1. 妄想ロンドン会議
  2. 第289回:2020年 MAFTA シアタ..
2020年のNTLで一番良かった作品はどれだ? 全6作品が、俳優賞・演出賞・作品賞の3つの部門にエントリー。私たちの独断と偏見が炸裂しておりますので、ご視聴の際にはくれぐれもご注意を…!

今年の収録はこれで最後になります。
みなさま、良いお年を!

(2020/12/29収録)

▼全6作品の、これまでのレビュー回は以下の通りです。
第263回:リーマン・トリロジー
第269回:フリーバッグ
第276回:スモール・アイランド
第277回:夏の夜の夢
第284回:プレゼント・ラフター
第288回:シラノ・ド・ベルジュラック

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"What's 妄想ロンドン会議?

日本に居ながらロンドンカルチャーを遊び尽くそう!
オトナ女子ふたり(Miz&Sin)による、ロンドンニュース・英国Film/Stage/Drama/Book・英会話情報。神戸在住時々ロンドン。

Miz&Sinがロンドンについて二人でおしゃべりする通常シリーズ(ときどき、ロンドンと全く関係のない雑談回もあります)と、Mizがひとりで語る英語学習のシリーズ、2本でお送りします!

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00:06
第289回、妄想ロンドン会議を始めます。
みずくちです。
みずです。
よろしくお願いします。
はい、というわけでですね、私たちのこの妄想ロンドン会議の収録も、
2020年最後の収録となりました。
今年もありがとうございました。
ありがとうございました。
本当にね、結局ね、今日もしんちゃんとはリモートで収録を行っているわけなんですけれども、
この形にしようとなったのもね、今年ぐらいの話なのでね。
うーん、そうね。
私が遠くにいたので、たまたまリモートしかできなくて、
チロッとやってみたやつが、今年の初期設定になってしまったね。
そうなんだよね、しんちゃん出張で東京行ってたからさ、リモートでつなぐっていうのをしてたんだけども、
ずっとリモートだったね、その後。
結果ね、まあ来年ね、ちょっと様子を見てではありますが、
やっぱりリアルであってっていうのもね、復活したいっていう、野望はあるので。
いやー、させたいですね、はい。
そんなね、2020年なんですけれども、
大空の会議の冬の風物詩とでも言いますか、
年末のね、いつもおなじみのあれ。
言っていい?
言っていい?
はい、お願いします。
マフタ!
はい、マフタの季節がやってまいりました。
ちゃんと電波に乗ってんのかな、この声。
あのー、ちょっと超音波すぎてね。
自分で聞いても聞き取れへんぐらいの。
なんか乗りにくい声なのかな、わかんない。
ちょっと押さえるかな。
このマフタなんですけれども、
MAFTAと書いてマフタ、妄想論論会議的アカデミーオブフィルム&シアターアーツということでですね、
こちらは本来ですね、英国アカデミー賞と呼ばれている、
BAFTAですね、British Academy of Film and Television Arts。
こちらをですね、リスペクトを込めましてもじらせていただいて、
その年に私たちが見た映画、そしてお芝居のランキングと言いますかね、
感想などを語りつつ、どれが一番良かったかなっていうのを語るという、
そういうね、会にさせていただいてまして。
今年でね、しんちゃん何年目だと思いますか?
3年目くらい?
5年目でございます。
本当です。
初のMAFTAは2016年ですね、から始まってまして。
ただ実はですね、2016年から18年まではですね、
03:03
映画部門と舞台部門、2つに分けてお届けしていたんですけれども、
昨年はですね、見た映画が少なかったという理由でですね、
舞台だけのMAFTAのお届けだったんですね。
ただ今年なんですが、見た映画、見たくても見れなかったという、
そういうコロナ的状況に私たち置かれてしまいましたね。
本当はね、
2019年に映画をちゃんとできなかったから、
20年こそは月に1本課題映画を記念して、
それについて語っていって、MAFTAに向けて最初から、
そこを見据えた活動をしようって言って。
本当は10本ぐらい見るはずだったんですね。
挑んでたはずなんですけど、公開、見合わせ、見合わせ、延期みたいなね。
そうなんだよ。だからね、見れたのが3つしかないんだよね、今年の映画は。
映画で言うと、本当にいつの話だって感じなんですけども、
キャッツね、ミュージカルキャッツ、そして1917。
命を懸けた伝令。
ですね。それと、テネット。
この3つをですね、何とか、本当に命からがら見終えたみたいな、
そんな状況になってまして、
ちょっとね、私たちも外出を控えていたというところもありまして、
映画に関しては3本しか見れてないので、
もうこれはね、ちょっと今年の映画ランキングも無しだなということになりまして、
なので、楽しみにしてくださった方には大変申し訳ないんですが、
まさかのね、この2年連続、舞台部門のみということで、
私たちの舞台部門といえばこちらでございましゅ。
ましゅって言っちゃった。
力いっぱい言ってた、今。
ナショナルシアターライブですね。
In Japan 2020。
で、これもね、昨年はね、それでもね、9本あったのよ。
ナショナルシアターライブさん自体も、すごく上演本数増やしてくださってて、
忙しい忙しいながら見に行ってたもんね、去年は。
なので、忙しい。
自分たちもちょっと忙しかったりした中、
ようやく見に行けたのが、本当にナショナルシアターライブ9本っていう、
そんな状態だったんだけど、
今年はね、行っていいかな、いいすか、行きますよ、みたいな。
やるんかな、やってくれますって、やってるわ、行きます、みたいな感じの、
本当に隙間を塗って、やってくださったこの6本をね。
本当は、ナショナルシアターライブIn Japan 2020としては、
あともう1本、年明けでね、あるんですけど、予定はされてるんですけれども、
06:03
とりあえず2020の締めくくりということで、6本ですね。
こちらを、数は少ないんですけれども、
毎年ですね、私たち3つの賞を用意してまして、
俳優賞、演出賞、そして作品賞という、この3つの賞、
それぞれ、私、水口と、そしてしんちゃんがですね、
選ぶ賞を、私たちの視点ですけれどもね、あくまでね、
今日のしかも今のこのランキングを。
自分の中で決めてても、人と話してると変わってきたりね、
あーこっちそうだよね、それもあったねーとかね、
この揺れ動く乙女心をライブ間、関西でお届けいたしますよ。
いや本当に本当に、そうなったわけで、
2020年のナショナルシアターライブで一番熱かった作品は何だ?
