2025-06-11 28:30

#4.誰も教えてくれなかった手羽先の本当の食べ方。「世界の山ちゃん」創業者の知られざるエピソード。

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ネットで検索すれば分かる情報だけでは物足りないあなたへ。リアルな体験談で綴る「世界の山ちゃん」特集です。実は倉橋、過去に創業者である故山本重雄会長と直接お会いし、山ちゃんの手羽先の「究極の食べ方」をレクチャーしてもらったことがあるんです。お店のメニューにすら書かれていない、その”あるコツ”とは…?今回はその秘技を音声で特別に公開します。一方かねりんも、元刑事時代に県外から集まる同僚たちに手羽先を振る舞い、”名古屋代表”として大いに喜ばれた思い出を語ります。創業者が貫いた「パクリの哲学」の真相、そして急逝された後の感動的な事業承継の物語。当事者に近い場所で見てきたからこそ語れる、血の通ったエピソードが満載です。一次情報ならではの熱量と深みを、ぜひポッドキャスト本編でお楽しみください。

【目次】

() オープニング|今回のテーマは居酒屋の定番「名古屋めし」

() 名古屋めしは酒のツマミに最適!手羽先の魅力とは

() あなたはどっち派?「世界の山ちゃん」vs「風来坊」

() 元刑事エピソード。県外の人への手土産に手羽先が喜ばれる話

() 元は捨てられていた部位?手羽先の意外な誕生秘話

() 【必聴】これであなたも通!創業者直伝、手羽先の究極の食べ方!

() 「パクってパクリまくれ」創業者・山本会長の衝撃的な経営哲学

() 創業者亡き後、普通の主婦だった妻が会社を急成長させた物語

() 創業から現在まで、世界の山ちゃんの歴史と今後の展望を語る

() エンディング|これを聴けばあなたも山ちゃんに行きたくなる!

【今回の放送回に関連するリンク】

【番組の概要】

名古屋研究者の倉橋岳と、名古屋生まれ名古屋育ちのかねりんが、名古屋の知られざるオモシロエピソードを語り尽くす番組です。グルメ、歴史、文化、お店、会社、ゆかりの人物、様々な切り口で名古屋の魅力を語り尽くして参ります。

【お便りフォーム】

https://forms.gle/ShfKr4pmcvTsVgJe7

【番組公式ハッシュタグ】

#名古屋魅力探検ラジオ

【パーソナリティ(MC)】

▼倉橋岳

名古屋研究者(観光・食・文化プロデュース)

「15歳で渡米し、国際感覚を養うが名古屋が好きすぎて帰国。2009年から名古屋市公式の観光PR隊(創始メンバーとして、経済効果210億円超)、食文化(フードプロデュース実績多数、ひねもす食卓祭最優秀賞、NHKへのレシピ提供等)、地域イベント(「ナゴヤ・アップデート祭」企画主宰)の分野で、グローバルな視点を取り入れたプロデュースを実践。現在、名古屋工業大学大学院にて博士後期課程で「街づくり」を研究中。名古屋のローカルな魅力を世界に通用するコンテンツへと昇華させる戦略家として活動している。」

https://x.com/gakukurahashi

▼かねりん

・KANERIN Podcast Studio 代表

・渋谷Web3大学 名誉教授

「名古屋生まれ名古屋育ち。刑事司法実務の最前線で多数の犯罪捜査を指揮。2017年から暗号資産業界へ参入。数々のグローバルプロジェクトに参画しコンサルティング、情報分析・アドバイザリー業務を提供。犯罪捜査の最前線で培った知見を、仮想通貨のリスク回避や資産防衛に活かすCrypto Security Evangelistとして活動。ミュージカル、コンサートライブ動画配信事業、長年の音声配信業、テックメディア立上げ等の経験を活かし、KANERIN Podcast Studioを創業。」

https://x.com/kanerinx

https://voicy.jp/channel/2534

【プロデューサー】

かねりん https://x.com/kanerinx

【サウンド・アーキテクト】

Aviv Haruta https://x.com/oji_pal

【カバーデザイン】

かねりん https://x.com/kanerinx

【制作/著作】

KANERIN Podcast Studio


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※画像引用:世界の山ちゃん https://www.yamachan.co.jp/shop/outlet/thai.php

