じゃあ、なんかまたね、ちょっと違う趣味が聞けるのかな? 辻さんの趣味は何ですか?
私の趣味はミュージカルなんですけど、 ミュージカルのお話、前にされた方がいたと思うので、
なんで今日はミュージカルの中でも、ウィキッドのお話をさせてもらえたらなと。
あー、ウィキッド。今ね、映画はちょうど後編がやってますよね。
そのウィキッドのミュージカルの物体の方っていうことですか? 全体?
全体的に、そうですね。
映画が公開されて、舞台とか見たことない人とかも、 鑑賞しやすいコンテンツになったので、
ぜひ見てもらいたいなって思って、 これはいいチャンスがあって。
ありがとうございます。
ちなみに、石川のウィキッド歴ぐらいで言うと、 劇団四季さんのウィキッドを20年ぐらい前に1回見たことがあるのと、
映画は前編の方は見ました。後編はまだ見てないです。
後編まだなんですね。行く予定はありますか?
行きたいなと思ってます。
じゃあ是非。ネタバレしないようにしますね。 でも知ってるか。
知ってはいるです。
四季のやつを知ってたら勝利はできる。
っていうぐらいなんですけど、ウィキッドの印象として、
それこそ去年僕LAに行ったんですけど、
アメリカとかでの流行り方と、日本での流行り方と、
ちょっと差があるかなと思っていて、
アメリカとか海外の方が、日本以外の方が、
ウィキッド盛り上がっている感じがしていて、
もちろん日本でも劇団四季でやってたりとか、
劇場も結構人気だとは思うんですけれども、
すごい大衆化までは行ってないような印象があったりするんですけど、
だからこそ、でも見終わったらめっちゃ良かったなと思うんですよ。
だからここでちょっと魅力をお伺いしたいなって思ってるんですけど、
辻さんが思うウィキッドの最大の魅力って何ですか?
そうですね。初めて私が見たのも劇団四季で、
20代の半ばぐらいに見たんですけど、
その時はやっぱり悪い魔女エルファバの、
特にミュージカルでいうと1幕最後ですね。
ディファン・グラビティ、自由を求めている歌の歌唱力と、
盛り上がりの頂点みたいなところに、
めちゃくちゃ心が動かされて、
そこがひたすら好きだったんですけど、
でも今もう十数年経って、繰り返し見てるうちに、
いろんなキャラクターとか他の歌とか、
もう全部いいみたいな、すごくどんどんハマっていって、
最初はやっぱりエルファバに同情したりとか、
その強さに惹かれる人が多いと思うんですけど、
噛めば噛むほどじゃないけど、どんどんもう一人の魔女であるグリンダとか、
あとその周りのもっといろんなキャラとかの、
いろんな心の動きとか立場の変化とか、
そういうものがすごくリアルなドラマだなっていう風に見えるようになっていって、
それがさらに、人間関係だけじゃなくて社会全体みたいな、
すごく社会性とかもある作品なので、
その世界観にすごく今めちゃくちゃハマってて、
オズっていう魔法があるような不思議な国の世界の話だけど、
リアルな今の私が生きてる世界ともリンクすることが多いのが、
すごい魅力だなって思って。
そうですね。ファンタジーなのは設定だけというか、
人間の心持ちはリアルですもんね。
リアルすぎるぐらいリアルで。
おっしゃってる意味わかります。
その2回3回と見ることによって、
あれなんか前回見たときと感想が違うぞって思ったりしますよね。
特にミュージカル版、舞台版ってすごく展開が早くて、
もうなんかショーを見て気づいたら終わってるみたいなぐらい早いって、
それでこうついていけない、心は気持ちは盛り上がるんだけど、
全部には追い切れない感じがあるんですけど、
映画が前編と後編で2つに分けて公開されたことで、
すごく話を補完しにいってくれてる。
その心の動きとかをすごくエピソード追加して、
観客がついていけないところをこういうエピソード入れたら、
心の動きに説得力が持つなみたいな、
なんかそういうのをすごく入れてくれてて、
すごい良い作品になっているので、
ミュージカルとしても素晴らしいんですけど、
映画はもう単純にそのドラマとして、
映画作品としてすごいなって思っています。
なるほどね。そっか、僕がウィキッドに感じていたのはそういうことかもしれません。
その2時間なり4時間とかなりの物語を見る尺に対して、
その物語が持っている情報というか感情とか設定とかも含めてが、
だいぶ凝縮されているというか、
なので何ならその倍ぐらいの、
映画でも何なら4本ぐらいあっても、
今だったらそれぐらいやっても良さそうなシリーズになりそうな、
重厚さというか物語が入っているのに、