という回を本日はお届けしたいと思います。
よろしくお願いします。
どうする?昨年の復習はもういいですか?
もういいかな、聞いて、聞いていただきましょうか。
昨年はね、第259回でマフターシアターランキングやっておりますので、
でも作品賞だけ言って。
そういうとこか、そうだね。
ちなみにですね、昨年私水口の作品賞は、「みんな我が子」でございました。
そしてしんちゃんの作品賞は、どうぞ。
まさか忘れたとかある?
あれですよ。
あ、そうですそうです、よかったびっくりした。
当たるとかないでしょ、あなたの。
アレルギアでございました。
そう、さくっと、ごめんなさい、もうさくっと振り返りますと、
俳優賞は2人とも、いやんまけらんさん、リア王の作品ですね。
で、演出賞が私リア王、しんちゃんはイブンのすべて、
という流れでね、ございました。
そんなですね、私たちが今年6作品に対して、
どういうランキングをつけたのか、というのをね、
私もしんちゃんの賞、まだ知らないのでね、楽しみです。
はい。
想像はしてるんだけど、どうなるかな、一緒になったりするかな、どうかな。
どう来るかな、来るかな、いや、わからんな。
わからんか、そうやな、私けっこう悩んだよ、今回は。
いや、まだ正直悩んどるわ。
あ、ほんとに?
じゃあね、今年の6作品ね、何があったのか、という復習から行かせていただきます。
まず、1作目、リーマントリロジー、そして、フリーバッグ、
スモールアイランド、そして、夏の世の夢、そして、プレゼントラフター、
09:07
最後が、白の土ベルジュラックですね。
こちら、前回レビューさせていただいたのでね、
ちょっとお互い、記憶にも新しいかなと思いますけれども、
この6本でございます。
まあ、バラエティ豊かと言うべきか、すっちゃかめっちゃかと言うべきか。
そうですね。
結局的には、新しいものから古いものまで。
うん、です。
千差万別取り揃えって感じね。
ちょっとやっぱり、あれですね、クラシックが2本、
そして、誰もが知る名作が2本、
そして新作的立ち位置になるのかな、が2本ということでね、
割とバランスの良いラインナップだったかなと思います。
うーん。
ね。
そうだね、小さい劇場から大きな劇場までって感じですね。
うん、そうなんですよね。
これね、皆さんもきっとこれ聞いてくださっている方たちは、
こんなのやった、こんなのやったと思いながらね、
今聞いてくださっているんじゃないかなと思うんですけれども、
リーマン・トリロジー、軽く説明させていただきますと、
リーマン・トリロジーはですね、世界的な投資家、リーマン一家の栄光と育体を
3世代に渡って描いた大作3人芝居でございます。
はい、さっきね、あの名前にも上がりましたけれども、
あの名前で話題にも上がりましたが、1917の映画ね、
こちらを監督された演出家さんと同じ、
演出家さんと同じって、同じ演出家でいいんじゃないかな。
監督さんと同じ演出家です、で合ってる?
サム・メンデス監督さん、もう監督って言っちゃうね。
サム・メンデスさんの演出による3人芝居でございます。
フリーバッグ、こちらはですね、フィービー・ポーラーブリッジさんの、
もう本当に、なんて言うんですかね、
テレビ、ドラマとしても非常に人気の高い一人芝居でございます。
もともとスタンドアップコメディみたいな感じのね。
そうですね、注目度急上昇中の劇作家であり女優であるというね、
本当にこの方が一人で舞台をね、引っ張っていってくれました。
そしてスモールアイランド、こちらはですね、
2004年に発表された原作が元になってできた舞台作品なんですけれども、
こちらがイギリスで最も権威のある文学賞、オレンジ賞というか、
あんよねオレンジ賞ね、に輝いた小説であるということで、
12:02
この豊かな生活を夢見てロンドンへとやってきた、
ジャマイカ出身の女性のお話ですね。
まさにこの上演がされてた時が、ブラック・ライブズ・マターということで、
世界中でもね、人種の問題というのが大きく取り指さされていた頃だったので、
舞台とはこういうもんだなーっていう。
直接的にそれを描いたお話というわけではなかったんだけれども、
何十年も前から想起してしまうような作品だったのでね。
同じような問題が、そうそうそう、っていうのでございましたね。
そしてミッド・サマーナイトドリーム、夏の夢。
これはご存知、シェイクスピアの有名な喜劇ですね。
こちらを新しい演出方法をもってですね、
我らがブリッジシアター。
自分家の庭だと思ってるかね。
ちょっと勘違いしちゃうけどね。
ナショナルシアターにもめちゃくちゃ登場しております、ブリッジシアターで上演されて、
またそこの技術監督さんでもあるニコラス・ハイトナーさん。
ブリッジシアターといえばこの人、全員的な演出といえばこの人、
というですね、観客巻き込み型芝居でですね、
私たちをとても楽しませてくれた、夏の夢。
で、プレゼントラフター。
これはですね、サーロックで一躍人気者となりました、
アンドリュー・スコットさんが主演の、群蔵劇?群蔵劇じゃないな。なんだろうな。
群蔵劇なのかな。青春群蔵劇。
青春群蔵劇ね。
そうですね、こちらはですね、ノエル・カワードさんという方がご自身で描かれて演出して、
さらに主演もされたというね、
非常にですね、最近に飛んだ、
何て言うんですかね、現代版小室哲也みたいな方がかつてイギリスにいらっしゃったんですけれども、
たとえかな。
違う、プロデューサー的な感じじゃない?
