1. むらスペ
  2. 日本語教師ブッククラブ大賞を..
2023-02-03 16:23

日本語教師ブッククラブ大賞を振り返る

本日の #むらスペ は#日本語教師ブッククラブ大賞 の過程を振り返り、大賞受賞作品「言語が違えば世界が違って見えるわけ」についても簡単にご紹介しました。

--- Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/murasupe/message
00:00
本日のお話ししたいのはですね、
ありがとうございます、ハートマークありがとうございます。
今日お話ししたいのは、日本語教師ブッククラブ大賞を振り返るということですね。
これはね、もう1月中に投票終わっていたんですけど、
それをちゃんとアナウンスしている時間がなかったなぁと、実際にしていなかった。
1月の月末がすごい忙しかったんですよ。
なので、正式にアナウンスできていなかったので、ようやくね、ちょっともう本当に一山越えて、
新しいコースが始まってね、おととい2週間目が終わったところで、
それでちょっと一山越えたという感じがあるので、
この日本語教師ブッククラブ大賞について振り返る時間を取ることができたという感じです。
はい、じゃあですね、ちょっと皆さんにまずリアクションを聞いてみたいんですけど、
この日本語教師ブッククラブね、先月やっていたんですけど、
それに1回でもいいので、投票した方いらっしゃいますかね。
投票した方いらっしゃったらハートマーク。
残念だけど投票できなかったという人は涙のマークでリアクションいただけますかね。
どうでしょうか。
ハートマークいただいてます。ありがとうございます。
今回ね、2冊ずつ、ハートマークいただいてます。ありがとうございます。
涙のマークもありますけどね。
去年はね、確か1回戦を3冊でやったんですよ。
1回戦が3冊ずつやって、そうすると1年分だから4冊残りますよね。
2回戦イコール準決勝、3回戦イコール決勝というね、そういう形だったんですよね。
そうするとね、3冊とも読んでない人が投票できないということを言われて、
それでですね、今年は2冊ずつ、いつも必ず2冊ずつで、
そうしたら2冊だけだったら両方読んだ人は投票してもらえるという風になったので、
どうなんだろう、投票数去年より増えたかどうかちょっとまだ数えてない、
比べてないからわからないんですけど、
でも去年よりは投票しやすくなったんじゃないかなという風に思っています。
具体的に、もう結果アンケートでやってて公表されていますので、
皆さんご覧になった方も多いと思いますけど、
今年というか2022年ですよね。
日本語教師ブッククラブ大賞2022年は、
言語が違えば世界も違って見えるわけですね。
この本になりました。
これね、ちょっと振り返ってみるとね、
さっきも言いましたけど、
まず1回戦で最初の2冊目を1回戦の第1戦でやって、
2回戦で最初の2ヶ月の勝者と、それからシードでね、
03:07
3ヶ月目のやつは本はシードになっていて、
最初の2冊の勝者とシードがアンケートをして、
それでその3冊の中の一番いい本を決めるという形でやっていました。
選択基準はあくまでも日本語教師にお勧めしたいかどうかというね、
そういうことでやらせていただきました。
第1回戦で僕にとってすごく想定外だったのは、
複数の言語で生きて死ぬというのはね、
僕これが優勝候補だと思っていたんですよ。
個人の中では僕はこれが多分優勝するだろうなと思っていたんですね。
だけど実はこれが1回戦で消えてしまったというのはね、
それが非常にちょっとびっくりでした。
勝ったのが一重一切で良いという提案だったんですね。
これね、考えてみるとあれなんですよ、
普段ね、もう確かに料理をしている人ですよね、
そういう人にとってはすごくありがたい提案だったんだろうなと思うんですけど、
僕みたいにですね、全然料理してない人にとっては、
この一重一切で良いという提案という本はですね、
とにかく一重一切で良いんだから作りなさいという本なんですよね。
なので僕から見るとですね、自分の負担が増えてしまうという、
そういう本だったので、あまりありがたいという感じは実はしてなかったですね。
お前料理してないんだから一重一切で良いんだからやれよみたいな、
なんかそういうね、とってもお叱りを受けているような、
そういうふうに思ってしまったので、
僕はこれはそんなにありがたいと思ってなかったんですよ。
もうやっぱりインドはもう本当に、
もちろん素材自体も安いんですけど、外食とかしたり、
あるいは配達、デリバリーもすごく安いんですよね。
