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2023-06-27 16:05

ChatGPTがあっているのは言語オタク型冒険家

先日の「#zoomでハナキン0623」というイベントで、ChatGPTが合う学習者の特徴として多くの人が自律性を挙げました。

僕は自律的な第二言語習得を目指している人を「冒険家」と呼んでいます。

その中でも言語そのものに関心のある「言語オタク型冒険家」にChatGPTとの親和性が高いと思う理由などをお話しました。


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サマリー

「言語オタク型冒険家」というポッドキャストは、チャットGPTに適したタイプの人に向いています。自由にコンテンツを作りたい人には良いでしょうが、アニメ型やソーシャル型の人には相性が低いようです。

Zoomでのお知らせ
はい、冒険家のみなさんおはようございます。今日もですね、 ラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年6月27日ですね。 もう1年の半分が終わっちゃうところですね、ちょっと信じられませんけど。
インドでは午前8時の43分を回ったところです。 今日も音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。 今日はですね、チャットGPTがあっているのは言語オタク型冒険家というタイトルでお話ししたいと思うんですけれど、
その前に最初にいくつかちょっとお知らせをしてみたいと思います。 まずZoomで鼻筋なんですが、先週は島田ゆう子さんがね、
新しい本、笑う門には日本語っていう本書かれて、そのことを乾杯ノードで話していただきました。
その他にもいろんな部屋をみなさん作ってくださいまして、 ご参加くださったみなさんありがとうございます。
今週のですね、金曜日のZoomで鼻筋0630、 これはですね、マイジャパニーズジャーニーティームという
方のプレゼンがあります。 マイジャパニーズジャーニーっていうのはゲームなんですけど、
なんかね、いわゆるロールプレイングゲームみたいな、 そういうゲームを通して日本語を習得するっていう、そういうゲームです。
今まだ開発中で、まだ外にはあまり宣伝されてないと思いますが、 すごく面白そうなので、
みなさん楽しみにしてください。 それからQFTでね、チャットGPTと第二言語習得っていうQFTもあります。
QFTっていうのはQuestion Formulation Techniqueだったかな。 要するに質問を作るための
みんなで話し合ってブレインストーミングとかしながら、 そして最後に収束させて、一番大事な質問を見つける。
このチャットGPTと第二言語習得っていうトピックに関して、 一番大事な質問を見つける。
そのためのみんなで集合中を利用して、 みんなで話し合う、そういう
活動の一つですね。 それから日本語教師映画パーティーの方は、もう今受け付けていますね。
これ毎月第2週にTwitterで日本語教師映画パーティーっていうハッシュタグをつけて、 みんなで一つの映画を見る、同時に一つの映画を見る、そういうイベントです。
それから日本語教師ブッククラブの方は、 今投票が始まっています。2冊ありますね。
1つは「やさしい猫」っていう本で、 これは提案理由を読んでみますね。
移民と入館を取り巻く問題が、スリランカ人の就業者の妻の娘の目を通して、 時にユーモラスに時に辛辣に語られます。
24日からNHKでもドラマ版が放映されます。 少なくとも日本国内の日本語教師にとっては、まさに今このタイミングで読まなければいけない本だと思います。
もう1冊は、「私のものではない国で」っていう本ですね。
これも提案理由を読んでみますね。 良い外国人じゃなきゃダメ、台湾出身で
日本語に住む著者が問う普通への抵抗 小さな声も自由に羽ばたき出すエッセイ集
これ、提案理由のところには書いてなかったんですが、作者の方はオン・ユージューさんという方ですね。
温は暖かいの温度の温ですね。柔はまた柔は柔らかい。そのオン・ユージューさんの、多分新刊だと思います。
ちなみにその優しい猫の方は新刊ではなくて、今テレビドラマにはなっているという意味ではタイミングはいいんですけど、本自体はもうウィシュマさんの事件よりも前に
読売新聞で確か連載されていた、そういう小説ですね。 日本語教師チャットは先週土曜日に開かれまして、評価についてというトピックで皆さんで意見を
交換しました。後でまたツゲッターでまとめますので、ぜひお楽しみに。