【各種ポッドキャストスタンドへのリンク】

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サマリー

名古屋飯の代表的な料理である手羽先について、「世界の山ちゃん」と「風来坊」の違いや特徴が話題になります。手羽先は居酒屋のおつまみとして人気があり、独特の食べ方が知られていないことが強調され、その食べ方のコツが紹介されます。また、名古屋の手羽先文化の中で特に注目される「世界の山ちゃん」の創業者、山本会長の知られざるエピソードが掘り下げられます。手羽先の正しい食べ方や、ビジネスの理念として「パクる」ことの重要性、さらにはその後の発展について語られます。ポッドキャストエピソードでは、「世界の山ちゃん」の創業者のエピソードと手羽先のユニークな食べ方が探索され、名古屋を代表する料理としての手羽先の魅力や、国内外での出店状況についても詳しく紹介されます。

名古屋飯の魅力
名古屋魅力探検ラジオ
名古屋の観光PR活動に関わり続けて15年、パーソナリティの倉橋岳です。
同じく名古屋生まれ名古屋育ち、かねりんポッドキャストスタジオ代表、かねりんです。
この番組は、名古屋のグルメ、歴史、文化、店、観光などに関する知られざる面白いエピソードを語り尽くす番組。
- やっと来たね。
- やっと来たよ。
- 毎回待ち遠しいですが、今日のお題は何でしょうか。
- 本日のお題は、名古屋飯居酒屋定番メニューグループ。
- ほいほいほい。
- はいはいはいはいはい。
- あれ、ちょっと味噌からようやく抜け出して。
- はっはっはっは。
- 居酒屋の話?
- 居酒屋の話に入ってきております。
- いいねいいね。新展開でいいですね。
- さあ、名古屋飯は何なのかという話をすると、
- 味噌カツ、手羽先、ひつまぶしなど、名古屋及び近郊で広く受け入れられ、愛されてきた地域独特のメニューのことです。
- 名古屋飯と言うと印象何がある?
- 名古屋飯と言うと印象は、居酒屋って言ったら世界の山ちゃんよね。
- おー。
- 世界の山ちゃんばっか言ってましたからね、僕はね、現職の頃は。
- あ、本当に。
- やっぱりこの名古屋飯って、実は強いって言われているのが、
- お酒のお供にもってこいのものがいくつかあるってことなんだよね。
- おー、名古屋飯、お酒のつまみに良しってことですか。
- そう。例えばラーメンが有名なところだと、ラーメンだけで完結しちゃったり、
- 例えば仙台だと、牛タンとか笹カマとか、そういうものって、
- お酒と一緒にずっと食べたり飲んだりするっていうものではないんだよね。
- そうだね。
- だけども、この名古屋飯の中の手羽先は、かなり良くて。
- 手羽先はもうだって、手羽先だけでビールずっといけるじゃん。
- そう。
- だってもう、世界の山ちゃんとか風来坊とかね、ひたすら手羽先を食べ続けるお店だよね。
- そうそうそう。
手羽先の人気
- ちょっとクレイジーだよね、そうやって考えると。
- いや本当にね、考えるとね。だけどこれって、いろんな、例えば、チキンウィングって言って、
- チキンウィング?
- そう。アメリカでもこういう、ビールとこればっかり食べるみたいな文化があって、
- へー。
- いろんな国の人からすると、唐揚げだからさ、食べやすいんだよね。
- うんうんうん。
- だから外国人が名古屋に来た時も、安心して食べられる、名古屋飯の一つ。
- あーそうなんだ。馴染みがあるってこと?唐揚げだから?
- そう。
- あーそうなんだ。じゃあ何?外国人に人気メニュー?
- そう。外国人に人気メニュー。
- あーそう。あの味付けは外国人もウケるんだ。
- そうウケる。
- あー。まあまあ胡椒の感じのね。
- うん。
- なるほどね。
- で胡椒の感じなのが、
- うん。
- ヤマチャンだよね。だからフーライ棒はタレが特徴の甘辛の手羽先で、
