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  2. 負荷と休息の大切さ
2022-06-28 18:20

負荷と休息の大切さ

本日の音声配信 #むらスペ では負荷と休息のバランスの大切さを説いた「ピークパフォーマンス」という本についてご紹介しました。

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今日、お話ししたいのは、「負荷と休息の大切さ」ということですね。
これは別に、僕が主張したいというよりも、ただ、またいつもみたいに本を読んで、
その本に書いてあったことをそのままご紹介したいだけなんですけどね。
本の内容に入る前に、皆さんにちょっとまたお伺いしてみたいんですけど、
皆さんの職場の雰囲気、最近は在宅の方とかもいらっしゃると思いますけど、
在宅じゃなくて、オフィスとか、あるいは学校の職員室とか、
そういうところをちょっと思い出してほしいんですけど、
そういう職場で、皆さん、堂々とお昼寝できるでしょうか、できますでしょうか。
お昼寝できるという人は、ハートマーク、
ちょっとそれは無理だという人は涙のマークでリアクションいただければと思うんですけどね、どうでしょうか。
僕も今ちょっと考えて、バンガロール日本語教師会の職場に、
在宅が週3日で、日本語教師会のオフィスに出勤するのが週3日あるんですけど、
ちょっとそこで昼寝できるかというと、まず無理ですね、僕の場合ね。
ありがとうございます。やっぱり涙の方いらっしゃいますね。
ハートの方は今のところいらっしゃらないみたいですね。
一人で研究室を持っているような人だったら、そういうのも可能かもしれませんけど、
皆さんもいるようなところで昼寝ができるかというと、なかなか厳しい、他の人の目があって厳しいんじゃないかと思います。
そういうことについて、この本では、休息の大切さというのを主張しているんですね。
その本について、まずご紹介したいと思います。
この本のタイトルは、ピークパフォーマンス最強の成長術ですね。
ピークパフォーマンスは英語のアルファベットで書いてありますね。
そして最強の成長術というのがサブタイトルです。
著者の方はブラッド・スタルバーグさんとスティーブ・マグネスさんですね。
ブラッドさんの方は、マッキン税かなんかでコンサルト会をやってたんですね。
スティーブさんの方はスポーツのコーチで、高校の頃にはかなり全米の記録を塗り替えるとか、
そのぐらいの、確か長距離だと思いますけど、そのぐらいの高校生の記録を作ったこともあるような人なんですね。
だけどブラッドさんもスティーブさんも、いわゆる燃え尽き症候群で、
スティーブの場合は高校生、ブラッドの方は23歳ぐらいの時が人生のピークだったと言っていて、
その後燃え尽き症候群でしばらく仕事ができなかったということがあるんですね。
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今は多分この本とかすごく売れてるんで、今から見るとピークが高校生の時です。
その後はダメっていう感じではないと思うんですけど、この本にはそういうふうに書いてあります。
211個のレビューがこの本にはあって、平均が4.3なので、かなり支持されている本だと思います。
この本は主に3つのことを言っていて、1つが負荷プラス休息イコール成長ですね。
2番目が自分に合ったルーティンを作り、1日を自分で設計すること。
そして最後が目的ですね。
ただ、この本のページの分量から言うと、1番目の負荷プラス休息イコール成長っていうね、
これが半分以上、7割ぐらい占めてるんじゃないかな、もしかしたら。
そのぐらいの分量で書かれています。
なので、休息の大切さが主に、そういう意味でこの本は休息の大切さを主張している本だというふうにご紹介しております。
でね、ちょっと具体的にいくつか引用してみたいと思うんですけど、
ちょっと一番特徴的なところを引用してみますね。
以下引用です。
まずここはですね、引用の前に、アスリートですよね。
スティーブの方がスポーツ界の人なので、いろんなスポーツ界で成功している人のインタビューとかをですね、
いろいろ紹介した後でこんなふうに書いています。以下引用です。
彼らが大きなレースで勝つのは、他の選手たちよりも厳しいトレーニングをしているからではない。
誰よりも真剣に休息をとっているからなのだ。
コツコツ努力すること、すぐに結果を出すこと、自分を極限まで追い込むことが美化される社会では、休息をとるのにも勇気がいる。
リクソンの指導を受けるトライアスロン選手たちと同じように、我々も休息に対する考え方を変えようではないか。
休息とは、ダラダラと時間を無駄にすることではない。
心と体を成長させるためのアクティブなプロセスにほかならない。
はい、これで引用終わりです。
こんな感じで、いろいろな例がたくさん紹介されていますね。
さっきお昼寝という話をしましたが、それだけではなくて、面白いなと思ったのは、人との交流ということなんですね。
これも引用してみますよ。
この本の教授者の一人、スティーブは、激しいトレーニングを行った選手たちの疲労回復を促そうと様々な方法を試したが、
今のところ一番効果的なのは、人との交流だと言う。
