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18. 版権グッズがどうやって作られているか知ろう。
実は先日ですね、あまりにも疲れすぎて、一度心の故郷に帰ろうという気持ちになりまして、
ガールズ&パンツァーの聖地、いわゆるアニメの舞台となっている茨城県大洗町に旅行というか里帰りに行ったんですね。
で、久しぶりにやっぱコロナ禍っていうのもあって、2年ぐらい行けてなかったんですよ。
久しぶりに行ったら、自分がそのお仕事で作らせていただいたグッズですね。
何十個とあるんですけれども、そちらがガルパンギャラリーっていうところにばーっとこう陳列されて展示してあったんですよ。
もう残念ながら販売はしてないんですけれども、
あとはそのいろいろ企画させていただいた版権絵だったりとかみたいなのがタペストリーでね、アーカイブとして飾ってあったりとかして、
すごく感動しい。
そしてやっぱりそのお笑いに行くといろいろね楽しいものがいっぱいあって、すごくすごく素晴らしいワクワク遊園地になってるんですけれども。
で、そんな話をね、お友達にちょっとしていたら、
アニメグッズってどうやって作られてるのか実は知らないと。
なんかもっといいアニメグッズ作ってくれとか、
誰々ちゃんのグッズを作ってくれればいいのになんで出さないんだとか、そういうのが結構思うと。
で、話を聞いてて、あれ?もしかして意外とそのグッズってどういう風な仕組みでできてるかって、
みんな知らないのかなと思って、
今日はちょっとその話をしてみたいなと思います。
今日の話を聞くことによってね、
まじで公式さんありがてぇなっていう気持ちに、
公式さんと、あとはそういった作品に関わるいろいろな大人の皆さんですね、
ありがてぇなという気持ちにすごくなること、受け合いなので、
ぜひね、ちょっとした裏側と言いますか、
たくさんの人が頑張って作品というのは作られてるっていうのの、
本編ではない部分のことについてもちょっと知っていければいいんじゃないかなと思います。
早速ちょっと概要を説明していくんですけれども、
まずアニメグッズを作ることってできるのかっていう話ですよね。
昔アニメイトとかに足しげく通っていた大きなお友達多いと思うんですけれども、
このラジオのリスナーにはですね、
なんか銀色のシールとかついてませんでした?
某オンライニュアルさんとか、
ズムラ屋さんとか、銀色のシールがついてると思うんですよ。
オフィシャルのシールですよね。
あれついてると公式のやつっていうマークなんですよ。
アニメグッズを作れるようになるには、
まず少なくとも制作委員会に入ることから始まります。
正しくは本当にグッズを作るのかPRの一環で作るかで、
制作委員会に入らなくてもいける場合もあるんですけれども、
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基本的にはざっくり制作委員会に入っている会社が
グッズを作ることができるみたいな理解で構わないと思います。
制作委員会というのは出資形式ですので、
作品を作るにあたって制作委員会に入ってお金を出すわけですよ。
お金を出してその判件というか作品のIPを使って
ビジネスをしていいというような許可というかお許しというかですね。
そういうのもゲットできるという構図になっております。
なので、いわゆる制作委員会というのは
オープンにされてない場合がほとんどなんですけれども、
どこがグッズ作ってるかとかで、
ここを出資してたんだみたいなのを
エンドロールから推測するってこともできる場合もございます。
そんなアニメ業界のもろもろみたいなのは
時代によっても会社さんとか場所によっても
タイミングによってもかなり変わってくる。
最近はアニメの作り方も複雑に
Netflixとかありますからね、複雑になってきたので
そこの説明は中途半端にしてしまうと
全然違うじゃん、違くはないみたいな。
違くはないんだけど全然違うじゃんみたいな
話にもなってしまうかもしれないので
無責任なこと言えないのでそこは割愛させていただきます。
あくまでも物を作って売るっていうところまでの
現場の目線みたいな話ですね。
まずですね、製作委員会に入るっていう話をしたんですけれども
グッズってたくさん種類あるじゃないですか。