なんか自分でも、歌わんか、あの人は。
えっと、小室哲也?小室哲也は歌うよ。ソロアルバム出してるよ。
失礼しました。そう、だからそういう感じよ。
だってさ、ノエル・カワードさん、俳優、脚本家、演出家、作詞作曲家、ほら、多彩な方の。
その方のですね、ご自身を投影したようなお芝居なんですけれどもね。
でも、あれか、ワンシチュエーションコメディなのか。
そうだね。
テーマはこの人気俳優の名声や欲望、孤独といったね、
そういったものを笑いに包みながらお届けしてくれて、
15:00
最後はちょっとこうね、キューンとなるような感じの、
ああ、そんな感じね、なんか人気者もつらいのね、みたいな、
そういうドタバタな感じのお芝居でございましたね。
プレゼントラフター、一幕もの、一幕もののお芝居でございまして、
一幕ものじゃないな、何だろう、セット展開なしのお芝居。
ワンシチュエーションもの。
ああ、それそれそれそれ。
はい、そして最後がシラノド・デル・ジュラックですね。
はい、私たちのですね、耳にもう深く深く染み付いて離れなくなってしまった、
シラノ、シラノ、
シラノド・デル・ジュラック。
ありがとうございます。
このですね、
ご承諾くださいって言っちゃう。
本当に言っちゃう。
とても有名な、17世紀にフランスに実在した、
兼号主人のシラノド・デル・ジュラックを主人公にした作品なんですけれども、
かなり古い作品なんですが、
これをですね、現代的な演出で、
さっき私たちが思わず口にしてしまったように、
前編を通してね、キーとなるポイントがラップで語られるという、
ポエムをラップでね、
まあ確かに現代のポエムはラップかもしれないね。
という捉え方をさせてくれたね。
そうそう、とてもですね、意欲的な演出のお芝居で、
ジェームス・マカボイさんが主演のね、
ボイッタン。
はい、ボイッタンでございます。
はい、お芝居でございました。
はい、以上6作品ね、
あのちょっと足りないところも多いかと思いますが、
さらっと説明をさせていただきまして、
はい、それでですね、この作品、
私たちは俳優賞、演出賞、そして作品賞、
どの作品を選ぶのかというのが、
今日のテーマでございます。
やっとここまで来れたよ。
いや、なんかサクッといかんとあれね、
各作品についてはその時々で触れればいいじゃんってことね、これ。
OK、そういうことですね。
もちろんね、この作品どういう感想をそれぞれ持っていたのかっていうのは、
見終わった本当に数日後とかに、
私たちそれぞれポッドキャストに残してますので、
もしよかったら聞いていただきたいなと思います。
第何回で、ここで語ってるよみたいなの、
概要欄に書いておきますね。
まあ、とっちらかってますけどね。
とっちらかってる、惜しかった。
それぞれにとっちらかってますけどね。
そう、しかも1本あたり1時間以上喋ったりとかして、
すごい長いので、全部聞こうと思ったら、
もうどんだけ時間かかんねえって感じなんですけどね。
はい、そんな私たちの総決算でございます。
はい。
というわけでね、いつも恒例なんですけれども、
俳優賞を言って、演出賞を言って、
そして最後に作品賞をあげるということでね。
俳優賞からいきますか。
18:00
ですな。
しんちゃんはもう気持ちは決まっているのかな?
うーん。
なにそれ、どっち?