- そうね。
- ヤマチャンは胡椒が特徴のスパイス系の手羽先だよね。
- そうねそうねそうね。
- どっちがお好きですか?
- ヤマチャンです!
- お!
- 即答でヤマチャンで。
- あー。
- なんかっていうのはね、フーライ棒ってね、
- うん。
- そんな問題なのかもしれないけど、
- なんか店によって全然味違ったりするんですけど。
- なるほどなるほど。
- だからなんか食べたい味かどうかわからないので、
- うん。
- 行きにくいんですよ。
- なるほどね。
- まあヤマチャンは絶対ヤマチャンの味じゃん。
- うん。
- だからそこどうなってんだろうと思って。
- 確かにね、えっとね、ヤマチャンはチェーン店だけど、
- うん。
- フーライ棒はフランチャイズじゃなかったかな。
- なんかそんな感じじゃない?
- うん。
- ね。
- うん。
- だからなんか、え?何これ?みたいな。
- 何これ?は言い過ぎだけどね。
- いや、あのまずいとかっていうよりはさ、
- うん。
- フーライ棒の手羽先食べたい雰囲気だったのに、
- なんか、え?何ですかこれ?っていう。
- あー、そうだね。店の雰囲気からも違うし、
- 味もだいぶ変わってくるよね。
- 全くの別物なんですよ、本当はっきり言って。
- うん。
- だからこれじゃあフーライ棒じゃないんですけど、
- フーライ棒って何ですか?みたいな感じなんで、
- なんでそのさっきのどっちが好きですか?って言われても、
- フーライ棒っていう物の味がどれか分かんないんだよね。
- なるほどね。店ごとにあまりにも違うから。
- そうなんだよね。どれかっていうのはあるの?
- 本店とかあるんですか?
- 確かフーライ棒は全部がフランチャイズじゃなくて、
- チェーンもあるから、
- なるほどね。
- 本店が運営してるお店もあるんじゃないかな。
- 確かに。
- なるほど。
- なんかそれで言うと僕みたいな人少なからずいそうで、
- 損してる気はしてしまいますな。
- なるほどね。でも結構2だね。
- そのフーライ棒好きも多くて。
- あ、そうなんだ。
- そう。なぜかというとフーライ棒の方が料理として成立していて、
- 食べるお肉の分量も多いし、
- スパイスでどんどんビールが口に運び込まれていくっていうような形じゃなくて、
- 何て言うんだろう。一品一品料理として食べていくような。
- うんうん。なんかおかずな感じ?
手羽先の食べ方
- おかずな感じですね。
- フーライ棒ってどういうやつ?ちょっとイメージが本当わかなくてさ。
- 甘辛…
- タレがかかってるの?
- タレがかかってる。
- まず揚げてあってパリッとしたところにタレがかかってるような感じだね。
- なるほど。
- タレをかけて和えてるのかな。
- うんうん。
- うん。確かにね。ちょっと話それますけどね。
- うん。
- 私もともと刑事だったんですけど、
- ほうほう。
- 刑事とかでね、処刑したりするとですね、中部管区警察学校ってとこ入るんですよ。
- え?中部管区警察学校?
- そうそうそうそう。
- 初めて聞いた。
- あーちょっと手短に言いますけど、
- はい。
- 中部6県のさ、国立から三重県から、静岡は入んないんだけど、
- うん。
- その県の、例えば巡査から巡査部長に承認しましたってなると、
- 愛知県の、どこだっけあれ?小牧?に中部管区警察学校ってのがあってね、
- はい。
- そこに集結すんのよ。
- へえー。
- その1ヶ月2ヶ月そこに集結して、勉強すんの。
- その時にね、だからみんないろんなところから集結するんで、
- ご当地のものはやっぱ持ち寄るんですわ。
- なるほど。
- あと北陸の方なんてほんと人気ですよ。
- なんか酒とかさ、いろいろうまいもんあるじゃない。
- うん。
- で北陸の人がいろいろ持ってきてくれるんで、
