2025-05-19 37:03

#47 最強の弟子

今回は2人がもし最強の弟子を育てるとしたらどうする?っていうお話。

 最強の弟子を育てるには?

 ウェブデザイナーの最強の弟子

 求める弟子の性格

 造形屋の最強の弟子 

 最強の弟子は自分の都合のいい弟子?

 最終的に弟子はどうなる?

 守破離の教え

 教えるのも大変

 最強の弟子キャラ


番組概要
『体の8割がゲームで出来ている』ウェブデザイナーのホシと、『造形師界のおちゃらけ野郎』造形屋のたくみがお送りする、40代おじさんクリエイターの頭の中を覗くポッドキャスト。


配信日時
毎週月曜日の夕方6時に最新話を更新!番組フォローで最新話が通知されます!


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番組X
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ハッシュタグは #クリおじ

サマリー

このエピソードでは、クリエイターたちが「最強の弟子」を育てるための方法や考え方について話しています。フリーランスとしての経験や弟子を取ることの意義、そして育成に必要な要素を深掘りしています。「最強の弟子」というテーマを通じて、弟子と師匠の関係性や技術の習得について探求しています。特に、弟子が独自のスタイルを確立して成長する過程や、師匠との関わりが重要であることが語られています。弟子との関係や育成についての対話が展開され、最強の弟子像が模索されています。最終的に、愛されキャラについての考察とその重要性が強調される結論に至ります。

