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今日お話ししたいのは、ヘイトを見たときにできることということですね。
特に別に街角で見たときっていうことは、それも含めてですけど、それはあまり考えていなくてツイッターとかですよね。
街角で実際に留学生とかにヘイトの差別行為しているような人を見ることはほとんどないと思うんですけど、
でもツイッターではそういうことを見ることが結構あると思います。
そういうツイッター上でヘイト発言とかヘイト投稿、それを見たときにできることについてお話ししたいと思います。
ちなみにヘイトっていうのは、英語のHATEですね。要するに差別的な発言とかそういうものですね。
じゃあですね、まず皆さんにちょっとお伺いしてみたいんですけど、
そういうヘイトの投稿をツイッターで見かけたときに皆さんどうしてますかね。
何か何らかのリアクションをしているという方はハートマーク、何もリアクションをしていないという人は涙のマークをちょっと。
リアクションをいただけないかと思いますがどうでしょうか。
結構やっぱり涙のマークの方が多いですよね。
基本的にはそういうのに関わりたくないから何もリアクションをしない、その方がいいというふうに思うことも全く自然だと思います。
すいません、今いらっしゃる方は全員が涙のマークですね。
それ当然だと思います正直ね。
だけどリスクを取らないでもやれることが全くないというわけではないので、
今日は実際にやれることをいくつか7つぐらい書いてみたいと思います。
その前に見逃すと何が問題なのかということを4つぐらい書いてみたいと思います。
やっぱり関係する人が多い順に書いてみますけど、
やっぱり日本というのは今外国人に頼らざるを得ない状況になっているんですよね。
そういう日本で外国人差別が蔓延してしまうと、
そんな日本に外国人が来なくなってしまって、それで外国人を頼れなくなってしまうというのがありますね。
具体的には介護施設でケアをしてくれる人がいなくなるとか、
コンビニで働いてくれる人がいなくなるとか、年金も破綻するとか、そういうことが起きると思います。
そういう関係者が多い影響だと思います。
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次に2番目ですけど、こういうヘイトとか差別を見て誰も反論しないというのを見ると、
やっぱり留学生が傷つくんですよね。
皆さんが目の前にしている留学生がこういう留学生に対する差別の発言を見てどう思うか、
それも考えてほしいと思います。
そしてそれから3番目に、日本語教育の、日本語教師の、
少なくとも国内の日本語教師の待遇が下がる、あるいは向上しないということにつながると思います。
何でかというと、どうしても最終的には根本的な解決には、
日本語教育へ公的資金を投入するということがどうしても必要だと僕は思っています。
だけど、やっぱり世論がそんなふうに差別ばっかりで、
外国人ウェルカムという感じじゃないと、こうしたところに公的資金を投入することは難しくなっていきます。
なのでそういう世論を抑え込んでいくということは必要になってくると思います。
日本語教師自身の待遇のためにもぜひ見逃さないでほしいと思います。
最後に、本当にこれは皆さん一人一人にしか関係ないことですけど、
やっぱりそういうのを見て、見るだけでストレスをため込んでしまうと思うんですよ。
それに対して何もしないと、やっぱり自分自身を傷つけることになってしまうと思うんですね。
なので、こういう4つの問題があるので、
そういうヘイトの差別的な発言を見たときには、
何らかのアクションを起こしたほうがいいんじゃないかと思います。
ここからは、僕が本当に考えてみた7つのリアクションを書いてみたいと思います。
まず一番最初は、まずはそういうものを見たということを共有することですね。
だけど、そのときに、やっぱりネトウヨっていうのは、
ネット上で右翼的な発言をする人をネトウヨって言いますけど、
カタカナで書くことも多いですね。
そういうネトウヨに絡まれたりする、
いろいろ嫌なコメントをされたりするのが嫌だっていう、そういう人もいると思います。
なので、そういう人は特定しなくてもいいんですよ。
実は昨日も、名前を挙げませんけど、
多分本人も特定されたくないみたいなので、
それを書いた人の名前は挙げませんけど、
ある特定の国からの留学生に対するヘイトを見て気がめいった、
というようなことを書いている人が昨日いらっしゃいました。
それだけだったら、別にRTとかしているわけではないので、
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リスクは全くないですよね。
誰を批判しているのか、まず批判でもないですよね。
ただ自分の気がめいったって書いてあるだけなので、批判ですらないので、
これはそういうネトウヨの人から絡まれるリスクっていうのは全くないと思います。
全くない。
だけど、自分に対してこれを見逃さなかった、
それを周りの人に共有したっていう風にね、
そういう風に思うことで気が晴れるというメリットはあると思いますね。
ちょっとここのところをもう一回言いたいんですけど、
大事なのでもう一回言いますけど、
自分でそういう嫌なことがあったときに、
それを外部に吐き出すことで、
自分の少し気が晴れるというところはあると思うんですね。
でもそれだけではなくて、それを見逃さずに、
このツイッターとかで自分のフォロワーの人に共有することができたっていうのは、