- じゃあまあ愛知地元にいてね、何も持ってかんわけいかんし、
- で一番持ってきやすいのがね、やっぱ僕は手羽先だったね。
- あー。
- 持ってって、つまみになるしご飯にもなるから、
- うん。
- 手羽先みんなの分バーン買ってって、
- でお酒とかはね、こう北陸の人たちもたくさん持ってきてくれたりするから、
- うん。
- でこれをつまみと食事に、今日一杯やりましょうみたいなね。
- いいねー。
- 結構人気だったねー。
- 盛り上がりそう。手羽先がバーンって来たら。
- そうねー。
- うん。
- まあだからガクちゃん言うように、手羽先が嫌いですって人はあんまりいないというかね。
- 唐揚げだしね。
- そうだね。
- これもさ、もともとはさ、すごいのはさ、
- うん。
- あの捨ててたり、肥料とか、あとは飼料。
- はい。
- いわゆる動物にやったりとか、するような部分だったんだよね。
- えー、この手羽先?
- そう、手羽先。だからその胸肉とかもも肉とか、急に仕入れが入らなくなって、どうしようって言った時に、
まあ一応手羽先あるんですけどって言って、それを仕入れてやったら、裏メニュー的にヒットして、そこからメインの料理になっていったんだよね。
- そうなんだー。
- そう。
- 全然美味しいのにね。
- そう。でもさ、
- 捨てられてたんだ。
- 食べる部分は少ないのは事実だよね。
- 確かに確かに。
- 他の部位に比べて。
- 骨がいっぱいあるしね。
- 骨がいっぱいある。
- なるほど。
- うん。そこで食べ方があるんですよ、これがまた。
- はいはい、常識ですね。
- 常識ですね。でも名古屋の人以外は知らないよね。
- 知らないよね。
- うん、あの食べ方。
- 知らないのかな?
- 知らない。
- どうやって食べるんだろう?見たい。
- そう、だからこう、もう食べにくそうにさ、骨と骨の間の肉をさ、こう、ちゅっちゅってやりながらさ、食べる人が多いよね。
- あ、なるほど。
- うん。でまあ、本当は一口でこうずるっと向けて、口いっぱいに肉が入ってくるようなあの体感を皆さんしていないんですよ。
- あっちゃー、それはー。
- うん。
- それは大変だね。
- あははは。
- それちょっと嫌になっちゃうよね、その食べるのがめんどくさかったらさ。
- そうそうそう。
- うん。
- だからどんどんどんどん食べたい人にとってはちょっと不向きな食べ物だよね。
- でもその食べ方をマスターしたらどんどんどんどんいけるじゃない?
- そう。
- じゃあ今日、今回はマスターして帰っていただきましょうってことですかね。
- これー、音声だけで伝わるかな?
- これさー、ちょっとなんかテキストに書き起こして説明書書いとこうか。
- あははは。そんなことできるの?
- あのー、ノートの記事とかにさ、書いときますかね。
- そうですね。
- 音で精一杯表現しつつ。
- うん。
- 80点ぐらいは、80%ぐらいは伝えたいよね。
- まずあのL型になっていて、手羽先っていうのは。
- 大きい方と小さい方があるけど、まずそこをボキッと反対側にやると2つに分かれます。
- はい。折りますね、まずバキッとね。
手羽先の食べ方
- 折ります。まず折ります。折って2つに分離させます。
- うん。
- で、小さい方を一旦置いておいて、大きい方の折っていない側の根元をグリグリします。
- グリグリ?
- グリグリ。骨の辺りをグリグリします。
- モミモミ?
- モミモミします。
- うんうんうん。
- はい。で、そこに口を全部、骨ごと口の中に入れて、そのモミモミしたところを起点にグッと歯で挟んで。
- 前歯で挟んで。
- はい。やると。
- 骨を引き抜く?
- 引き抜く。そうすると全部一発で肉がついてくると。
- すごいよね。
- うん。あ、やっぱ知ってた?カネリー。
- いや知ってるでしょ、そりゃ。あなた。