最強の弟子育成への導入
ホシ
クリエイターおじさんの頭の中です。
ウェブデザイナーのほしです。
たくみ
造形のたくみです。
ホシ
この番組は、40代おじさんクリエイター2人の頭の中を除くポッドキャストです。
というわけで、今週私が持ってきたテーマは、最強の弟子を作るにはどうしたらいいか。
たくみ
そんなこと考えてたの。
ホシ
僕ら、はっきり言って関係ない話じゃないですか、この話に関しては。
たくみ
俺は関係あるよ、意外に。
本当はね。
ただ、俺が一人で作業してる理由を話すのに関係しちゃうというか、あれかもしれないけど。
ホシ
フリーランスやってる人は基本的に一人でやってる人が多いから、あまり弟子を育てるっていう場面がないというか。
職種によるかもしれないけど。
たくみ
いや、完全に職種によるでしょ。
ホシ
そうだよね。
ウェブ業界でいうと、スクールみたいのがあるのよ。ウェブデザイナーになるためのスクールとかさ。
っていうのがあって、この間、ひはら君と話してたときとかに、弟子を取ったほうがいいんじゃない?みたいな。
弟子入りして育ててもらうほうが、スクールに入るよりも、そっちのほうがちゃんと育つじゃないけど、ちゃんと学べるんじゃないかみたいな。
たくみ
基本ができるんじゃないかみたいなこと?
ホシ
そういうのもあって、もし弟子を自分が取ったとしたら、どう育てるかみたいな話をしようかなと思って。
弟子育成の具体的アプローチ
ホシ
最強の弟子を育てる方法を考えてみようかなって思った。
たくみ
そんな壮大なテーマなの?
そうなの。
そうですか。
ホシ
そっからさ、ヒントがあるかもしれないじゃん。これから学ぶ人にも、教える側の人にも、なんかが見つかるかもしれない。
たくみ
ちなみに、ほしさんは、もう一個手あればな、みたいに思うことってあるの?
今はない。
その規模が大きくなっちゃって、必要だなってなったときには、育ってなきゃ意味ないじゃないですか。
そうだね。
手伝ってくれる人はね。
それの問題がまず一つあるじゃないですか。
だいたいフリーランスの人って、別で仕事もないけど、その子にお金を払いながら、維持していかなきゃいけないわけでしょ。
たぶん、俺はまず第一に、お金の問題だと思うんですよ。
弟子だから、お金払わないネットはできないでしょ。
そこはちょっと、人間国宝だったら、月にいくらか入るんですよ、たしか。
ホシ
そういうのがあるからね。
たくみ
あと、どっか商工会とか行ってれば、一人新人育てると、月に15万支給されますよとかあるけど、
でもかといって、お金がないと働いてる人も、この仕事にして何のメリットかって思い始めちゃったら辞めちゃう。
まあそうだよね。
ホシ
だから俺が話したいのは、もし育てるなら、何をまず教えますかっていう話。
たくみ
何を教えるか。
ホシ
で、ステップアップしてて、自分と同じくらいというか、別に同じくらいじゃなくても、突き抜けちゃっても別にいいんだけど、
そういうふうな弟子を育てるとしたらどうするっていう話をしようかなと思った。
たくみ
ほしさんはどうするの?
ホシ
俺は、まずめちゃくちゃ作らせるね。
たくみ
ホームページを?
ホシ
ホームページを。だから基本的なことをまず教えて、デザインとコーディングになるけどね、主には。
で、それをある程度覚えたというふうになったら、とにかく作れっていうね、めちゃくちゃいっぱいページを。
たくみ
仕事がなくてもってこと?
ホシ
そうだね、仕事がなくても。
でも、本当はね、仕事しながらやるのが一番いいんだけど。
たくみ
でも結局そういうことになるよね。そのレベルじゃまだ仕事としては頼めないってなるから。
そうだね、最初のうちはそうだよね。練習じゃないけど。
ホシ
そうだね、練習だよね。
たくみ
でも弟子問題、弟子って言い方が俺あんまりしっくりはこないけど、結局空いてる時間に何とか勉強しなさいっていうのじゃなくて、ずっとスキルを磨いててほしいわけですもんね。
そうだね。
その間、師匠は仕事をしながら見てあげなきゃいけないんだよね。
ホシ
うん、そうそうそう。
たくみ
できる?
ホシ
できんじゃない?
たくみ
いや、世の会社とか、ああいうところだと、それって要は最強の後輩を作るのと一緒ってことでしょ?
ホシ
まあまあ、そういうことですよ。
たくみ
でっかい会社だとね、この部分だけとか頼めないわけじゃないですか。
この部分。
書類の整理だけじゃないけど、どっちも一緒か。
一緒だと思うけどね。
ちなみにその弟子のモチベーションはどうなってるの?その設定は。
まあそれはだから最強を目指してるっていう設定じゃない。
ホシ
当然そうでしょ、だって。やりたくないっていう人には教えないよ、俺だって。
