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2023-03-31 33:58

#127 現役地上波ラジオのディレクター襲来!?

プロのラジオディレクター、構成作家って何を考えて、どうやって番組を作っているの?どんな悩みがあるの?聞いてみました。召し上がれ。
ゲスト:狩森康伸さん
Twitter: @karimori1113

00:00
こんにちは、趣味は何でもむしゃむしゃDJいしかわです。むしゃむしゃラジオでは、いろんな方をゲストにお招きして趣味のお話を聞いています。
その趣味の楽しいところや始め方など、美味しいところを聞いて新しい趣味を見つけるきっかけにするための番組です。
先日も広告の裏側の話があったりしましたけれども、当たり前のように正面を見ているものの裏側って結構気になりますよね。
僕は割と右派なので、テレビとかラジオとかそういった小さい頃から見ていたもの、聞いていたものの裏側、めっちゃ興味あるんですよね。
というわけで、今日はその裏側を話してくれる方がゲストです。
それでは今日もいただきましょう。DJいしかわのむしゃむしゃラジオ。
早速今日のゲストをお呼びしましょう。今回のゲストはこの方です。
ラジオのディレクターと放送作家を関西でやっております。安信と申します。よろしくお願いします。
安信さんよろしくお願いします。
うわーついにラジオのプロがいらっしゃいました。
いやすみません。逆になんか気使いますわ。そう言われると。
安信さんは関西の放送局の中でお勤めをされている構成作家さんとかそういうことなんですか?
それで言うとフリーでやってまして、いろんな関西のラジオ局を歩き回っていると言いますか、移動しているというような感じですね。1週間で。
それは番組好きみたいな感じなんですか?
そうですね。番組によって曲が違うのでという形で仕事させてもらってまして。
だいたい今4曲ぐらい活かしてもらってます。4つの曲ですね。ラジオ局。
すごい売れっ子。
と思うんですけど、これまた質問出てくるかもしれないんですけど、僕フリーなのでそうやっていかないといけない時代になってきているというのがありまして。
1曲だけに集中してしまうとそれはそれでリスクも出てくるよっていう。
そうですね。リスクしかないですね。フリーは。1曲でやっちゃうとというところですね。
僕らみたいなラジオは好きだけれども、ラジオディレクターさんとか放送作家さんとかが言葉としては知っています。
オールナイトニッポンとか聞いてて、向かいの席に座ってたりとかする人だよねみたいな感じで言ったりとかするんですけど、
1つの番組を作る上で企画の段階とか、そこからどういう感じで放送されるまでに携わるものなのかっていうのをお伺いしてみてもいいですか?
基本生放送も収録もそんなに変わりはないんですけれども、
まず石川さん、1つの番組を関西で作るってなると、スタッフ何人でというのは簡単にざっと予想ついたりします?
テレビより少ないみたいな感じのことは聞いたことはあるんですけれども、とはいえ10名とかそれぐらいの人数では作っているのかなって思ってるんですけど。
なるほど。基本的には予算がある番組で言うと、ディレクターさん1人、ADさん1人、プロデューサーさん1人、ミキサーって分かりますかね。
03:12
なので最大で多くて4ぐらいなんですよ。関西のラジオ局ですね。4人で作ってます。
スタッフさんだけで4人?
4人、プラスパーソナリティが1人、2人とか。放送作家さんが予算があれば入ってくるような感じで。
放送作家さんって予算があればみたいな感じになるんですか?
そうなんです。
必ずいるもんじゃないんですね、専属の。
昔だと、もう専属というか番組でお呼びしたりとかするんですけれども、正直今ほんまに予算が削られている状況でして、あんまりこれ言うと夢なくなっちゃうから言いたくないんですけど、
もう言っちゃいますね。これ別に言ってもいいので。収録に関して言うと、僕1人でやってるときあります。
え?
僕1人で全部作っちゃうっていうのが、今関西のラジオ局。
え?さっきおっしゃってた、ディレクターもプロデューサーも放送作家も?