Tシャツとか、アクリルキーホルダーとか
クリアファイルとか、それこそカードゲームとか
いろいろあると思うんですけれども
一番気にされるのは他の会社と
詳細がかぶってないかっていうのはすごく気にされます。
いわゆるあそこがもうカード、カードゲームは
だからイトッポイドの日常ってアニメがあったとしたら
イトッポイドの日常をテーマにした
イトッポイドちゃんのバトルカードゲームっていうのは
ドコドコさんが作ってるから
もうイトッポイドちゃんはカードにはならないよとかね
ざっくりそういう感じです。
ビジネスとしてやってるので
イトッポイドちゃんを使った似たような
クリーニングカードゲームが出ちゃうと
カニバるわけですよ。
なので、どこか一社みたいな感じになってます。
なので、いろいろグッズを作れるところが
バコッと製作委員会とかに入ってると
大体そこから出るみたいな仕組みになってます。
最近はぶっちゃけそうでもない感じもあるんですけれども
一応、召喚集としては
製作委員会というのはそういう風になる
という前提の説明が終わった後で
実際にグッズ作るとき
いわゆるグッズを作る側ですね
あとデザイナー側のお話をちょっとしたいんですけれども
まず一番大事なのに
監修という概念があります。
監修というのは
公式のチェックです。
監督して納めると書いて監修なんですけれども
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いわゆる判元と言われたりしますね。
判件元の略です。判元ですね。
判件を持っている会社のことを判元さんと言ったりします。
グッズを作るには
判元さんへの監修が必要になってくる。
当たり前ですよね。
いわゆるイトッポイロちゃんをグッズにして作るよって時に
イトッポイロちゃんの耳のアンテナがないとか
左目の下のバーコードがないんだけどとか
イトッポイロちゃんこんなにお胸
デカすぎはしないんだけどとかね
いろいろあるわけです。お尻こんなに大きくないよとか
やっぱその作品の世界観を守るにあたって
どうしても必要じゃないですか。
だから判元さんの監修というのはすごく大事で
ありがたいことなんですけれども
この監修というのは
実は3つぐらいありまして
1つがまず
例えばイラストを描き起こして作る場合ですね
いわゆるアニメの
立ち絵みたいなのがあって
立ち絵をいろんなグッズにするみたいなのはね
よくやってるんですけれども
それ以外にも新しくイラストを描いて
それをグッズにする場合がありますよね
描き下ろしイラストみたいな
その場合はですね、まずイラストの監修というのが必要になります。
そしてこのイラストを
発注して実際にお金を出して
作るのは公式さんではなくて
グッズを作る会社です。
はい。なのでグッズを作る会社が
お金を出してイラストを描いてもらって
それを監修してもらう必要があるんですね。
逆に言うとそこの監修でNGが出た場合
イラスト描き直しなんですよ。
これグッズ作る方めっちゃ大変なんですよね。
でもまあ必要なのはわかるじゃないですか。
ね。で、あの
公式さんはそんなに細かいグッズをいっぱい作って
しかも自分でその販路まで
運んで売ってみたいなところは
まあできないわけですよ。
だから制作委員会というシステムがあるわけなんで
で、なのでまず一つ目に
イラストの監修というのがあります。
ここもやっぱりすごく大事ですよね。
二つ目に、じゃあそのイラストを
どういうデザインで印刷するか。
例えばイトッポイドちゃんの
セクシー水着イラストというのを描いたとします。
で、まあイトッポイドちゃんは
谷間にホクロがないけどいいでしょうと。
まあこういう世界線もあらだな
っていうことでイラストの監修が通りました。
やったぜ。
じゃあ次にそれをクリアファイルに
入れてグッズにしたいとします。
クリアファイルに例えば文字を書いたりとか
まあちょっとデザインのあしらいを入れたりとか
印刷はここの部分は透明にしちゃおうとか
え、水着の部分を
ちょっと透明にしてぺらってめくると
あら、泡しか残らない
とかね、そういうのがあるわけですよ。
イトッポイドちゃんには
ないね。今のところないですけれども
まああるという過程で進ませていただきます。
で、そういった
デザインの監修というのもまず二つ目に必要です。