それを結構あっさりとギュンとしているから、
咀嚼するのに時間がかかる作品ではあるのかもしれないですね。
本当の意味でのこだわりを全部飲み込もうとすると。
そうですね。
ミュージカルとかって繰り返し見るのが割と普通というか、
1回見て終わりみたいな作品もあるんですけど、
やっぱり何回も見て何回も面白いみたいな作品が多いので、
そういう意味ではそうやって狙っているのかもしれないなと思うんですけど、
でも映画もあの尺使っても全然何回でも見たいって思うので、
やっぱりその中毒性というか音楽の中毒性とか、
美術とかの美しさもありのを見てて、
語感では嫌な感じは全くしない。むしろ心地よいのに、
人間がすごく、人間的な感情でいうとすごく居心地が悪いみたいな、
このなんかギャップにもやられているところはかなりあって、
でもなんかそれがすごくその人間が生きる世界そのものな感じもするし、
確かにそうですね。
そんだけ詰め込んでいるのに、
1回目見てちゃんと面白いって思えるって、
実は相当なテクニックが入ってるんだろうなって気がしますもんね。
すごい。
そうなんですよ。シンプルに映画で見て、
アリアナ・グランデ可愛いなって思いますしね。
いや、アリアナのウィキッドへの愛がやっぱりすごくて、
アリアナがやってるグリーンだという役って、
最初にアリア長のオペラっぽい発声の歌で歌い上げるんですけど、
あそこでやっぱ崩れるともうちょっと客が引くというか、
今日ちょっと残念な回だなみたいな感じになるぐらい、
プレッシャーのかかる役だと思うんですけど、
あそこでこれはもう安心して見れるなみたいな、
確信に変わったので、
後編も合わせてひたすら良かったです。
アリアナで良かったなって思いました。
ちょうど会社で後編を見た部下の子がね、
良すぎてもう3回見たって言ってて、
やっぱいいんだと思って。
素晴らしい。そうですね。
それは楽しみです。
ミュージカル版ではやっぱエルファバにフォーカスが当たってて、
エルファバとグリーンだみたいな感じですけど、
映画は特にグリーンだがすごく出番が増えてて、
ミュージカル版に比べて、
すごくグリーンだの変化、成長みたいなものにもすごくフォーカスを当ててくれてて、
そっちに共感する人もっと増えて欲しいなっていうのは、
舞台版を見てる時から思ってて、
前編とかグリーンだ嫌なやつなんですよね。前編とか。
後編も途中まで結構嫌なやつで、
前編見終わった人とかグリーンだひたすら嫌なやつみたいな感想が、
いやでも最後まで見ると変わるんだよなーっていうのを言いたいけど、
言えないですから。
なんかそうですね。
そうですね。最初に見た時にやっぱそういう感想を持って、
特に劇団式のポスターとかって、
エルファバの方がメインに見えるようなポスターだったりとかしますよね。
なんか結構緑な印象で。
で、ある種ビランみたいな形で、
敵役として出てきてるのかなっていう感じのグリーンだだったりとかするんですけど、
映画版になって多分出番が増えてるからか、
ただ嫌なやつじゃないというか、
茶目っ気、前編しか見てないですけど、茶目っ気というか、
可愛らしさみたいなのがちゃんとアリアナ・グランデの表情とか含めて出せているから、
キャラクターとして愛せるレベルが上がっている感はありますよね。
そうですね。
本当に映画は良い仕事をしたなって何目線かわかんないですけど、
すごい良い仕事をした作品だなと思って、
映画は絶対見てほしいですけど、
映画から遡ってミュージカルとの違いとかももちろんかなりあるので、
見てほしいし、
そのミュージカル自体も昔のオドの魔法使いという映画をオマージュして作っているので、
そのオドの魔法使いという映画にももう一度光が当たるというかなって思うし、
かなりオマージュがそこここにディズニーランドかなっていうぐらい隠れているので、
だからそことの比較とかも面白いですし、
なんならその間にオドの魔法使いという映画とミュージカルウィキッドの間に、
ウィキッドの原作が小説として発行されているんですけど、
これもかなり全然方向性が違う。
原作、これ本当に原作っていうぐらいに全然違うので、
だからそこにもウィキッドにハマった人は見てほしいなって思うし、
なるほどね。
なんかその辺のオドの魔法使いの映画化の前にはもともとは童話でしたね。
子供向けのお話で絵本とかたくさんあるので、
その絵本から映画になるときのかなり改編もあるので、
そういういろんな創作物を経てウィキッド、オドの魔法使いの世界観が、
時代もその時代その時代の表現したいものみたいなものが違うので、
全てアメリカから出てるものだと思うんで、
