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2024-06-16 07:42

《957》がん対策における緩和ケアの役割は⁉️

本日の問題はこちら

https://x.com/NaikaiTakeo/status/1801945843521744955


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《AI要約》

この放送は毎朝行われており、健康に関する小話や医師国家試験クイズなどを扱っています。今日は、先日開催された緩和ケア学会の国家試験問題を取り上げました。

問題は「緩和ケアについて、誤っているのはどれか」というものでした。選択肢は、A.終末期になってから導入する、B.患者の家族に対する対応を含む、C.医療用麻薬に関する啓発を行う、D.精神腫瘍医の役割についての記載がある、E.医師以外の医療従事者も緩和ケアに関わる、でした。

正解はAでした。緩和ケアは終末期だけでなく、早期から導入されることが推奨されています。Bは患者家族への対応が含まれるので正しい。Cは医療用麻薬についての啓発が必要なので正しい。Dは精神腫瘍医の役割が記載されているので正しい。Eは医師以外の多職種も関わるので正しい。

Aについては、一般には緩和ケア=終末期ケアと誤解されがちですが、実際は診断時から導入が推奨されています。苦しみを和らげることが緩和ケアの目的です。Bについては、WHOの定義でも患者と家族が対象となっています。Cについては、モルヒネなど医療用麻薬への誤解があり、啓発が重要です。Dについては、精神腫瘍医(精神科医や心療内科医)のがん患者への心のケアの役割が重視されています。Eについては、チーム医療が不可欠で、医師以外の多職種も関わります。