だからイラストの監修とデザインの監修を
合わせて送る場合もありますし
スケジューリングによってはバラバラで送る
可能性もあります。これはもう
制作進行の腕の見せ所で
ございますね。
このデザインの監修でもNGが来る場合があります。
いやイトッポイドちゃんのさ
水着イラストいいんだけどさ
そんななんかピンクの
フォントでフワーオみたいな感じで書かれると
ちょっと困るんだけどみたいな。
なんかドチャクソ
セクシーみたいな
英語がね、斜めに走ってて
そういうデザインだとちょっと困ると
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あのー、言うて
健康的な感じにしてほしいな
ちっちゃい子も見てるし、みたいな
っていうような形でデザインの監修
というのも発生する場合もございます。
そして三つ目に
実物の監修というのもあります。
これない場合もあるんですけど、いわゆるサンプル監修ですね。
実際に
クリアファイルに印刷してみた時に
それを半元さんに送りして
チェックしてもらって、OKですよ
ご進行くださいって言っていただけたら
あーよし、これで動産できる
っていう感じになります。なのでイラストを
発注し、書いてもらい
監修してもらい、デザインを発注し
作ってもらい、監修してもらい
工場さんにサンプルを発注し
完成し、監修してもらいっていう
その三段階の工程が
必要なんですよ。無理。
wwww
無理じゃないんですけど
たくさんいっぱい出てるから無理じゃないんですけれども
あのー
大変ですよね。
で、これはグッズ作る側も
そうですし、例えばイラスト書く側も
そうですし、半元さんの監修
する側も大変ですよね
大変だけれども
やっぱすごく大事なんですよ
めちゃくちゃ大事で
なので
これを乗り越えるという
ハードルを経て
アニメグッズというのが出てるっていうのを
この時点で
あーグッズってありがてぇんだな
っていう風に色々
思うと思います。
イトっぽいのはやっぱちびっ子の時はね
こういうグッズあればいいのにとか
こういうグッズなんで作んないんだろうと思ってたんだけど
あ、これ難しいやつかもしんないみたいなね
っていうのもわかると
今あるものをすごいありがたいなと思って
すごく愛することができて
やっぱ知識っていうのは大事だなって思ったりもしました
はい
でですね、まあこれね
このスケジューリングとにかくね
製作進行とグッズに対するセンスっていうのは
大変なんですけれども
発売までこきつけられないっていう状態が
起こるっていうのが一番リスクなんですよ
なぜかというと大体イベントとかに
合わせて発売されるので
イベントの時に実物できてません
発売できません、間に合わなかったから受注に
切り替えようって言ったって
受注生産にしますっていうための
ポスターとかっていうのは
色々もう印刷してあるわけですよ
でブースとか作ってる場合ブースっていうのは
いわゆるそのコミケとかね
アニメジャパンとかで
いわゆる企業ブースみたいなの出展してる場合は
もうハリパネにでっかくバーンって書いてあるわけよ
これを修正するってのはきついわけだから
絶対に間に合わせないといけないっていう風になると
いわゆるそのちょっと
コントロールができない部分っていうのは
監修になるんですよね
監修を送る行為と
監修を見ていただく行為の
二つですね
糸っぽいと言えばその版元側も
いわゆるグッズを作る側も
どっちもやったことある
どっちも半分半分ぐらいやってるので
すごくどちらも大変だなっていうことを
実感してるんですけども
とにかく大事なポイントは監修を
戻してもらえるか
メールの返信をしてもらうかっていうところに
つきます本当につきます
とにかく返信をしてくれるか
なので
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こういう
アニメだけじゃないですよ
アニメ漫画ゲーム
サブカルに関わる分野であると
返信をしてくれるかっていうのは
ものすごく大事ということが
わかります逆に言うと
糸っぽいとはもうコントロールできないんですよ
だって印刷するのには2週間かかる
物理的に2週間かかったりもするので
イラスト書くのにも
だいたい1か月か1.5か月はかかっちゃうわけですよ
そりゃそうだ糸っぽいとは