ちょっと裏取ってないですけど、
その時代その時代の作者が表現したかったアメリカという世界の社会の中で出てくる。
しかもオドの魔法使いの主人公もドロシーという女の子ですけど、
どっちも女の子たちがすごく頑張る作品として、
その女性の扱われ方とか、
あとその主人公の仲間になったりとか敵対したりとかする人たちのキャラ設定とかも、
やっぱりその社会のいろんなことを踏まえた設定になってる気がするんで、
なんかそういうところも見始めると、
もうなんか誰か論文書けんじゃないかなと思う。
めちゃくちゃ面白いなと思って、そんな感じです。
そういう意味ではこの映画は入り口としてすごく入りやすい入り口を作ってくれていて、
そこでハマったらもうオタクとして凝っていく楽しさがいっぱいある作品ではありますね。
そうですね、オタクいっぱいいると思います。
確かに僕も一回だいぶ前ですけどミュージカルは見ていて映画見ましたけど、
映画見終わったらもう一回ミュージカル見たいなってなるから、
既存コンテンツを別に潰しあってないというか、
両方とも盛り上げる感じになっているっていうところも、
なんかこう芸術展が高いですよね。
素晴らしい。
素晴らしいですね。そうなんですよ。
そうなんですね。
辻里さんはもともとミュージカルがお好きだったんですか?
それとももうウィキッドから入ってめっちゃ好きになったみたいな感じなんですか?
私は中学の時にキャッツを初めて見て、
ミュージカルに、てかキャッツにハマって、ミュージカルにハマったというよりキャッツにハマって、
キャッツ以外のミュージカルを見るようになったのは、
金銭的なあれも入れて、大学生以降ではあるんですけど、
特にそうですね、社会人になった2009年から5年間くらいかな、
かなりいろいろ、今しかないと思って。
お金がある上に、やっぱり劇場に訪れないと見れないので、今しかないと思って、
それでもやっぱ国内しか見てなかったんですけど、
でもすごいいろいろ見て、その中でもやっぱウィキッドはCDを入手したりとか、
サントラを買わせたらなかなか強いなって私は思います。
それぐらいやっぱ印象に残ってるし、好きな作品だったので。
いや確かに、曲いいっすもんね、シンプルにね、
口ずさみたくもなるし、歌詞を覚えたいなって気持ちにもなる。
ミュージカルの上では結構大事なことかなとは思いますね。
僕もミュージカルってなぜか好き嫌いが分かれるジャンルではあるじゃないですか。
僕は割と好きな方で、それこそウィキッドもそうですし、
ララランドだったりとかも、見終わった後にサントラサブスクですけど、
ずっと聴いてたりとかするタイプで、覚えようとする曲を、
全然どこでも披露する機会がないのに、ララランドだったりとか、
あとアラジン、ディズニー版のアラジンとかの日本語訳版とかを覚えようと、
セリフっぽいのが途中に入ったりとかするのを覚えたくなるっていうのがあるんですけど、
いい作品と会うと覚えたくなりますもんね。
そうですね。歌いたい、一緒に歌いたいってなります。
あんまり出番がないのに覚えたくなっちゃうんですよね。覚えた意味がない。
分かります。自分用になったりしますね。
自分がいいですよね。聴いてるだけじゃなくて、歌えると。
そうなんですよね。自分で歌詞見なくても歌えるぐらいになったときにもう一回見ると、
また感じ方も変わったりとかしますしね。
その中の演技の方にフォーカスできるというか、
っていうのもありますしね。なるほどね。
今でもそのウィキッドは一旦映画としては終わったわけじゃないですか。後編が公開されて。
ウィキッドを始めとして、今回はウィキッドの話だから余計そうですけど、
辻さんとしては今後ウィキッドの関わり方をどうしていきたい?どうなりたい?
何の公開を待ってる?みたいな感じのこととかってありますか?
私個人の活動ってほどじゃないですけど、やっぱりもうちょっとその世界観とかを深めたいなって思ってて。
自分の中でいろいろ、オズの魔法使いの小説、映画、ウィキッド小説、ミュージカル、映画って全部やっぱり違った魅力がそれぞれあったので、
そこをちょっと整理自分の中でして、
ウィキッドも面白いんですけど、そもそもその世界観ってオズの魔法使いから来てると思うので、
オズの魔法使いもすごい良いんだよっていうか、オズの魔法使い知らないとやっぱりウィキッドの面白さ半減してると思うんで、
そこも含めて普及をしたいなって、映画が出た今こそしたいなって思ってるのが一つと、
さっき石川さんと喋ってて思ったんですけど、ハリーポッターって今ドラマが始まった?
