもらおうとしているラジオです。
パーソナリティを進めます、なんばむっとです。よろしくお願いします。
第1回のところでは、自分のなんばむっとですっていう名前の紹介だとか、
今後のラジオの方針だとか、そういうものをお伝えしたんですが、
他の先生方や、他のポッドキャストを聞いてみて、
なんかそれっぽく、最初のところ、番組の紹介をしてみました。
少しずつ変化をして、ポッドキャットっぽく、
何をもってポッドキャットっぽくなのかわからないですけど、
雰囲気を作っていきたいと思います。
日本国語教育学会について
今日お話ししたいのは、本日参加する日本国語教育学会というものについてです。
昨日と本日、日本国語教育学会の全国大会が、
筑波大の附属小学校の方で実施されます。
昨日、だいたい初日ですね。
初日は公開授業で、小学生がホールの壇上にあたって、
指定授業者が実際に授業をする。
それに対して、討論者やフロアの方から協議が行われるというのが、
1日目の詳細です。
本日の2日目の詳細は、小から高まで、
実際大学部会はありますけど、
の方がいろいろと文化会をやるというのが、
午前中にあったり、午後ワークショップがあって、
その後に文化会があったりというような形で、
たくさん実践報告だとか、というものを聞いていくような会になっています。
僕の中では、国語の中で大きく学会が2つあると思っていて、
その大きいものの1つが、
今日行われている日本国語教育学会という学会です。
こちらはどちらかというと、
現場の先生がメインの実践中心な学会かなと思います。
ですので、いろんなこういう実践やってみたよ、
こんなこと試してみたよ、みたいな形で話が進んでいきます。
もう1つ大きい学会って挙げると、
全国大学国語教育学会というものが挙げられるかなと思います。
こちらは基本的には理論ベースの学会かなと思っていて、
参加するのも現職の先生の割合少し多分減って、
大学の教授の方だとか、
あとは院生の方が中心に参加しているようなイメージです。
全国大学の方は春と秋に大きい学会がありまして、
秋の方は今年は10月末ぐらいだったかなに、
文教大学、埼玉の文教大学か何か会場になっていたかと思います。
気になる方は全国大学国語教育学会で検索してみてください。
少し話し逸れてしまいましたが、
本日の日本国語教育学会全国大会の方にいよいよ参加ができるということで、
ワクワクしながら朝のポッドキャストを撮っているんですけど、
友人がですね、午後の午前中かな、
コース別文化会か何かで発表するんですよ。
友人といっても、僕が院生だった時に合同ゼミをやってたその合同ゼミの人で、
実は今も月1回ペースで4人ぐらいで勉強会をしている仲間なんですけど、
その2人が今日発表します。
自分も結構研究会とかで発表させていただくことがあるんですけど、
僕の方はまだ大きい学会とかで発表したことがないので、
今年来年あたりをベースにそういうところにも少しずつ発表というか、
投稿というかしていこうかなと思っています。
実践報告についての悩み
今日話す内容としては、
僕も8月の順にちっちゃいゼミの会みたいなところで実践報告させていただくことがあるんですけど、
その中でのちょっと悩みというか、
実際に自分が実践報告するのは言語文化の読むことで、
単価の創作、いかさんと言ってること一緒じゃねえかみたいなことを思うんですけど、
僕の方はショートショート千葉里の90秒の別世界っていう本があるんですけど、
千葉里って人は横浜市の教員なんですね。原宿の先生なんですけど、
ショートショートで短い話があった後に単価をつける。
そうすると単価を単独で読んだ時とショートショートの文脈に合わせて読んだ時で、
意味合いというか見え方が全然変わってくる。
そんな文章と歌の組み合わせで楽しむ文芸で千葉里は90秒の別世界っていうものを書いてるんですけど、
そういう風に文脈に当てはめた単価や和歌の楽しみ方もあるだろうっていうところを
生徒の方には考えてほしかったので、
ちょっとそういう文章ショートショートがあって最後の単価のみを創作する。
それは文章の解釈も踏まえた状態で創作するっていうような単元を作ってます。
実際に実践報告の資料を作っている途中なんですけど、
単元構成としては、そんなような歌と物語の組み合わせっていうのは、
平安の古文のところから歌物語としても実際の成立は違うけれども似たような形だねっていうので、
歌物語のついずつとかおきつしらなみですね、山と物語のものだとかを比較読みしながら、
その後に現代のそのショートショートのものを読んで、
じゃあ自分たちも作ってみようということで作っていった単元です。
最後の一番最後の総括的な評価のところでは論述試験で、
なぜ和歌や単歌は現代に受け継がれてきたのかという趣旨の題を最後に論述していく、
そんなような形になってます。
条件としては今と昔に焦点を当てながら、
ですので学習者は小中の学習、和歌や単歌のものをベースに高校で新しく学んだ歌物語、
歌には背景があるというものをしっかり知るっていうことだとか、
現代のショートショートみたく文脈に当てはめて単歌を読む、
自分も読むし実際に書かれているものを読むっていう経験を通しながら、
単歌や和歌を身近なものとして感じて自分なりに勝ちづけをしていく、
それが最後の論述試験で自分なりに勝ちづけしたものが表現される、
っていう最後の言語文化のまとめの単元を実践報告しようと思っています。
言語文化の読むことの考えの形成
その中で今回考えの形成、言語文化の読むことの考えの形成に焦点を当てたんですけど、
何を持って何を対象に考えの形成をしているのかっていうのが、
言語化が実践にやっていくんですけど、すごくちょっと曖昧なところがあって、
それは多分学習指導要領の考えの形成のことを言ってるんですけど、
精査解釈とかも立体に段階として書かれてるんですけど、
解決には精査はこうで、解釈は一文くらいで簡単に説明されてるんですけど、
それって本当に精査なのか、それって本当に解釈なの?みたいに、
ちょっと用語に振り回されているところがあって、
それとか今の困り感でちょこちょこいろんな資料を見てるんですけど、
うーんって思うところがあります。
あとは実践報告のところでは最後の論述に至るまでの途中のメモとかを、
分析をしているんですけど、
学習者の中にはその活動、それら単元で行った活動が、
論述試験にストレートに表現されているものもあれば、
あれ、創作したこととかは明示的には現れてない。
ただ文章の雰囲気というか姿勢を見ると、
そういう単価とかのものに対しては意欲的というか好意的だな、
っていうのは読み取れる。
ただ活動したことが明示的に読み取れないというものもあって、
そうしたときにはどう見取っていくのがいいのか。
もちろん指導したことが最後の論述試験に行くと、
うまく指導とつながっていったんだなということはこっちに見取れるんですけど、
中には創作したことよりも今までの自分の中にあったものだとか、
あとは考えを表現する生徒とか学習者もいると思うので、
そういったところで読み取りが困っているよっていうような感じです。
時間も10分過ぎちゃうとあれなので、
今回はこんな感じで今実践報告で悩んでいること、
あとは今日参加する日本国語教育学会についての紹介でした。
本当は昨日も配信しようと思ったんですが、
子供の寝かしつけをしたら一緒に出ちゃって、
1日空いてしまいましたが、
ぜひ日本国語教育学会に参加する方、
一緒にいろいろ学び合いができると楽しみです。
では今日も一日皆さん頑張りましょう。
ナンバーでした。