自分でビジュアル作るときは時間いっぱい欲しいしね
時間があればあれほどいいものはできる場合も
ありますからってなるとですね
見て返信してもらうっていうのは
すごい大事なんですよなので
糸っぽいとは実を言うと
お仕事で関わる人は
返信が早いかいなかっていうのを
まず第一の
大事なポイントっていうふうに置いてます
返信が遅かったり反応が遅かったり
っていうのはいい企画
というよりももはやいいものが
作れないって判断
できます
どんなにその
会社さんとか
クリエイターさんとか
工場さんとかが
すごく素晴らしいクオリティを出せたとしても
そもそも発売の
ときに間に合わなかったりリリースのときに
間に合わなかったりしたら
全部おじゃんなわけですよ
どんなにいいものを作っていただいたとしても
あとは自分が作ったとしても
それがポシャルんですよね
普通にポシャル
なのでクオリティよりも返信です
本当に返信です
返信って糸っぽいとも
メール部署なところある
ないですね
ないわごめん嘘です
めっちゃ焦って返すぐらい
本当に何かメッセージが来たら
すぐ返さないと
脅迫感に囚われてるぐらいには
なるべく早く返してあげたいなって思う
タイプなんですけれども
それはこういうような
バックボーンがあるからというか
こういう仕組みでいろいろ回ってるんだなっていうのを
いわゆる上流行程と下流行程
どっちも経験するとすごい分かるので
絶対に誰も悲しませたくない
という気持ち
楽しむみたいなのは
すごい自分も
若い頃つらかったので
絶対にやりたくないなと思ってすごく意識している
ポイントだったりします
何か物ができるっていうのは
今回グッズの話をしましたけれども
すごく大変なので
公式さんとグッズを作る会社さんの
頑張りによって実現に
こぎつけるので
半元さん会社さん
工場さんクリエイターさん
あと何よりも担当者さんですね
すごくね
ありがたいなと思って
いつもどっかに行くと必ずクリアファイルとかを
買って帰ろうと思ってます
実を言うとですね
VTuberさんのジャンルによるとですね
これに本人も絡むんですよ
ご本人様ですよね
それはそうだ
イトッポイロちゃんのセクシーピンナップ撮るのに
イトッポイロちゃん本人に確認取らないとまずいでしょ
生物だし
生物かどうかは諸説ありますけれども
15:01
少なくとも
そのご本人の
ファンの皆さんが買うものになるので
半元さんという
概念がVTuberさんの場合は
ちょっと違うんですよね
いわゆる権利を誰が持ってるか
って話ではなくて単純に
誰がその世界観をコントロールするか
っていう話になるとVTuberさんの場合は
ご本人の場合もあるじゃないですか
いわゆるトークが主体のわけでどういうトークを話すか
っていうのは本人にかかってるわけですから
全て台本でできる
ようなジャンルじゃないじゃないですか
なので本人の
確認っていうのもすごく大事だったりします
それはやっぱり売るためにも
大事だしファンの皆さんに
知っていくためにもすごく大事
っていう意味でやっぱり
VTuberさんご本人っていうのもステイクホルダーに
変わりますただですね
ステイクホルダー増えると
個人的な経験では
まずいいものを作るのはかなり難しいです
かなり難しいので
グッズ会社さんが
手を出しにくいっていう状態になります
いわゆるステイクホルダーが今
4つあるとしたら
VTuberの場合にそれに1人本人っていうのが入るし
しかもそれは一番上流工程であるってなると
ステイクホルダーの数を減らすぐらいしかないんですよ
ってなるとだいたい
自社でグッズを作る
っていうような形になります
いわゆるグッズの
企画会社さんっていうのを
通さないで自社で作るっていう形になるんですね
なんか皆さんもね
なるほどって納得感があると思います
糸っぽいでもすごく納得感がある
あとグッズ昔はですね
やっぱり工場さんとのつながりとか
どうやって作るかっていうのは
難しかったわけですよ
独自のノウハウがあったので
全然経験とかつながりのない人が
アクリルスタンドを作れる
っていう時代ではなかったんですよ明確に
だけど今ものすごく
一般の消費者の方でも
いわゆる自分のオリジナルグッズを
1個だけ作ったりできるサービスとか
別に50個100個作るってなっても
インターネットから入口できる会社さんとか