- いや、知ってる人少ないよ。名古屋の人でも。
- そんなどうやって食べるのよ、手羽先。
- いやだからもう思い思い食べてるんだよ。
- そりゃダメでしょ。え、でもさ、ヤマちゃんに書いてあるよ?
- 書いてある書いてある。書いてあるけど、あれに従ってやってもうまくできない人が多いんだよ。
- そうなの?でもグリグリは俺知ってなかったかもしんないな。
- あ、で、これが、そのグリグリが大事なのは、実は僕、あの、ヤマちゃんの山本会長と一緒にヤマちゃんに行ったことがあるの。
- ほー、またまたすごいですな。
- で、そのヤマちゃんに直接、従業員もこれは知らないから、一人一人に伝えてるんだって言って教えてくれたのが、根元のところをグリグリする。
- で、そうすると筋繊維が離れるから綺麗にスパンとこう、骨だけになるっていうのを。
- じゃあそこ知ったかぶりしたわさっき。
- そうそうそう。そこはね。
- グリグリはしてないよ?
- そう、グリグリするっていうのが一番大事だっていうふうに山本会長が言っていて。で、
- 山本会長はヤマちゃんっていうの?
- そう。世界のヤマちゃんですっていうのをアルバイトの子がふざけてやってて、それいいねって採用して世界のヤマちゃんっていうニックネームになったの。
- なんじゃそりゃ。
- 何でもかんでも世界のヤマちゃんの山本会長はいいものを取り込むっていう、そういう癖だね。
- あーなんか聞いたことあるよ、それ。第1回放送のテイク3ぐらいでなんか聞いた気がするな、その話。ちょっとこの話聞きたいな。
- うん。
- なんかいろいろとパクるみたいなことを良しとしているっていうのが山本会長だって話?
- そう、山本会長の心情はパクってパクってパクりまくれ。忠実にパクることが大事だっていう。徹底的にパクるっていうことが大事だって言っていて。
- ヤマちゃんは何かのパクりなの?
- そう、風雷棒のパクり。
- まさかのね、こんだけディスってたのに。
- そう、風雷棒で働いて。
- あ、風雷棒で働いて?
- そう、風雷棒で働いてパクって自分でお店を開いた。
- やばいね。
- それも公言してるからね、パクりましたって言って。
- えー、別に悪いことでもなく、なんか喧嘩にもなってない?
- 喧嘩にもなってない。
- へー。
- むしろ、世界のヤマちゃんの方が有名だから。
- あ、そう。
- うん、有名な世界のヤマちゃんが風雷棒をパクったっていう。
- なるほどね。
- 元祖が風雷棒だって言い続けてくれることに感謝してるって言ってた。
- あー、なるほど。
- そういうことで言ってんのか。
- うん。
- だからパクってパクってパクりまくって徹底的にパクることにより本家を超えるんだっていうのが信条なの。
- 主張りですかね。
- 主張りですね。
- はー。
- うん。
- なので、主で。
- パクってってさ、何をパクったのよ。全然違うじゃん。
- 例えば作り方もパクっているんだけど、
- 製法ってこと?
- 製法もそうだけど、
- はい。
- 味が変わっていったでしょ?その塩コショウ。
- うんうん。
- なんかヤマちゃんといえばあのなんかコショウ辛い感じ。
- あーコショウ辛いあの感じ。
- あの感じはまた別のお店からパクってるんです。
- 何それ。
- だからお店の外装とか内装とか、接客の仕方とか、
- うん。
- 運営の仕方とか、料理の出し方とか、料理の、もうありとあらゆるものをいろんなところからパクるっていう。
- へー。
- パクりの集合体で運営しているっていう、そういう会社です。
- いいとこ全部取り入れちゃえみたいな感じ?
- そうそうそう。でもいいところを取り入れるっていうと、エッセンスだけ抜いてやる、やろうとするじゃない?
- うんうん。
- でも山本さんはそうじゃなくて、もう本当に丸パクりすることが大事だって。
- うーん。