すみません、長くなってしまいましたが、それではようやくですが本日の本題に入りたいと思います。 今日お話ししたいのは、チャットGPTがあっているのは言語オタク型
学習者のタイプとチャットGPTの親和性
冒険家ということなんですね。これを話そうと思ったのは、先週のハナキンで、チャットGPTが合う学習者と合わない学習者ということで
皆さんと一緒にブレインストーミングをしたんですよ。
実は
ちょっとね、僕にとって、これは嬉しい誤算だったんですけど、僕の予想とちょっと外れていたんですが、それでですね、皆さんから一番多く、本当にびっくりするぐらい多く出てきたのが自立性ということなんですよね。
自立的に、立は立つの方じゃなくて立するの方ですね。 自分を立する方。
自立的に学習できる、そういう人が、このチャットGPTに向いているということでした。
僕はね、もうちょっとデジタルに抵抗がない人とか、あるいはデジタルのリテラシーが高い人とか、パソコンに慣れている人とか、そっちの方がたくさん来るかなと思っていたんですが、実はそうじゃなくて、
自立性というのが非常に多かった、一番多かったですね、正直言ってね。やっぱりそうして考えると、僕が2018年に出版しました、
冒険化メソッドという本がありますけど、やっぱりこれとの、このチャットGPTとの親和性というのは非常に高いということが、この辺からも言えるんじゃないかと思います。
ただですね、実は、こうやって独自立的にその第二言語を習得する人たち、
それをね、僕は冒険化というふうにこの本でも読んでいるんですけど、この冒険化にもですね、3種類あるというふうにこの本でも僕は書いています。
人によっては4種類というふうに分類する人もいますけど、その中の2つを僕の場合は統合して、3種類と言っているんですね。
1つは言語オタク型と僕が呼んでいるんですけど、要するに言葉そのものが好きということですね。その言葉で何をするかが好きとかじゃなくて、
その言葉で何かを読むのが好きとか、見るのが好きとか、そういうのではなくても、その言葉そのものが好きっていう人です。それが言語オタク型。
2番目はアニメ型というふうに僕は呼んでますけど、日本語で何らかのコンテンツを楽しむのが好きな人たちですね。その中の代表がやっぱり
アニメとかゲームとかそういうサブカルチャーなんですけど、中にはその映像とは全然関係ない村上春樹の文章とかね、最近では川上美恵子さんとかも随分人気ありますけど、
そういう文章を楽しむのが好きという方ももちろんいらっしゃいます。3つ目はソーシャル型というふうに僕が呼んでいますが、
もう本当に外交的で友達がたくさんいて、それはリアルの友達でもいいし、オンラインの友達でもいいんですけど、そういう友達がたくさんいる
その友達との交流を通して第2言語を習得する人たち、そういう人たちを僕はソーシャル型の冒険家というふうに呼んでいます。
この中で、やっぱり今日のタイトルにもあります通り、言語オタク型の人がこのチャットGPTには一番向いてるんじゃないかなと思うんですね。
やっぱり言語そのものに興味があるっていう人は、結構チャットGPTで少なくとも初級の文法とか、あるいは初級に出てくる言葉の意味とか、
日本語だったら漢字の意味とか、漢字の発音とか、そういうものはかなりチャットGPTで自分の好きなときに24時間いつでも聞いたら教えてくれるわけですよね。
それからその言葉を使った例文、あるいはその文法を使った例文をたくさん出してくださいと、
しかもそれが自分の興味に合った分野の例文とか、例えば本当に冒険小説っぽい例文を出してくださいとかね、
そういうのをいくらでもチャットGPTは作ってくれるので、そういう意味で非常に言語オタク型冒険家、それとこのチャットGPTの親和性は高いと思います。
つまり言語オタク型と言語オタク型の人はそのチャットGPTに合ってると思いますね。
次にアニメ型っていうのがありますね。アニメ型はさっきも言いましたが、日本語のコンテンツを楽しむことによって
日本語を習得するという人たちです。この人たちは本当にコンテンツが好きだから
日本語に触れていて、気がついたらいつの間にか日本語がわかるようになっていた。
頭の中でリハーサルとかたくさんしている人は、気がついたら日本語が話せるようになっていたっていう人もいるんですよ。
もうちょっと本当にびっくりしてしまうんですけど、ルーマニアのジョルジアナさんとか、
チャットGPTと言語オタク型冒険家
あるいはカザフのカリーナさんとかっていう人と、僕はYouTubeでインタビューした時の動画、
僕のYouTubeチャンネルの冒険家インタビューっていう、その中にその人たちのインタビューも入ってますけど、