たくみ
そうだよね。
ウェブデザイナーになりたいってなってる?
ホシ
熱い男。
まあ別に男じゃなくてもいいけどさ。
たくみ
でもジャンプ系だったら困るね、ちょっとね。
ホシ
あーそうね、今ちょっと今日休みだけどみたいな感じになっちゃったね。
たくみ
ジャンプくらい熱い主人公キャラの弟子が来ちゃった場合は大変だね。
ホシ
まあちょっと大変かもしれないけど、まあ別にやる気がないみたいな人いればいいよね、まだ。
たくみ
うん。俺は正直愛嬌があって挨拶ができて、やる気があるんだったらまだいい。
そのやっぱ浮き沈みが激しいとめんどくさいんで。
ホシ
まあそれはめんどくさいよ。
たくみ
でもそれだけかな、もしかしたら。
この歳になって求めてるのはその3つかも。
ホシ
あーその教えたいと思う人ってことね。
たくみ
そう。
ホシ
まあ一緒にやりたいっていうことだよね。
たくみ
なんかその弟子って言うけど、結局最終的にはパートナーじゃないけど、
そうだね。
同じレベルになった時に、同じタイトルをこなしていく、先にこなしていく時に、
右腕なり左腕なり頭張ってもらえないと意味がないじゃないですか。
そうだね。
そうなった時にお互いモチベーションが高め合えるんだったらいいけど、
そうじゃない場合って喋んないで黙々とやるのは俺はちょっともう無理な。
ホシ
そうだね。
たくみ
俺の場合はね、何を静かに働いとんねんってなってしまうから、それだけかも俺は。
ホシ
あ、そうなんだ。
たくみ
でもそれできないんだよ意外に。
ホシ
そういうのができる人が意外と少ないってことね。
たくみ
あと昨今のコンプライアンスを無視したお笑いが理解できる人じゃなきゃ無理。
ホシ
難しいかもな、それは。
パートナーとしての弟子
たくみ
でしょ。
確かに。
だから多分俺は無理。横には置いとけないんだと思う。
だったら俺の給料の8割を渡してもいいと思う。
ホシ
何が?
たくみ
俺が稼いだ分をその子に全投資しててもいい。それができるなら。
ホシ
あ、それができるなら。
たくみ
それ喜んで連打で仕事を取ってきてもいい。今まで取ってこなかった仕事を取ってきてもいい。
ホシ
タクミだったら、もしそういう理想の育ててもいいって思う人がいたとして、
したらその人に何を教える?何をやらせる?まず。
たくみ
俺は前の会社に入った時もそうだったけど、まず面接の時に彫刻してもらうんですよ。
30分くらい。決まったやつね。
この半円を削ってみてって教えながらだけ。
その時のリアクション見ながら決めてたんだけど、一緒に彫ってちょっと雑談しながら彫るんですよ。
この順番で彫ってったらこうなるよっていう。
だから完全に難しい手作業ってわけではない部分もあるんだよっていうのもわかってほしくて、
なんかこれ自分が彫れるかどうかわかんないみたいに思う人が多いから。
学校行ってた子だろうと素人というか、そういうの触れてこなかった人だろうと。
空間把握能力がどのくらいなのかっていうのはあんまり、気にはするけどこっち的には。
でもそこまで下手でもいいから、
俺が作業場で普段一緒に仕事してる頃に話しかけるというかちょっかい出すから必ず。
完全にうざい上司だろうけど。
俺の中では現場に行った時に、
喋らないまま突っ立ってられるのが一番困るんで、
変な人に急に話振られても対応できるようにはなってほしかったの。
その時はね。
ホシ
じゃあ、どっちかというと技術を教えるんじゃなくて、
込み力を教えるってこと?
たくみ
だって込み力低い人が来るもん、だいたい。
ホシ
たくみの場合はまず、対応力というか、そういうのをまず教えるんだ。
たくみ
教えるというか見たい。
ホシ
見たい。
たくみ
最初の時に。
なくてもいいんだよ、最悪。
ホシ
それは素質の話だから。
たくみ
俺と聞き合わなきゃいけないんでしょ、それ見ると。
ホシ
それはまず前提のとこだから、
それはOKっていう前提ね。
で、そっからどういうふうに最強の弟子を育てるかっていう話。
たくみ
だいたい1年かけて基本のことを教えて、
で、仕事と関係ないところで1年以内に1個、きぐるみの頭は彫刻させる。
俺が見るけどね。
見ながらね。
そういうふうにはしてたけど。
じゃないと、なんかやりきったと思ったりできたっていうのを感じれないかなって。
仕上げに似たような作業は途中であるから。
それだけですかね。
ホシ
だからそれを繰り返していくって感じか。
たくみ
そう、結局同じ作業を繰り返していかないと早くなんない。
ホシ
そうだよね。だからそれをウェブ、ホームページも一緒なんだよね。
たくみ
たまにどの仕事も一緒でしょ。