はい。プロデューサーは局外の方が必ずっていうところが多いので、ラジオ局の社員さんが予算管理をしてくださって、内容とか収録とか編集に関しては、もう僕1人で全部やるときもあります。
すごい。
はい。で、なぜそうなってるかっていうと、予算がこれぐらいでやってくださいって言われますね、プロデューサーさんから。
はい。
とてもじゃないけど、何人かで割ると割に会えへんっていうときがあるので、だからADさん入れたいときももちろんありますし、放送作家さんも入れたいときもあるんですけど、予算がないときはもう僕1人でやるしかないかなとか。
すごいですね。
はい。それがもう4、5年ぐらい前からそういうことになってきてまして。
じゃあもう本当企画から放送するまで全部やるんですね。
そうですね。なので、逆にそれができるとすごく強いというか、今はっていうとこですね。
なのでその1人で構成も考えて台本も書いて、当日の収録をして終わってから編集をするっていう。なので1個の番組をそれをだいたい1ヶ月ぐらいかけてやるというような感じですね。
すごい。その番組は毎週のものもあれば、週何回もあるものもあってっていう感じなんですか?
そうですね。週何回のやつもあれば特別番組で1回だけとかというとこですね。
同時に4曲ぐらい行かれてるっておっしゃってましたけど、番組としては何本ぐらいを作家さんとして、ディレクターさんとして抱えてるものなんですか?
今、ディレクターが4本と放送作家2本っていう感じですかね。
うわー、めちゃくちゃ忙しい。
そうですね。でもだいたいそれぐらいやらないとっていう感じですかね、今は。
今お話の中でスタッフさんの人数が決まるのが予算がっていうふうにおっしゃったんですが、予算っていわゆる番組の途中に入る音声CMを出してくれてる企業さんのスポンサー料が基本的にはその番組の予算になるんですよね。
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そうですね。基本的にはそう言われてまして、僕もプロデューサー業はできないのでわからないんですけど、大体ある大阪のラジオ局でしたら1番組、特別番組やったらいくらとかって大体基準はあるんですよ。スポンサーとか関係なく。
この金額で、パーソナリティさんへのギャラも含めてやってくださいっていうのが多くて、え、ほんじゃ東京の人呼ばれへんやんとか、新幹線代も出さないといけないですし、っていうとやっぱり限られますよねというような感じです。
じゃあその大きいスポンサーを捕まえてきたからたくさんコストがあるよとかっていうよりは、もう大体決まっているのでそれに当てはめていかなきゃいけないってシビアですね。
そうですね。でも赤字の番組とかもあるので、そこに多分補っているのかちょっと僕はわからないですけど、基準の番組の金額を決めておいて、そこにスポンサーが入ってきたら局の黒字というか利益になっていくので、僕らに還元されるかってあんまりそこはないときが多いですよね。
面白いですね。知らない世界だなっていう感じがします。
テレビよりシビアですね、だいぶね。
そっか、それで予算があるから、テレビとかでよく聞きますけど、何本撮りみたいなのがあったりするじゃないですか、収録の番組だと。
はいはいはいはい。
それは新幹線の移動が毎週だったら大変だから、4本で1月分にしちゃおうとか、そういうことが生まれるってことなんですね。
はい。あと結構テレビとラジオ局が合体してる会社ってあるじゃないですか。
はいはい。
そういうときってテレビ局に来た人、言ったらアーティストさんとか、曲今度出るんでお願いしますって情報番組に来たりとかするじゃないですか、そこを鍵付けてじゃあラジオで特番しませんかとか、そうするとテレビ局さんが持ってくれたりとかするので、それでちょっと美味しいとこ撮るとか。
どうせこの会社に来てるんだったら、ついでにちょっと1時間、2時間出てくださいみたいな。
そうですそうです。向こうとしてもそれはプロモーションとしてはありがたい話なので、テレビにも出てラジオにも出て帰っていくっていうような方々も多いですし。
なるほど。
はい。
じゃあ番組を作る上で企画をいろいろ考えるじゃないですか。
はい、そうですね。
僕みたいにインタビュー番組、趣味をテーマにしようとか、いろんな番組がやっぱりラジオ局にもあって、そうなったときに一番最初に決めるのって、予算がまずはあると思うんですけども、どういうところから番組って作り始めていくものなんですか?
