『サブウェイ』の概要
ジョニーと館長の映画とガジェット、ポッドキャスト始まりました。始まりました。
乾杯ということでいきますよ。
カンパーイ。
今回のテーマの映画がありまして、2人であの映画を見てからお話ししようよということを決めたんですけど、今回の映画は何ですか?
ある映画、これはリュックベッソンのサブウェイ。
サブウェイ、結構初期の作品ですね。本当に最初の頃のね。
リュックベッソン、何が好きですか?
僕はリュックベッソンはですね、フィフス・エレメントとニキータ。
ミラージョ・ボブイッチとアンヌ・クリロですね。
ブルース・ウィリスのイメージがあります。
レオンとかね、ニキータが。レオンが一番有名かな、一般的にはね。
そうですね、ワッサビっていう人いなかなかいないですね。
あと海のグランブルーとか、フランスの監督ですけども、そのリュックベッソンが本当に最初の2本目に当たるのがサブウェイという映画なんですけど。
これはどんなストーリーでしたっけ?
はい、これはフィル・マークスのあらすじから。
男たちに追われ、盗んだ車でパリの街中を失踪するフレッドは、車ごと地下鉄へ逃げ込んだ。
彼は大富豪の美しい人妻、エレナに招かれたパーティーで重要書類を盗んだのだ。
フレッドは書類と引き換えに現金を要求し、エレナを地下鉄のホームに呼び出すのだが。
てんてんてんてんというね、謎があった。
これをサブウェイにしようと言ったのは、僕が今ちょっと興味があるのは、
世の中で監督が本当にブレイクした映画、例えばレオンとかニキーターの前の段階の。
つまりデビュー前夜みたいな。
そう、デビューした映画で、その映画を見て出費者は次にもうちょっと制作費のものを任せてみようとか思うじゃん。
それがこのリュックベストンでは、2本目のサブウェイが割と当格を表した1本目なんですよね。
だからちょっとそういう若いリュックベストン、まだ何者でもない。
レオンもニキーターもグランブルーもフィフトエレメントも作ってない。
この1本しかまだないぐらいのリュックベストンという気持ちで、もう1回僕らも見直してみようと思って。
僕は初見なんですけど。
初見でした、ごめんなさい。僕が見直したんですけど、どうでしたか。
いや、それもね、まあまあまあまあ良かったって言うんですけど、それもあるんですが、
まずサブウェイにした理由、これはですね、
館長の思い出の作品というか、曲が良くて、
館長が学生時代に作った自主制作の映画でも取り入れたっていうので、相当面白かったんだろうなと。
いうところから、僕は見たことなかったんで、今回ちょっとポッドキャストのためにね、見ましょうという。
映画制作の裏話
リュックベストンの映画といえば、音楽はだいたいエリック・セラーなんですね。
これはレオンもニキータもグランブルーもそうなんですけども、その人とここでも組んでるし、
エリック・セラーが出ているというね、出演しているというバンドで。
確かにバンドのシーンがね。
エリック・セラーだ、エリック・セラーだって、そこはね、ちょっと面白いですね。
エリック・セラーはどの人なんですか?
ギター弾いてる人ですね。
サングラスかけてる人ですか?