でも何求めてるって言われると、なんか人柄以外求めてないかも。
ホシ
求めてるものはね。
たくみ
最強の弟子に求めてるものはね。
ホシ
人柄だけかもしれない。
じゃあもう最初の時点で決まっちゃうよね、匠の場合は。
たくみ
でもそんなやついないのよ。
いや、最初では決まんないんですよ。
最初ではね。
だって面接の時は特にみんないいやつですよ。
ホシ
いいやつね。
たくみ
長く働いてたり、寝不足になった時に、別に本性ではないと思うんだけど、
そうなった時にやっぱキャラが出てきちゃうから、
それを出さないようにしてあげなきゃって。
向こうも出したくて出してるわけじゃないから、辛いのを。
こっちが気使ってるだけだから疲れちゃうんだよね。
ホシ
それはわかるわ。
たくみ
でも夜中って繰り返していかないと強くなんないでしょ。
ホシ
そもそも夜中強いですなんて、それ起きてるだけならいけるかもしれないけど。
たくみ
そうだね。
仕事である限りきっとだるいんじゃない?
ジャングルをなんとかして生存していこうっていうのとは違うから。
そうね。
そうなった時の危機感とサバイバル能力とはちょっと違うというか、
そっちの弟子系だったらまだもうちょっとシンプルでいいよね。
でもそれって結局根本のとこに好きかどうかみたいなのはあるような気がするけどね。
本来はね。
でもなんだかんだでお金なくなったり休みがなくなるとやっぱ元気なくなってくる。
ホシ
そうね。ちょっと進んでくるもんね。
たくみ
かわいそうだなって思っちゃうし、
だからじゃないけど、若いんだから恋人できたら休みはどんどん取れよみたいなこと言ってても取らなかったりするし、
あと疲れた、もうだるかったらもう普通に休んでいいし、ズル休みもなんだったらしろって、
俺はそれはズル休みと思わないって言ってても取らないからね、意外に。
別に責めたりもしないし、遅刻も別に責めたりもしないけど、
遅刻もしないでカッチリカッチリ来て、でもなぜか作業指示したら作業の指示は忘れるみたいなのが入ると、
なんでこれは忘れるの?みたいなことになっちゃうしね。
もう、だからわかんないね。俺はだから教えるの向いてないんだなと思った。
さっぱりしてる人のほうがいいんだろうなと思うから。
ホシ
教えるの向いてる向いてないもあるもんね。
たくみ
うちらの仕事が若干個人義に感じるかもしれないけど、実はきっと誰かいたらもっと楽になったり、
規模拡大っていう言い方よりももうちょっと仕事が楽しくなる場合が。
ホシ
まあその可能性もかなりあるよね。
たくみ
そう、実際あると思うんですよ。
ただその時に、やっぱさっき一回置いといてって言われたらお金とか時間が入ってきちゃうから、
そっちをどうしてもリアルに考えちゃって、あんま最強の弟子って言われると、
なんか俺の都合のいいような弟子像を出しちゃって、それはただの、そんなやついねえよってなるだけで、
あんまり心理ゲームとか向いてない人なのかもしれないね。話してて思ったけど。
いやだから星さんの場合は、最初いっぱい作らせるって言ったじゃん。
最強の弟子たるゆえんは最終的にどこになる?
ホシ
最終的には、なんかね、たくみは一緒にやりたいって言ってたけど、俺は一緒にやりたいっていうよりはどっちかっていうと、
なんか、もう一人でできるってなって、一人で羽ばたいていったら、それがゴールかなって思ってるかな。
たくみ
連絡取らなくなって寂しくない?
ホシ
まあいいんじゃない別に。
たくみ
いや俺はもうそんなに一緒にいたんだったらたまに会いたいもん。
ホシ
まあその人が会いたいって言えばそう。
たくみ
いいんだよ独立すんのはいいけど、やっぱ一緒に仕事はしてたぶん楽しいはずなのよ。
ホシ
一緒に仕事はしたいね。それはある。
たくみ
本来はね。
ホシ
なんか一緒にずっとやろうねみたいな感じよりは、俺はこう、その人が羽ばたいていって、
たくみ
ここで頑張ってればいいじゃない。
弟子の成長と師匠の期待
ホシ
なんか切磋琢磨するほうが割と好きかな、そのほうが。
たくみ
なるほどね。最強の弟子って難しいね。他の人のを聞きたくなるね。
ホシ
確かにね。他の仕事とかね。
たくみ
でも大工さんたちなんか、きっと不満とかあるんじゃないの?最近のパネルを組み合わせての人と。
ホシ
まあまあ。
たくみ
そういう古民家なり宮大工さんなりのレベルの人たちから見たら、ちょっと違うもんね仕事の内容が全然。
全然違うよね。
やっぱ後輩が来たら嬉しいとかって。でもそれとは違うのかな。こういう後輩ができたら嬉しいっていうのと最強の弟子は違う?
ホシ
弟子は違うね。
たくみ
最強の弟子は何を求めて来てんだろうね。
ホシ
弟子はだから、あれでしょ、その技術を身につけるために来てるわけじゃない。