それで言うと、レギュラー番組ではなくて特別番組の場合は、基本企画募集っていうのをしておりまして、ラジオ局では。
09:08
そこに出して決まれば作らせていただけるというような感じですね。
まずは企画書というのが必要でして、そこにこんなことができますとか、今こういう人が流行ってますんでラジオで喋ってもらったらどうでしょうかとか、そういうところから始まっていくっていう感じですね。
へー。
じゃあそれはテーマが先に来ることもあれば、タレントさんが先に来ることもあったりとか。
そうですね、それはありますね。
まちまちなんですね。
まちまちですね。
あと営業さんが取ってきた、提供に似合うパーソナリティさんで、あらかじめ決まってて、こういう番組をするんですけど、やってみませんか?みたいな。
あー、なるほど。
はい。
芸人さんだったりとか、タレントさん側のマネージャーさんからの売り込みとかもあったりはするもんなんですか?
ありますあります。もちろんありますので、じゃあ企画書を一回書いてみますっていうのもありますし、やっぱり長くディレクターをやればやるほどつながりができるので、そういう方々から企画を考えるっていう方も多いですし、逆にそっちの早いっちゃ早いんですよね、企画書としては。
そうか、こういうことを聞くのに向いてそうなタレントさんだからその番組にしようとか。
そうですね。だから、いいか悪いか、ほんまにそのゼロから1を番組を作っていく時間っていうのが実はなかなかなくて、やっぱり皆さん、局員さんでもやっぱり結構数本抱えていらっしゃるので、企画をほんまにこん詰めて考えてる方っていうのはほんまに何パーセントいるかないかぐらいなんかなっていう感じだと思うんですけど。
もう常に追われているんですね。
そうですね。やっぱり収録と放送も毎週来るので、そこをこなしながらも特別番組をやっていくというような。
全然レベル感は違いますけれども、放送に追われている感覚はなんとなくわかるかもしれない。
いや、石川さんがたぶん一番逆にわかってくださってると思いますね、怖さというか。
これは僕の人間としてのアカンところかもしれないですけど、当日放送の朝まで編集してたりとかはザラにあるので。
そうなんだ。何時間前までに納品しなきゃいけないとかみたいなルールとかあるんですか?
まちまちなんですよ、必ずあります。そこを守れない時とかもあるんですけど。
そうなんだ。
例えばですよ、当日の夜の番組とか収録番組とかってあるじゃないですか。
例えば7時とか8時とか9時とか。そんな時は基本的には朝というか深夜の3時4時ぐらいまで編集して納品するとかやってますし。
すごい。
絶対良くないんですけど。
安信さんが作ってから局に納品するみたいな形になると思うんですけど、生放送以外はどなたかそういう雑誌とかで言う高越的な、昨今コンプライアンス厳しいとか言うじゃないですか。
12:13
そうですね。
チェックする人がいてっていう感じなんですか?
そうですね。基本的にはパソコンのほうにデータを入れ込むっていう作業をまずするんですけど。
何分何秒にこんな話をしたとかっていうのを書くシートっていうのがありまして、それを提出をしたらそれを見てくださるチェック機関があるので、
そこで放送、この人何分何秒にこれ喋ってるから、これ合ってるわとか。
例えば放送日が合ってるかとか番組が合ってるかっていう確認とか。そういうのももちろんしてくださる方いらっしゃるんで、いうとこですね。
そういった事実が、ファクトが合ってるかどうかっていうチェックをして、コンプラ的なこれは炎上するぞみたいなチェックみたいなのはしてないんですか?
もちろんチェックはしてますし、危ないなっていうのは最初にまずプロデューサーにちょっと相談してみたりとか、それはしてますね。
安信さんのキャリアの中で、やっぱり最近になればなるほど厳しくなってるなって感じはするんですか?