かっこいい人。
一番かっこいい人。
かっこいいかどうかね。
俺、エリック・セラーなんですよ。珍しいですよ、だから。
あの、突っ張りのギターだって紹介されてた人たちばかりは。
そうそう、そうなんですよ。
だからリュックベストンの音楽とシンクロしてて、映像もイキイキしてるというコンビ。
最初からエリック・セラーとのコンビだったわけですね。
だからスピルバーグとジョン・ギリムスみたいな関係ですね。
ラストもね、ライブ中に死にますからね、主人公が。
主人公がオチ言っちゃったんですけど、大分ね、公開してからだいぶ経ってますから。
見たことない人はどっかで見るでしょう。
で、このタイトル通り、場面が地下鉄構内っていう。
駅だったり、警備署だったり、爪署だったり、とにかくね、ほぼ現場が地下なんですね。
その限定された地下鉄の中の変なところで全部映画を撮ろうという考え方も面白いし、
それを面白おかしくちゃんと脚光にするところもすごいと。
僕ね、この地下鉄というシチュエーションで2つあることが思いついたんです。
まず1つが、地下鉄って日の光が入らないじゃないですか。
24時間いつ撮っても、例えば朝に撮っても夜のシーンが撮れるし、昼に撮っても夜に撮っても朝のシーンが撮れる。
時間に限定されないみたいな。
制作の都合上、都合がいいと。
いつ撮っても場面のつなぎに自然な感じで撮れる。
もう1つが、地下鉄構内でめちゃめちゃ走れるシーンがあるじゃないですか。
とにかく。楽器屋もあったりするし、フレッドたちの仲間が住んでる地下鉄の奥深くみたいな。
すごい広角レンズで並走していくんだよね。
どんだけ広いんだろう。
新宿駅か大手町ぐらい広いですよね、本当に。
で、地下鉄の実際のセットというぐらい、本当の駅のどこかで撮影してると思うんだけど。
80年代の駅なんだけど。
今見てもやっぱりオシャレなんだよね。
確かにね。汚い地下鉄って感じじゃないですよね。
整理されてるから。
日本では銀座線の浅草駅って感じじゃなくて、銀座か新宿みたいなあたりのね。
それってちょっとワンカービーじゃないけど、アングルとかレンズの選び方とかがオシャレだから。
ただ階段をケージがぐるぐるぐるぐる回って降りてるだけなのに、音楽と雰囲気でオシャレに見えるっていうさ。
こんなの普通に撮ってもさ、生活感ばっかり出てたらしょうがないじゃんっていうところが、なんかかっこいいっていうのはやっぱりすごい面白いなと。
ラストの方でフレッドが地下鉄を爆走するように並走してカメラが追いかけるのに、真横からフレッドを撮ってるシーンがあるんですけど。
あれ、いいなーみたいな。
並走いいね、今回のこのショット印象的だよね。
しかも近くないんですよ。きっと地下鉄の歩道の幅、結構広く撮れてるところで彼撮ってるんだろうなっていう、地下鉄。
柱とかが手前に横切ったりとかね。
横切ってしますね。
だから恐るべき子供たちって、リュック・ベッソンとかレオス・カラックスとか、あともう一人忘れちゃったけども、その頃のフランス映画の若手が出たときにみんながそういう若い才能に、うわすごいって言ったの。
一人がリュック・ベッソンなんだけど、レオス・カラックスも俺たちとかで横移動の人が走るシーンとかすごくかっこよく曲に乗せて撮ったりするんで、ちょっと共通項があって、横に人が走るとこがエモいというね。
で、イザベル・アジェにどうでした?
あー、めっちゃ可愛かったですね。肩パッド。
超オシャレだよね。髪型すごくない?
髪型、モヒカンのシーンありましたね、モヒカンのシーンが。
もうスタイリストさん楽しくてしょうがなかっただろうね、あれね。
確かに。なんだっけ、地下鉄で泊まって翌朝、洗面所で顔洗って校内に戻るシーンあるじゃないですか。絶対水じゃメイク落ちないなみたいな。毛穴詰まっちゃうよとか普通に思うんですけど。
ちょっと待って、僕ね、メモをしてきたんですよ。
はい、メモどうぞ。すみません、すみません、どうぞ。
まず序盤、主人公のフレッドが乗っている車はプジョーで、エレナのヒロイン役の手下たちっていうんですか、が乗っている車はベンツなんですよ。
もういかにも分かりやすい。主人公はフランスを代表するプジョーで、悪そうなやつはこう。
大体ベンツ。
本当のスタートの時に、誰が主人公、誰が悪役みたいに書いてないんですけど、車の形でなんとなくこいつらは良いやつでね、悪いやつだなんて分かりやすい。
これがタクシーシリーズとかもね、結構顕著に出てますね。同一車を悪いやつが乗ってるみたい。
またこのプジョーが小型車のハッチバック型の。カセット聴いてるんだよね。
聴いてますね、聴いてますね。途中でテーブルがベロベロベロって出てきちゃって。
で、ソニーのCHFなんだよね、赤い。おーソニーのCHFじゃん。ベロベロって出てきて捨てちゃうんだよ。
捨てちゃうんだよって。
あそこの音楽を僕も自分の8ミリ映画にそのままね、その当時は著作権もあれだったんで。
今よりは個人制作ですからね。
まさに冒頭のシーンでね。で、ちょっとユーモラスじゃん、この映画全体が。
結局書類が何の書類かについて明かされないんですよね。ただ書類ってだけでこれが株式のことなのかとか企業のとか全然なくて。
ただ書類が大事そうってだけで、これ何についてって一度も言及されないけど、僕は気になりましたけどストーリーの大筋として全然関係ないっていう。
学生の卒業制作のめっちゃ息のいいやつを見てるみたいなフレッシュさがない?