決めな、しゃあないや。
私は決まってますよ。
いつもなんですけど、しんちゃんはわりとね、
なんか、決めきらずに来るんだよね。
いや、だから言ってるじゃん。
揺れ動く乙女心だって。
知ってる知ってる。
乙女心がね、そうね、そうさせるんだよね。
私はわりとね、決めてから来てる人なんですよ。
なので、迷ったよ。迷ったけど一応決まってる。
じゃあ私からいきましょうか、俳優賞。
はい、お願いします。
もうこれ、俳優賞はそれぞれ一人ずつね、言いますので。
はい。
では、2020年、マフター、シアター部門、俳優賞、水口は、
ジェームス・マカボイさんです。
続いたほうがいいね、これな。
うん、続こう。
今までのパターン的にな。
OK、じゃあ清水の選ぶ俳優賞、第一位は、
ジェームス・マカボイさん。
あー、まじで?うわー、意外やった。
いや、だと思う。自分でも意外だった。
あー、うんうんうんうん。
そうね、なんかもう。
いや、各作品にそれぞれ、いや、というかそんな、
言い出したら全員やん、これってなる勢いなわけですよ。
はい。
印象に残った方とかね、まあ大きいやくちっちゃいやく関係なく。
だって、スモールアイランドの言葉が出ないお父さんとかさ、
むちゃくちゃ印象に残っとるしとか、
真夏の夜の夢のオリバー・クリスさん。
あんな涙出るまで笑かしてくれる人、やっぱり大好きだしとか、
いろいろあるんやけど、
知ってる役者さん改めてこんなにかっていう、
底力を感じたなっていう。
ほんとその通りだよね、私もそう。
もうなんか、こんなに映画とかで何回も見てね、
なんかこっちとしては、さまざまな引き出しをもう結構見ちゃってると思ってたんだよね。
だけど、もう全然違うマカボイさんが舞台上にいて、
かつめちゃくちゃ上手かったんだよね。
すごいと思って。
今までで、その映画とか、いろんな作品で触れてきたマカボイさんもすごく好きなんだけど、
印象にすごいいっぱい残ってんねんけど、それを上回る決定打が出てきて、
これウォンテッド出てた人?ほんまに?っていうぐらい。
3作目も私すごい嫌いじゃなくて。
21:04
私のマカボイさんはね、スターター・フォーテンの人なんだよね。
めちゃめちゃ、過去の話になってますね。
そうそうそうそう。でもあのマカボイさんがね、私初マカボイさんだったんだよ。
そういうことか。
そうなの、そうなの。
その後、つぐないを見て、みたいな。
で、Xメンとか見て、っていう流れなんだけどね。
だから、あるよね。
すごいと思って。
この人、舞台の人やったんやってつい思っちゃった。
ずっと触れてきてるのが映画やったから、そっち中心かなと思ったら、いやいやいやっていう。
良かったね。もしかしたら、シラノっていう役とすごく相性が良かったのかもしれないんだけど、
良かったね。もうそれしか言いようがない。
ちなみに私、2位と3位っていうのも一応用意してるんだよ。
ほうほう、聞いておきましょう。
2位はね、リーマント・リロージのアダム・ゴドリーさんで、3位は、夏のヌームのオリバー・クリスさん。
でももう、マカボイさんがもう圧倒的1位だった。
2位と3位は本当に僅差かな。
でもどっちも、すごい分量見せていただいてるけど、もっと見たいなって思わせてくれるっていう余地はあったのかな。
そうだね。アダム・ゴドリーさんはマカボイさんと同じで、かっこよかったの。いろんな面が見れたのよ、このリーマント・リロージで。
で、かっこいいアダム・ゴドリーさん初めて見たと思って。
なんかそういう、これも新しい日だしよ。
私が知らんかっただけやんけど、なんか出会えて、すごい俳優さんだなっていう驚きの2位で、
3位のオリバー・クリスさんは、来た来たーみたいな。待ってましたーみたいな。
私たちがもっと見たいなーって思ってた。もう大相撲やってくれましたっていう、そういうありがとうみたいな、そんな感じ。
期待通りだったよねっていう。
そのお二人も考えた。もちろん考えた。
しんちゃん他に気になった俳優さんいた?
いや、あとはそのスモールアイランドの、お名前がわかんないんだ。
主人公のホーテンス、違う違う違う違う。クエニーさんの旦那さん。
あー、ホーテンスではなくてよね。
うん。だから、メガネかけた英国紳士っぽい。
アンドリュー・ロスニーさん。
かな、うんうんうん。はすごく、個人的にお芝居の仕方が好きだっていう。
しかもしんちゃんの好みのお顔してるこの方。
24:00
そうなんです。もう、結婚してって思いながら見てましたけど。
すごいよかったよね。
型仏の役してた人でしょ?真面目な。
そこまででしろは多くなかったけど、すごく印象に残るお芝居されたなーとか。
わかる。この方すごい私も印象に残ってた。
もちろん、アダム・ゴドリーさんもやし。
いや、そんなこと言ったらね、アースコさんもとてもかっこよかったのよ。
アンドリュー・スコットさんね。
いや、そうなんでね。ただやっぱりちょっとこう、期待通りのアンドリュー・スコットさんやったよね。
お上手だったっていう。
なんか、もうこれは勝手な、私のもう少し知らない顔とかを見たかったなみたいな、そういう。
でも本当にジェームス・バコーホイさんには本当に圧倒された。
そう、圧倒されたね。なんか思わず、もう目がキラキラしてて、私すごいと思って。
なにこれーと思って。
あれは見るから、リア王とかをやられてたヤン・マケランさんとかになんか通じるものを感じるなっていう。
そうだね。
役者力っていう。まだお若いはずなんだけどな、マカボイたん。
いや、そうだよ。でもなんかもう本当に、何歳の役でもできそうだし、もっともっとこれから良い役者さんになっていくんやろうなっていう。
見続けたいし、やっぱり劇場ですごくお芝居重視されてらっしゃる方ってわかってはいるので。
彼の舞台を生で見たいってすごい思った。
今まで見逃した私たちバカーっていう気持ちを全力でここでぶつけといて、次こそは会いに行けたらなって思うね。
すごかったね、本当に。
なんかさ、よくアメリカのアカデミー賞とかでもそうなんだけどさ、最後のほうに上映される作品のほうがアカデミー取りやすいっていうそういう、ない?
