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2020-12-07 10:00

#16 WHO YOU ARE ゲスト: 設楽悠介


ビジネスに欠かせない"組織文化"を、解き明かす。
歴史上の事象を組織文化の視点で読み解きながら、現代の組織論に当てはめる一冊が登場。組織を強くし、ビジネスを左右するが目には見えない”組織文化”を学べる一冊です。

▽番組概要
・MC:りょかち https://twitter.com/ryokachii
・配信スケジュール:週3回(月・水・金)配信(朝更新)
・配信プラットフォーム:himalaya、Apple Podcast、Spotify他
※himalayaで1週間先行配信
https://jp.himalaya.com/mybestbooks

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大きく文化の思ったことがずれたことは、意外と即座に多分、経営の数字には反映されない。
けど、3年、5年後とかにめちゃくちゃ効いてくるような気がしていて、
めちゃくちゃその会社だったりコミュニティに関して、この文化っていうのがすごく大切だし、あまり言語化されていなかったので。
こんにちは、悠介です。
今日もマイ・ベスト・ブックスでは、ゲストのストーリーとともに一冊の本を紹介します。
今回の一冊は、WHO YOU ARE ベストセラーハードシングスを執筆したベン・ホロウィッツが、組織文化について書いた興味深い一冊です。
ゲストは、新しい経済の編集長でありながら、複数の事業会社の取締役を務める志田良佑介さん。
メディア、企業組織、オンラインサロンなどのコミュニティと、多様な組織の中でリーダーシップを取る志田さんが、
バランスシートに乗らない組織文化の重要性や面白さについてお話ししていただきました。
投資家として、ツイッターやフェイスブックなど名だたる企業に出資してきたベン・ホロウィッツ。
その彼が、企業化時代の壮絶な体験を記したのが、ベストセラーとなったハードシングスでした。
志田さんはまず、彼が企業文化について書いたことに興味を抱きました。
さらに組織文化は、在宅勤務が進み、コミュニティの帰属意識が薄れていく今、注目すべきテーマなのかもしれません。
しかし一方で、文化とは言語化が難しい分野でもあります。
それを読んだきっかけとして何かあったのが、コロナというのは僕のがちょっと大きかったですね。
多くの会社がリモートワークとか、リモートワークとリアルワークを取り入れたような形でやっている中において、
じゃあこの文化ってどう?この文にはそこまで当たり前にコロナ前に出ているので書かれてはないんですけど、
よりそれがスラックとかZoomのコミュニケーションになった時、いかにその会社として文化を保つかとか、
文化をこっちに持っていくかみたいなところのヒントがちょっとあるかなと思った感じですね。
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ああ、読まずに本の内容が全部わかったらいいのにな。
そんなことできるわけな。
あ、オーディオブック。
オーディオブックなら読む必要な。
はい、本を読まずに聞きます。
1万点以上が月額750円で聞き放題。
ひまわり屋聞き放題。
今なら30日間無料。
この本では章ごとに様々な偉人たちの組織運営を起点として、組織文化の醸成について語られています。
チンギス藩、奴隷解放の指導者、そして日本の侍。
具体的な事例から組織を作るアクション、はたまた崩壊させるアクションなどを紐解いていくこの本。
そのエピソード自体もとても興味深いものになっています。
これね、やっぱり一番衝撃的だったのはシャカ・サンゴールっていうアメリカの、
多分10代の時から麻薬取引で殺人を犯した人がアメリカの刑務所に入って、
約20年くらいですかね、ちょっと老後絵なんですけれども、
その刑務所の中で、アメリカの刑務所ってすごいなって、そこで殺人とかめちゃくちゃ起こるようになるんですね。
状況の中でどうやってその中の派閥をまとめていったか、
彼の話が一番衝撃的だったし、
そこをなぞらえて、今あるウーバーだったり、いろんなスタートアップの事例なんかも織り混ざっているので、
ただそこのカルチャーの作り方みたいなところで、僕の中ではめちゃくちゃ面白かった。
自分の知り合いを殺した人が刑務所に入ってきた時、その人を殺すべきか否か、
信じられないようなケースですが、これもこの本の中では感情的にではなく、
コミュニティの文化を保つためにどうするか、という視点で語られます。
そしてその精神をかけた決断は、ビジネスにも通ずるところがあるのではないでしょうか。
殺すとかは極端な事例ですけど、結局ビジネスにおいて、
