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はい、僕は館長に聞きたい映画があるんですよ。
何だろう?
館長が好きなサウンドトラックがある映画ってありますか?
サウンドトラックか。どうしてもリードリー・スコットに戻っちゃうんだけど、ブレードランナーとブラックレインが好き。
ブラックレインね。
ブラックレインは何で好きかというと、西洋人が考えるエキゾチックな東洋の音楽っていうのが、尺八とかさ。
そういう音が入ってるんだけど、あれハンス・ジマーっていう今もう本当トップガンとかさ、大体対策はハンス・ジマーみたいなそれぐらいの有名な人なんだけど、
割と初期の作品で、当時レインマンとかで頭角を表してきたハンス・ジマーがブラックレインを担当してて、
いい感じに、ちょっと変なんだけど、日本人が聞くとね。
こうじゃねえだろみたいな。でもなんかそのエキゾチックな感じが好きだし、坂本隆一の音楽なんかも使われてて、
ちょっとその当時はサントラの中で映画音楽以外の楽曲、トップガンとかフラッシュダンスじゃないけど、いわゆる劇中のクラブでかかってるような音楽も含めてコンピレーションになってて、
いい感じにダサくもありかっこよくもあり、オリエンタルっていう、ブラックレインが好きです。ジョニー君は?
僕はね、自分で聞いといてあれなんですけど、ベタですよ。アメリカン・グラフィティ。
おお、アメリカン・グラフィティ。ハリセン・フォードがまだ有名になる前に出てたやつだ。
それと、グッド・モーニング・ベトナムですね。
ああ、グッド・モーニング・ベトナム!グッド・モーニング・ベトナム!ってやつね。
そうです、そうです、そうです。ラジオDJのクローンなのにね、憧れますよ。
ルイ・アームストロングのWhat a Wonderful World。もう泣いちゃうね。
インニングでね。
泣いちゃう。あれか女王陛下の007ですよ、ルイ・アームストロングって。
やっぱあれはサントラというか、本編かけっぱなしでもBGMとしても役に立つような映画なんで、何度も意識して聞いちゃいますね。
ああ、だからグッド・モーニング・ベトナムは戦争映画としての悲惨な感じはあまりないけども、楽しそうなんだけど、そこに戦争の影響があるという絶妙なバランスのね。
そうですね、クローンなのが飲みに行ってたバー、居酒屋も爆発テロに巻き込まれちゃったり。
一兵士じゃないんです、クローンなのがDJだからね。だけどDJから見た戦争の切なさみたいなのが描かれて。
ちょっと戦場、最前線じゃないけれども、広報支援の部分から見た戦争っていうね、間接的な。
そうなんですよ。
なるほど、いいね、サントラから来るとはね。でもサントラって買いました?
レンタルで借りちゃいます。
借りてテープに押す?MD?
昔はMDだったんですけど、iTunesとかに入れたりしてました。
サウンドトラックって、そもそもの語源は映画のフィルムの中に高額録音したギザギザのラインがあって、そこがサウンドトラックって言うんだけど、
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激反音楽っていうかオーケストラとかの音楽がメインだったのが、いつの間にかちょっとこのコンピレーションアルバムっぽく楽曲が普通に入ってて、
映画を盛り上げるオーケストラみたいな音楽が少なくなった時期があったよね。
俺もうちょっとあそこの曲聴きたいのに入ってねえじゃんみたいな。
僕はちょっとアルバムタイプなんで、曲が入ってると嬉しいみたいな。
僕の実家に唯一あるサントラ、これお母さんが買ったんですけど、マンマミアの。
あーマンマミアね、アバのやつね。ピアーズ・ブローズなんだ。
映画版のサントラがね、家に唯一あるサントラ。
あれメリル・ストリープ出てたっけ?
確か出てたよ。
4代目ボンドのね、ピアーズ・ブローズ。
マーザー・アタックの人も。
あれそうだっけ?
007もやってるし、マーザー・アタックも出てます。
マーザー・アタックだと頭がね、うちゅうちゅう取られちゃって、犬と体が入れ替えられちゃうんだって。
それピアーズ・ブローズさんがやってた?
