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湧き水や川の水でもノロウィルス?
2024-08-29 11:49

湧き水や川の水でもノロウィルス?

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
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Zoom Up、毎週木曜日は科学です。先日、天草市の轟木の滝で川遊びをしていた学生たちが、下痢や嘔吐の症状などを訴えるというね、被害がありました。
さらには、大分県の岐阜市の旅館では、湧き水がノロウィルスに汚染されている可能性がある。
まあそういったニュースが続いておりました。この夏場に、ノロウィルスって冬ってるが多いんですけど、この夏場に、しかも湧き水とか川の水で、ということで、
このニュースにZoom Upしていきます。解説はこの方です。
毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんです。
本村さん、おはようございます。
おはようございます。
このニュースを聞いたとき、本当に僕驚いたんですが、川の水、湧き水などでもノロウィルスなどに注意が必要なんですね。
きれいなイメージなんですけどね。
そう。なんか流れてる水はきれいって勝手に思ってるけど、そうじゃないのねっていうことを改めて認識しましたね。
そうですね。
ニュースによれば、あちらの天草の方はね、滝壺に水が滞留していたんじゃないかという説が取り沙汰されています。
雨も少なかったからね。
雨が少なかった。
水量も少なかったんでしょうね。
そうなんですよね。ノロウィルスって食品からっていうイメージが強いですけれど、環境中にも広く存在する菌だということを勉強しましたね。
そうですね。
改めてノロウィルスをおさらいしておきたいんですけれども、厚生労働省はノロウィルスに対するいろんな注意喚起をホームページでやっています。
感染経路を5つ挙げているんですね。
一つは、ノロウィルスに感染した患者さんの、例えば排泄物を取り扱った人の手とかについて、その人が感染するっていう二次感染。
さらにその患者さんと、例えば濃厚接触をして飛沫などを通して直接感染するっていう感染経路もあるということです。
それからおなじみの食品を取り扱った人が感染していて、その人の、つまり触ったものを食べたというやつですね。
4番目が汚染されていたニマイガイを生とか加熱調理せずに食べた。
よくカキを食べてノロウィルス食中毒ってよく聞くと思うんですけど、
あれも生で食べるっていうのが直接の原因ではあるんですが、
このノロウィルスも結局海の中に住んでいて、そこで汚染されているわけですから、水中にノロウィルスはあるということですよね。
そういうことですね。
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それが生体内で濃縮されたものをそのまま接種するということで、ノロウィルスを取り込むという。
さらに5番目の感染経路が汚染された井戸水、簡易水道などを消毒不十分な状態で接種したというのが明記されています。
そうなんですね。
今回のこの湧き水由来とか滝壺で遊んでというのが、たぶんこの5番目にあたるのではないかと思います。
ノロウィルスって感染力が強いことでよく知られているんですよね。
症状は割と軽いというか、知識的なものではないんですけれど、
やっぱり感染力が強いのと、それから環境中にしぶとく生き残っているので、
気がつかないうちにたくさんの人が感染するというのが特徴です。
2023年、去年の1年間の統計で見ても、ノロウィルスが原因と断定された食中毒の患者さんというのは、食中毒全体の大体半分。
そうなんですか。
そうなんです。だからやっぱりノロウィルスイコール食中毒っていうイメージは、これは持ってていいと思います。
もう一つ難しいのが、ノロウィルスってたくさんの変異型があるんですよ。
いろんな遺伝子の型。そうなんです。
なので、これに気をつけようみたいなワクチンみたいなものができづらいんですね。
どんどん変異するから。
変異するから、そうなんです。
なので、防ごうと思えば、自分が気をつけるっていうことしかないんです。
自己防衛。
なるほど。
自分も変異してから。
体制をなんとかして身につけたいところではありますけど、なかなか追いつかないんですね。
もちろん、加熱するっていうのは一番わかりやすい方法ですよね。
加熱するっていうのでは防げなかった事例も報告されていて、
ご記憶あるかもしれませんが、2017年に東京の立川市で、学校給食を通して子どもたちが集団食中毒になったっていう事例があったんですけれど、
この原因を調べてみたら、給食で出た親子丼の上にトッピングした刻み海苔。
刻み海苔?
加熱してますよね、当然。
ですよね。
多分これは給食センターで刻み海苔として加工されたものをトッピングしただけなんですけれど、
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乾燥していても、加熱されていても、取り扱う人が知らずに感染していた場合に、
そこから。
海苔の上に付着したものが、つまり感染するとか。
あと海苔を加工する時点で、刻み海苔製造工場で梱包する前の焼き海苔に触った人が感染していた場合、
それはでも、
防ぎようがなかなかない。
難しいですね。
だいたいでもそういうスタッフの方は日頃から衛生管理っていうのは徹底しているとは思うんですけども、それでも。
でも防ぎきれない。
そうなんですね。
不健性感染といって、自分が知らない症状が出なくても、
感染しているっていうことがありますし、それから、
これアメリカの実験ですけれども、ノロウェイルス、低温の方が冬に多いってさっき田畑さんおっしゃいましたね。
低温の方が長生きするんですけれど、
例えば、さっきの刻み海苔のことをちょっと考えるといいと思うんですけども、
乾燥した環境でノロウェイルスが気温によって何日ぐらい生きるかっていう実験をしてるんですけれども、
乾燥した環境、しかも摂氏4度という寒い環境、例えば冷蔵庫の中って考えてもいいですよね。
で、55日以上生存してたって言うんですよ。
長生きしますね。
はい。
例えば、冷蔵庫に入れたから大丈夫とか、乾燥してるから大丈夫とか。
思いがちですけどね。
思いがちですよね。
それでも防げないものは防げないということです。
これは結構、どうしたらいいのか。
ほんまって感じがいますね。
そうですね。
あと雨草の件も、自然の中で遊んでてまさかそこに潜んでるなんて。
そうなんです。
じゃあどこから来たのって考えると、野生動物の死骸だとか排泄物とか、
そういうところに行き着くのかもしれないですけど、それ遊んでる人たちがそこまで気をつけられないところもありますよね。
気をつけられないですよね。
生活排水が川に流れ込んで、川が滝になっているっていうことも考えられるのですが、
もはや感染経路の特定は難しいです。
湯府市の方では、当該旅館が湧き水を使っていたっていうことなんですけども、
この湧き水の使用にあたって食品衛生法で求められている定期的な水質検査を実施していなかったという情報もありますし、
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自然の中はしょうがないけれども、提供する側が二重にも三重にも気をつけるということしかないのかもしれません。
さらに家庭で調理する場合でも、こまめに手を洗うとかですね、
家族の健康に気をつけて、下痢とかそういう症状が出たらすぐにノロウイルスを疑うというような習慣づけというんでしょうかね。
そういうことを気をつけることで、他の病原体による食中毒も防げるかもしれません。
早めに気づけば周りへの感染拡大というのも防げることにつながりますよね。
まずはノロウイルスのしたたかな生存戦略を知っておくということは注意点かもしれません。
そうですね。冬場だけじゃなくどの季節も注意が必要だということと身近にいるということを改めて気をつけたいなと思います。
本村さんありがとうございました。
毎日新聞客員編集員の本村由紀子さんでした。
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