特にルーマニアのジョルジアナさんの方は、僕が日本語で話す人は3人目だって言うんですよ。
しかも最初に実際に日本語を話したのが、1週間前とか2週間前とかもうつい最近なんですけど、
でも普通に流暢に、これまで自分がどうやって日本語を勉強してきたか、実は勉強もしてなかったんだけど、
どうしていつの間にか日本語が話せるようになったのかとか、そういうことを非常に流暢に話してくれている人もいます。
皆さんもぜひ興味のある人は、僕のYouTubeチャンネルの冒険家メソッドの中のルーマニアのジョルジアナさんのビデオを見ていただければと思うんですけどね。
ただですね、こういう人たちはやっぱり日本語のコンテンツを楽しむのが好きなんですよね。
日本語の勉強のためにチャットGPTにコンテンツを作ってもらうっていう感じの人はあんまりいないと思うんです。
それから、やっぱりチャットGPTはまだね、少なくとも本当に読者の心を捉えて話さないような、
本当に魂が震えるような、そういうコンテンツを作るのにはちょっとまだ時期早早かなという感じもしますね。
というのもね、やっぱり短い文章は書けるんですよ。
N4とかN5ぐらいの人たちが楽しめるぐらいの短い文章は書けるんですけど、
それ以上の長い文章を書くのはちょっとですね、まだチャットGPTには難しいような感じがします。
最初の方の設定と最後の方の設定がずれていたりとか、そういうこともあったりしますね。
ただ、自分の好きなコンテンツ、私はこういう本を日本語で読みたいんだっていうね、
そういう強烈な欲求とかそういうのを持っている人から見たら、もしかしたらこのチャットGPTは本当に自由にコンテンツを作ってもらえるので、
あるいは自分で、例えば英語なり自分の母語でこういうのを書いて、それをチャットGPTに自然な日本語に翻訳してもらうとか、そういうことはできますね。
なので、そういう楽しみ方はできますけど、それは多分アニメ型みたいに本当にコンテンツが好きで、いつの間にか
喋れるようになっていたっていうタイプの人たちは、そういう感じの努力はちょっと実はあんまりしないような感じがするんですね。
なので、それほどアニメ型の人はチャットGPTの人との親和性は高くないかもしれないと思います。
チャットGPTとアニメ型・ソーシャル型
最後にソーシャル型の冒険家ですね。
人との交わり、人とのコミュニケーションを通して第二言語を習得するタイプの人たちなんですけど、これがやっぱり一番チャットGPTとの相性は低いと思います。
やっぱりね、これ僕何回も言ってますけど、チャットGPTっていうのは本当の人間ではないので、
コミュニケーション、交流してるっていう喜びとかっていうのは少なくとも僕は感じられないんですね。
少なくとも今の段階のチャットGPTもGoogleバードも、もう僕の属性のことなんか全然覚えてないんですよ。
僕の自分の名前とか住所とか年齢とかそういうことをちゃんと教えてあげても、それも次の日には忘れちゃってるんですね。
なので、こういう人とはやっぱり心の温まるような心のこもった交流っていうのはちょっと実際無理だと思いますね、そういう状況ではね。
だって毎回会っても初めて会った人なわけですからね、毎日話してても。
なので、そういう意味でソーシャル型の人たちとチャットGPTとの相性はかなり低いんじゃないかと思っています。
なので今日はですね、ちょっと最後にまとめですが、チャットGPTに合う人と合わない人っていうと、
まず自立性が高い人たちというのが、そういう意見を持っている、そういうイメージを持っている人が非常に多いということが先週の金曜日の花期に分かって、
だけど、そうやって第二言語を独習でやる人たち、僕が冒険家というふうに呼んでいるんですけど、
そういう人たちの中には言語オタク型とアニメ型とソーシャル型っていう人たちがいるというふうに僕は分類していますが、
その中でも特に言語オタク型という人にとってのチャットGPTの親和性は高いんじゃないかと思います。
つまりそういう人たちがこのチャットGPTを使うと伸びるのではないかなというふうに思っております。
それではですね、本日のチャットGPTがあっているのは言語オタク型冒険家という話につきまして、
ご感想とかコメントとか質問とかありましたら、ぜひTwitterのムラスペのハッシュタグ付きでご共有ください。
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それではですね、本日も良い一日をお過ごしください。そして冒険は続きます。
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