DuoLingoによる日本語学習者数の推定
冒険家の皆さん、おはようございます。今日もですね、ラクラに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年5月15日ですね。インドでは午前8時45分を回ったところですね。今日もですね、音声配信むらスペを始めさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日お話ししたいのは、世界の日本語学習者数は3000万人ということですね。タイトルとしてはクエスチョンマークをつけているんですけど、これを話そうと思ったのは、昨日ね、インドのバンガロールっていうところで、ジャパンハッバという名前の日本文化祭りのようなものがありました。
そこでね、僕がそのDuoLingoの、DuoLingoですね、DuoLingoっていうその日本語学習アプリ、日本語学習だけではなくて英語でもいろんな言語がこれで学習できるんですけど、確かもう20語ぐらい、20カ国語ぐらいがこれで勉強できると思うんですが、多分世界で一番学習者数が多い、利用者数が多い、そういうアプリなんですね。
これの利用者数を聞いたので、ちょっとそこから世界の日本語学習者数がですね、本当に大まかに大雑把に推定できるんじゃないかなというふうに思ったからです。
はい、でね、これはDuoLingoっていうアプリなんですけど、昨日ね、昨日つまり2023年5月14日の時点で、そのDuoLingoのホームページを見てみるとですね、
これ少なくとも英語のインターフェースと中国語のインターフェースで日本語を勉強できるんですけど、英語のインターフェースで日本語を勉強している人はですね、1460万人でした。
それで中国語のインターフェースで日本語を学んでいる人は305万人でしたね。
はい、で、これはですね、それまでに登録した人の数ではないです。
例えば中国でですね、中国っていうのは大陸の方の中国ですけど、そこでこのDuoLingoが禁止されてしまったことがあるんですね。
そうすると一挙にこの中国語のインターフェースの方の日本語学習者数の数が減ってしまったということがありました。
なので、これはこれまでの登録者数を累計で示しているのではなくて、現時点でのアクティブユーザー数だと考えていいです。
実際にDuoLingoの同じホームページでね、アクティブユーザー数と明記してこの数字を公表していたこともあります。
はい、で、そういう意味でですね、少なくとも1765万人がこのたった一つのアプリだけで日本語を勉強しているというふうに考えていいと思います。
日本語学習者向けのセミナー
はい、でね、昨日のね、そのJapan Hubbaというその日本文化の関係のイベントなんですけど、これでですね、
あの、僕実はこのイベントで3つね、セミナーをしたんですよ。
一つは、これから日本語を勉強する人のためのセミナー。
だから、日本語には平仮名とかタカナと漢字があるんですよとか、だけど漢字はね、別にもう今は手書きでやらなくてもいいから心配しないでいいですよとか。
あと特にそのインドのヒンディ語とかね、そういうインド系の言語は日本語と文法的に似てるから勉強しやすいんですよとかね、そういうことをいろいろ話しました。
この時は別にそんなに、まだ勉強を始めていない人が対象なので、デュオリンゴで勉強している人いますかとか、そういうことは質問しなかったんですけど、
もうすでに勉強している人向けに、特に中級者でね、中級者の日本語学習者向けにどうやったら日本語の勉強を継続できるかっていうね、そういうセミナーもやったんですよ。
はい、これは参加者は当然、もうすでに日本語を勉強している人だけになるわけですね。
で、確か96席とかそういうところなんですけど、セミナーの会場がね、それでもう席が足りなくて、会場の中の階段に座ったりとかね、立ち見でいる人もいたので、合計では100人以上の人が入っていたと思うんですが、
そこでですね、僕がいつもやるGoogleフォームでね、質問が一つだけある、そういうGoogleフォームを投げて、それにもうその場ですぐ回答をしてもらって、それでその結果をグラフになるので、もう自動的にGoogleフォームの回答欄を開くとグラフにしてくれるので、そのグラフを見せて皆さんと共有するっていうね、
そういうのをちょっとやったんですね。で、その中で、やっぱりDuoリンゴが一番多かったんですね。で、実はね、その100人いたんですけど、スマホ持ってない人とか、あるいはスマホ持ってるけど、僕がスライドに出していたQRコードを読めない人とかも結構いて、回答してくれたのは27人だけだったんですよ。
で、その27人のうちの16人がこのDuoリンゴをもう既に利用しているというふうに回答していました。つまりですね、1765万人という、今既にDuoリンゴで日本語を勉強している人が1765万人いるわけです。
で、これが仮に勉強している人の全員がDuoリンゴをもう利用していますって言ってるんだったら、この1765万人より日本語学習者が多いということにはなりませんよね。
世界の日本語学習者数の推定
だけど、例えばね、例えばその学習者の半分、学習者の半分の人がDuoリンゴを使っているというふうに、そういう結果になったとしたら、そのDuoリンゴのユーザー数の2倍の日本語学習者がいると考えていいんじゃないかと思います。
そういう感じで、昨日の数字はですね、27人中の16人がDuoリンゴを使っているということでした。ということは、つまり16分の27倍の日本語学習者数がね、つまりDuoリンゴのユーザー数の16分の27倍の日本語学習者がいると想定できるんじゃないかと思います。
これ計算してみると、1765万人×27÷16ですよね。そうすると2978万人になります。大体3000万人ぐらいということですね。
ということで、僕もね、この数字ね、つまりその半分よりちょっと多いぐらいの人がDuoリンゴを使っているっていうのは、大体いろんなところで出くわす割合なんですよ。
なので、昨日実際に数えてみた数としては、3000万人弱、2978万人ぐらいが世界で日本語を勉強しているという、そういう推定になりましたが、大体そのぐらいの数がほぼいつも安定して出てくるんですね。
なので、これをですね、やっぱり、それからそのDuoリンゴの数っていうのは、もう本当にどのぐらいの頻度でこれを更新しているのかわかりませんけど、少なくとも1年に1回とかじゃなくて、もっとかなり頻繁にこの数字を更新していますから、
この数字と、それから日本語学習者向けのイベント、しかも学校の中だけじゃなくて、一般公開で日本語の読習者の方も参加できるような、そういう日本文化関係の中で、もうすでに日本語を勉強している人対象のイベントをやって、
そこでそのDuoリンゴを使っている人は何人いますかというふうに聞いてみて、それでそこから全世界の日本語学習者の大体の数を推定してみるというのは、もっとね、僕が昨日1人、1カ所だけでやってみただけだとあんまり説得力がないので、
もっといろいろなところで、もう本当に簡単にできるので、Googleフォームを1つ作ってやるだけですから、いろんなところでやってみていただけると、僕たちの市場規模とかそういうものがわかってきて、共有できていいんじゃないかと思います。
ちなみにこういうのはフェルミ推定というのをWikipediaで書いてあるのを読んでみると、以下のようになっています。
フェルミ推定とは、実際に調査することが難しいような捉えどころのない量を、いくつかの手がかりをもとに論理的に推論し、短時間で概算することである。
例えば、東京都内にあるマンホールの総数はいくらか、地球上にアリは何匹いるかなど、一見、検討もつかないような量に関して推定すること、またはこの種の問題を指す、というふうになっています。
なので、本当にこういう概算でいいので、こういうことをもっといろんな人がやってくれて、それで僕たちの業界の規模を把握して、その感覚を共有していけるといいんじゃないかと思います。
それでは本日もムラスペをお聞きくださいまして、ありがとうございました。
今日の世界の日本語学習者数は3000万人という音声配信について、ご感想とかコメントがありましたら、ぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。そして、冒険は続きます。