なので、ちょっと時間を考えると僕は料理はしていません。
カナダでは外食すごい高いんで、下手だけど自炊してましたけど、
インドでは自炊してないという、そういう状況があってちょっと、
僕はこの本はちょっと、うーんという感じだったんです。
まあでもいいんですよ。
それでですね、第2回戦でこの一重一切で良いという提案という本と、
それからSEEDで上がってきていた日本語教師のためのセフガールっていうのはね、
これは実はその第2回戦で同点だったんですよ。
同点、つまり50%と50%だったんですね。
でね、これで申し訳ないんですけど、
僕はですね、このアンケートを設定した本人、
つまり僕ですけど、僕が投票できない、そういう仕様になっているんですね。
06:01
それでこれは公式サイトにちゃんと書いてあるんですけど、
同点だった場合は僕が最後の1票を入れて、
その決勝、つまり次の上に進む、次に進む本を選びますというふうに書いてあるんですけど、
まあこれはその2回戦でちょっと僕の方がですね、
やっぱり日本語教師のためのセフガールを選んだので、
この一重一切で良いという提案は消えてしまいました。
申し訳ないです。
でも本当に毎日ね、本当にそれだけ大変な料理をね、
日本語教師の皆さんにとって、
料理っていうのがそんなにすごい大変な負担になっているんだなというのを改めて知ることができました。
そういう意味ではこの一重一切で良いという提案、勉強になった本です。
はい、あとね、準決勝がですね、とっても大差がついたのでちょっとこれがびっくりしました。
実は1回戦とかその後の2回戦は結構みんな近差だったんですよ。
でも準決勝はローとシュワというこれと、
あと優勝した言語が違えば世界も違って見えるわけっていうね、
この本だったんですけど、
これがですね87.5%で得票率で上がりました。
でも準決勝のもう一冊は、
日本語教師のためのセフアールと対話と決断で成果を生む話し合いの作法ですね。
これも日本語教師のセフアールが100%の得票率で決勝に上がったというわけです。
つまり決勝が言語が違えば世界も違って見えるわけと、
それから日本語教師のためのセフアールになったわけですけど、
ここがですね、これが近差で言語が違えば世界も違って見えるわけ。
これが55.6%で日本語教師のためのセフアールが44.4%の得票率でした。
実に僕同点だったら日本語教師のためのセフアールに入れただろうなと思うんですけど、
でも同点じゃなかったので、
僕が投票する前に言語が違えば世界も違って見えるわけ。
これが2022年の日本語教師文化クラブ大賞として選ばれたわけです。
はい、関係者の皆さんおめでとうございます。
これは翻訳の本なのでね、
もしツイッターとか著者の方がされていたら連絡するかもしれませんが、
どうかな、ちょっとまだ探したりしていません。
じゃあ今聞いてみましょうか。
今こちらリスナーの方にお伺いしたいんですけど、
言語が違えば世界も違って見えるわけ。
これちょっと目を通してみた、
09:00
監督じゃなくても独立じゃなくてもいいんですけど、
ページを開いてちょっと見てみたことがある人、ハートマークいただけますか。
ない方は涙のマークでリアクションいただければと思いますが、いかがでしょうか。
これね、タイトルだけ見ると、
涙の方とハートのマークの方が両方いらっしゃる感じですね。
涙の方、もう一人いらっしゃった。
タイトルだけ見ると、たぶん僕の世代の人にとっては、
サピア&ウォーフの仮説の話ですね、というふうに思うだろうと思うんですよ。
ところがですね、実はそうじゃないんです、これがね。
ちょっと一部引用してみますよ。
本書の後半ではまず、この大騒ぎの具体例を一つ手短に紹介し、
詐欺師の中でも最も悪名高いベンジャミン・リー・ウォーフについて考えてみたい、
というふうにそういう一部があります。
詐欺師って言ってるだけではなくて、
詐欺師の中でも最も悪名高い、というふうにこのサピア&ウォーフの方を批判しているわけですね。
それで次のように続いています。以下また引用です。
ウォーフは何の証拠もないままに、
北米先住民はその言語ゆえに私たちと全く異なるやり方で現実を見ていると主張して、
一つの世代の人々をそっくり騙したのだった。
このとんでもない事件の後遺症もあって、
今日の言語学者や心理学者の大半は、
母語が話し手の思考に影響を及ぼし得るという見方を頭から否定したり、
たとえ影響があったとしても極めて小さい、
あるいは問題にする価値もないという態度を取っている。
ここまでが引用です。
つまりですね、この本はサピア&ウォーフの仮説ですよね。
当時仮説と呼ばれていたわけで証明したというふうに彼は言っていないと思うので、