そういうストーリーがちょっと雑なとことか。でも絵はすごい面白いし、シチュエーションも面白いし、カット割りも面白いし、音楽の使い方。
実際生バンドみたいにバンドのシーンが出てくるんで、バンドセッションとかサックスを駅の構内で弾いてるところとか。
なんか結構印象的で、あ、そこロンガカットなんだみたいなさ。
キャラクターとストーリーの魅力
あの感じはね、まさにウォン・カーヴィンにやられたのと同じような、ウォン・カーヴィンのこれは僕20代後半だったんだけど、このサブ絵は18ぐらい、17、67なのね。
だから高校生が、うわ、かっけえ!こんなの俺も撮りてえ!って思うっていうわかりやすい感じ。
その道に進みたいなって思うようだね、きっかけが。
楽しそうだのは良かったね、この映画全体が。
なんか見てる映画自体も楽しいし、これ現場も絶対楽しかっただろうなって思うわけ。
ジャン・レノとか出てくるじゃん、若い。
ジャン・レノ出てきますね。ずっとドラムを叩いてるんですけど、ジャン・レノも役名なかったですよ、確か。
結構出てくる割に、こいつ名前わかんないけどドラム担当だみたいな紹介されて。
ジャン・レノ、エンドロールにも役名なかったから、ドラムマンみたいな名前だったはずです。
そうなんですよ、ジャン・レノがね、しかもまだレオンとかやる前だから、ちょっとなんていうの、
みんなが思うレオンのごつい感じより、もうちょっと若くてシュッとしてて。
そう、青年感が、青年っぽいですよね、まだ。
あとケージの名前がバットマン。バットマンと、その助手がバットマンのロビン。
で、ラストの方でロビンとバットマンが協力した、エレベーターに逃げられちゃうシーンで。
空しば持ってる。
そうそう、全然仲が良くないんですよね。バットマンが結構高圧的で、何してるんだみたいな、はっさと探せみたいなシーン。
だからなんか警察がバタバタしてる感じで、ゼニガタじゃないけどさ、ちょっとコメディタッチの感じでね。
あーなるほど。
サブウェイの魅力
ダメな感じの描写が続いてね。
これはミニミニ大作戦もそうですね。
そうだね。あ、これは笑っていいんだねみたいな感じ。
最初の登場の階段のシーンから、あ、笑う感じなんだこの人たちって感じで出るかもね。
あとケージもね、警部長、ボス、スケートしてるやつがいるじゃないですか。
あれ、彼を捕まえるシーン、めちゃめちゃ印象に残りました。
階段のとこ。
階段じゃなくて地下鉄の中ですよ。
地下鉄の中だったっけ。
地下鉄の中にスケート男が。
手錠のとこか。
そうですそうです。で、ケージがパンと飲み物を飲んでるんですよ。
で、一回空き缶をコロコロコロって印象に残ってる。
転がして、相手の反応見るんですよね。で、気づかないみたいな。
で、戻して、スケートがふんふんふんみたいなやった時に、そろーっと行ってガチャンみたいな。
格闘するとかじゃなくて。
ちょっとトンチで油断した時にやるっていう感じね。
で、やっと手錠つけられて、スケート男が、あ、なんだこれはみたいな。
で、またケージは電車の椅子に戻って、お前を輸送するみたいな。
それこそ日本の刑事ジャパンだったら逮捕するとか、現行犯逮捕みたいな。
で、わざわざ言うんですけど、それをせずこっさり捕まえるっていうのは、こんな捕まえ方ありなんだみたいな。
しかもスケート男は地下鉄の中でスリーをしてるんだけど、ローラースケートの先っちょにライトがついてて。
ついてますね。
ヘッドライトというか、いらないんだけど、あれがかっこいいんだよね。
足のライト。
ライトのローラースケートで走るところを、地面ギリギリの広角レンズで後ろにカメラが進みながら、
ローラースケートのシーンがあって、それがまたかっこいいんだよな。
車のヘッドライトっぽくていいですよね、あれは。
バッテリーどうやってんだろう、あの頃と思うけどね。
なんか配線がすごいですよね。ポケットがなんか入ってるんですよね。
音楽聴いてたよね、彼も。
音楽も聴いてます聴いてます。
あれウォークマンだったかな、ちょっと。
何でしょうね、カセットっぽいですよね。
そうそうそうそう。
というわけで、リュックベストンの最初期のサブウェイ。
サブウェイ、あ、待って待って待って、最後、最後、ラストで主人公フレットが撃たれちゃって、