それは一つの貢献だと思います。
一つの立派な貢献なので、
そういう風に思っていただくことでも、
さらに気が晴れるというところはあると思います。
メンタル的にちょっと楽になるということがあると思いますね。
どうしてこういうことが必要なのかというと、
僕みたいな人間はですね、
ある程度ネットのリテラシーのある人はやっぱり、
こういうネトウヨみたいな人をですね、
もう自動的にブロックしたりするんですよね。
なので、こういう人が共有してくれないと、
そういう問題が存在しているということ自体に気がつかないわけなんです。
僕自身も最初のネトウヨの人の投稿というのは
気がついていませんでしたけど、
僕のフォロワーの方がこういう風に書いてくれたことで、
それに気がつくことができました。
それが最初の一番目ですね。
二番目はですね、
引用ではないRTだけするということです。
引用RTというのは、
自分が何かコメントとかするわけですけどね。
そういう引用ではなくて、
ただRTのリツイートですね。
リツイートのボタンがありますから、
それを押すということです。
それだけでも意味がありますね。
やっぱり今回は特定されているので、
それを見た人が反応しやすくなります。
それでもですね、
この場合はやっぱりRTだけなので、
RTされた側の人から見ると、
それが反対のためなのか賛同のためなのかは分からないわけですね。
なので、また絡まれちゃう、
そういうリスクというのはほとんどないと思います。
でもね、やっぱり皆さんのフォロワーの方に、
もしかしてこの差別発言に賛同しているのではないかと、
そういうふうに誤解されちゃうことが心配な場合もありますね。
その場合は、このRTした後に、
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RTについて皆さんどう思いますかとだけ書いてみると、
いいと思います。
あるいはTwitterのプロフィールのところに、
RTは賛同を表すものではありませんというふうに、
そういうふうにあらかじめ書いておくのもいいと思いますね。
この場合も、皆さんどう思いますかと聞くだけでも、
これは自分の意見は書いていないので、
ネトウヨに絡まれることはまずないと思います。
もう本当に100%ないと言っていいです。
今までの僕の経験から言い切れますね。
次、3番目です。
3番目は表だって一切関わりたくない、
だけどちょっとは時間があるという人です。
そういう人はやっぱりTwitter社に報告するということですね。
特に報告にもいろんな種類があるんですけど、
今回の中国人留学生に対する差別の投稿に関しては、
特定のグループに関する抽象とか、
そういうのがあったと思います。
それがエスニック、人種とかジェンダーとか国籍とか、
そういうものに基づいた差別は、
このカテゴリーで報告するといいと思います。
これも誰が報告したかというのは分からないです。
例えば僕がやったとしても、
僕がそれをTwitter社に報告したかどうかも
外部の人には全く分からないです。
なので報告された人にも当然分からないです。
ですからこれもネトウヨ、
そういう差別主義者に絡まれる心配は全くありません。
次は4番目です。
時間があんまりないんだけど、
報告するのってちょっとめんどくさいですよね。
なのでさっき3番目は報告するというのがありましたけど、
4番目はそんな時間がないんだけど、
表であって行動してもいいですよという人ね。
これはある程度ネットリテラシーがあって、
こういうことをしてもネトウヨに絡まれることはほとんどないという
そういうことが分かっている人です。
でもこれも自分で何回かやってみないと
こんなことを書いたって絡まれることはほとんどないんだということが
やっぱり分かってこないので、
でも分かっていない人は心配だと思うからやらなくてもいいです。
だけどある程度こういうリスクが分かっている人は
ご意見には賛同できません。
それだけ書いてブロックしてしまうということですね。
これも理由とか書いてないですよね。
ご意見には賛同できませんという、それだけなので
理由とかは書いてないので議論にはなりにくいので
したがってその反論も受けにくいですね。
かつですね、書いた後にすぐブロックしてしまうので
書いた本人には見えないので
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その人から反論を受ける
そういうリスクも全くないです。
じゃあ何でそんなことをする意味があるのかというと
これは特に今回の中国人留学生に対する差別みたいに
RTがすごく1万とかいっちゃっているね。
そういう場合は多くの人が見ているんですね。
そういう人を見ている人は何も発言しない
いわゆるサイレントマジョリティという人ですね。
そういう人たちに対して影響を与えることができます。
当然何も発言しないサイレントマジョリティの中には
皆さんが教えている留学生がいるかもしれません。
そういう時に日本人が誰も反論していないと思うのか
それとも私の先生が反論してくれたと思ってくれるか
それでもすごく大きな違いはありますよね。
ですので議論に巻き込まれたくないけどでも反論する
かつ相手のことはすぐブロックするので
反論とかされるリスクはほとんどない
そういうのがこの4番目のやり方です。
ご意見には賛同できません。
それだけ書いてブロックするということですね。
その中間の人なんですけど
ある程度忙しいけどかつある程度表立って行動してもいいけど
でもそんなにリスクも取りたくないとかね