トップがどういう決断をするかみたいなのが、ものすごく会社の文化に関わっているんだなというような例がすごく出てくるんですよね。
それなんかめちゃくちゃ参考になるな。
トップとかリーダーが何気にやってる意思決定みたいなことにこそ、もしかしたら文化というものが色濃く出ている。
小さな決断や発言が積み重なって組織文化になる。
確かに決断基準や発言は、その組織らしさを感じる要素かもしれません。
例えばLINEの人、Googleの人、Appleの人、Amazonの人、色々仕事で今会ってますけど、
みんなGoogleっぽかったりAppleっぽかったりLINEっぽかったりAmazonっぽかったりするんですよね。
特に別に制服があるわけでもなく、
ですけど、なんとなくこの人やっぱりGoogleっぽいなとか、
この人Appleっぽいなってあると思うんですよね。
僕ももしかしたら、検討者っぽいなって誰かから思われてるのかもしれなくて、
自分たちでは分かんないんですけど、結局それって社長がこういうファッションをしろとか、
こういう規範を守れとか言ってなくても、なんか出来上がってしまうもので、
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やっぱりそこにかなり深い考察を入れたっていうのが、この本の特徴かなと思います。
しかし、組織文化の価値筋は一つではない。
事業と組織文化は密接に関わり合う。
事業と、それから組織文化を見る。
企業を見る時の視点が一つ増えるのが、この本の魅力の一つかもしれません。
フェイスブックもアマゾンもアップルもマイクロソフトもグーグルも、
なんか全然別のアプローチで結局成功してるんだなってこともわかるっていうのも、
なんかちょっと面白かったところですね。
なんかフェイスブックのようにやれば、同じビジネスをやっても多分そこには文化というか紐付いてて、
全く同じようにパクってうまくいかないってこともあるんだろうなっていう考え方もあるし、
そこが会社組織の不思議が詰まってるみたいな本のような気がするな。
最後に、しだらさんはこの本を、経営者やマネジメント層はもちろん、若手の人も読むべき本だと語ります。
ボタンの掛け違いによって一つ栄えた企業がピークを越えて、
ちっちゃくなっていくみたいなこともなんか結構起こってる。
だからいろんな読み方ができるんですけど、なんかそうなんだろうな、
若手の人は改めて自分のいる会社ってどんな文化なんだろうっていうのを
すごく考えるのが大事になってくるかなと。
要はその給料いくらもらえるとか、楽しい仲間がいる以外に、
やっぱりカルチャーフィットするかって、その会社と自分の相性ってめっちゃ大事なんで。
で、なんかそういうことを改めて自分は将来どうするかって考える、
キャリアプラン考える上でも、なんか今いる会社の文化、
それがなんかこういうところでうちの会社の文化でできてて、
今この文化がずれそうになっているなとかを感じれるようになっておくと、
その若手ビジネスパーさんにとっても、すごくその転職とかキャリアプランの
尺度一つ加わるかなっていう話があると。
逆に経営層とかマネジメント層がこれを読むと、
そこをちょっと一個間違っちゃうと、
経営判断のミスって数字で出るから分かりやすいと思うんですよね。
なんかこういう事業展開をしたことで結局赤字が膨らんで、
経営がまずいですってことは、
そのいわゆるファイナンスとかそういうのを見ていくと分かるんですけど、
逆に、あの時社長が一言こういったことで、
大きく文化の思ったことがずれたことっていうのは、
意外と即座に多分経営の数字には反映されない。
けど3年5年後とかにめちゃくちゃ効いてくるような気がしてて、
だからよりこの本は一般のサラリー、
普通のサラリーもおすすめですけど、
より経営者こそ読んだ方がいいし、
できれば特に経営者が、
原動者みたいな会社もそうですけど、
力の強い、一台で立ち上げたみたいな会社こそ、
それが色っこいと思うんで、
そういう経営者ほど読んだ方がいい本なのかな。
だからこういう話です。
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うまく使うことですごく社員をより働かせることもできるし、
間違っちゃうとみんな離れてくるみたいなところも、
これを読んですごい考え捨てられたなという感じですね。
これまで重要だと分かりつつ、整理できていなかった組織文化。
読めば組織を見る解像度が上がるはずです。
今回は新しい経済の編集長でありながら、
複数の事業会社の取り締まり役を務める
しだらゆうすけさんをお迎えして
Who You Areをご紹介しました。
マイベストブックスはヒマラヤで先行配信をしています。
番組をぜひフォローして最新のエピソードを聞いてくださいね。
お相手は旅立ちでした。
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