うん。
まあいつか親方を越えてやるみたいなことでしょ。
たくみ
ああ、なるほどね。
てかあれだね、作業をしてて、俺がやってる作業を見本で見せてっていうのは1年が繰り返すじゃないですか、ある程度。
で、その後にじゃあやってって言って、たまに俺がじゃあ手が空いたら同じ作業を横でやる場合あるじゃないですか。
あの時に競争が始まった時に、お、いいじゃんって思ったりはするよ。
ホシ
それはいいよね。
たくみ
ああ、こういうやつならいいんだけどなっていうのはだいたいフリーの子だね。
ホシ
あとなんか自分が持ってない感性じゃないけどさ、
たくみ
ああ、びっくりさせるよ。
ホシ
あ、そんなの作るんだみたいなのがちょっと見えた時に、なんかやっぱ嬉しくなるんだと思うんだよね、きっと。
たくみ
なるほどね、むずいよね。
ホシ
まあ最強の弟子って言っても結局は自分の都合のいい弟子なのかもしんないけどね。
弟子の育成方法
ホシ
まあその場合は。
たくみ
肌から見たらそう見られるんじゃないかなと思うけど。
どういう点でそう思われるかにもよるよね。
ホシ
そうだね。
たくみ
なんかでも弟子次第だよね、それってね。
ホシ
そうだよ、弟子次第だと思うけどね。
だからそうなってしまったら、そう見られてるとしたら、まだ師匠は超えてないよね、だから。
たくみ
ええ、そうなのかな。
ホシ
だってその都合のいいように使われてるみたいなふうに外の人から見られてるとしたら、まだ師匠は超えてないでしょ。
たくみ
それは外から見たらどう見えるかわかんないよって。
ホシ
わかんないけどね。
たくみ
本来すごい手折りがいのある子で、師匠は大喜びしてるかもしれないからね。
そうそう。
いなくなったらもう寂しいよみたいに思ってるかもしれないから、師匠は。
でも最強の弟子、俺にはちょっと難しいのかも、そう言われると。
確かに都合のいいように考えちゃうからね。
こしさんのその弟子像はそれだけなの?
ホシ
俺の弟子像としては、俺なんか置いといて素晴らしい仕事をどんどんしていくみたいな人が育てば最強の弟子じゃない?
たくみ
ちなみにどうやってそういう作業を進めていくの?育てる作業を。
ホシ
育てるまでにってこと?
まずその、さっき言ったけど、めっちゃ作らせるじゃない。
ある程度できるように、もうこいつは一人で仕事振ればそれなりものをちゃんと作れるっていう確信ができたら、
あとは一緒に仕事して同じパートナーみたいな感じでね。
そっからどうやってその子が差別化じゃないけど、自分と差別化。
俺と同じことじゃなくて、その子なりの強みとかさ、あとはこう向上心じゃないけど、
なんか結構フリーの人ってさ、停滞しがちというか、一人でやってるからケツ引っ叩いてくれる人がいないじゃん。
たくみ
そうだね。
ホシ
そう。だからこう、二人でなんか弟子と師匠で、もし同じくらいのものが作れるようになったとしたらさ、ケツ引っ叩き合いながらじゃないけど、
影響し合いながら高めていけるんじゃないかなっていうのもあるよ。
ちょっと期待するかな、そういうの。
たくみ
でも大地さんの弟子は旅立っちゃうんでしょ、最後。
ホシ
最後旅立つんじゃない、きっと。
たくみ
その後ケツ引っ叩き合えないじゃん。
ホシ
それはだから、一緒にはやらない、一緒にっていうかその一緒の場所っていうかさ、ずっと一緒にはやんないけど、たまに一緒にやるとかさ、そういう感じじゃない。
理想の弟子像
たくみ
なるほどね。
まあでもその手張り、手張りって知ってます?
うん。
入れ墨の世界の言葉だったかちょっと調べようかな。
調べてください。正確な情報をこころがけてますから。
手はね、師匠の教えを忠実に守り、基本を習得する。歯は基本を応用し、独自のスタイルを開発する。
でも似てんだよな。利は独自の道を確立する。
ホシ
なるほどね。最後独自に歩み出すってこと。
たくみ
そう、まあでも歯も基本を応用する、俺の中では似てんだけど。
手張りって言葉をバイトを育てるときに悩んだときに、たまたま見たドキュメンタリーかな、入れ墨の彫り師かな、番組で見たときに、
手張り、あ、そうか、手張りかと思って、え、てか俺今どこよってなって、まだ歯か、みたいな。
その利になったときの方がきっと大変だし、応用するってことは要は試作してミスって成功してみたいな、
を繰り返す、もう自分の今までやってた普段通りの仕様じゃなかったり、でもこれがいいと思ってやってるわけだから、
トライアンドエラーはどうしてもするわけでしょ。
バイトなりその弟子が来たときに、手自体がうまくできない子が多かったの、俺のときはね。
俺が求める種って言ってはいるけど、その言ったものを言ったとおりできるって一番難しいじゃないですか。