も増えたじゃないですか
そういった会社さんを挟まなくてもできるよ
っていう自社の会社さんも
増えたからそういう風になってる
っていうのも大きな一つの理由
ではあるとは思います
監修なんですけれども厳しさはやっぱり
作品によっても全然違って
自由にいろいろやってほしい
っていう戦略する場合もあるんですよ
自社の
アイデアでは思いつかないような
ぶっ飛んだやつやってほしい
新しいお客さんを連れてきてほしい
っていうのも全然あるわけですよね
だから全然違うジャンルとコラボするときは
違う
コラボじゃないな違うジャンルのグッズを作るときは
そのグッズ会社さんグッズ企画会社さん
メーカーさんとかの企画に任せた方が
そのジャンルの
お客さんに刺さって新しく
自分たちの作品のファンになってもらえる
とかねそういうのもあったりもするので
めっちゃ自由にいろいろやってください
って戦略を取る場合もありますし
いやうちの世界観はすごい大事なんで
って言ってめちゃくちゃ管理する
そうして
世界観を統一した方がみんなが喜んで
売上だって上がる
っていう場合もあります
作品によって全然違うのは皆さんも予想する
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やっぱりねあともう一つはグッズのクオリティ
コントロールにすごい厳しいという場合もございます
もう信頼できる公式さんっていう感じになる
と思うんですけれども
これはやっぱり
お客さんの目が超えてる
場合とかはやっぱり公式側が
いくら例えばすごい人気作品だとします
人気作品だとやっぱり
グッズ使わせてくれみたいな声って
いっぱい上がってくるんですよ
いっぱいいただく形になるんですけれども
ただやっぱりそこで雑なもの作っちゃって
なんか判件をコピペしたような
謎のねグッズとか
作っちゃうと
ちょっと安っぽいな
この作品はみたいな感じで思われちゃうと
今度ブランディングに響くということで
うちは目を超えたお客さんがいっぱいいるので
クオリティにも
ちゃんと厳しくチェックしますよ
企画の段階からいろいろアドバイスさせていただきますよ
っていう場合もあります
公式さんは監視の場合はもうダメです
ってバッって何がダメだったの
っていう場合もあるし
これよりはもうちょっとこういう風にしてください
っていう具体的に指示を出してくれる
公式さんの場合もあります
これはもうスタイルによります
会社さんのスタイル作品のスタイル担当者のスタイル
っていうのもあります
なので一概に公式さんが
これが公式の見解なのか
みたいなのはまずないです
そこまで全ての人類を
コントロールできるっていうものは
難しいと思うので
やっぱりその巡り合わせとか
縁によって
このクリアファイルとか
クリルスタンドっていうのはできるんだなっていうのは
すごく痛感してます
はい
グッズの企画会社さんもめちゃくちゃ担当者さんが
情熱があるとめっちゃいいものができたりとかもして
それも本当にありがたいの一言につきるし
消費者としても
ファンとしても
めちゃめちゃ嬉しいなって思ったりします
謎に気合入った
クオリティが高いグッズが出たら
公式さんか
企画した会社さん
担当者さんか
クリエイターさんか誰かがめっちゃ愛があるんだろうな
っていうのは分かりますよね
お金の話ですね
お金なんですけれども
グッズについて
たくさん簡単に作れるようになった
だから
たくさん簡単に作れるようになった時代
だからこそだと思うんですけれども
グッズってそんな儲かんないよ
そんな儲かんないですよ
なぜかというとそもそもグッズというものが
少なかったんですよ
昔は時代がね
でもさ机の上に置けるアクリルスタンドには
限界があるし
タンスの中にしまっておける布
と呼ばれるいわゆるTシャツですね
には限界があるし
タペストリーは壁の限界があるし
抱き枕カバーには
ベッドのサイズの限界がありますよね
お客さんが持てる限界ってあって
だけど簡単に作れるという風になると
需要に対して供給の方が
多くなりやすいんですよ
なりやすいということは
買ってもらえない可能性がある
すなわち供給が多いと
需要が少なくなり
需要が少なくなると
供給も少なくなるっていう
コンボがつながりですね
21:01
インフレデフレの話みたいですけれども