上映作品をそれでずらしたりするもんね。
そうそう、あえてアカデミー狙いでね。
けど、これはもちろんさ、一番最新作やから私たちはめっちゃ印象残ってるってのあるけど、でももしこのマカボイさんを今年一番最初に見ていたとしても、絶対俳優賞一位はマカボイさんだなと思った。圧倒的やった。
ね、はい。
一致団結してしまいました。
27:00
一致団結ですね。
面白いね。去年も俳優賞はイアン・マッケランさんで、2人とも一致団結状態でした。
うん。
ね。
熾烈な戦いですよ、今年も。
熾烈やね。
うん。
うん、はい。
では、次行きますか。
はい。
はい、お待ちかねの演出賞です。
うん。
こちらは、舞台といえば演出家さんの力ということでですね。
映画における監督賞みたいなところなのかな。
そうですね。
そんなのあったっけ。映画の監督賞ってあったっけ。
あるやろ。
あるはずよ。
アカデミー賞、監督賞、優勝みたいなやつあったよ。
そうだよね。
なので、よりね、突出した演出、心に残った、刺さった演出をした作品を選ぶという、そういう賞でございます。
はい。
はい。
ふぅ、ふぅふぅ。
じゃあ、しんちゃんから行く?
ですかね。
うん。
じゃあ、清水の選ぶ演出賞は、
はい。
マナチスの世の夢。
おー、意外。
なので、ニコラス・ハイトナーさんですね。
ニコラス・ハイトナーさん。
へー、意外です。
うん。
はい、じゃあ、清水さんに選んでいただきましょうか。
そうだよね。言わなくちゃいけないよね。
では、私の選ぶ演出賞は、
はい。
シラノド・ベルジュラックです。
おー、なるほど。
ジェイミー・ロイドさんですね。
うん。
はい。
おー、え、意外だった。
あ、そう。
うん。なんでなんで?
それぞれに、やっぱりもう全然雰囲気も違うし、
なんか、見せ方っていう意味でさ、もう本当に、
もう、なにこれ、なに、しっちゃかめっちゃかいわけですよ。
全然、もう手法も違うし、見せたいものも違うし、フォーカスの当て方も違うしってなったときに、
じゃあ、私、今回どこに視点を当てようかなと思って、
このご時世っていうこともあって、映像化できるかできないかって考えたの。
はー。
ドラマ化してる作品はもちろんあるし、
リマトリロジーも切り取り方によってはフレーミングに、
テレビ用にセット組んであれはできるなって思ってみたり、
ってなったときに、この夏の夜の夢のこの演出方法だけはテレビにできないって思ったの。
観客が。
巻き込み型やし、ああいう床が上下したりとか、立体的なパフォーマンスを見せたりとかっていうのも、
30:06
映像で撮ってるところが、劇場中継だから今今回映像で残してくださってるけど、
他の方法で映像にできないなって思って、劇場でしか見れない演出やなって。
なるほどね。
うん、なんかドラマ化できねえって、視点かな、スタジオ撮りできねえっていう。
そっかそっか、私がなんで意外って言ったかっていうと、
その夏の夜の夢のレビューをした回ね、277回なんですけど、
このときは2人とも一致で、演出に関してね、ベッドの見せ方とか、
なんかそこに関して結構いろいろモノをしてた記憶があって、
なので、それでああ意外だなと思った。
ただこれを並べたときに、今言った視点で考えて、
今この劇場に行きたくても行けないっていうこの状況を、
やっぱりこの1年間ちょっと続けてきてしまっていて、
劇場に足を運ぶっていう意味、それぞれに絶対あるんやけど、
劇場でしかできないことっていうふうに考えたときに、やっぱりこの作品かなっていう。
だからそのレビュー等はちょっと視点を変えてみた。
その作品に対しての意見ではなく、この6作品の比較として。
なるほどね。
非常に興味深い感想でございます。ありがとうございます。
ではシューランド、シューランド。
シューランド・バルチュー・ラック。
絶対これセットで言わんとあかんようになってるから。
いや言われたらさ、こっちも答えるしかないよね。
コールしたらレスポンスがあるわな。
そうだよ、コール&レスポンスだよ。
私はシューランド・バルチュー・ラックなんですけど、
もちろん全部の作品を並べてみてっていう、俯瞰的にね、っていうのは一緒なんですけど、
その切り口っていうのは、私は俳優秀がさ、ママカボイさん。
知らない一面を見て、すごく驚いたっていうのがあったんだけど、
演出省もそういう意味で。
そういう意味で。
そういう意味で、作品、もともとある作品、脚本だったりに対して、
その想定外のびっくりさせてくれる演出。
かつ、それがすごくプラスに働いてるっていうのをどれかなって思ったときに、
シューランドかなって思ったんだよね。
33:02
しかもその演出を、このカンパニー全体でとても楽しんでいるようなのが伝わってきて、
分かりやすいというか、演出っていうのはこういうことなんだよって、
こういう演出っていうのを加えることで、
そのもともとのクラシックなシューランド・バルチュー・ラックっていうお話が、
全く新しい、現代にもこの見応えのあるものとして、
立ち上げられることができるんだよっていうのが分かりやすく伝わってくるなっていうので、
そういう意味で演出省1位とさせていただきました。
すごいよね、尖ってるけどシンプルで分かりやすいっていう。
そう、なんかよくあるのは、尖りすぎててさ。
尖ることに重きを置きすぎて、
結局作品の伝えたかったことっていうのが、演出に隠れちゃって見えないっていうか、
もうなんやねんみたいな、自己満足感みたいな作品っていうのがよくあるって言いましょうか。
たまに、たまにあります、作品が。
けど、公開のシュランドは超尖っていながらも、
ちゃんと作品の根幹的なところっていうのをその演出をやることによって、
逆にすごく観客に伝えることができる、作品力っていうのが大きく増した、
本当に良い演出だったなと思った、そういうわけです。
言葉の力とか改めて考える機会にもなったよね。
なったね、なったね、面白かった。
です。
じゃあ行きますか。
作品賞ね。
俳優賞と演出賞はそれぞれ一人ずつの、一つずつの選出なんですけど、
作品賞に関しては、今回6作品しかないんですけど、第3位まで、一応私用意してます、しんちゃんは。
作品賞3位まで?