で、エレナが、エレナにね、僕のこと愛してるみたいな。
で、愛してるって言って、でまた電話するみたいな。
後で電話するって言ってガクンって倒れてしまった。
でも明らかに死ぬのに、後で電話するよって言える、こう余裕、余裕は多分ないんだけどかっこつける臭いシーンが。
それこそ、あの。
軽口を叩くってやつだね。
そうですね、そうそう。
あの天使の涙の、あ、恋する惑星の金城たけしの電話のパスワード、一万年アイスっていうぐらい印象に残ったセリフです。
いいね。そう、そういうなんかこう、みなぎってるよね、そういう。
キャラクターと展開
後で電話、いやもうこの後電話するよって言った後すぐ目をつぶって命をね、引き取るっぽい演出なのに。
しかもまたクリストファー・ランバートがさ、日常離れしてる風貌じゃない?なんか顔は長いし金髪だし。
あの人だけ映画の中でね、金髪なんですよね。アメリカ人の俳優ですからね。
あれがまたかっこいいんだよね。軽口を叩くシーンとかね。
軽口を叩くシーン、一瞬、一瞬。
ポスターに使われてるのに一瞬じゃないかみたいなね。
あと怪力の男が手錠を外してくれるっていう。
あったね。
本当に手錠を外すとこしか映んないですよね。
それ以外で彼を助けるとか、なんか会話するシーンとかもなくて。
でも意外とさ、そういうなんか名前もよくわかんない脇役なんだけど、キャラが立ってるから、その人のそういうちょっと見せ場みたいなとか、それぞれ意外と覚えてるよね。
さっきのケージのシーンもそうだし。
あと花売りの男。
花売りの男ね。あれもフランス映画ですごく有名な俳優なんだけど、よかったね。
エレナの家の主人の右腕みたいな、ずっと追いかけてる男に取引するんですよね。
あそこの電話が鳴るからみたいな。で、お前が探してる男の情報を売るよみたいな。
電話が鳴るシーン楽しみ。
手付き金があって、電話が出たら、後の金を入れない。くそー裏切られた赤ちゃんみたいなっていうシーンとかありますね。
顔立ちがみんないいからさ、覚えやすいよね。ジャンルの脇も含めて。
全員のキャラが漫画になりそうなぐらいのキャラ。
駅長もね。
駅長、シリフはほとんどないんですけど、なんかいいキャラしてますよね。
駅長室みたいなとこもさ、なんてことのない事務所なんだけど、なんか面白く撮れてるよね。
で、あれ毎回コーヒーを頼むじゃないですか、警察側が。で、最後の方に、いつもはブラックだったんですけど、
何だっけ、砂糖とミルクを入れるみたいな注文で。
なんか心境で変化じゃないですけど、何かを表すメニューなんだろうなみたいな。
なるほどね。コーヒー結構いっぱい出てきたね。
コーヒーは出てきますね。
あと朝飯食ってる時にさ、なんかエスプレッソとサンドイッチみたいな白パンみたいなの食べてたよね。
変なアングルで。
地下鉄の食事するシーンでシャンパン出てくるんですよね、夜。
シャンパン出てきたっけ。
そうです。なんか腹が減ったって主人公が言って、スケート男が駅の売店ですよ。
何だっけ、ニューデイズじゃなくて。
日本で言うところのそういうね、ニューデイズ的な。
キオスキオスなの?
キオスキオスみたいなのいって、シャンパンを三角のカクテルグラスみたいにドバドバドバドバって横で。
1杯ずつ入れるんじゃなくて。
カッコいいんだよね、その入れ方がね。
カクテルグラスを三つ繋げてそれを左右に打ってジョバジョバ入れるみたいな。
そうそうそう、そういう処罪がさカッコいいんだよな。
で、その後ちょっとダンスとかなんかもしちゃって、臭いなーみたいな。
そうそうそうやってることね一個一個決めすぎて臭いんだけどやっぱりねやってる 役者とかがほら一流でさかっこいいからさ
なんかいい感じのなんかテンションで見ちゃうんだよね いやー僕もねTSUTAYAでリブウィリーを借りて返す前に2回見ましたからね
返す前の日も見ましたからね おすすめですかこれは
いやこれはねリュックベストン有名なやつだから大体見たよって人
もうおすすめしたいですねこれからリュックベストン見る人にもおすすめしたいしある程度見たよみたいな人もおすすめしたい
いつ見ても 何ていうか中二心くすぐられるドキドキワクワク系の映画ですね
王道 中二心がくすぐられるサブウェイリュックベストンおすすめでした
ジョニーと館長の映画とガジェット ありがとうございました