なかなかね
作るのがグッズというのは
身の足を踏んでしまうというのが
現状だとは思います
なんで儲かんないよって言ったかというと
まずですね
これグッズ作る側なんですけれども
2つお金がかかります
正確には3つ4つなんですけれども
1つがグッズ作りを
例えばイトッポイドちゃんのクリアファイル
作らせてください
100枚作りたいですって言ったら
まず基本のライセンス費っていうのを
イトッポイドちゃんはくださいって言います
例えば
例えば
そのデスマファクトリー
っていう
グッズ会社があったとしますね
これ適当に考えた名前ですけど
イトッポイドちゃん半元ね
デスマファクトリーさんから
イトッポイドちゃんのセクシー水着クリアファイル100枚作りたいです
って
連絡が来た
そしたらイトッポイドちゃんは
了解ですわかりました
そしたらまず基本ライセンス費で
1万円くださいと
これは場合によって違います
制作分の10%
3%5%10%8%
10%20%
それぞれまちまちなんですけども
わかりやすく10%にしましょうか
10%も
ライセンス費としてください
いっぱいね1回監修取ったら
増札とかもすると思うんでその場合はね
基本ライセンス費は払わなくていいですけれども
売上ごとのね
マーちゃんのライセンス費はください
って風にします
基本ライセンス費を10万円とします
ってなると
10万円とクリアファイルの売り上げの10%
っていうのをイトッポイドちゃんにデスマファクトリーを払わなきゃいけない
ってことになります
100枚作った段階で
クリアファイルだいたい1枚500円とかで売りましょうか
そしたら
5万円
正確には5万5千円税込みで売り上げ
なんですよ
基本ライセンス費が10万円で
10%取られる
ってなるとなんだ
6万円近くなるんですよね
そもそもこの企画
成り立ってないんですよ
たくさん作れて
たくさん売れて
っていう計算ができないと
そもそもグッズは出ないんですよ
安い値段の物っていうのは
そもそも発売されるのは
難しかったりします
安い物が生まれるのは
大量生産してたりとか
いろいろ販路がいっぱいあったりとか
あとはそもそも
ルートじゃなくてですね
PRのルートだったり
する可能性もあります
例えば放送前のアニメとかは
IPも作品も物語も
全然分かんないから
アニメをいっぱい見てもらうためのPRとして
イベントで何かちょっと配布したりとか
無料で配布したりとか
ちょっとだったら売ってもいいよみたいなところは
PRの部署の人が
監修とかして
やってくれる場合もあります
そうなると基本のライセンス費が
あったりとかあったりとかね
場合によってはいろいろあるんですけど
そういう裏道もあったりしますけれども
24:01
バーターみたいな概念ですよ
なので
グッズが発売されるって段階で
ある程度よし成立するなっていう
売れるか売れないかの話ではないんですよ
そもそも何個作るか
っていう時点で成立してるかいないか
っていうのがすっごい大事なんですよね
なのでグッズが世の中に出てるだけで
うわーこれを乗り越えたんだ
ありがてーなー
なんか調整によって成り立って
すげーありがたい運命だなーっていう風に
ところすごく感じてます
はい
っていうことを聞くとですね
えーグッズってそんなでもいっぱい出てるじゃん
儲けるんじゃないの
確かにたくさん作れてたくさん販路があったりすると
いいんですけどデスマファクトリーっていうのが
わくわくデスマショップっていうのを
各都道府県の県庁所在地に
1店舗ずつ置いてあって
女子中学生とか
めちゃくちゃこうね
お店に入れてね
一番くじとかやらせたりとか
ブラインドの
アクリルスタンドとかをいっぱい売ってたりすればいいんですけれども
残念ながらそういう場合でも
ないんですよね
しかもデスマファクトリーが
デスマショップ持ってなかったら
例えばホワイト
ホワイトショップっていうのがあったとします
これ他企業さんですねホワイトショップに
商品を売るのに
ホワイトショップの
手数料も抜かれるんですよ
10%とか20%とか
まちまちですけれども
両親的なところもありますけれども
基本ライセンス費に売り上げとか
もしくは制作した分の
ライセンス費もかかり
販売の手数料も引かれるとなると
マジかよそれで原価もあるとなると
マジかよって感じになるんですよ