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はい、これで引用終わりです。
なので、そういう意味でも、特に在宅勤務の人とかが、昼寝でももちろん休息になるからいいんですけど、
それでもなんとなく、回復できないと思っているところに、やっぱり人との交流が足りなくなっているというものがあるかもしれませんね。
そういう意味でも、皆さん、ハナキンとかぜひいらして、人との交流をしていただければと思います。
実際にこのスティーブ、著者の一人のスティーブは、
いろんなハードな練習をした後とか、朝食会とか昼食会とか、夜の映画鑑賞会とか、
ゲーム遊びというのをやるように義務づけているということなんですね。
それももちろん、最新の科学の結果を前提にしているというわけです。
ですけど、やっぱり寝ること、昼寝についても非常に効果的だということは、この本でもすごくたくさん書かれていて、
例えば、NASAの研究というのもありますね。
NASAの研究、ちょっとこれも引用してみますね。
仮名がパフォーマンス・注意力・集中力・判断力を高めることは、数多くの研究でも証明されている。
これに興味を示したのがNASAだ。
NASAですね。
どれも宇宙ステーションの乗組員にとって欠かせない能力ばかりなのだから無理もない。
NASAの科学者たちが宇宙飛行士を対象に実験を行ったところ、
25分間の仮名で判断力が35%、警戒力が16%もアップしたという、
言うまでもなく、NASAは午後の昼寝を推奨するようになった。
はい、これで引用終わりですね。
NASAみたいに科学者がたくさんいるようなところでは、
こういうですね、昼寝を推奨している、職場が昼寝を推奨するというね、
そういう感じで働けるということですね。
別の実験では、コーヒーと睡眠ではどっちがいいのかという調査もあります。
これも以下引用です。
15分から20分の仮名を取った被験者と、
仮名を取らずに150mgのカフェイン、
スターバックスのグランデサイズのコーヒーと同じ量を服用した被験者を比べた結果、
前者の方が注意力が高くパフォーマンスも上回ったという、
こんな風に書いてありますね。
なので、コーヒー飲むのにも時間がかかるじゃないですか。
だからそれを考えたら、その間寝ている方がいいということですよね、仕事をする上でね。
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じゃあね、どのくらい寝ればいいのかというのがありますよね。
寝すぎちゃうと、そこから戻ってくるのにね、
覚醒するのに時間がかかっちゃうから、かえってパフォーマンスが落ちちゃうらしいんですけど、
この本では10分間、最も効果が期待できる仮眠時間というのは10分間であるということが
研究者たちの考えで書いてありますね。
だけど30分以下だったら効果があるということですね。
その間は別に、本当に熟睡できなくても、目を閉じるだけでも
脳がアクティブな感じじゃなくなるので、沈静化するので疲労を回復させることができるというふうに書いてありますね。
30分以下であればいいと、10分が一番いいというふうに今のところ言われているようですね。
それで最初に僕が皆さんにお伺いしましたけど、やっぱり職場で寝るというのはなかなか厳しいですよね。
それについてもやっぱりかなり問題視されていて、
この本でもですね、ちょっとこれも以下引用しますね。
実際に昼寝することの難しさをこんなふうに書いています。以下引用です。
休息から得られるメリットは明らかな上に、それを証明する科学的な根拠も揃っている。
にもかかわらず、休息のメリットを享受する人があまりに少ない。
皆がヘトヘトになるまで疲れたいと思っているからではない。
我々が地道な努力など黙々と仕事に励む姿勢などが称賛される文化の中で生きているからだ。
科学がそれはおかしいと指摘しようが関係ない。
練習後にウェイトルームで居残り練習するアスリートは褒めたたえられ、
オフィスに寝泊まりするビジネスマンはもてはやされる。
以上ですね。
こんな感じで、努力は大切なんだけど、
でも休まないと努力が効果的ではないということが分かっているんですから、
それを考えると、僕たちは努力して休む必要があるということですよね。
休むために努力する必要があるということだと思います。
そういえば今思い出したのが一つ。
この本に引用されていたスティーブン・キングというホラー小説とか書く人ですけど、
彼は本当に書くのが好きで好きでたまらないので、
むしろ休息することを仕事としなければいけないというふうに言ってますね。
休息しないとパフォーマンスが落ちるということは彼もよく知っているんだけど、
でも書くことが好きだからどんどんどんどん書いて休息しないようになってしまうわけなんですね。
なので、努力して頑張って休息しないといけないというような感じで、
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休息することが仕事なんだというふうにスティーブン・キングが言っているというセリフも紹介されていました。
こういう研究結果とかそういうものを紹介すると、
たぶん、うちの職場のバンガロル日本語教師会でも、
あそこは人の出入りが多いので、ちょっと実際に昼寝はできないですね。
なんですけど、だけど職場によっては静かなところ、
そういうところでは昼寝もできるかもしれないですね。