そうですね。これは正直言ってしまうんですけど、これがすごくディレクターとしては歯が良いところでして、
すごく安全な番組を作られる方が多くなってきたなっていうのがすごく今感じてるところで、
僕がADの時、十何年前なんですけれども、結構もう攻めろっていうか、行くぞっていうようなディレクターさんも多かったですし、
それを見て僕は学んできたところはあったんですけど、逆に今炎上ってよく言われるじゃないですか。
それで番組が終わってしまう可能性ってあるんですよ。それを考えると怒られたくないとか、炎上したくないという理由で、
本当に面白い、結構気を照らしたというか、そういうところを作れないというか、作るのを恐れるディレクターさんがすごく増えてきたなと思ってまして、
それでクオリティが保ててるのかどうかっていうところは、僕もそうなんですけど、疑問というか、
ほんまに面白いラジオってなんなんやろうとかって考えることもすごく今あるというか。
テレビよりもちょっと芸人さんとか、ラジオだとくつろいで話せるとかって言われたりするじゃないですか。
そうですね。
だからテレビより多少ゆるいというか、音声だけだから言えることとかっていうのもあるのがラジオの魅力かなって、魅力の一つかなって思うんですけど、
やっぱりそこにもだんだんとコンプライアンスの間の手が忍び寄ってきてはいるんですね。
そうですね。だから僕がすごくタメになったなというか、僕はあるパーソナリティさんから言われたのが、
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ラジオっていうのはコンテンツの一つやと思って作っていかなきゃいけない。言ったらパソコンで聞く方もいらっしゃるので、
いかにしていろんなアプリいっぱいあるじゃないですか、YouTubeやらTwitter、それは携帯の中での話なんですけど、
今ラジオも携帯で聞いてくださっている方が多いので、いろんなアプリの中で24時間という決まった時間の中で、
1回か2回、1日の中でラジオをクリックしてもらって、しかも全国にあるラジオの番組の中から今僕がやっている番組の担当をクリックしてもらうっていうのは相当な奇跡的な確率だと思うんですよ。
いわゆる裏番組がライバルっていうのではなくて、もはや媒体も違う、ネットフリックスだったりとか少年ジャンプだったりとか、そういうのもライバルになっていくっていう。
そうですね。今やYouTubeやらネットフリックスやら、ダゾーもそうですね、スポーツ番組もそうですけど、その中に一つラジコっていうのがあるじゃないですか。
それ1日の中で、じゃあこんだけたくさんいっぱいアプリがある中で、ラジコを選んでくれる時間って何分なんやろうってすごくいつも考えてまして。
ということは、一人に刺さって必ずこの日のこの時間には聞いてもらえるように刺さっていくような番組を作らないといけないんですけど。
それが言うたらね、さっきお話もさせてもらいましたけど、一人で作ってたりだとか、セーフティーに作ってしまうとかってなると、果たしてっていうとこですよね、ラジオっていう面白さがどんどんなくなっていってるんじゃないかなっていう怖さはあるんですけど。
その辺とかで石川さんってどう思ってたりするのかなっていうところで聞いてみたいんですけど。
僕自身は趣味でやっているのもあるので、そのへんの聴取率みたいな感じのことだったりとかっていうプレッシャー自体には他人のプレッシャーっていうのは感じることはないんですけれども、やっぱり再生回数が見れるので一喜一憂はあるんですね。
そうですね、何回で出ますもんね。
そうなんですよ。YouTubeみたいに外にポッドキャストだけは見えないんで、そういった意味では本当に自己満足な部分ではあるんですけれども。
おっしゃる通り、自分も1週間の中でラジオ、ポッドキャストを聞く時間どれぐらいあるのかなって思うと、やっぱりYouTubeも見るし、ネットフリックスも見るし、ジャンプも読むしっていうので、どんどんそのラジオの時間というのは減っていくっていうのもあって、この番組に関して言えば、僕が趣味の話を聞いて、新しい趣味だったり知らなかった世界が広がればいいなっていうところの目的も5割以上あったりするんで、
こうやって発信し続けることで、やすのぶさんだったりとかと、本当だったら会えなかったかもしれない人と話せてるっていうだけで、まずウィーンなんですよ。
18:01
そうですね、すごくそれは、僕もすごいいい企画やなと思いまして。