- だから例えば、表に感謝っていう盾札が置いてあるんだけど、掲げられたり置いてあったりするんだけど、
それもとある繁盛店が何で繁盛してるんですかって言ったら、感謝する気持ちをそういうふうに表で表してるっていうのを聞いて、
じゃあやりましょうって言って、全店舗にその感謝っていう盾札を置いたとかね。
- あー。
- うん。
- あ、置いてあるんだ今も。
- 今も置いてある。
- へー。
- どの店に行っても感謝って書いてある。
- へー。
- でも意味ないよね。
- うん。
- 意味ないけど、それが大事だっていうことを思ってパクった。
- うん。
- しかも真似するとか、模倣するとか、エッセンスをするとか、なんかそういうこと言わずに、山本さんは本当にパクるっていう言葉を使うからね。
- へー。パクりましたっていうな。
- パクりましたっていう。
- それ何でなんだろうね。
- やはり全てのものはパクりから、まあオリジナルを生むにはやっぱりね、パクりの掛け算じゃない?
- そのさっきの風雷棒みたいにパクり元への敬意を表してんのかな。
- 確かにあなたから学びましたっていう敬意かもしれない。
- なんかもうパクるって言うとなんか悪いことみたいなから、ちょっと自分を下げることによってパクり元を立ててるみたいなことなのかな。
- うーん、そういうのもあるのかもしれないね。
- パクりの流儀だね。
- うん。
- ちょっと今度山本会長に聞いてみたいですな。
- そう、でもご請求されて今は亡き方なんですよ。
- えー。悲しい話じゃん今日の会話。
- そうなの。だから本当に直にその手羽先の食べ方を手ほどきしてもらった数少ない人の一人だと自分は思ってるんですよ。
パクリの哲学
- すごいね。それいつの話よ。
- もう何年も前の話ですね。
- そうですか。じゃあ今はその社長は息子さんとかがやってる?
- それが全く経営に携わったことのない奥さんが全く違う経営の仕方をして、山本会長の頃よりも山ちゃんは伸びてるんだよね。
- すごい。
- すごいよね。
- 奥さんが付いたんだ。
- 全くの普通の主婦だった奥さんが社長になって、山本会長の頃よりも売り上げがあります。
- 今でも感謝は掲げてるんだ。
- 感謝は掲げてるね。
- 今はパクるとかってことはなくなったんだ。
- パクりの精神は続いてるんじゃないのかな。
- いつ変わったんですか?前の社長から大変わりって。
- 急に亡くなられたので。
- そうなんだ。何年ぐらい前の話ですか?
- 何年ぐらい前だろうな。10年はいかないんですよ。それぐらいに近いぐらいの。
- 結構前なんですね。
- しかもすごくない?奥さんがそうやって経営の才能があったっていう。
- 実はってことだね。
- 実はものすごい才能があって。
- 面白いな。じゃあ今どう変化したの?山ちゃんは。
- 山ちゃんはだから全国に展開することになり。
- それ奥さんになってから?
- 奥さんになってから。
- すごっ。
- 名古屋飯といえば山ちゃんっていう風になってきたっていう。
- 何そこからなんですか。
- そう。もともとね山本会長が若い頃からね、もともとは焼き鳥屋さんで働いてたわけよ。
- 誰が?
- 山本会長が若い頃。
- 会長がね。
- うん。で焼き鳥屋さんは独立がしやすかったの当時。
技術もいらないし道具も少なくて済むし狭い場所でできたから。
- なるほど。
- でそれで独立しようといってその頃から2億円の売り上げを作るって言って。
バイトのお前なんかにそんな大口叩けるあれはないじゃないかって言ってバカにされてたの。
いつかは2億円稼ぎますよって言って。
でフーライブをパクって見事2億円を売り上げで出したわけよね。
- あーなるほど。
- そう。で次に掲げたのは100店舗だったかな。
- 店舗数ね。
- 店舗数。で100店舗に行くか行かないかぐらいで亡くなられて、
まあ要はあと追いで奥さんがやってくれたんだけどそれを達成してくれたわけなんだよね。