だったはずです。
本当?俺ちょっと意地悪ないなそれ。でも面白い。
今サントラで思い出したのが、007の主題歌集。結構俺好きなのね。
007の主題歌ってすごい大行しくて、アレンジがちょっとダサくて、でも世界観はかっこいいだろみたいな感じの曲が多くて。
最近のは結構おしゃれなのも多いんだけど。
なんかそのね、大時代的なっていうかね、70年代感っていうか、大好きで。
特に007は二度死ぬっていう日本でロケした映画は、ナンシー・シナトラっていうフランク・シナトラの妹が歌ってるんだけど、
そのエキゾチックなね、東洋・オリエンタリズムみたいな感じがその主題歌にも入ってるわけ。
ブラック・リンの同じ方向。
俺ね、結構外国人が見た日本のオリエンタリズムってすごい好きで、黒色映画とかよく言うけどさ、
でも実際そういう藤山芸者みたいな雰囲気で、二度死ぬの時代なんてあるから相撲が出てきたりさ、ベタなシーンが出てくるわけよね。
だからね、そういうサントラも好きだな。今聞くとダサいんだけど、こういう感じだったのかっていうさ。
ブラッド・ピットが出てる新幹線の映画。
あった、ブリッド・トレイン。
ブリッド・トレイン、あれはどうですか?間違った日本映画的な。
確かに、ただね、俺あれはノリにさ、あのノリなんていうの、ちょっとこれは笑ったらいいのか、
どう楽しめばいいのかが分かんないまま落ちちゃった感じがあって、俺はあのノリはちょっとうまくいけなかったの。
だったら俺ウルバリンの新幹線の上で戦うやつの話か、ゾウジョジュゲの葬式から始まって。
そういうのない?ガイ・リッチーの映画とかもノリ、乗れるか乗れないかで、タランティーノも多分そうだと思うんだけど、これこういう感じで楽しめばいいのねっていう。
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タランティーノだと最近DVDなんですけど、デスプルーフ見たんですよ。
デスプルーフ最高だよ。
デスプルーフ見たの最近2度目で、1回目ちょっと乗れなかったんですよ。
あ、乗れなかった。変な映画だからな、あれ。
2回目ちゃんと見た時に乗れて、その時は。
それは最初から乗れたの?
最初から乗れて、1回目の時は多分友達と見てて半端な感じで、しかも序盤の最初の殺人の方しか見てなかったんですよ、覚えてなくて後半は。
それがあるような内容だから。
後半の方が結構楽しくて、乗れましたね。
タランティーノ映画ってさ、乗れるのと乗れないのって、多分みんな好みがあると思う。
俺ね、ハリウッドのやつとか全然乗れなかったわけ。終始乗れなかった。
キルビル2はね、ちょっとだるかったですね。
千葉新一が出てた方だっけ?
1も、2も一応出てはいるんですけど。
ハリボテみたいな飛行機でビューって行くみたいな。
そうそうそう、かわいい、かわいい飛行機。
でもシュラユキ姫をね、ベースとしてて。
シュラユキ姫は良かったな、ベースとなったやつ、本当にかっこよかった。
でも曲のセンスはさ、本当にタランティーノはね、やっぱりさすがすごいっていうか、レザーバードッグ初めて見た時の衝撃ってのはなかった。
かっこいいですよね。
しかもよくあるけどさ、映画の近距離の映像と向こうのボケた映像を、あえてぼかしワイプみたいな変な合成するショットあるじゃん。
耳をやるところとかさ、不自然な向こうとこっちが映るみたいな、ああいうのすごいグッときた。
なんだこのショットは、気持ち悪いみたいな。
独特ですよね、あれはあれで。
でも音楽のセンスで言うと他にどんな監督のどんな作品があるの?
どうだろう、僕はでも、ブラックレイはやっぱり記憶に残ってますね。
なんだろうな、やっぱりBETA、これまでBETAだったらインディジョンズのテーマとかも好きですね。
でもジョン・エリウムスがすごいのはさ、すごいシリーズをいっぱい手掛けてるけど、ちゃんと違う音楽になってるのすごいよね。
似てそうで似てないですね、確かに。
ちょっとスーパーマンとスターウォーズは微妙に覚え出せない時もあるけど、下手したらね。
あと、この間ちょうど映画とガジェットの原稿を書いてて、僕はターミネーター2の記事を書いてたんで。
そうなんですよ、ターミネーターのテーマソング1から4までのテーマソングだけをまとめた動画みたいなのがインターネットの動画にあって。
ソングっていうか、ソングじゃないよ、曲だよね。
曲、曲。
誰も歌ってない。
ミュージックなんだけど。
ターミネーターとか歌ってないからね、あれで。
それをかけながら書いてて、僕はやっぱりターミネーターのイメージだったんですけど、1もね、ちゃんと見たことあるんですけど、見直したらやっぱり1ってあのテーマじゃないんだなみたいな。
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2で完成した感じがある?
