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2023-12-07 11:20

のぼうの城 2012

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のぼうの城 2012

 

監督 犬童一心 樋口真嗣

原作・脚本 和田竜

音楽 マイケル・ケイメン

出演 野村萬斎 佐藤浩市 榮倉奈々 成宮寛貴 ほか

 

映画.com

映画.com

のぼうの城:Wikipedia

 

Reference

忍城の戦い:Wikipedia

和田竜:Wikipedia

 

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サマリー

2012年に公開された映画『のぼうの城』では、和田竜さんの原作と脚本により、歴史的な戦いを描いた作品となっています。この映画は、小さな忍城が秀吉軍に対して10日余りも耐えた様子が描かれています。

『のぼうの城』の紹介
LISTEN to movies これが15本目の紹介になります。
この番組は、私が人生60年の間に見た映画、思い出の映画について、一つずつ紹介していく番組です。
今日は12月7日ですが、今日は日本映画ですね。
これ大好きなんですね、のぼうの城。2012年の公開ですね。
和田竜さんの原作、脚本ということで、野村萬斎さんが主演ということで、
これはもう映画としての完成度もいいですし、原作も脚本もいいですし、
やっぱりこういうのが映画だよなという気がしますね。
しかも歴史的な事実、
史実に基づいて、描かれた作品の映画化ということなんですよね。
この忍城の戦い。結構歴史に埋もれてた部分もあるんですが、
これを和田竜さんが脚本、そして小説として、日の目を見るような状況にしていったということで、
この和田竜さんのウィキペディアもちょっと貼っておきたいと思うんですけれども、
この、のぼうの城ですね。忍城の戦い。
この辺りも全てリンクを貼っておこうと思いますけれども、
やっぱりこれ、歴史に残る一つの事件だったんだと思いますね。
北条氏が秀吉によって滅亡されていく中で、
小田原城が、
陥落したにもかかわらず、この小さな忍城は、
それから10日余りも開城しなかったっていうね。
守り切った。しかも500人程度の軍勢で、
秀吉軍から守り抜いたというね。
忍城の戦いと水攻め
っていうことと、
それから、
水攻めですね。
秀吉は、
豊臣秀吉ですね。水攻めを一つの手法としてね、
水攻めを一つの手法としてね、
採用した
わけですけれども、
有名なのは、高松城ですか、が有名ですけれども、
こういう、これ北関東、北関東まで行かないですね。
武蔵国なんで、
埼玉県ですね。
なんですけれども、もう本当に小さな城。
そこで、その城主、先代が死んでしまってですね、
それを後を継いだのが、こう、ちょっと、ぼーっとしたね、
頼りなーい感じの領主だったという。
ところが、これが意外や意外とね。むしろ、
農民も含めてね、すごく愛されてる。
すごく愛されている人物で、何とも言えない。野村萬斎さんが演じていて、それもいい味が出てますね。
これはね、とてもいい映画だと思います。
歴史上こういうことがあったんだということと、それからこの映画としての、作品としての完成度を含めて、
本当にこれは、まだ見てない方はね、ぜひご覧になったらいいんじゃないかなということで、
有名な映画なのでね、見た人も多いと思うんですが、思い出に残る、私が見た中で思い出に残る映画ということで、
紹介させていただきたいと思います。
語りたいことは、結構たくさんありすぎて、
甲斐姫というね、これは、
榮倉奈々さんが演じているんですが、この甲斐姫もなかなかこう、
今時は、男勝りって言っちゃいけないなと思うんですが、
自ら鎧を着て戦ったと言われてたりとかね、
いうこともありますし、こういった人間関係も含めてね、とても面白く見させていただいた映画です。
私この映画なんで好きかというと、
そういうこう、歴史的な、
事件があったということ自体も非常に興味深いのと、
あと映画としてもすごく楽しませてくれる、
いい映画ですよね。
やっぱりセリフから
すべて完成度が高い映画だと思いますけれども、
もう一つこう、
私が一番面白いなと思うのはこの城主ですね。
「成田長親の、領主としてのこういうリーダーシップの取り方があるんだ。」っていうことですよね。
つまり、
まあとても、
農民の間に入ってて、農作業が好きで、農民と一緒に、
子供とも遊ぶと。
だから農民には愛されてる、領民には愛されている。
だけどいろいろ、
手伝うの、
手伝われるのは迷惑だと領民は思っているけども、
非常に愛されているということですね。
領主とコミュニティの関係
どうも
これ映画の中では、
表情に乏しい背の高い大男で、のそのそ歩いてたっていう風に言われて、
でくの坊と呼ばれてたので、それで、のぼうの城。
で、のぼう様、のぼう様と。
子供からも呼ばれて、でくのぼうってね、
呼ばれてたのに、本人はもう全く気にしていない。
これまあ、
ウィキペディア、
ウィキペディア情報ですけどね。
馬にも乗れない、
愚鈍な人物ということなんですが、
実は、
民百姓ですね
とも、わけ隔てなく接することができるというね。
だから身分の低い人たちからも慕われているという、
ここですよね。
こういう領主、
まあ私、政治学専門なんですけど、
こういう政治的リーダーシップの取り方っていうのが、
こういうコミュニティの中ではあるんだということだと思うんですね。
私、長いこと大学、私立大学で勤めてたので、
私立大学っていうのも一つの、その学校法人、学園っていうのは、一つの城なんですよね。
学長っていうのは、まあ理事長の方が城主かもしれませんが、
学長っていうのもその大学にとっては一つの城主みたいな役割になる
なるわけですよね。
どういう学長であるのか、どういう領主であるのか、
学生との関係、教職員との関係を、含めてね。
なんかそんなことをすごく感じさせるんですね。
城、その領地、領国ですね。
領民との関係、そしてそのコミュニティの強さ
がどこにあるのかっていうことをいろいろこう考えさせ、感じさせてくれる。
そういう映画なんですよね、私にとってはね。
もう自分に引き寄せて考えるとね。
やっぱりこういう小さな国っていうのは、
こういう形で強さを発揮するんだなっていうことをね、
本当にしみじみと感じさせてくれて、
私はだから、その大学運営とかね、
それこそ大学の理事長とか学長やってる人は、
この映画を絶対に見た方がいいというふうに思っちゃったりするわけですよね。
まあそういう関係ではなくても、
むしろ歴史の中でこういう戦いがあったんだということですね。
もちろん脚色はしてあるんで、
史実そのものではないんですけれども、
でも厳しい、大軍、秀吉軍、
に囲まれて水攻めにあいながらも持ちこたえて、
小田原城よりも持ちこたえたという、
この小さくても強かったっていうね、
この強さの秘訣、あるいは強さの本質というか、
ここは、いろんなコミュニティにとって、
とても示唆的というかな、
やっぱり人間のコミュニティってこうだよねって思わせるところが、
たくさんある、そういう映画ですよね。
この和田竜さん、この「のぼうの城」で作家デビューということなんですが、
他にもいくつか作品書いてて、
それはリンク先で見てください。
それについてしゃべるとまた長くなっちゃうんでね。
とにかく、のぼうの城、日本映画としては、
とてもいい、完成度の高い、貴重な映画だと思いますね。
俳優陣もとても魅力的です。
一人一人がすごく個性的で光ってるんですよね。
映画の撮影の現場もとてもいい雰囲気でやったのかな、
なんてね。
勝手に想像したりしてますけれども、
名作だと思いますね、私はね。
これはね、原作も含めて、脚本も含めて、映画も含めて、
出演した俳優陣、制作スタッフ含めて、
やっぱりこういう作品を世に出してくれたことに感謝したいと思います。
ではまた。
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