いやいやできるでしょって思ってても、こっちがたまたま若い頃にできただけで、できる人間だっただけで、他の子ができるかどうかわからないじゃないですか。
それでずっと悩んでたことがあって、結局俺が切れ散らかすみたいになるのが一番嫌だった。
もう向いてねえなって思ってたから。
相手がしゅはりの倫までイメージしててくんないと、これをものにして、ここからこういうのどうすかって提案して、
そのあと独自の作り方じゃないけど、それを混ぜた、俺の中では利と歯は、歯と利は似てるんだけど、
でもそれで面白いっていうか、効率もよくお客さんも喜んでくれるもん作れるようになってんだったら最高なんですけど、
しゅでつまずいちゃう場合が多くて、俺が過保護すぎたのかなと思いながら、でも俺切れ散らかしてるしなって思いながら、自分の中ではわかんなくなっちゃうの。
ホシ
なるほどね。
でも、若いときってみんなそうだと思うけど、しゅをさ、基本のところをすっとばしてさ、いきたがるじゃん、どうしても。
なんか早く完成したものっていうか、人に見せられるものを作りたいとかさ、っていう欲求があるから、別にそれもいいんだけど、完成させることも大事じゃん、結構。
たくみ
どっちもね。
ホシ
どっちも。ただ、しゅ、そこをすっとばすっていうのはなんかちょっと違うなっていうのもあるもんね。
たくみ
だって、すっとばしたいなら、自分でお家で好きなもの作ってればいいじゃないってなってて、それで1日で、あの、クビにしたことあります。
いや、その何回も切らせて、なんか自分で良くなったとことか、ここダメだったなとかっていうとこある?って聞いたら、いや、僕は切れって言われたのは切っただけなんでって、何回話してもそれしか言わなくて、ごめん、ちょっと俺には無理かもしんないって言って。
で、普段なんか作りたいものとか実はあったりするの?って聞いて、こういうの作ってて、作りたいんですけど、仕事もしなきゃいけないなと思って。
それは、まだ若いしさって言って、親に頭下げて1年でもいいから好きなもの1回作り続けて、もうダメだってなったときに、仕事するとかでもいいんじゃない?って言って、それでバイバイさせてもらった。
この子は面倒見切れない、俺はって思って。だって結局技術職なんて技術をつけなきゃいけないから。
ホシ
そうだね。
たくみ
つける方法を教えてもそれが言われた通りにやったって言われると、言われた通りにできてないのに言われた通りにやったって言われても、ちょっと何言ってるかわかんないっすってなっちゃうからね。
ホシ
難しいね。
なんかその、教えるのってさ、俺先生もやったことあんの1年間だけ、専門学校のね。でも先生って難しいなって思うのはやっぱりその、切れないじゃないけど。
たくみ
先生はそれかもね。
ホシ
そう、なんかその、人間性めっちゃ必要なんだよね、先生って多分。
たくみ
多分ね。
ホシ
教える人って。
たくみ
うちのバイト的には俺はキャラ濃かったらしいですよ。
ホシ
教えるのが上手なタイプとさ、上手じゃないけどその人自身はすごくできる人みたいなタイプの人もいるじゃない。
まあ昔ながらのその俺の背中を見て学べ的なさ。
たくみ
人もいるしね。
人もいるじゃない。
そう、いろんなタイプがいるよね。
ホシ
いるじゃない。
なんかやっぱ気が合わないと最強、自分の中での最強。
作れないね。
たくみ
だからこのテーマ持ってきたんでしょう。でもなんか口で説明しようと思ったときになんかむずいなと思って。
ホシ
むずいけど、結局自分のいい都合のいい弟子になってしまうのかって今思っちゃったけどね。
たくみ
でもね、俺口応えされるのが嫌じゃないの実際。
でもそれ人によるってこと?だから都合のいいっていう解釈とは違うのかもしれないけど。
なんか理にかなった文句なら、そうだね、じゃあちょっと一回それでやってみたらって言えるんだけど、全然関係ないところで文句言われちゃうと、いや違うじゃんってなっちゃうと、
否定したくないのに、今日は褒めるぞって思ってたのに褒めれなかったみたいなのと同じ状態になるというか。
そう、なんかそのぶつかり方がしょぼいわって思っちゃうのどうしても。
だから最強の弟子はきっとぶつかり方もきっとこっちにメリットがあるんだろうね。
ホシ
何か気づかせてくれるんじゃない?きっと。
たくみ
ハッとさせてくれるでしょ。
もうマンガの世界じゃない?いないよやっぱ最強の弟子なんて。
ホシ
いないですか?
たくみ
いないと思ってるから誰も探してないもん俺は。
だから外の造形屋さんがそのバイト一人なり二人なり常時置いてる、レギュラーで置いてる人見ると偉いなって思って、