2でみんなが知ってるテーマになって。
まあ1まだね、実習映画みたいなムードもあるもんね、低予算な感じがね。
コマ撮りじゃなくて、書くかもしれないですよね、ラストの。
でもね、俺思ったけどね、例えばクリストファー・ノーランとか、アクションのシーンとかの演出って、僕クリストファー・ノーランすごくちょっとあまり生理的にダメで。
で、やっぱりね、キャメロン・ディアスじゃない、ヤバいって言った、ジェームス・ケメロン。
わあ、すごくアクションの演出が上手い。編集とかカットとかが。
で、ターミネーターも1作目って2に比べたら相当荒削りなんだけど、ダイナマイト持って車でチェイスするみたいなシーンって、やっぱりすごい編集なんだよね。
ありました。
何が起こるわけでもないんだけど、すごいスピード感もあるし、グルーヴ感もあるし。
2のさ、特に少年をさ、ターミネーターがバイクで作って、トラックが来るとことか、すさまじい編集の技術。
あのトラック、1のオマージュですよね。
あ、1のね。
1でね、ターミネーターが追いかけてくるじゃないですか。2でも、あ、似てるんだみたいな。
タンクロリー好きだよね、向こうね。
マットマックスもタンクロリーだったでしょ。
マットマックスでもオーストラリアですけどね。
オーストラリア、そうだね。
いつもさ、マットマックスのインターセプターは全然活躍しなくてさ、なぜかタンクロリーになっちゃうっていうさ。
インターセプターどこ行っちゃったんだよみたいな。
インターセプター確かに。マットマックスのヒューリーロードがね、ちょうどタンクロリー映画ですけど。
あれもタンクロリーだったしさ。
ダイハード3、あれトラックか。地下道のね。
あー3ってなんだっけ、サミュエル・ジャクソンのニューヨークですね。
そうそうそう、ニューヨークの舞台でトラックで工事中のトンネルを行ってて。
あったあったあった。あのあれだ、ジェレミー・アイアンズが悪いやつだ。
そうそうそう。で、何代大統領だっけ、名前教えてくれみたいな、ブルースフィリスが聞いて。
で、ジェリーっていうトラック運転手が教えてくれて、ちょっとトラックと上着を借りるぞみたいな。
おーよく覚えてるね。
あれでしょ、俺は白人が大嫌いだって、サンドイッチマンやらされて。
毎回言うよね、あそこで面白くてね、ついで。
俺はあの、何だっけ、下水道が爆発しちゃって、ベンツが飛び出すみたいな、地中から飛び出すシーンが印象に残ってますね。
あったあったあった。向こうはマンホールが飛び出したり、そこに蒸気がビャーって出てるの好きでしょ。
好き好き。
マイケル・チミノの超傑作があるんだけど、ミッキー・ロークの。
もうあの時のチャイナタウンの感じとか、あとね、銃の話で言うとさ、銃で撃たれた時に手で顔を隠すのよ。
そしたらその手に穴が開くっていうシーンがあるんだよ、バイオレンスのシーンで。
ものすごい痛そうだわけ。
バシバシって。
シティハンター同じことしてましたよ。
マジで?これ手を防げるんじゃないの?
シティハンターの場合は自分で自分の手を打つんですよ。
第1話なんですかね、これ知ってる人は思い出してください。
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やっぱりそういう銃のシーンは詳しいね、パパンと出てきますね。
シティハンターも通りますね、鉄砲好きだと。
ネットフリックス版見たの?新しいやつ。
見てないんですよ。
面白そうじゃん、あれ。
ジャッキー・チェンの方見たくて。
ジャッキー・チェン前のシティハンターがある?
ジャッキー・チェンのシティハンターがあるんですよ、だいぶ前なんですけど。
ジャッキー・チェンは何やってるの?
