2021-01-11 11:00

#28 巨象も踊る


本気のビジネスの現場を体感せよ。
崩壊寸前だったIBMを立て直した著者自身が記した復活劇。自身もIBMで働いたことがあり、数々のビジネスの現場で指揮をとってきたとくさんに、本物のビジネスの現場で生きる、この本の魅力をお伺いしまいした。
▽番組概要
・MC:りょかち https://twitter.com/ryokachii
・配信スケジュール:週3回(月・水・金)配信(朝更新)
・配信プラットフォーム:himalaya、Apple Podcast、Spotify他
※himalayaで1週間先行配信
https://jp.himalaya.com/mybestbooks

See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.
00:03
この本は、たぶんビジネスとして一番読み返した本ではないですかね。
何度も、実際に自分がそういう現場に立って、
経営に関わるという仕事をした時に、
こんなに万幸になるし、励まされるというか、学びのある本はなかったので、
ここは非常に繰り返し読んでましたね。
こんにちは、よかちです。
今日もマイ・ベスト・ブックスでは、ゲストのストーリーとともに一冊の本を紹介します。
今回の一冊は、巨象も踊る。
崩壊寸前だったIBMを立て直した経験を、
著者自身が書いたリアルなビジネス本です。
ゲストは、多数の有名企業で管理職として働かれた後、
現在は心の問題を予防的に解決するサービスを提供する
マイコーピングの代表として活躍される徳さんです。
実際に、数々の企業でビジネスを率いていた徳さんにお伺いする
人生に効く3冊。
今回も次に読むべき本が見つかるエピソードばかりになっています。
マイベストブックス、マイベストブックス、マイベストブックス
超有名コンサルティングファームで成り上がった後、
経営者として実績を残し、崩壊寸前のIBMを救った男、ルイス・ガースナー。
彼が自分自身で当時を描いたこの本は、
どこまでもリアルで教訓に富んだ本だと徳さんは語ります。
IBMっていう、アメリカをまさに代表するピカピカの会社が
すごい勢いで上落していると。
それを外部経営者が変革したっていうところで、
まずすごく珍しさというんですかね。
非常に貴重な体験が描かれているところと、
あとやっぱりポイントは内側から描いていることですね。
多くのものは結構外部から評論的に書かれたりするんですけど、
自ら変革した人が自らその内容を書くっていうところはなかなかない。
しかもIBMみたいな巨大企業の中の実際の変革を書いた本というのは
ほとんどなかったというところで、そこがすごく異なるところですね。
すごいのはやっぱり経営会議でどんな議論をしたとか、
IBMの中は本当にどういう形でダメになっていたのかとかですね。
あと実際に出したメールとかも入ってるんですよ。
なので本当に中で何を実際にやったのかも、
ここまで書かれているポイントはほとんどないですね。
なかなか書こうとしないっていうか、
やっぱり企業ってなかなかその中まで隠そうとするんですけど、
彼はプロ経営者であり、実際に自分でやったというところもあると思うんですけど、
そこの実務の面まで全て書かれているというのは、
他のビジネスとしてはなかなかない迫力と説得力があるなというところですね。
本を数多く読む徳さんにとっても、この本は特別な一冊のようです。
この本は多分ビジネスとして一番読み返した本じゃないですかね。
何度も実際に自分がそういう現場に立って経営に関わるという仕事をした時に、
03:03
そんなに反抗になるし励まされるというか学びのある本はなかったので、
ここは非常に繰り返し読んでましたね。
実際にビジネスの第一線で活躍してきた徳さん。
そんな徳さんから見ても、この本はきれいごとなしのビジネスの真髄が描かれた本だと語ります。
経営というのは抽象的な概念だと思っていたり、
それをカッコよく整理しているものがすごく多いんですよね、世の中には。
そういう方がみんなに一見受け取られやすいというのはあるんですけど、
ただ実際の経営というのはカッコいいものじゃなくて、
人間同士がぶつかり合って、その中で作り上げられていく営みであるという認識を。
その時点で私全然経営に関わってなかったんですけど、
すごいリアルなぶつかり合いがあるんだなという認識を得られたこと。
さらに単純に人間的要素だけじゃなくて、それを支えるのはすごい高度な経営の専門性。
ダイヤモンド的なところの専門性もそうだし、
マネジメントの専門性もそうだし、
あと知的能力とか。
つまりこういうプロフェッショナルとしての専門性も必要なんだと。
その両方が高度に絡み合ったところに経営があるんだというのは、
こんなにリアルに学べるものではなかったので、
そこは非常に学びがあったし、その後関わっていく。
まさにIBMに行くことになるんですけど、
実際のこういう仕事でも非常にのっちのち役に立ったなと思う。
原点といえるものだというところですね。
本気のぶつかり合いと、それを支える確かな知識。
骨太なビジネスマンとしての在り方を、この本は次々と教えてくれます。
この本の中でも非常に実行が全てであるということを明確に書かれていて、
あとその感情も大事だというところなんでね。
やっぱり本気でやることっていうか。
彼が明確にしたのは、このIBMの今何がダメなのか。
もう本当に明確に本音で言い切って、そこに向かい合うんだと。
それをなんとかしていくんだっていうのを明確にした上でですね。