すごい本当、全く見たことのなかった世界だったりとか、サウジアラビアの女子大生が出てくれたり、ストリップにハマってる女性が話してくれたり、これから漫画家になります、デビューが決まりましたっていう方が出てくれたりとかっていうのがあって、そういう楽しみ方があってやってるんだっていうのが知れるのがまず大きいので、
あるんですけど、でもやっぱり数字は気になっちゃって、数字を取るためにというか、少しでもこの番組を知ってもらうために何ができるかなっていうのは、ポッドキャスター仲間とかで飲み会ったりとか、どうやったら再生回数上がるかなとか、こういうイベント出てみようよ、こういうリアルイベントやってみようよとかみたいなのは話したり、
SNSをTwitterだけじゃあれだからノートやってみるかとか、こうやってみたりとかっていうのをできる範囲でやっていますね。
でもできる限りやって、告知していくっていうところで、拡散していってるわけじゃないですか。それをお一人で、しかも石川さんやってらっしゃるので、僕らラジオ業界もやれることはどんどんしていかなきゃいけないんやろうなっていうアグラかいくんではなくて、それはすごく感じてます、本当に。
番組を作る方々は、その番組のいわゆる広報的なこととかは、また別のラジオ局の人がやることになってくるんですかね、基本的には。
もう今はですね、ディレクターもADさんもTwitterを上げたりとか、YouTube用としてまた編集し直して音源上げてみたりとか、SNSっていうのはすごく活用してますね。
やっぱりそうですよね。やっていって、ご自身の番組の視聴率みたいなのを上げていきたいですもんね。
そうですね。聞いてもらわないと始まらないので、聞いてもらうというのはどうしたらいいのかなっていうのが、本当に皆さん考えているところだと思うんですけど。
永遠の課題ですよね。
そうですね。皆さんと同じようなことをしていても意味ないんですけど、まずは同じことをしてくださるわけだと思うんです。
そうですね。気を叩ったことだけじゃダメですもんね。
そうなんですよ。でもそこまでの時間をやろうとすると、また次が来るので、どうしたもんかっていうやっぱり苦しさがありますよね。
そういった意味では、僕なんかはこの番組だけで集中できるっていうのは、ある種いいのかもしれないなって思います。幸せなことかもしれない。
いやいやいや。
こんだけ僕もそうなんですけど、広げていくのが大変だなとか、聞いてくれる方の時間限られてるってわかっているから、この体制回数1だったり、視聴率の何%っていう確実に届いて聞いてくれて、時間を使ってくれてる人がいるっていうことのありがたさがすごいですよね。
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そうですよ。やっぱりそこがありがたいなって感じでなく麻痺してくるんですよね。ずっとやってると。
だから真摯に言い方がいいか悪いかわからないですけど、言いたくはないですけど、こんなんだっていう考え方から頑張るっていうやり方もあると思うんですよ。
そう考えていかないと多分聞いてもらえないんじゃないかなっていうか。
逆手取るというか。
感覚として見方を変えるっていう意味での、そういった視点も必要だなって思われてるってことなんですね。
そうですね。たくさんラジオ番組あるので、こうやってやってる番組が一つでも二つでもあってもいいんじゃないかなって。
すいません、もうオアコンなんですけど聞いてくれませんかとか言い方もできると思いますし。
そのアプローチは新しいですもんね。
そんなことできるかって言われると思うんですけど。
僕もずっとラジオが好きでチャンスがないから、まあチャンスもないも何も芸能活動してないから当たり前なんですけど、ポッドキャストっていう形で自分で喋っていますけれども。
やっぱり地上派というか、ラジオ局で放送するあのラジオブース、パーソナリティの方がいるラジオブース、ちっちゃい窓があってっていう、あの場所に対する憧れはめっちゃあるんですよ。
なるほどね。ほんまにでも、ほんまそれよく言っていただいてて、マイクも性能いいですし、だから逆にその、なんて言ったらいいんですかね、ほんまに嘘つけないんですよね、ラジオって。
嘘ついちゃうとバレちゃうので、音だけじゃないですか。そこをどう炎上と戦っていくかというか、コンプライアンスとどう向き合っていくかと思うんです。
そこはすごい、今今回はラジオの話で伺ってますけど、多分YouTuberの方だったり、TikTokerの方だったりも共感できる部分はあるんじゃないかなっていう気がしますね。
石川さんって本業あるじゃないですか、クオリティとの戦いって締め切りもあるじゃないですか、やっぱりそのお仕事として、だからどこまでをオッケーにするのかって境界線って持ってらっしゃるんですか?