- なるほどね。
- だから思い描いていたその夢みたいなものは生前にも叶えてるし、
その亡くなられた後にもその夢は続いてるっていうことで、
その山本会長イズムっていうのがすごい残ってる感じがするの。
- なるほど。
山本会長の影響
- 会社にね。
だからやっぱ影響力のある人っていうのはなんかこう、
シセル・コウメイ芝居走らせるじゃないけど、
なんかそういうふうに残っていくものなんだなって。
でお葬式行ったんだよ。
- ああそうですか。
- お葬式行ったんだけど、
もう本当に名古屋の名師と呼ばれる名師は全員なんか出席するような。
- なるほどね。
- ものすごく盛大に行われて。
- 地元の名古屋の名師だ。
- うん。
ただの飲食店のね、
芸者じゃないなっていうふうに思ったよ。
- 何がそんなにあれだったんだろう。
- なんかね、少年みたいな人で、
あんまりね、威厳とか品格とかそういうのを感じさせるようなタイプじゃないんだよね。
- ええ、なんか僕もそういうふうになりたいですなあ。
威厳だの品格だのどうでもええわってね。
思いますよ。
ひょうひょうとしてるんだけどみんな尊敬してるっていうね。
- いいね。
- 不思議なタイプだったよね。
- 誰もがそうなりたいと思うタイプじゃない?
- そうだね。
- 子供の心を持ったまま、
楽しく生きて尊敬されちゃって。
- だから社員からすると、
マジでっていうことが多かったらしいけどね。
- いきなり変なこと言い出す。
世界の山ちゃんの歴史
- そうそうそう。
それだけアクティブな人だから朝礼募会も多くてさ。
でもそういうのが大事だよね。
- そういうのを楽しめる人が残ってるわけでしょ?
- うん。
- ええやないの。
- 今ちょっとパプで聞きながら、
なるほどって山ちゃんの変遷を追ってたんですけどね。
- どんな変遷?
- 1981年に第1号店オープンで。
- おお、44年前。
- 2000年頃に10店舗。
で、亡くなられたのか、あれかな。
2016年。
まあ10年いかないぐらいだね。
の時点で77店舗。
で、そこから伸ばして伸ばして。
でもまだ今は84店舗みたいです。
- あ、そうなんだ。100は行っていないんだ。
- でも伸ばしてるみたいですね。
拡大拡大海外出店。
直営62店舗、乗れんわけ7店舗。
- うん。
- 海外13店舗。
- うん。
- 物販2店舗って書いてある。
- 何売ってるの?
- 海外にあるんや。
- 海外にある、それもさ、山本会長の夢でさ。
- あ、そう。
山本会長が在籍の時はまだ海外には行ってなかったの?
- 行ってた。
- 行ってたんだ。
- 例えばタイのバンコクとか、
香港とか、確かそういうとこにあったと思うんだけど。
香港店に行ったかな、僕は。
そうすると、「名古屋料理」って書くんだよね。
手羽先を。
- へぇー。
うん。
名古屋を代表してる感じだな。
- そう。
そういうふうにありたいっていうふうに言ってた。
- なるほどね。
うん。
え、何?これ何?
その奥さんは、じゃあずっと手伝いはしてたのかな?
- 手伝いはしてたのかもしれない。
- なるほどね。
若い人じゃないですか、写真見たけど。
- 何何?
- 若い方じゃないですか。
- 奥さん?
- はい。
お若く見えるんだと思う。
- なるほど。
山本会長がまだ元気だった頃に何度も会社でお会いしてるから、
手羽先の食べ方
会社にはいたんじゃないかなと思うけど。
- そんなエピソードがあるとはね。
うん。
- あんなふざけた店の、なんかあのイラストのイェーイみたいな。
そう。
- キャラクターのひょうきんな見せ構えからは、
想像台にしませんでしたけど、ちょっとなんかしんみり
行きたくなりましたなあ、また。
- うん。
ねえ、いろんな魅力があって。
なんか火曜日かなんかにカレーライスを出すとか。
- あ、そうなんだ。
- いうのもあったりね。