その上でじゃあ我々はなぜそれを変革していきたいのか。
どこに向かうんだと。
その後にどこに行きたいのか。
どこに向かっていくのかっていうのをすっごく明確にしてる。
これはやっぱり一番私がこうなんだろう。
自分でその一端を担うとか、
何かを変えてくれるようになった時には一番思い返したことですね。
ああ、読まずに本の内容が全部わかったらいいのになあ。
そんなことできるわけな。
ああ、オーディオブック。
オーディオブックなら読む必要な。
はい、本を読まずに聞きます。
1万点以上が月額750円で聞き放題。
ひまわり屋聞き放題。
今なら30日間無料。
徹底的にリアルに描かれたビジネスの現場。
徳さんはまさにIBMで作品の中で描かれていた状況に遭遇し、
何度もこの本のことを思い出したといいます。
ちょうどこのIBMでリーマンソフトの後に業績が厳しくなったときに
いろいろ変革しなくちゃいけない時にですね。
06:01
だからもう強烈でしたね。
本当にお前らはビジネスどう思ってんだみたいな感じで。
私も役員から唱えられることが本当に何度もある。
まさにこの本に描かれているような場面なんですけど。
その時にやっぱり思い返したのはさっき言ったようなことで、
まず現場のリアルを理解する。
本当にみんな死ぬ気で頑張ってる。
みんな死ぬ気でやってるっていうリアルは
話を聞いたり数字でも眺めたり。
いろんな面からリアルを徹底的に理解する。
本当に何が起きてるのか理解する。
その上で外資系っていうアメリカ企業の場合株主系なんで
数字を抱っこするっていうのは企業全力のアプリですね。
これをどう繋ぐかといった時に
現場で死ぬ気でやってる人たちにとっても
どんなメリットがあるとか
その方向に向かうのはどういう良いことがあるのか
っていうのは死ぬ気で考えるというか
私も死ぬ気でやらないといけない。
また振り絞って数字も徹底的に検証して考え抜いて
あとはその時やっぱりエモーションがすごい大事なんですよね。
こいつ本気なのかっていうのは壊れる。
ロジックで社内で自信が足わればとか
コストが上がればとか言っちゃって
伝わらないわけですよ。
ゴリゴリリアルに論理も現場の辛さも両方とも知ってる人たちだから
やっぱりこの小手先の論理だけでは余裕しないし
感情だけでもダメ。
その両者を高度に融合させながら
しかも本気でぶつかっていくっていうのは
本当に私ミーティングの時は天井に行く思いしか持っていかない。
でもそうぐらいの気持ちでみんなやってるから
私が社内の管理部門の人たちも本当に本気でやるんだ。
それがやっぱりルイ・ガスナーが書いてたことなんですよね。
感情を揺さぶるって言うんですかね。
それとセットでないとダメだと。
ちょっと印象的なことをさっき読み返して
IBMボロボロになった時に
なかなか社内が奮い立たないって言った時に
警官部に12万5千人がIBMをさばっていた。
職を失ったと。
誰が職を奪ったんだ。神がやったのか。
でもそうじゃない。
逃走相手が我々をぶちのめったんだ。
部屋を奪ったんだ。
あいつらにこんなことされていいのか。
という揺さぶりを。
IBMはすごい上品な官僚的な会社なんですよね。
あえてこういうすごく激しい言葉でみんなを揺さぶることで
本気を導き出すとか。
やっぱりその失った社員たちっていうのは
そういう人たちが奪ってたんだとあえて言うことで
みんなを揺さぶって変革を流していくという
やっぱり印象的なシーンがいっぱいあって
そこはつながってきましたよね。
外資企業といえばクールなイメージを持つ方も多いかもしれません。
私もその一人でした。
しかしこの本を読めばそのイメージは変わるはず。
その意外さを伝えた時、徳さんが語ってくれた言葉はまさに
本物のビジネスマンだからこそ言える一言でした。
めっちゃエモーショナルですよ。
経営のゲームは本当にすごい命がけというか
09:02
本気の場面なので。
最後にこの本のおすすめポイントを改めて聞きました。
やっぱり経営っていうのは本当に生々しく
人間くさいものであるっていうところですね。
だからこそ面白いんだっていうところがやっぱり
この本からすごく伝わってくると思うんですよね。
やっぱり両方というか論理的であることも
さっき言ったように重要なんだけど
それと同じくらい情熱だったり
思いだったりエモーションというのが
やっぱり人を引きつけたり引っ張っていくことである。
それはやっぱりチームでみんなでやっていくっていうんですよね。
チーム全体で大きなことに向かって
その両者を組み合わせながらやっていくことで
大きなものを達成できるとか
目指しているところに到達できる。
そういうことがやっぱり仕事の面白みであるっていうのが
見事に書かれていると思うし
それは普段の仕事、毎日やっている仕事だったり
これから目指している仕事にも
必ず自分の大事なものとして残ると思うので
私がフォーダンスだったように
やっぱりこういう原点となり得る本かなと思います。
カッコつけた綺麗事ではない
本当に大きな改革を起こそうとするビジネスマンには
必ず響く巨像モードル
ぜひリアルなビジネスの現場で生きる知識を
この本で手に入れてください。
今回は多数の有名企業で管理職として働かれた後
現在は心の問題を予防的に解決するサービスを提供する
マイコーピングの代表として活躍されるトクさんをお迎えして
巨像モードルをご紹介しました。
マイベストブックスはひまわり屋で先行配信をしています。
番組をぜひフォローして最新のエピソードを聞いてくださいね。
お相手はりょかちでした。
11:00

コメント

スクロール