そういう感じの人はヘイトに反論している人
さっき上で書いたようなご意見には賛同できませんとか
そういう反論があればそれを探して
それに対してその通りですねとか同感ですとか
そういうふうに賛同するコメントをするわけです。
これはヘイトに対して反論しているわけではないので
これもほとんどそういうくだらない議論に
巻き込まれるリスクはないです。
ゼロと言ってもいいですね。
これを見るとやっぱり留学生とかあるいは
良識的な差別主義者ではない人とか
そういう人がそれを見たときに
そのヘイトに対する差別に対する反論が
支持されているということがわかるだけでも
それはとても大きな意味があることですね。
次は6番目です。
でもそこまでもやっぱり時間がないけど
多少は外から見えるリアクションをしてもいいという人は
さっき4番目に書いた
ご意見には賛同できませんというこういう反論とかですね
それに対していい音をつけるだけです。
これも数字として
それに対していい音が何人つけているか
何人の人が差別に対する反論にいい音をつけたか
それが数字として可視化されるので
これはやっぱり第三者
何も発言しないサイレントマジョリティに対しては
大きな影響力があると思います。
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最後が7番目ですけど
7番目はもうブロックもしないで
理由とか根拠を示しながら
きちんと理性的に反論するということですね。
これはもう本当に
相手の議論が間違っているということを示すために
はっきり言ってしまうと
論破するためにやるという感じでもいいと思います。
皆さんももともと
あんまり感情移入とかできない方だと思いますね。
だけど論破したって相手は変わらないよという人がいますよね。
実際そうなんですね。
僕もこういう人と議論してみたことがあります。
実際には議論にならないですほとんどね。
残念だけど。
やっぱりこういう差別的な発言をするという人は
一部の人はリテラシーの問題を抱えていることもあります。
だからそういう差別主義者が書いていることを
信じてしまって
あるいはちょっと誤解してしまって
それを広めていたりします。
なのでもともと議論ができない
そういう人がいるわけですね。
あともう一つは
それなりにはリテラシーはあるんだけど
議論もできるんだけど
どうしても変えられないという人がいるんですね。
これは本当にその人だけでは
もう解決できないんですよ。
外部の僕はもちろんですけど
議論する相手の僕はもちろんだけど
その本人にも
同心をできない問題を抱えていることがあります。
これに対して
ちょっと今記者が走っていてうるさくてすみません。
スタンフォード大学の
こういう本があります。
スタンフォード大学の教官の授業
人生を変える思いやる力の研究
こういう本があって
そこからちょっと引用してみたいんですね。
以下はちょっと長いですけど
引用になります。
ヘイト感情の根っこには何があるか
その仕組みは複雑に絡み合っていて
はっきりとは理解されていない。
人種・宗教・ジェンダーのアイデンティティなどを
理由に暴力を振るう人は
圧倒的に若い男性が多い。
彼らは経済的に不遇な立場にあることが多く
社会の失業率が高い時期には
ヘイトクライムが増加する傾向がある。
しかし最近の研究では
ヘイト集団のメンバーに
かなりの確率で見られる共通点として
虐待の経験があることが明らかになった。
暴力を振るう人のほぼ半数が
身体的または性的な虐待を受けた過去を報告している。
はい、これで引用終わりですね。
なので、そういう虐待を受けている人が
差別的な行動に走ってしまうということは
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もう本当に正直
その人本人でも解決できない
そういう問題なんです。
なので、ただね
ツイッターで対論している、議論している
相手の僕たちが
その人の問題を解決するなんてことは
まず絶対にできないことだと思います。
正直な話ね。
だけど、そういう議論を通して
これもですね
この人自身を救うことはできないし
考えを変えることもできないけど
でも少なくとも
読んでいる人の意見を変えることには
すごく大きな影響があると思います。
なので、ちゃんとその時間もあってですね
ある程度絡まれてもいいという
そういうリスクの取れる人は
そういう人の根拠がないということを
ちゃんと議論して示すということには
大きな意味があると思います。
はい、それではですね
ちょっと今もうすいません
だいぶ時間が過ぎておりますので
本日はここまでにしてみたいと思いますが
最後にですね
皆さんにお伺いしてみたいと思います。
最初に今日お伺いしたときに
リアクションを取ってないという方が
ほとんどでしたけど
今日の僕のスペースを聞いてみて
何らかのアクションを取ってみたいという風に
思いましたでしょうか。
思う人はハートのリアクションを
お願いしたいと思います。
はい、それではですね
本日も村スペにご参加くださいまして
ハートマークありがとうございます。
ぜひ皆さんリアクションをお願いしたいと思います。
皆さんにとっても気が晴れるとか
そういうメンタル的なメリットもあるので
ぜひお願いしたいと思います。
それでは本日もご参加くださいまして
ありがとうございました。
今日の意見について質問とかコメントがありましたら
ぜひ村スペのハッシュタグ付きで
ご共有いただきたいと思います。
それでは今日月曜日なので
今週も良い1週間をお過ごしください。
そして冒険は続きます。