逆に言うとこの計算がわかると
っていうことは大量に作ると
単価っていうのは下がるじゃないですか
なので大量に作る前提じゃないと
そもそも何も儲けられない
ことがわかると思います
なので大量に作れる
ものぐらいしか
やっぱり世の中には出づらいよ
っていうのがありますよね
フィギュアとかは別ですよ受注みたいなのが入ると
またそれは別なので全く
世界観は違いますけど少なくとも印刷系は
そういうような感じになってたりします
でねグッズじゃあなんでグッズが
世の中にあるかというとグッズっていうのはまず
儲けのためではないっていう
ポイントがすごくありますこれね
これわかるとすごい面白いんだけど
まずグッズが
何のためにあるかというと
ファン差ですあと公式からの
供給というやついわゆる
ネタを作るんですよねその作品の
新しい情報みたいなのが
いわゆるファンが楽しめる
エンターテイメントなんですよグッズっていうのは
まあだから買ってお金を払うことが
エンターテイメントというよりは買って
うわーって言って楽しんで遊ぶ
そもそも
例えばおもちゃとかって遊ぶじゃないですか
ね例えば
イトッポイドちゃんの音が鳴る
スーパーメガホンこれで爆音で
マシンガントークできるよみたいなのが
あったとしますそしたらそれでみんな
遊ぶじゃないですかうわーみなもぎりーとか言って
みなもぎりーって言っちゃったよ
遊ぶじゃないですか
遊ぶときって
やっぱりそのイトッポイドちゃんの世界観
27:01
触れてるわけなので作品のファンに
ずっとなってもらえるわけじゃないですか
これ公式からするとありがたいんですよやっぱり
ファンがずっとその作品のファンでいてくれる
っていうのはすごい大事なのでグッズというのは
あの売上げのためではなく
試作の意味合いもすごく強いんですよ
はいでただグッズ
なので製作委員会っていう
公式を作ってグッズを自分たちは
作れないからグッズ会社さんに作って
ください作ってもいいよってことに
しますよっていう風にそういうシステムになってる
っていうのがいわゆる製作委員会の
まあ根本にある
わけなんですけれどもで
今だったらやっぱねその売上げを上げたい
儲けたいってことだけを
考えるんだったら他にいくらでもやりよう
と思うんですよあのまあ
アニメのジャンルに関してはちょっと
まあまだちょっと手探りなところはもちろん
あると思うんですけどクラウドファンディングとかもね
まだまだ始まったばかりというのが
歴史上では正しい見方なのかな
と思うんですけれども
少なくともサブカル分野というのは大量に
あるわけじゃないですかeスポーツ
eスポーツサブカルというかちょっと諸説
ありますけどeスポーツとかVTuberとか
配信者さんとかライバーとか
顔を見せないタイプのアーティストさんで
あったりとかいろいろあるわけですよね
サブカルって言い方もちょっと古いかもしれませんけれども
で
いくらでもやりようがあるんだけれども
だから少なくともグッズというのは
ものとしてねファンの
手に触れるものなのでやっぱり
迫力って違うんですよただね
グッズというのは基本的にイベントをやって
売り場を作ってお祭りにしないと
マジで買いません
日本人は特に海外の人は
積極的に
自分で輸入したりするんですけど
少なくとももうグッズってたくさんあるよね
日本人はお祭りにしないとそも売れない
どんなにいいものどんなに安いものであっても
お祭りにしないとまず買おうという気が
起きませんだって普通に過ごしててさ
なんか生活に必要のないものを
買うってさ買わなくない
それグッズだけの話じゃなくて普通に
買わなくない
お買い物を毎秒してる人だったら話は別ですけど
お買い物って毎秒しないじゃん
するかーって気持ちにならないとしないじゃん
するかーって気持ちになるとこって何か
って言うと非日常的なタイミングですよね
なのでイベントをやらないイベントをやって
グリフを作らないと基本的にグッズはマジで絶対に売れない
って考えた方がいいんですよ
ってなるとまずイベントをやる
ってところから始めなきゃいけない
グッズを作る試作をやりたいがために
グッズを売らなきゃいけなくて
でグッズを売らなきゃいけない
試作のためにイベントをやらなきゃいけなくて
イベントをやらなきゃいけないっていうそのために
え?
作品を作る?
