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環境省が今週、鹿児島県の奄美大島で生態系に被害を及ぼしてしまうために
傍聴を進めてきた外来種・マングースについて根絶したと発表しました。
奄美大島ほどの大きさの島で広く長期間に定着したマングースの根絶に成功したのは
世界的にも稀な事例だということで、この話題にZoom Upしていきます。
元村さん、おはようございます。
おはようございます。
けさの毎日新聞のヨロクにも取り上げられていて、「へぇー!」と思ったんですけど、
過去に根絶に成功したのは、世界で面積1平方キロの無人島だけだったんだそうです。
奄美大島って712平方キロある大きな島で人も住んでいる。
だから、1平方キロの無人島だったんです。
1平方キロの無人島でだけ成し得た根絶が
700平方キロメートルの島でできたのはすごいことですよ。
改めてすごいですね、それを聞くと。
やっぱり背後には島の人たちの
本当に長い間の努力があったんですよね。
基本最大の根絶は
1万頭くらいいたらしいんです。
例えば鳥小屋の鶏を襲うとか、
卵を食べちゃうとかですね。
何よりも奄美大島って立島で独自の生態系があって、
国の指定するすごい固有種、
例えば奄美の黒うさぎとか、そういったものを襲うということが
大変事故だったわけです。
そこで発足したのが奄美マングースバスターズと呼ばれる捕獲隊。
島民が中心で25人で結成されていて、
ほぼ毎日のようにマングースがいないかを
島内を駆け回って探す。
それから3万箇所に罠を仕掛けてるんですけども、
どこに罠がないかを調べるという。
そういう活動をずっと続けてきたんだそうです。
このバスターズの応募資格、健康で体力に自信があること。
なるほど。働き盛りの世代とかかな。
警報級の雨でも降らない限り、
雨の中でも急な斜面や川を歩いて罠を点検する。
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それからもう一つは犬に探させる。
探せる犬を養成するのもバスターズの仕事なんだそうです。
すごいですね。
隊員の後藤さんの言葉を紹介しましょう。
心を鬼にして捕獲してきた。
つまりマングースが悪いわけじゃないってことは分かってるんですよ。
でもハブを退治するために連れて来られただけで
本来は悪者ではないけれども、
他の生物のことを考えると捕まえなければならなかったと
繰り返っています。
もともとマングースはハブを退治するために持ち込まれたものでした。
ただハブは退治しなかったんですね。
夜行性と日中に活動するとは全然違うんでしょ。
最初から間違ってましたね。
外国でコブラを退治するということを
知ったある博士が導入したらしいんですけども
コブラと違ってハブは夜行性。
マングースは昼活動する動物。そこを勘違いしていた。
ハブって毒蛇だから
マングースは経験的にこいつやばいと思うんでしょう。
それでも結果的にハブよりも安全に食べられるヤンバルクイナとか
アムミのクロウサギとか、おとなしい生き物を襲うようになっちゃったんですね。
そうか。
このマングースの気持ちは分かりますわね。
仕方ない。
農民の人たちの食害とか
いろんな思いがあって導入されて
増えたものをどんどん捕獲していくという計画をやってきて
その効果は現れていて
2018年4月を最後にマングースは確認されていない。
最初はこれはほぼゼロと考えていいということで
根絶宣言に至ったわけですけれども
実際アムミのクロウサギという固有種は増えています。
2003年に推定された生息数から比べて
5倍から7倍に増えている。
それはしっかり成果が出ているんですね。
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マングースには申し訳なかったけれども
離島のつまりアムミ大島固有の生態系を守るという意味では
成果があったと考えていいと思います。
ただ沖縄からマングースは
アムミ大島に持ち込まれていて
沖縄ではまだ戦いが続いていて
それこそヤンバルクイナとか大丈夫なのかな?
そうなんです。もともとはサトウキビを食い荒らす
野ネズミを退治したいという気持ちもあったらしいのですが
ハブだけではなく
毒ヘビのハブ、それからサトウキビを食い荒らすネズミ
これを退治するために導入されて
ヤンバルクイナとかいろんな貴重な生物が
危機に禁止しているということで
こちらでは2026年度中に
ヤンバル地域で完全排除を目指して防御が進んでいるということです。
なかなかまだ道は険しいということでしょう。
私はマングースって今回初めて
見たことがありますか?
私はショーで見たことがあるんですよ。
ハブとマングースのショー
沖縄で見たんですけど
マングースもハブも嫌そうだったんですよ。
全く戦わないんですよ。お互い左右の端の方にいて
無理矢理戦う。僕たちどんな気持ちで
これを眺めなきゃいけないんだろう。
私は見たことがなかったんですよね。
可愛らしいと言っちゃうんですけど
牙を剥いてる写真なんか見ると
これはちょっと怖いなって思いました。
イタチが短くて。イタチじゃなくて
ジャコーネコの仲間なんだそうです。
ジャコーネコって言われてもピンとこないと思うんですけど
ミイヤキャット。野生生物でよく立って
あれと同じ仲間なんだそうですね。
ちなみに私も調べたんですけど
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ハブとマングースの決闘は
今は動物愛護法の改正でできなくなっているらしくて
もう今はやってないんですよね。そうです。
決闘自身も見られないんですけど
ショーとしてやってるところではハブとマングースを戦わせるんじゃなくて
どっちが速く走れるかとか
マングースって走るんですか?
走りません。クネクネいきそうです。
そういう風に趣向が変わっているそうで
決闘じゃないけど田畑さんは貴重なものを目撃したということかもしれませんね。
ここでちょっと外来生物についておさらいしておきたいんですけど
先ほど言ったように外来生物って
人間が人為的に持ち込まれたものが多いということですが
それが地域の生態系などを脅かす場合に限って
傍助、つまり駆除を法律によって進めているということですね。
身近なものでは
白爪草、クローバーとかホテイアオイ
これがもう外来種ですが、これは特定外来生物とかにはなってます。
あとはアライグマとかカミツキガメみたいに
ペットとして持ち込まれて野生になったもの
これは特定外来生物になったりして駆除の対象になっています。
外来生物っていう大きな括りで言うと2000種くらいあるそうで
そうなんです。
暮らしに定着したものもあるので全部が悪者ではないけれども
基本原則を忘れないでくださいと環境省が言っています。
一つ入れない、つまり生態系を守りたいところに
外来生物を入れないということですね。
入れない、それから捨てない
これは飼育していたり栽培していたりする外来種は管理し続ける。
ペットは死ぬまで育てる。
広げないというのは生息域を増やさないという意味ですね。
この3原則に基づいて責任を持って管理しましょうと呼び掛けています。
人間のモラルというか
そういうのが大事になってくるところだと思うんで
ムングウスもある意味被害者ですもんね。
こういう種を守りながら改めて我々って
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日本って恵まれた地域なんだなっていうのも知ることができましたね。
それを守っていきたいと思いますね。
毎日新聞客員編集員の本村幸子さんでした。
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