いや、持たざるを得ないというか、やっぱり締め切りはありますから考えるんですけど、帰る時間だったりとか、睡眠時間だったりとか、削れるうちは削っちゃうっていう、良くない仕事の仕方をするタイプではあるんですね。
はい、すごいそれ僕も一緒なんですよ。
いや、本当に良くないんですよ。年齢も年齢ですし、自分の体の問題もあるし、上司がその働き方をしてたら自分もそうやらなきゃいけないんじゃないかって若い子に思わせてしまうっていうのも良くないって思っているんですけれど、だけどB2Cの仕事ではあるので、受け取るお客様に対して不誠実になってしまったら終わりだなっていうのは、
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音声コンテンツをやっているところと似ている部分があると思うので、伝わらないかもしれないです。ちょっと手を抜いたことが。ただその手を抜いてしまったって自分が思った仕事をしてしまったら、手を抜いても伝わらないんだな、次も手を抜こうかなって思ってしまう方が怖いなっていうのがあって、なんかできる限りはやろうって思っちゃうところはありますね。
そうですよね。僕、石川さんもそうなんですけど、ラジオ録音しました。パッケージングして放送までの流れの中で、打狂点って絶対あるんですよね、どうしても。
はい、そこをどこまで最小限にするかというと、難しいなと思います。本当に今このご時世というか。特に僕フリーなので、保証なんか何もないので、よく言われるんですけど早帰り屋とか言われるんですけど、それフリーにそれ言うって僕いつも思ってしまうんですよ。
そのクオリティが明日の仕事に繋がるし、クオリティが名刺代わりな部分もありますもんね。
そうなんです。時間長期収にとったら楽なんですよ、ほんまに。それをちょっと噛んでるところを切ってBGMを足しておけば、それで納期できるんですけど、それ僕の名刺になっちゃうので、それいいんかなってずっと思うんですよね。でも割り切ってある人も結構いらっしゃるんですけど。
それはもう永遠の課題だなと思いながら、全然レベル感の違いを話すかもしれないんですけど、
いや全く全く。
もう本当に納得いくまで、ちょっとこれ一回編集終わったけど、まだちょっと気になるところがあるなって、また最初に戻ってやった回が、残念ながらここは少し妥協もして公開しなきゃいけなかったなっていう回より、再生数が多いとは限らないじゃないですか。
全然そこはほんまにないと思いますね。
そこに対して、その一個ずつの回に対して、結果として正しく自分に跳ね返ってくるとは限らないっていうところが、また意地悪だなって思うんですけど。
逆にだから、もしかしたら石川さんも毎週2つしんどいけどあげれてるというか。
まあそうですね。
100点は絶対ないじゃないですか。本業のほうもそうやと思うんですけど。
だからずっとやってしまうというか。
そうですね。
ですよね。絶対そう。合格点ないですもんね。
ないですね。答えがないものを探してる感じはずっとあります。
いやなんか今日そうやって、なりわいとしてラジオディレクター、放送作家をやられている安信さんとお話しするにあたって、プロの技術的なお話も伺いたかったんですけども、心持ち的な部分で、僕みたいにアマチュアでやっている人とは違う心の持ちようがあるのかなと思ったら、結構同じ感じの気持ちでいらっしゃるんだなって、嬉しくもあり、うわ大変そうだなっていう思いもあり。
27:15
いや聞いてみないとわかんないなって。
そうですね。ラジオがね、やっぱり僕はほんまにゼロから入ってるので、もうほんまになんて言ったらいいんですかね、僕フロムウェイから見つけて、まず最初コミュニティラジオから入ったんですよ。
へー。
ラジオしたくても入れなくて、就職活動でも落ちちゃって、でも諦められなかったから、まあ言うたらフリーターみたいなことをしてたんですよね。
で、そのときに、これアルバイトを他見つけてたときに、たまたまコミュニティラジオのところで、うちの局で働いてみませんかみたいなのが時給で書いてあって、こんなラジオ局あんのって思ったんですけど、でもほんまそこからなんですよ。
だからそこ通ってなかったら僕今やってないですし。
そういう、言ってしまえばその下積みみたいな形で、そのラジオ局の業界で制約されるまでいろいろやられてたんですね。
そうなんです。だからこそ、こうなんて言うんですかね、さっきのクオリティじゃないですけど、そこを求めてしまうというか、もうゼロの日が長かったもんなんで、それを1、2、3、4ってしていくのにどんだけ大変やったかって考えると、手抜けれないというか、っていうのがあるんですよ、どうしても。
面白い。ちょっとじゃあ今度番組作りの方についてお伺いしたいなと思うんですけど、僕はこの番組をやっている上で、もうシンプルな構成をこの構成って決めてずっとやってるんですけど、
