設楽 悠介
今話してて思ったんですけど、現場からの声をトップに伝えるっていう役割も、
逆翻訳じゃないんですけど、それもやっぱり重要ですよね。
いろいろこうしたいんですけど、こうしたいんですけどってものだったり、
設楽 悠介
場合によっては現場の不平不満みたいなものも上がってくる。
勝見靖英
ナンバー2には届くわけじゃないですか。
設楽 悠介
それをじゃあナンバー1にどう伝えるっていうのも一つまた重要なところかなと思いました。
勝見靖英
たぶんナンバー2に限らず、その下からの意見っていうのを、
それぞれの立場で対応しているのが組織だと思うんですね。
担当から課長に行って、課長から部長に行ってみたいなところで、
それでもやっぱり上にエスカレーションしていかなきゃいけないものっていうのは当然あるんですけど、
その時にただ不平不満を言ってきているものを上に上げたって当然しょうがないわけで、
その代替案だったりとか、そのダメな理由っていうのを、
プラスアルファ何か情報を付加した状態で持っていかなきゃいけないんですよね。
結局上になればなるほど意思決定が仕事になってくるんで、
その時に不平不満だけを伝えても、だから何?っていうので終わってしまうので、
それを踏まえてどうすべきですとか、あるいはどういう選択肢があるとかっていうところも含めて伝えていく。
単なる翻訳というよりも、必要な情報を付加した形で上に上げていく。
そこが必要だと思いますね。
設楽 悠介
全体のバランスを見るみたいなことも重要になってきますよね。
Aという部署はこう言ってて、Bという部署はこう言ってて、Cという部署が言ってて、
それがぶつかっていることもあったりすると、その状況感をまとめつつ報告する必要があるし、
っていうところも大事だと思いますね。
勝見靖英
その時にニュートラルにファクトを整理して、適切な意思決定をしてもらえるような形で翻訳しながら、
そこはすごく大事ですよね。
設楽 悠介
どうしても組織になると不満、野党っぽい社員とかも生まれがちだし、
解決策はないが、これを変えてほしいみたいな意見はすごく多いと思うし、
場合によっては辛辣なものもあったりするかもしれないじゃないですか。
逆にトップからの、あいつダメだな、ちょっと怒っとけよみたいな、
いわゆる下からも上からも、結構ハードなことを言われた時って大変ですよね、翻訳が。
要はそのまま伝えちゃうんで、社長がお前仕事全然してねえだろって言ってたぞって。
そこどうします?結構そういう伝え、そこが結構翻訳のしどころだと思うんですけど。
社長は言ってるけどこう思うよって言うのか。
勝見靖英
そうですね、例えば社長が会社に行って、ある社員の振る舞いを見て、
あいつはもうあれダメだと、誰だあいつ取ったのみたいな感じの状態ってありそうじゃないですか。
設楽 悠介
あれありますよ。
勝見靖英
あんたが最終面接したじゃんみたいなことも含めてありますよね。
設楽 悠介
ありますあります。
勝見靖英
そういう時でも、別に何でもそうなんですけれども、
その罪を憎んで人を憎まずではないんですけれども、
たぶん一部を取ってその人を評価することはないと思いますし、
だからそこは注意をします、直させますっていうところを言った上で、
その社員の価値というか、何で一緒にやってるのかっていうところをきちっと伝えて、
それでもそれは許せんみたいな感じになったとしても、
社員を守るのもたぶんナンバー2の役だと思いますので、
しっかりと理解をしてもらうっていうのが基本ですね。
設楽 悠介
そうですね。翻訳にプラスある場合にはなりますけど、
設楽 悠介
そういうところもあるんですけど、実はこういうところで頑張ってますとか、
設楽 悠介
そういうことをフィードバックしてあげる社長に、みたいなトップにやってあげるっていうのも、
勝見靖英
本当に社員を守るっていうのは大事ですよね。
勝見靖英
おっしゃる通りですね。仕組みを作っていく。そのトップがいなかったとしてもいてもいなくてもあるような仕組みを作るっていうことはとても大事なことですね。
設楽 悠介
致命的な、例えばですけど、勝美さんがあるトップのナンバー2にいたとして、勝美さんも共感するというか、それは言われちゃうよなっていう社長に対する不満とか、そういうものが下から上がってきたとき。
勝見靖英
そうですね。これ難しいですね。社長に共有することはあると思うんですけども、それは実際にその社長に改善した方がいいっていうところは伝えるっていうことはあると思うんですけども、一方でその不平不満でもその通りっていうのが見えたときにですね、その情報の発信源となるべく話はしたいなと思います。
それはその意見を抑え込むっていうよりも、多分そのメンバーも一面を見て言ってる可能性があると思うので。
設楽 悠介
さっきの社長の過剰な評価と同じような感じで。
勝見靖英
そうですね。なんでそういうセリフを、言葉だとしたらなんでそれを言ったのかとか、もともとどういう背景があってっていうところは、なるべくそこを補完するようにして。
それも踏まえても、いやでもやっぱもううちの社長最低ですっていう意思決定もあるかもしれないんですけども、多分ちゃんと伝えれば理解してもらえる。
こういう組み合わせで紡がれた言葉だったんだとか、そこを理解してもらうようなコミュニケーションは取りたいですね。そうしてきてるような。
設楽 悠介
まあお互いがやっぱり一部分しか見てなくてとか、それこそなんでそれをやってるか、言動以外にも社長の日々の振る舞いを見て言うこととかあるような気がするんですけど。
これがそういう不満があるかどうかなんですけど、例えば社長がテレビ出まくってて、仕事してないじゃんみたいな会社もあるような気がする。現場に不満みたいな、なんか聞いたことあるんですよね。
でも実はそれには裏があるかもしれなくて、テレビ上でうまく今進めてることがあったり、もしくはそうすることでやっぱり商品が伸びてたりとかね。
だからその翻訳っていう機能も必要ですけど、今日勝美さんの話聞いてて思ったのが、やっぱりじっくり話すことみたいなことが重要ですね。
勝見靖英
そうですね。組織で複数の人数でやってるので、相互理解が一番だと思うんですよね。
一対一でできないことが多いと思うので、それを埋めていく。一人目がナンバー2であり、ミドルマネジメントでありっていう構造になってると思うんで、
そこの本当に情報をなるべくオープンにしながらミスリードしない形で進んでいったほうが、納得感を持って前に進んでいけると思いますね。
設楽 悠介
ちょっと今回2番にとって、ナンバー2の重要なテーマでしたね。
マイクというテーマでお届けしました。そろそろお時間になります。
2番K組織を支えるナンバー2の引きこもごも、ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
設楽 悠介
番組への感想は、ハッシュタグ2番Kですべて漢字でポストいただければ嬉しいです。
設楽 悠介
そしてこの番組を聞いて、ぜひO2パートナーズさんとお仕事がしたい、相談したいという企業の方々、もしくは一緒に働いてみたいという方々はお気軽にご連絡ください。
また、勝美さんへの質問や感想なども大歓迎です。
メールアドレスをご用意しております。2番アットマーク、o2-inc.com。
設楽 悠介
アドレスの方は番組概要欄に記載しておりますので、そちらをコピーしてお使いいただければ嬉しいです。
この番組は週1回水曜日に配信しております。さまざまなポッドキャストスタンドで配信しておりますので、ぜひ皆さんフォローしてください。
それではここまでのお相手は、勝美谷水礼とシェダレイユウスケがお届けしました。ありがとうございました。
勝見靖英
ありがとうございました。