今年年末ぐらいにシーズン1から、賢者の石から1シーズンずつやるって言ってますね。
そうやってテレビドラマ化とかも全然あっていいと思うんですよね。
それぐらい世界観の作り方とか、キャラの多様さとか話の複雑さとかあると思うんで、
そういうのがすごいあればいいなって妄想しながらしばらく生きようと思いました。
ありがとうございます。確かに商業的にどこまでできるのかは知らないですけど、
やろうと思えば本当にその世界観的にはハリーポッターに近いっていうか、
ハリーポッターとの類似点みたいな感じのも見てると思うところあるじゃないですか。
ってことは、ハリーポッタースタジオが池袋近くにできてたりとかしますけど、
ああいうの含めてできてもおかしくないし、さっき辻さんがおっしゃっていた
ウィキッドとオズの間にあるウィキッドが映像化されることだって全然あると思う。
ウィキッドが商業的に成功したらそういう展開とかもさらにありそうで、
そうするとますます布教しなきゃいけない、伝えなきゃいけないものが多くなって、
やりがいがありそうですね。
さっきハリーポッターを例にいたしましたけど、
ハリーポッターとファンタスティックビーストって同じ魔法の世界だけど、
ちょっと時代感が違うみたいな話で、でも同じ原作者だと思うんですね。
なんですけど、オズの魔法使いっていろんな作者がそれぞれ、
自分が思うこの世界観をこう、みたいな表現してて、
原作のオズの魔法使いの小説から映画化もやっぱり別のプロダクションになるし、
それからウィキッドの小説原作者も違うし、さらにミュージカル化もそれをもとにですけど、
どっちかっていうとムーヴは二次創作とか、オタ芸に近い、
オタクが作品作ったみたいな感じにどちらかというと近くて、
その辺をもうちょっと伝えていけると、
すごく日本人の感覚、日本の文化を自分なりに楽しむみたいなものにすごく親近感、
リンクするところがあるんじゃないかなって思ってて、
そういう発信ができればいいなと思うんですけど、
そこまで大したあれじゃないけど、
もっとこの世界観の面白さに気づいてくれる人いたらいいなって思いますね。
ハリーポッターとかファンタスティックビーストってそれこそ作者が一緒だから、
そういうコンテンツ、魔法ワールドっていうホグワーツ周辺をしたコンテンツですけど、
オズってジャンルなんですね。
オズというジャンルの中にあるウィキッドという作品だし、
オズの魔法使いだしっていうので、
ジャンルだからこそウィキッドは好きだけど、
オズの魔法使いはあんまり好みじゃなかったみたいなものも、
発生しても矛盾はしてないというか、
オズというジャンルの中で好きなものを見つけてできるのって、
ハリーポッターってある種、もちろんハリーポッター好きだけど、
ファンタビューはあまりっていう人もいると思うんですけど、
やっぱり一連だからその世界観を愛すことが正しいみたいな雰囲気がちょっとあるとは思いますけど、
そのジャンルとして、オズジャンルの中の小説作品が好き、映像作品、ミュージカルが好きっていう、
確かにコミケ感があるというか、
それってコスプレが好きでもいいし、創作が好きでもいいし、
でもオズ好きっていう意味では仲間だよねっていうのって、
なんかこう、昨今バックボーンとか全部知ってた方が正しいみたいな感じよりも、
自分が好きなものを楽しめばいいじゃんっていう、
そのラフさが入りやすさはありますね。
そうですね、今日特に喋ってないし、私もまだ見れてないんですけど、
オズ関連の作品って色々あって、
日本だと童話も、ドロシーがカンザスから飛んできて帰るまでしか知らない人が多いと思うんですけど、
本当はそこからどんどん続編みたいな感じで、いっぱい出てるらしいんですよ。
とか、あとオズじゃなくてウィズっていう、
黒人さんたちがやるオズの魔法使い系。
あれもミュージカル作品かな、映画もありますし、
すでに色んなスピンオフが関連作品があるので、
でも日本だとほぼ注目されてないので、
そういうオズジャンルみたいな感じで、
そういうところを色々見る人が増えて、
かつ、さらに今から作れる可能性だってあるわけですよ。
自分なりのオズの世界観で作ったらこう、
そういうミュージソー作がいくらでもくれると思うので、
そういうのが盛り上がったら面白いなって思うし、
すごい可能性を今、石川さんと喋ってるとすごく感じてきてワクワクしますね。
なるほどね。