このように、緩和ケアは早期から、身体と心のケア、患者と家族へのケア、多職種によるチームケアが重要視されています。

00:00
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開の真っ白く、皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週日曜日は、いしこっか試験クイズにチャレンジの日ですけれども、
今日取り上げるのはですね、
昨日おとといですね、神戸で開催されました、
カンマ医療学会、サイコンコロジック学会にちなんだ問題をチョイスしてきましたので、
これを皆さん一緒に解いていきたいと思います。
ちなみに、この放送始まる前にも言いましたけれども、
普段私の放送を聞いている方で、今日の問題を間違えたら、
お貯金もしくはマイナス100心身ポイントになりますので、ご注意ください。
はい、それではいきたいと思います。
問題が第116回のいしこっか試験のC問題の10というやつですね。
じゃあ問題、じゃじゃん。
がん対策推進基本計画、平成30年3月において推進されるべきとされているカンマケアについて、
誤っているのはどれか。
誤っているのですかね、間違いないようにしてください。
A、週末期になってから導入する。
B、患者の家族に対する対応を含む。
C、医療用麻薬に関する啓発を行う。
D、精神腫瘍医の役割についての記載がある。
E、医師以外の医療従事者もカンマケアに関わる。
はい、ということでいかがでしょうか。
もう一回ちょっと選択肢だけいきますが、
A、週末期になってから導入する。
B、患者の家族に対する対応を含む。
C、医療用麻薬に関する啓発を行う。
D、精神腫瘍医の役割についての記載がある。
E、医師以外の医療従事者もカンマケアに関わる。
ということでいかがでしょうか。
はい、じゃんじゃん答えてください。
はい、まずはスペースから。
Aで、A、はい。
AとFの方が、これは間違えたらあかん、はい。
A、A、A、A、Aでよろしく。
A、A、A、A、A、はい。
A以外の方いらっしゃいませんか。
Aですかね、皆さん。
皆さんAということでよろしいでしょうか。
はい、それでは正解はAですね。
はい、正解の方おめでとうございます。
はい、ということで、はい、正解の方おめでとうございました。
03:02
はい、これはもう超サービス問題ですよね。
はい、これ間違えたら本当にダメダメよっていう感じで。
これ医学生の正答率も99%ありますので、はい。
まあ医学生にとってもサービス問題かなっていう感じですけれども。
ただ、えーと、まあこの放送ね、初めて聞かれた方もいらっしゃるかもしれないので、
一応ちょっと選択肢の解説をさせていただけたらと思います。
えー、どっからいきましょうかね。
まあまずAからいきましょうかね。
えーと、これ、緩和ケアはね、週末期医療ではないんですよね。
あの、もちろんね、週末期に緩和ケアが必要とされる割合が増えるっていうのは、
あの、ありますし、エンドグライフケアっていう、
ここら辺もね、非常に重要ではあるんですけれども、
ただ、あー、国としてはですね、えー、早期から、
特に診断時からの緩和ケアっていうのを推奨していって、
えー、このがん対策推進協議計画の中でもそれが明記されてるんで、
あ、これちなみにね、ちょっと、あの、一個古い版になってるんですけど、
まあ、でも同じなんで、あの、概念としては。
はい、新しいやつでも、おー、診断時からの緩和ケアっていうのは推奨されることになっておりますので、
週末期になってから導入されるものではないっていう。
ただ、これまあ、世間一般にはね、まだまだかなり誤解されてるなーというふうに思いますね。
あの、緩和ケアになったらもう終わりなんですか?みたいな、
そういうイメージ持ってられる方いらっしゃると思うんですけれども、
まあ、純粋にね、緩和って、緩和って和らげるっていう意味ですからね。
だから、なんか苦しい症状があったら和らげるって、まあ、それは当然からって思いますけどね。
なんか、なぜか緩和ケアイコール週末期みたいなイメージがね、むちゃくちゃついてしまってるんですけれども、
実際にはそうではないっていうですね、えー、ことになってきます。
で、えー、もちろん、あの、後からもちょっと話してますけれども、
身体のケアもそうなんですけれども、心のケアも緩和ケアに含まれるっていう、そんな感じですね。
で、えーと、Bですね、患者の家族に対する対応も含むっていうことで、
まあ、これは当然ですよね。
まあ、これはそもそもWHOの緩和ケアの定義の対象としてですね、
命を脅かす病気にかかっている患者さんとそのご家族っていうふうに明記されてるんで、
家族に対する対応も当然含みます。
あと、ついでに言うと、亡くなられた後のですね、患者さんが亡くなられた後の遺族ケアも含みますね。
ということで、まあ、Bは正解、正しいということで。
はい。で、Cですね、医療用麻薬に関するケア活動を行う。
まあ、これも当然ですね、まだまだね、結構誤解があって、
まあ、特にね、モルヒネですね。
なんかね、モルヒネイコール死を連想させるイメージってまだまだ多いんですけれども、
でもね、モルヒネがない、えー、緩和ケアってのはありえないんで、
はい、そこら辺、なんか、正しく知っていただくのは重要かなというふうに思いますね。
はい。
で、えー、で、精神腫瘍医の役割についての期待があるということで、
これもね、すごい重要ですね。
まあ、まさに今回の学会のサイコオンコロジ学会っていうのがこの精神腫瘍医の学会なんですけれども、
精神腫瘍学っていう、そのサイコオンコロジっていうのがあって、
その精神腫瘍医、サイコオンコロジストっていうふうに言うんですけれども、
まあ、特にこの、がんに関わる心のケアを専門にする医師のことですね、
06:04
これを精神腫瘍医っていうふうに言います。
まあ、多くは精神科医、もしくは診療大会なんですけれども、
はい、ということで、その役割についてもこのがん対策推進基本計画の中で明記されているということで、
まあ、Dもあっているという、そんな形ですね。
はい。
で、最後Eですね。
医師以外の医療従事者も緩和ケアに関わるということで、
これ非常に大事ですね。
まあ、これ緩和ケアに限らずなんですけれども、
今ね、もうどの分野でもですね、チーム医療が非常に重要になってきていて、
医師だけで関係するということはまあほぼないんですよね。
だから、多職種による医療チームですね、チーム医療が緩和ケアでも実践されていますし、
まあ、他の領域でも実践されているということで、
はい。
今週末の、あ、今週末じゃない、先週末に行われた学会もね、
すごいね、多職種の方が来られていて、
まあ、非常に盛況でしたけれども、
はい、そういう感じで、
まあ、医師だけではないよということもですね、
ぜひとも知っていただけたらなというふうに思います。
はい。
ということで、
まあ、ちょっとこの週末のですね、その学会の話に関連しては、
明日からも少し放送を続けていきたいと思います。
また明日以降もこの放送を聞いていただけたらなというふうに思います。
はい。
それでは最後、しんしんじゃんけんに行きたいと思います。
はい。
行きますよ。
しんしんじゃんけん。
じゃんけん。
パッ。
ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
お会いしてもらいたいのだけでした。
ご視聴ありがとうございました。
07:42

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