俺は彼らを褒めちぎりますもんだって。
俺より若い人たちが独立してそのバイトの面倒見ながら働いてるのを見ると、だって家賃払ってバイトにもお金払って、でも手が一番早いのは本人なわけじゃないですか。
ホシ
そうだね。
たくみ
それをフォローしながら作業する。
はいじゃあ月に100万円飛びますって言われたら、100万円飛ぶの?って。
こんな作業できない子にいってなるわけじゃないですか、本来は。
そうだね。
じゃあ家族は養えないですねってなりかねないでしょ。
バランスが悪いなって思っちゃう、どうしても。
もしいるとしたら多分喋ってて疲れない子がいいんだと思う。
そうなっちゃうんだよね。
だから作業ができるできないより、横にいて疲れないんだったら、いくらでも置いといて俺のモチベーションが上がればいいってやっぱ解釈になっちゃう。
それが俺の中での最強だし、かもしんない。
なんか、たくみさん、そろそろコーヒーブレイクしません?コーヒーブレイクしちゃおうかって。
30分に1回言われても、まだ飲むの?みたいなくらいの雑談ができるくらいの方が。
ホシ
でも人によってそれはね、求める人材は違うからさ。
たくみはもちろんそれでいいと思うけど、やっぱ俺は羽ばたいていってほしいな、俺の最強の弟子は。
たくみ
その最強の弟子は羽ばたく途中はどういうキャラなの?星さんのとこに来る最強の弟子は。
うちの最強の弟子は作業もできるんだよ。そういうキャラなのに作業もできるんだ。
そういう一流ってことはね。そうです。育った状態の話してるけど。
どういうキャラを想像してんの?自分の最強の弟子は。
ホシ
キャラとしては、真面目か不真面目かで言えば、不真面目よりの方がいいかな。
じゃあ朝来る時はちょっとだるそうに出勤してくる。だるそうじゃないけど、洋気屋の方がいいね、どっちかって。
たくみ
寝癖は?寝癖で来る。寝癖でもいい。寝癖で来るの?来ないの?
寝癖は。寝癖でもいいよ、別に。何も想像できてないじゃない、最強の弟子の人物像を。
だって具体的に言ってくんないと、最強の弟子大した、もうただ羽ばたいて欲しいしか言ってないみたいになってるよ、今。
でも陰に入ってる人はやっぱり嫌かな。
それは陰と陽で言ったら陰には入ってて欲しくないよ、それはね。
ホシ
あとね、一緒にゲームできる人がいいわ。
たくみ
そうそう、そういうの聞きたいの。だって分かんないもん、どんなキャラが弟子なのかが。
ホシ
それで言うと、俺に似た人を選んじゃいそうな気もするけどね。
たくみ
じゃあ意外に大人しめってこと?
ホシ
別に大人しめじゃなくても全然いいんだけど、コミュニケーションが取れない人はとりあえず嫌だね、絶対。
たくみ
なんか聞いても、はい、みたいな感じののはちょっと嫌だ。
ちなみに俺はさっき、そうそう、コーヒーブレイクしませんかって言ったけど、
俺の弟子は最初全然喋らない子だったっていう設定だから。
ホシ
そこまで育て上げたってこと?
たくみ
それはそうだよ。師匠が話しかけることによってちょっとずつ喋るようになるっていう体だから。
ホシ
ゆっくり愛着湧くタイプの弟子だから。
弟子の育成
ホシ
じゃあそれは育て上げたってことだね。
たくみ
それはそうでしょ。最強の弟子の話でしょ、だって。
最初あんま喋んない。内向的なところからゆっくり。
それはもう宅急便が来たときもうすぐ出ますよ。
ピンポーンってなったら先に出てくれるよ、インターホンが。
ホシ
それはだいぶ。
たくみ
気使ってくれるよ。いい弟子だと思うよ。
ちゃんと休みも取ってくれるしね、ちゃんと相談してくれるから、すぐ。
ホシ
明日ちょっと。
たくみ
急でもいいって師匠は言ってるからね、普段からね。
ホシ
ディズニーランドいるんで。
たくみ
行きたいんですけど、いつか休みって。
行ってきたらいいじゃないって言うだけだから。
俺行ってきたらいいじゃないって言いたくてそれを言ってるんだから。
うち楽しそうでしょ、ちょっと。
ホシ
楽しそうだね。
たくみ
あんたのとこどうなの?あんたのとこの弟子はどうなの?
ホシ
その弟子と?
そうね。
たくみ
イマジナリー弟子はどうなってるの?
ホシ
教えるじゃん。昼間教えるじゃん。朝来て昼間教える。
でも遊ぶのもちょっと違うんだよな。
たくみ
なんでいっぱい仕事午前中で二人で終わらせて午後ゲームしようぜはしないんだ。
ホシ
それはちょっと違う気がすんだよ。それは巧みと仕事してるみたいだなと思っちゃって。
たくみ
でもじゃあ僕家帰ってログインしますねって言えばそれで別々でゲームすることになるじゃない。
だってもう独立してもいいくらいのレベルの弟子になってる状態の話をしてんだよ俺は。
ホシ
もうそこまでいってんの?