ジャッキー・チェンがシティハンターで、香港の舞台に。
あ、向こうでね。
原作とは全然かけ離れてるんですけど。
もっこりとかするの?さすがにしないよね。
どうなんだろう。
僕はまだ見てないんで、ちょっとわかんないんですけど、
原作とは全然違うけど、ジャッキー・チェン映画としては面白いよみたいなのを聞いたことがあります。
ジャッキー・チェン映画もね、いろいろありますけどね。
今日はサントラの話でしたけどね。
最後におすすめするサントラ映画を1本ずつあげようとすると、
僕はそうだな、何がいいかな、ちょっと思い浮かばないからジョニー君から言っていいかな。
僕は覚えてます。
もうね、ララランド。
これ、TSUTAYAで借りたのは今でも覚えてます。
小岩の駅前のTSUTAYAですよ。
どのシーンの曲が好きですか?
あのテーマソングのね、オープニングにかかる曲も、
と、ラストの。
ラストのどのシーンだっけ?
ラストの、僕がね、ヒロインと結婚してたらこんな世界線だったなーみたいなときの切ない曲。
IFのとこね。
僕ね、なんかね、あのほら、彼女の名前忘れちゃったけど、
今飛ぶ鳥落とす勢いのね、女優、
エマ・ストーンが歌ってる途中に、
ライアン・ゴズリングね。
ライアン・ゴズリング、ブレードランナー2049の。
そのエマ・ストーンが歌ってるときにちょっと笑う感じで歌う曲があるのよ。
その偶然笑っちゃったみたいな感じのあの曲が好き。
わかりにくいけどね。
あとあのライアン・ゴズリングが、
桟橋で帽子をこうやりながら、
スティー・オブ・スターズですね、曲。
そう、ちょっと悲しげに。
でも黒人の夫婦がローブームが歌ってて、
一緒に踊ってね。
あの曲の感じすごい良いよね。
スティー・オブ・スターズですね。
なんてことのない感じ。
あれワンショットで結構行くじゃない?
行きますね。
あれグリーンバックだったらやだなみたいな。
本当に夕日で撮ってほしいけど、撮ってねーよな今時みたいな。
ララランドいいですね。
やっぱテンション、あの一曲目で上がるもんね。
上がるし、あのオープニングから想像できない終わり方ですよ。
意外とビタだからね。
何も知らずにあの映画見たら、
なんかハッピーだ、映画なんだなーみたいな感じで来たら。
わかるわかる。
あれだったんで。
あと俺、二人が口論、食事してるうちにだんだん喧嘩しちゃうシーンが好きなの。
そうそう、チキンが焦げちゃうんですよ。
なんてことのないことから喧嘩になって、
もう嫌みたいな、なんかああいう感じがあるよな、みんなこういうのってさ。
あります、僕もあります。
みんな自分も参照してるよね、あのシーンでね。
ララランドですか、ありがとうございます。
じゃあ僕はね、そうだな。
僕ね、ジョン・バリーという作曲家がハンス・ジマーとかの時代の前は、
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ジョン・ウィリアムスはずっと長かったけど、
ジョン・バリーとジェリー・ゴールド・スミスっていうのは結構大御所だったの。
例えばジェリー・ゴールド・スミスはトータル・リコール。
トータル・リコール。
打楽器が得意な人で、
ジョン・バリーはチェロとか、弦楽器が美しくて、野生のエルザとか、
ゼロ・ゼロ・セブンも実は全部ジョン・バリーが主題歌とか、
前半の超音源の時代はやってるんだけど、
そのジョン・バリーが担当したある日どこかでというサウンドトラックが、
もうザ・ロマンチックという映画でかつサウンドトラックも良くて、
本当に時々うっとりとそっちの世界に行きたい時に聞いて、
涙を流しますね。本当に素晴らしい。
本当に泣いてます。
本当に泣いてます。本当にある日どこかでは素晴らしい映画ですね。
奇跡のような映画ですよ。本当に。
サウンドトラックもぜひね。
ジョン・バリーはある日どこかでが僕は最高傑作だと思っております。
ありがとうございます。
ということで、映画とガジェット・ポッドキャスト第3弾は、
ジョニーと絶滅メディア博物館館長がお届けしました。
ありがとうございました。