安信さんが番組を作る上で、まずテーマだったりとか、どなたが出てくださるかというのは決まった上で、毎回構成だったりとか、一番最初に構成を作るときに気をつけていることというか、番組にどういうアクセントを置いたりとかって、そういうのってどう考えてるんですか。
そうですね。一人喋りと二人喋りとかまた別のところあるんですけど、僕は基本台本も書くので、任せるところは任せるんですけど、この話はしてねっていう補足事項を必ず書いたりとか、
あと例えばそのへーって思うようなことを言ったら、そのあるテーマとはちょっとリンクを入れるような別のテーマを台本に入れといたりとか、あとはボケを書いといて言ってくださいねではなくて、もしよかったら言ってくださいみたいなのでボケを書いてみたりとかして、
なんて言ったらいいんですかね、パーソナリティディレクター、放送作家さんいるときもあるし、ADさんもいるときもあるんですけど、いじれるような関係性というかを台本に作っておくというようなことはしてますね。
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できるだけアットホームじゃないんですけど、話が途切れないってよくというか、っていう作り方すごく大事にしてまして、ディレクターこんなの書いてるんやけどね、こんなこと私に言わさんといてよっていうのも一ついじられてるアリアなんですけど、こんなディレクター書いてくれてたんですよ、読みますねとかでも嬉しいですし、
例えば一つの新聞記事からの話だったとしても、違うところから何か引っ張っておくというのはすごく大事にしてるのですね。
僕もいろんな方のラジオを聞いていて、よく聞くのは、さくまさんのオールナイトニッポンとかよく聞くんですけど、
スタッフの方とのコミュニケーションって、スタッフの方なんて本当に内輪の話なのに、そこを楽しみにしてたりとかするんですよね。
聞いちゃいますよね。
名前を覚えちゃったりとかしてね。
ああいうのいいですよね。いい関係で楽しみにやってるラジオなんだなって伝わりますもんね。
そうですね。やっぱりなかなかコロナもあってコミュニケーションで取りづらいときもあったじゃないですか。
それでもやっぱりそういうところを忘れずにしていくっていうのは、リスナーさんもみんみに心地よく感じるというか。
一人でうーんって言いながらひねり出してしゃべってるのは、なかなか聞いててもしんどいので。
アットホームというのはすごく大事にしたいところですね。
そこで追加でお伺いしたいのが、安野さんが思ういいパーソナリティってどういう人ですか。
一つしか僕は今のところなくて。
まだまだお話聞いていたいんですけれども、今日はここまでです。
お話していたら盛り上がってかなり長くなってしまったので、続きは後編という形で次回公開させていただきます。
最後に聞いていた質問のパーソナリティの素質のお話だったり、プロの方の知識をポッドキャストに転用したときに参考になりそうなお話をいっぱい聞いています。
次回もお楽しみに。というわけで本日の趣味線流。
クオリティどこまで行ってもゴールなし。
素人がラジオ番組、ポッドキャストを頑張って作ろうと思っているから、気になるなって部分がいっぱいあるなとか、なかなか伸びないなとか思ったりしてるのかなって思ったんですけど、
プロの方もおそらく数字こそ全然違うんですけれども、クオリティの悩みこそレベル感は違うのかもしれないんですけれど、でもやっぱり悩むポイントっていうのは似通ってくるもんなんですね。
ちょっと勇気をいただき番組作りに生かしたいなって思いました。これからのムシャラジにもご期待ください。
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というわけでいつものゲスト募集です。どんな趣味でも構いません。番組に出演してみませんか?あなたの好きなものの話を聞かせてください。
ムシャラジで話してみてもいいよという方、ツイッターでムシャラジを検索していただき、固定しているツイートにいいねをお願いします。
もうダイレクトにDM送っちゃいたいよという方、DMも開放しておりますので、そちらを使ってください。
ツイッターやっていないよという方、メールアドレスもご用意しております。メールアドレスはムシャラジオ
ムシャラジオはmushardioです。皆様からのいいね、DM、メールお待ちしております。
最後にムシャラジオはスポティファイ、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャスト、アマゾンミュージック、KKBOX、YouTubeなどで配信しています。
内容はどれも同じなので使いやすいものでお楽しみください。その際番組フォローやコメント、評価をよろしくお願いします。
それでは今回はラジオ番組の裏側をいただきました。 ごちそうさまでした。お相手は石川でした。バイバイ。
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