うん、そうそう。
いっちゃ3位から、3位、2位、1位。
一応毎回ね、作品賞1位から3位まであるんだけど、
今回もそれでオッケー?
ございますよ。
ございますか、わかりました。
どうしましょうかね、3位、3位、2位、2位、1位、1位でいきますか。
とりあえず発表しちゃう、すると3位について語る?
それがあかんねんな、かぶんねんな、どっかで。
そうやねん、だからとりあえず発表やな。
そういうことですね。
3位をとりあえず2人発表、2位をとりあえず2人発表、そして1位ですね、はい。
なので、ではですね、じゃあ私からか、次は。
じゃあいきますよ、作品賞。
はい。
私の作品賞、第3位は、シラノドベルジュラック。
すごいね、ここまでシラノしか出てきてない。
36:01
ほんまやな、独断上。
しんちゃんは?
私はね、作品賞、第3位は、プレゼントラフター。
おー、いいよ、いいよ。
いいよ、いいよ。
違ってていいね。
じゃあ作品賞、第2位。
ミスズカ、はい。
みんな違って、みんないい。
はい、ありがとうございます。
作品賞第2位は、私水口は、スモールアイランド。
どうぞ。
第2位、私、清水が選ぶのは、シラノドベルジュラック。
これは、1位は一緒かな、もしかして。
来るかな?
一緒に言ってみる?
せーのしてみる?
せーのしてみようか、いくよ。
じゃあ、2020年のナショナルシアターライブ、作品賞、第1位は、せーの。
リーマントリロジー。
だよね。
うん、ですが、はい。
それぞれ語ってないやつ、語ったりしますか?
そうだね、じゃあプレゼントラフター、しんちゃん、第3位。
うん、えっとね、ノエル・カワードさんという方に、とても興味を覚えた。
確かにね。
こんな人いるかいっていう、いや、おってんけどな。
最近は見たかったけどな。
私たちもね、彼の名前を冠に置いた劇場に行きましたもんね。
うん、やっぱり、モンティ・パイソンのコントで名前は知ってたりとかっていうことはあったけど、
こんなセキュララな作品、よう描いたなっていう。
またそれがちょっと興味深いっていうのがもうね、面白くて。
なんか当時のイギリスのエンタメ界の片鱗を覗けた感もあったよね。
めっちゃイギリスっぽい。
やっぱり今回古典的な作品、プレゼントラフターはそこに入れるかどうかわかんないんだけど、近代なので。
でも過去の作品を今劇場でやる意味っていうのを考えたときに、
改めてエンタメの形を見直すというか、
こういう時代の劇場だったり、お芝居が持つ力っていうのを改めて再確認するっていう意味が少しあったのかなって。
39:02
テレビとか映画もそこまで。映画とかあったけど、
なんかインターネットなんて考えつけもしないような時代のエンターテイメントの形っていうのを改めて振り返ることができたかなっていう。
そうだねー。
これはね、やっぱりアンジュルム・スコットさんが出演されてたからかもしれないけれども、
昨年のイアン・マッケランさんが主演されてたリア王の時みたいに、
ちょっといわゆる演劇陣、私の周りの中では見に行ってらっしゃる方が多かった作品です。
これはすごいみたいになっててね。
いやいやみんな、他のもすごいから見て!って私は思ったんやけど。
これもすごい。
そうそうそう、これもすごいの。
でもやっぱり演劇陣こそ見ろみたいな感じの言われ方をされてたので、
まあわかるね、すごく。
コロナとかはあまり関係ないけれど、
そうやって人が直接足を運んで、噂が噂を読んでっていう力を、
改めて再確認したいなと思わせてくれた作品ではあったな。
そうだねー。
まあ面白かったね、後半のたたみ掛けとかはもう。
バカバカしいねんけどね。
バカだったね。
でもこのバカバカしさをね、これだけの力をね、パワーを使ってね、
見に来たお客さんと一緒に、一緒にバカを楽しもうぜっていう、
その心意気がね、また英国らしくもあるし、お芝居のいいところでもあるなと思ったね。
よかったね、プレゼントラフターね。
うん、面白かった。
でも私は3位んだけども、しんちゃん2位がシラノドベルジュラック。
はい。
これはよろしいですか?もうバカだった。
シンプルイズザベストって書いてね。
そうね、そうね。
そうやな、でも私は2位がスモールアイランド。
はい、いきましょう。
はい、ということで、これはね、もう本当に、もう今やる意味っていう、
なんか演劇っていうのは、何回も言うけど、言ってるけどさ、
いつどこで何をやるのかっていうのがすごく大事なエンターテイメントだなっていうふうに前々から言われてますけども、
私はもうそれが一番その演劇作品を見るときにね、
いつも頭にあって、この作品を今ここでこの人たちがこれをやるんだっていうのがね、
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ピタッとはまる作品はやっぱり面白いなっていうのがあって、
スモールアイランドはまさにその、今やる意味っていうのが突出してたなっていうのが一つ。
あと、言うならば、この全部の中で一番王道の演出だし、
脚本も王道で、で、なんかね、演劇を初めて見る人にとってもすごく楽しめる作品だし、
なんかたくさんの芝居を見てきた人でね、もうなんかいろんな演出知ってるし、いろんな役者さん知ってるしっていう人が改めてこれを見たときに、
この王道でこんだけ気を照らわずに来てくれてこんな面白い作品なんだっていう、