たくみ
いっちゃってんの。
ホシ
そこまでいってんだったらいいわ。そのなんか育ててる最中。
たくみ
育ててる最中だったら遊べないんでしょ逆にね。
ちょっと違うなってなるもんね。
そうそうそうそう。もう後半ならわかるけど。
ホシ
ただなんか基本的にゲームは好きであってほしいなっていう思いはちょっと。
たくみ
あれやった?みたいな雑談くらいできるから。
ホシ
まあゲームじゃなくてもいいけど、例えばなんか音楽でもいいんだけど、映画でもね、アニメでもさ。
なんかやっぱ共通点はなんかあった方がいいよね。
たくみ
なんかそういう音楽とかゲームでもそうだけど、これ面白いっすよとか。
ホシ
そうそうそうそう。
たくみ
ちょっとこれ聞いていいっすかって言われて、音楽かけていいっすかって書けた曲とかがこれめっちゃいいねっていう会話ができるとすごい楽しくなりますよね。
ホシ
それが意外と大事かもな。なんかもし一緒に仕事するとしたら。
たくみ
そうでしょ。そういうなんか弟子像はないの?あんまりないな。
じゃあ意外に誰が来てもウェルカムなんだね。
ホシ
ある程度はだからそのたくみじゃないけど、たくみがさっき言ってたちょっと返しちゃった子じゃないけど、なんかそういう子じゃない限りは。
たくみ
そういう子はやっぱダメ?
ホシ
まあちょっとね。
たくみ
言われた通りダブルクリックしましたって言われて。
ホシ
そうそう。なんかもう最初の1分で切れそうだもん俺の場合は。
星さんの方が切るの早そうだよ。いやでも俺上司に怒られてたもん。早く切りすぎだって。
たくみ
ダメな時は早く切らないとダメだし、いい子は残しとかなきゃダメだよって思ったの。
俺はいい子も行きたいっていう、こういうの作りたいっていう子の現場を紹介して、そっちに俺は誘ってたから。
会社としてはそれは困るよね。でも俺はその子がやりたいっていうものを一刀先に作れたらいいなと思うから、
こういう年上がいるからこういうところに気遣ってこうやって行けみたいな。
あとは俺に連絡してくるなみたいな感じのことはしちゃうから。
向こうにメリットあった方がいいじゃんってどうしても思っちゃうから。
でも俺は結構ある程度は大丈夫かもね。
そうだね。中星さんの場合は大丈夫なのかなと思う。
俺はなんかキャラ、相性が良ければいいに尽きるかもしんないですね。
ホシ
頭の中で思ってる相性だから、それを口に出せよって話なんだよ。さっき言ったようなことしか求めてないから。
たくみ
でも真逆だね俺とね。だから求めてるものがなんか割と真逆なんだね。
でもきっとうちの弟子が星さんと会ったら星さんは気に入るはずだから、多分ね。
ホシ
俺より落ち着いた弟子が来るわけだから。
たくみ
そうだね。
多分話しやすいはず。話も遮らないし、星さんが言ってるのをウンって聞いて、
ホシ
いい質問を投げかけてくれるわけだから。
たくみ
じゃあ俺の弟子は割とあれかもね。スカしてやろうだなってなるそうだね。
思うかもね。思いそうな気がするもん。
いやこいつってなるかもしんないね。でも酒飲んだ時だけいいみたいなのもあるのかな。
ホシ
そうだね。それでもあるかもね。
たくみ
誰かに紹介してもいいような。
ホシ
それはね、もちろんそうだよ。やっぱ人柄がいい人は、やっぱ何やってもいいもんね。
それは別に仕事に関係なくだと思うけどね。
たくみ
でもやっぱ愛されキャラって世の中にいるでしょ。ミスっても、ミスった時の返しが本能的にできてるじゃないけど、
これは天性のものなんだなって思わせるような、えへへが許されるやつと許されないやつっているじゃないですか。
俺はあの理不尽がどうしても嫌だって思うことがあるから。
ホシ
そういう人羨ましいなとは思うけどね。いつも俺も。
たくみ
最強の弟子っていないんだね。
愛されキャラの重要性
ホシ
いないかも。
いないかも。でもいたらいいな。はい。
そういうわけで。
探してる。
じゃあエンディングになりますよ。
このふわっとした想像の話で終わる回あるんだね。
でもなんかヒントはあったでしょきっと。
誰に何のヒントを与えたの?うちらを今日。
今育ててる人だよ。
後輩を育ててる人。
たくみ
俺はもうお疲れ様ですとしか言いようがない。いつも頑張ってますねって。
ホシ
もしくはそういう師匠がいる人。
なんかヒントになったかもしれないじゃん。もしかして。
たくみ
外にぐちりに行ってほしいですね。悩んでる人。
ホシ
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たくみ
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