特にもう既に成果を出している人というのは、
昼寝するのもそういうことも言いやすいと思いますし、
さらに効果が上がるんだったら、
昼寝も積極的にさせるべきだというふうに僕は思っていますね。
問題はやっぱり成果が上がっていない人たちですよね。
そういう人たちに対して職場がどういうふうに振る舞うかということで、
もちろん科学的な結果を考えれば昼寝をさせるべきなんですよね。
だけどそれをできないような文化というか、
雰囲気がやっぱりどうしてもあると思います。
あいつは成果を出していないのになんで昼寝なんかしているんだとかですね。
そういうことを言う人が必ずいると思うので、
そういうところをどういうふうに説得するか、
そういう文化をどういうふうに変えるかということが、
これからすごく問題になるんじゃないかなというふうに思います。
特に学校ですよね。
学校で、特に義務教育の小学校とか中学校で、
今もう給食時間におしゃべり禁止とか、
そういうのがあったりするじゃないですか。
でもせめて昼寝はできなくても、
休息の効果として人との交流が効果的であるということは、
この本にも書いてあるわけですよ。
なのでおしゃべり禁止というのは、
もうすごくこういう意味でも問題があるんじゃないかなと思います。
さらに、もっとちゃんとよくすることができれば、
10分間過眠させるということも、
僕は全く学校としてちゃんと真剣に取り組んでもいいんじゃないかと思います。
その一方で、運動の大切さというのも、
この本ではないですけど、
いろんな本で運動の大切さということも主張されていますから、
昼休みにスポーツとかサッカーとかやりたい人がやらせるのも、
全然問題ないとは思いますけど、
そういうふうに昼休みの時間がちゃんと取れる。
かつ、給食時間にはおしゃべりして社交もできる。
人と交流ができるという、
そういう学校が増えるといいなというふうに思っています。
この本は最初に申し上げましたけど、
負荷プラス休息イコール成長という話と、
2番目として自分に合ったルーティーンを作って、
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1日を自分で設計するということ。
これも本当にいろんな面白い例がたくさん挙がっています。
さっきのスティーブン・キングの話も出ましたけど、
あと村上春樹の話とかも出ていますね。
最後に目的というのは3番目にあるんですけど、
これについても僕は非常に面白かったので、
ちょっとご紹介してみたいんですけど、
例えば、病院の清掃員たちに、
普通掃除しているだけじゃないですか。
そういう人たちに、
患者の治療の一環として掃除する人が
絶対必要だということを言うわけですね。
なぜかというと、
それは当然感染症に弱い人たちが病院にはたくさんいて、
その人たちの命を守るためには、
あなたたちが清掃しているという、
それが非常に重要で、
つまりあなたたちはその人たちの免疫系が低くなっている、
そういう人たちの命を守っているんですよ、
というようなことを積極的に伝えるようにしたら、
実際に働きぶりが改善して、
仕事に対する満足感とかもアップしたとか、
そういう話もあります。
目的ということを考えると、
それがパフォーマンスを上げるということも、
この本の最後の方に、
どっちかというと主流ではなくて、
ちょっとおまけみたいな感じで書いてあるんですけど、
僕もこれはとても面白かったので、
ご紹介しました。
あと、学習とかに関することも、
ちょっといろいろ面白いことが書いてあるんですけど、
例えば、実際、
経験の長さがパフォーマンスに影響することが、
実はあまりないというか、
ほとんどないというかですね、
そういうようなこととかも書いてあって、
僕ぐらいの年の、
どんな専門職でもいいんですけどね、
僕ぐらいの年齢の人には、
この辺は本当に気をつけなければいけないなと思っています。
要するに、勉強をしていないと、
勉強を続けていないと、
経験が長いだけでは、
仕事がうまくやれているわけではない、
ということですね。
素人と同じような仕事をしている人も、
たくさんいるということがわかった、
というのもここに書いてありますね。
それではですね、
本日も時間になっていますので、
今日の村スペはここまでにさせていただきたいと思います。
最後に皆さんお伺いしてみたいんですけど、
これだけ効果があるということがわかった上で、
皆さん職場でお昼寝できそうでしょうか。
今ちょうど昼休みですよね。
今日はちょっと遅いかもしれませんが、
明日からですね、
職場で昼寝してみようというふうに思う方は、
ハートマーク。
ちょっと無理かなという人は、
涙のマークでリアクションいただけますでしょうか。
よろしくお願いします。
それではですね、
本日も村スペにご参加くださいまして、
18:00
ありがとうございました。
今日のですね、
この負荷と休息の大切さにつきまして、
ご感想などありましたら、
ぜひこの村スペのハッシュタグ付きで
ご共有くださいませ。
やっぱり涙の方が多いですね。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。
ありがとうございました。
18:20

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