そういう意味で作品としての普遍的な力というか、演劇ってやっぱ面白いよねって思わせてくれる作品だなって思いました。
見所がいっぱいある。
満パワーって感じですよね。
で、まんべんない。
すごく正当派やなと思いましてね。
やっぱ知らんのはスモールアイランドと、これ2位と3位がすごく迷ったんだよね。
で、やっぱ知らんのはちょっと尖ってるので、なんかそういう意味でちょっとこう作品力っていう意味で全体のなんかこのバランス、
なんかほらあの五角形みたいなときにしたときにさ、全部の五角形が円により近い方がスモールアイランドかなって思ったんだよね。
うーん、そうね。
それでスモールアイランドを2位しました。
でも、ひょっとしたらこの10分後にやっぱり知らんのが2位って私は言ってるかもしれない。
っていうぐらいの2位と3位ほとんど同率でした。
まあなんかトータルで見せる力って感じかな。
そうだね。
でも面白かったこれも本当に。
うん、面白かった。
ね、よかったよね。
ぐいぐい見れた。
はい、というわけで私たち同率1位の。
ここで提案です。
はい、提案。
作品は今ある程度まんべんなく触れたんやけど、1位に行く前に触れてないフリーバッグについて触れとくか。
オッケー。行こう行こう。
フリーバッグ触れてないか。
ほんとやね。
ほんまやほんまや。
ちょっと展開からは漏れた。
あー、お二人ともそうだね、漏れてますね。
はい。
はい、フリーバッグね。
うん、いや面白かったんだよ、すごく。
そうやねんよな。
うん。
そう、でもね、なんやろ。
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これはなんていうか、尖りの面白さなんかね。
うーん。
なんやろな、なんかね、乗り切れなかったんだよね。
この。
あと、うちらが見た後で感想を言ったときに、お客さんの雰囲気だったり、SEの入り方だったりで、ちょっと現実感に戻されたよね、みたいな話をしてて。
やっぱ思い返しても、やっぱりそれで、自分があそこに行って見てたら面白かったんかもしれへんもんけど。
これほんとに好みだからね。
これが好みやな。
そうだね、私も夏の絵の夢と、このフリーバッグが私のランキングの中からは入ってないんだけど、そうだね、もう好みとして、あ、夏の夢は入ってた。
ちらっと入ってるか、オリバー・クリスさんが俳優賞の3位と言ってたのってね、ちらっとね。
フリーバッグは完全に入ってないんだよね。
ただ、これがダメな作品というわけでは、もうそんな口が裂けても言えない。
それはない。
けど、たぶんちょっとずつ、私はその脚本を重視しがちなタイプの人なんですけど、
これに関して言うと、主人公の女性の言動というか、心の変遷にちょっと私の心が追いつかなかったかな、やっぱり乗り切れなかったっていうところが一番かな。
違う時に見たら楽しいのかな、もし私がイギリスで生まれ育ってたら楽しめたのかなとか、なんかちょっとね、いいとこなかった。
生まれたところ、ブルーハーツみたいなの言うと。
そうじゃね。
出身国という、自分が持っている文化との違いっていうのもあるし、見る年齢が違ってもまた異なったやんし、収録会が違うだけでもたぶん違ったんやろうなっていう。
そうだねー。
まあでも本当にね、これはね、明確な理由をはっきり言えなくて、私なんか乗り切れなかったとしかちょっと言えないかな。
ただ、私そのAmazonプライムでドラマ化されてるフリーバッグも見ましたし、しかもこれはこの舞台のその後っていうのが見れるんですけれども、
その後の話では、彼女の恋のお相手がアンドリュー・スコットさんだったりとかして、非常にね、楽しかったんです。
だからなんかね、舞台で見るよりテレビで見たほうが私は楽しめたなっていう。
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だから、舞台ならではの何かっていうのを、ちょっとあんまり感じにくかったかなー。
一人語りの必要性だったりとかね。っていう感じかな。
ただこの人すごくチャーミングな方なんで、しかもね、再期溢れる方で、公開がどんどん遅れている映画WO7の最新作。
No Time to Dieの脚本家にも寄与されてたりということでね、本当に大注目の方ではあるので、これからに行きたいっていう。
偉そうに言いましたね、私。誰?っていう感じです。
他の漫画見たいなっていう、フリーバッグっていう物語が全てではないからさ。
でもこれはさ、もともとが2013年のエディンバラフリンジフェスティバルで上映されたんだけど、
これをね、エディンバラのフリンジでやったら、そりゃすごかったよなっていうのは感じる。
本当作品としては素晴らしいなと思うし。
うちらのタイミングが和片化した。
それだけだなと思います。
ただその、今回6作品、様々なタイプの作品を見せていただいたわけなんですけれども、
その中でも本当にこのフリーバッグが一つ入ることによって、やっぱり演劇ってすごいいろんな方法があるんだなっていうのを、
それを感じることができるっていうのは、本当にナショナルシアターライブさんいつも言ってますけどもありがとうございますって感じだね。
見れてよかったっていう感じです。
はい。
そんな感じでよろしくお願いしますか。