それ自体は嘘ではないと思うんですけどね。
要するにサピア&ウォーフの仮説に対する反動がまずすごいあったと。
僕も実はこの辺りからよく知らなかったんですけどね。
まずサピア&ウォーフに対する反動がものすごくあって、
でもその反動が大きすぎて、それが問題になっているので、
それでこの本になっているというわけですね。
つまりサピア&ウォーフに対する反動に対するさらなる反動、
それがこの本だと思っていいと思います。
だから一周回って同じことを言っているように見える。
実際同じことを言っているわけですよね。
その言語が人々の思考に影響するということですからね。
12:02
ですからサピア&ウォーフをそのまま評価して、
この人たちの言っていることは正しかったとして称賛している本ではなくて、
サピア&ウォーフたちのやり方にはすごく大きな間違いがあったと。
本当に何の根拠もなかったんだけど。
だけどその反動が大きすぎて、
言語が思考に影響する大きさが過小評価されるようになってしまったので、
それでこの本が出てきているということですね。
こんな感じで、この本すごく面白いんですけど、
読説みたいなところもすごくあるんですよ。
その読説部分のところも含めてすごく楽しいです。
例えばこんな部分もあります。
これサピア&ウォーフとは別の人のことですけどね。
真面目な科学者がどうしてこんな戯言を吐けたのだろうか。
そういうところもあるんですね。
でもこういう感じでかなり厳しく批判しているんですけど、
でも最後の方にね、お前それねえだろって僕思っちゃったところが、
こんな風に書いてあるんですね。
これは著者のところですね。
何時後世の読者よ。
後世って後の世界の後世ですね。
何時後世の読者よ。
我らが我らに先立ちし者の無知を許したが如く、我らが無知を許したまえ。
なんてね、こんな風に書いてます。
これは何か、要するに多分ラテン語か何かで書かれているのかな。
よく分からないんですけど、そういう古い言葉で書かれているのを、
そのままそれっぽく日本語に訳したという感じなんですけど、
要するにですね、この人の主観では、
この著者はですね、
この人以前の言語学者の間違いを許しているんだという風に言っていますね。
だけど僕から見ると、
この詐欺師とかね、
詐欺師の中でも最も悪名高いとかそういう風に言っているし、
真面目な科学者がどうしてこんな戯言を吐けたのだろうかとかですね、
あんまり許してないよね、この人とかってちょっと僕は思っちゃうんですけど。
でも、やっぱり今の言語学がもっと発展していくと、
やっぱりそれはね、
22世紀になったら21世紀の言語学なんて全然間違いだらけだったよね、
みたいに言われちゃうわけですから、
そういう人に向かって私たちの無知を許してくださいねという風にお願いしているわけですね。
そういうわけでね、この本とっても面白いんですけど、
あと書きにね、
この村スペでもよく紹介している今井睦美さんが、
慶応大学のあと書きに書いていて、
そこのところにね、
こんな風に書いています。
短いですけど引用しますよ。
本書は最初から最後まで大変ワクワクする知的好奇心を書き立てられる一冊だ。
15:04
人はなぜ言語を持つのか。
言語を持って人は何をするのか。
この巨大な問いを是非日本の読者の皆さん。
も、著者と一緒に考えていただけたら幸せである。
という風に書いてありますね。
はい。
今日の村スペはここまでになります。
最後にちょっと皆さんに聞いてみたいんですけど、
この本ね、
言語が違えば世界が違って見えるわけ。
この本をまだ読んでない方、
あるいは読んだ方は再読してみたい。
という風に思うでしょうか。
読んでない方は一度でいいので、
このね、
2022年の日本語教師ブッククラビュタイションの
受賞作品読んでみたいという風に思う方は、
ハートマークいただければと思いますが、
いかがでしょうか。
自分には合わないなという方は、
涙のマークでリアクションいただければと思います。
ハートマークいただいております。
ありがとうございます。
それではですね、
本日も村スペにご参加くださいまして、
ありがとうございました。
今日のね、この日本語教師ブッククラビュタイションを振り返る。
これについてご感想とかコメント、
あるいは質問などありましたら、
是非村スペのハッシュタグで
ぜひ村スペのハッシュタグ付きで
ご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
今日のね、ハナキングで
皆さんにお会いできることを楽しみにしております。
そして冒険は続きます。
16:23

コメント

スクロール