それもなんか、会長がいきなり言い出したらしいんだよね。
- うん。
ワンランク上の世界の山ちゃん。
- ああ、あります。
- 山。
- そう。
山っていうのがあってね。
うん。
ちょっとお値段も上がるけど。
- ええ。
うわ、これなになに。
- なになに。
うわあ、手羽先のグレードが上がってるってこと?
あ、店もなんか。
- 手羽先のグレードも上がってるし。
お店がなんかちょっとすごい。
- ドリンクの種類も変わってるし。
フードのメニューも、他の店舗にはないメニューがある。
ああ、なるほどね。
- うん。
そういうのはいらないです、僕は。
あの、もうあの、ごちゃっとした感じでいいんですけど。
東京にもあるってことで。
- 東京にも何店舗かあるよ。
ちょっと今度行こうかな。
- うん。
いいね。
今日はちょっと世界の山ちゃんの回という。
- うん。
ことでしたかね。
- そうだね。
ということで、本日は。
- 世界の山ちゃん回、どうだった?
名古屋飯。
- 山ちゃん回、よかったよかったよかった。
やっぱね。
- うん。
名古屋飯紹介チャンネルじゃないところが僕は気に入っててですね。
- ほうほうほう。
だってさ、ネットで調べた情報とかでもないわけなんだよね。
- そうだね。
ガクちゃんが実際に、
お会いしてこういうことを教えてもらったんです。
みたいな話はさ。
いや、聞けないじゃないの。
- うんうん。
だしまあ、ネットで調べたら出てくる情報だとしても。
- うん。
ガクちゃんの実際の実体験で語ってもらえるその話は貴重だと思いました。
- あっ。
一時情報をお届けできましたか。
- いや、最高最高。
とりあえずすごく行きたくなりました。
これはあれですよ。
名古屋に来なくても、
お店があるから。
- そうだ。
ちょっと行ったことない方はね、
行ってみてほしい。
- 世界の山ちゃんね。
これ何、東京とか大阪にもあるね。
ある。
北海道にもあるし。
- うん。
すごい、いっぱいある。
海外は香港、タイ、台湾。
あと愛知、岐阜、三重。
大阪、京都、広島。
東京、神奈川、埼玉、千葉。
札幌、福岡。
ほぼ。
あ、結構。
すごいね。
これ結構塩都市にあるじゃないの。
- うん。
ぜひ行ってみてください。
- ぜひ行ってみてください。
手羽先を食べてくださいって感じだよね。
- そうだね。
そう、で、なんか5本ずつとかで頼むんだろうけど。
まあ、20本ぐらいはいけると思いますけど。
一気に頼むと冷めちゃうので。
- そうそうそう。
最初は、2人で行くんだったら最初は、
ちょっと20本とか15本とか頼んで、
亡くなりがけに追加で頼んでっていうのを
ひたすらエンドレスで手羽先を食べてください。
食べ方は書いてあるからね。
なんかさっきノートで書くって言ったけど、
まあちょっと書けるかどうかわからないんで。
お店に書いてあるし、
その時に何、岳ちゃんの会長直伝の
モミモミするっていうのをちょっとやってみてほしいな。
- そうそうそう。
- それ書いてないよね、それ。
- それ書いてない。
- モミモミってこうギルギルギルギルってやるってこと?
- そう。
- うんうん。それをやるとスポンと取れやすくなると。
重要情報だな。
- 覚えておいてください、皆さん。
ということで、この番組は
名古屋にまつわるグルメ、歴史、文化、店、観光など
いろんな面白いエピソードを語っていきます。
ぜひフォローして聞いてください。
多くの方々に聞いてほしいですね。
- はいはい、聞いてください。
- はい。
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なんといってもこの番組は100年続きます。
それではまたまた。
- バイバイ。
28:30

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