マジ?大変じゃん
こういう風になっちゃうんですよね
でもこれって
なんだろうな
コミティアとかでやってる人だったらなんとなくわかると思うんですよ
グッズ作ってね
ブースとかに置いててもそんなに大量に
バーってくるわけじゃないですかポロポロポロポロ出てるじゃないですか
でもコミティアに打って持ってくると
1日でバーってなくなったりするじゃないですか
ただそれだけの話ですよね
本当にただそれだけです
なのでグッズっていうのはめちゃくちゃ
ありがてえなっていうポジションなんですよね
これをね
ちょっと疲れちゃって
もう本当にやっぱ大変で
毎週毎週すごいものづくりを続けるっていうのはすごい大変で
30:01
もう1回ちょっとバコンって
先週
あーやばいってなって疲れちゃって
魂のふるさと大笑いに帰ったら
あのー
ね
いろんなグッズがあってですね
それがたくさん愛を込められて作られていて
すごく幸せな気持ちになってリフレッシュして
帰ってきて元気になったんですよ
なのでぜひね
いろんな人の愛でね
やっぱりもういい作品
いいグッズって本当にいろんな人の愛がね
込められてるんですよもう見てわかりますよね
明らかにやりすぎとか
あーもう愛があるなーみたいな
あのーすごく感じて
すごく元気になるんですよね
うんなので
なんかイトッポイドグッズはすごい好きです
なので
あのイトッポイドグッズっていうのはね
あのー
いっぱい作ってほしい
イトッポイドが欲しいからイトッポイドグッズを
ぜひ皆さんには作ってほしいなと思います
あ、基本ライセンス費も
売上のやつも
いりません
そりゃそうじゃ
そりゃそうじゃ
って話ですけどちなみにね余談なんですけれども
なんでね
判刑の立ち絵のグッズばっかり出るかっていうとですね
イラストを新しく描いたりすると
鑑賞が必要だったりするし
だいたいその公式さに認められたクリエイターさんじゃないとね
そもそも鑑賞通りにくかったりするんですよ
まずそのクリエイターさんを
鑑賞を通すってところから始めなきゃいけないので
鑑賞のタイミングステップが一つ増えたりするんですよね
なのでそういうのがあんまり用意されてないと
基本的には判刑絵
もしくはキャラクター設定の立ち絵とかを
買うんでグッズが作れる感じになります
でただですね
これ自社判刑とかになると
ちょっと話別で
自社だったら別にどのクリエイターさんに描いてもらって
どんなデザイン出してっていうのも
コントロール可能じゃないですか
キャラクターものになるとですね
とにかく自分
他社のキャラクターじゃないっていうのが
すごく重要になります
ここまで話聞いた人だったらね
リスナーのあなただったら
あっ感のいいガキになったと思うんですけれども
いいですか
自社のキャラクターがあると
少なくともイベントをやったときに
何かしらのクリエイティブを作れます
これね別に売らなかったとしても
他社のキャラクターっていうのは
判刑管理が必要になります
なので
イベントの会場を賑やかにしたりとか
映像を作ったりとかするっていうのも
他社のキャラクターっていうだけで
すごく大変だったりします
それはクオリティの部分じゃなくて
まず返信が返ってこないとか
っていうのがあったりすると
制作進行がめっちゃ難易度が上がるんですよね
いろいろ限界まで
いろいろスタモン出してたり
コロナでね
いろいろあるじゃないですか
中止になったり延期になったりとか
っていう場合にアンコントローラブルな
他社のキャラクターIPっていうのを
お預かりさせていただくっていうのは
やっぱりすごく両社にとって
難易度が高くなるんですよ
大切な
子じゃないですかキャラクターというのは
なのでやっぱ大変なんですよね
なのでいろんな
ことをやっていくのに対して
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ある種
自由に使えるキャラクターっていうのは
すごく大事
だったりします
キャラクターが人気があるから
グッズを作る違うんです逆なんですよ
キャラクターがいるから
何か作れて何か楽しいことができる
っていう順番なんですよね
なので各地方自治体が
ゆるキャラを作るっていうのは
すごく理にかなってたんですよ
何か冊子を書くっていう時に
とりあえずクマも乗っけとけば
ええかっていう風になるっていうのは
すごく大事まず華やかになる
楽しそうになるでしょ
何か素敵なことをするために
キャラクターというのが
いろいろな現場を作ってるんですよね
それは
自分の心のキャラクターっていうので
別にそれが人気であったら
あらおうがなかろうが可愛かったり
可愛くなかったりなんかキモ顔だったり
それは何でもいいんですよ
ただキャラクターがいてくれるだけで
いろいろな物事物やことが生まれる
っていうのはこのゆるキャラの革命として
あったと思うんですよね
これはすごく感じました
本当にあとゆるキャラってゆるいので
監修もゆるい
あと中の人がいないと
もっとゆるいです
中の人がいると
中の人の
チェックっていうのも
必要になったりするんですよ
中の人との好みと
お客さんの好みと
公式というか
何かをやっていきたい会社側の
思惑っていうのは
全部違いますよね
ステックホルダーがそもそも増えてるんですよ
中の人がいないキャラクター
まあいわゆる
ゆるキャラですよ
っていうのは最強です
最強
ゆるキャラは最強
みんな着ぐるみに入ろう
みんな旅行に行ったら
ゆるキャラの
絵が印刷されてる
ポテトチップス
買って帰ろう
変な味かもしれないけど
限定の味って楽しいじゃん
クリアファイルは買おう
あと
イトッポイドのグッズは
勝手に作って
イトッポイドに送ってください
それが一番嬉しいです
ではまた明日