はい、フリーバッグ触れさせていただきました。
ごめんなさいね。
またね。
フィビオーラブリッジさんまたねということでね。
はい、というわけで1位ですね、2人ともが選びましたリーマントリロジーでございまーす。
こちらしんちゃんどうでしたか。
なんだこいつらっていう。
確かにまこいさんで、その俳優力っていうのが本当にすごく圧倒されて、2人ともが俳優賞で1位で選んでるのすごかったんやけど、
3人集まったらこんなに。
そう、3本の矢は折れないんだよ、一度にはみたいな。
それを感じたね。
怪物が3人いたね。
全然タイプが違う3人。
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突き詰めていったら芝居の手法も違うと思うし、姿形も別に似てないやんっていう3人が入れ替わり立ち替わりで、
リーマン一家を代替わりしながら演じていくっていうところに、欠如感感じちゃったわっていう。
ほんとそうだよね。
すごかった。この人たちは3人一体すぎて、誰か1人を俳優賞に1位にあげることができないぐらい3人一体だった。
もしこれ3人、いっぺんに1位にできるんだったら、1位にしたいぐらい。
リーマンとリオーってなるわな。
そうそう。すごかったね。
私は役者ももちろんなんだけども、演出ですよね。
演出家だったらね、一度はね、こんなふうにしたらすごい作品になるやろうなって想定はできるんですよ。
3人が3世代ぐらいのリーマン一家を入れ替わり立ち替わりで演じて、それを3時間でしょ。ずっとゼズッパで。
しかも特徴的なアクリルと言いますか、ガラスに囲まれた部屋の中で、様々に時代と場所を変わりながら、
極力最小限の小道具で、ときには映像なんかも使いながら見せるっていう。
しかもちょっと回ってるんだよね、舞台が。
回り舞台ですよ。演劇的な構造を生かした。
そうですよ。演出家なら誰もが一度はやりたいと思う演出家だと思うね。
ただね、もうね、頭おかしいぐらい緻密で理系な演出だよね。
これよーやったなっていう。それは思いつくよ。でもやりますか、ほんまにっていう。
かつ、そんだけ理系な演出やのにめちゃくちゃエモーショナルなんだよね。感情がブワーって。
これは職人技だよね。
だって普通に、この技曲を選んだっていうのも、
やっぱりずっと世代が変わってきたってさ、
普通、サイモン・ラッセルビールさんにさ、10歳ぐらいの男の子をやらせるって言ったってさ、
いやできるよ、できるけど、まあまあの分量やでって。
お父様、お父様って言ったもんね。
もうやっぱりこうなんですけど違いますかね。
無格化のたつかき。まあまあの分量を演じさせるっていうことを、あえて選択する。
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それがやっぱり後々すごいスパイスが効いてくるっていうものやし、
現代にどんどん移り変わっていって、
世界のスピードも変わっていくのを、やっぱり表現されてたり。
あとこの3人がただただ、よいしょって踊り続けるだけのシーンをずっと見たり。
なっちゃった。
よいしょ、よいしょ、よいしょ、よいしょって踊ってるだけで。
でもそれで、こっちはちょっと面白そうやから見ちゃうんだけど、
そこのシーンの間でも、どんどん物語が加速していってるとかっていう、
スピード感がすごかったなっていう。
これ3時間かーっていう、10時間にも感じるし1時間にも感じるような、
本当に、これ見ちゃったらどうしたらいいのと思ったもんね。
一発目にこれ見てしまって、って思ったけどやっぱりこれが一番すごかった。
なんかどんだけ待っても、新しい人出てこないし、
どんだけ見ても新しいセットは出てこないし、でも飽きないのよね。
いやよかったねー。
私たち1917でサム・メンデスさん。誰サム・メンデスさん?
ラッセル・ビールさんと混じりました。
サム・メンデスさん、やりたいことはわかるけどうーんってなっちゃったところがあったからさ、
なんかホントリーマントリロジーは見れてよかった。
うちらがたぶんこっちを見てから1917を順番で見てしまって、
これでものすごい期待値上げてって、
あがったあがった。
1917で、なんかスピード感とかって思ったところがあってんけど、
逆やったら1917はよかったと思うのよ、初見であれやったら。
そうかもね。
それがやりたくて、でもやっぱりちょっと違和感を覚えてるやつの正解をここで見つけられたんだなとは思う。
そうだね。
ちょっと演劇的な作り方でもあったからね、1917自体がね。
うーん。
ねー。
いやーリーマントリロジーすごい。
なんか、なんですかこの総合力。
俯瞰で全てを作れるサム・メンデスすごいって思って、
でもだからって俯瞰で全部撮ったら失敗したみたいな、失敗したのは言っちゃった、ごめん。
失敗じゃないよ、すごく評判はいいです。
私たちにちょっとはまらんかった。
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この考え方で、全く同じことは絶対できないけれど、こういうことで1917の主人公が素舞台で一人でずっと走り続けてるとかの演出で、芝居で見たいなってちょっと思っちゃった。
ほんまやね、そのほうが絶対面白いね。
で、周りの人が出てきて、それでもう超衝撃状的な走る前に続けることになってしまうんだけど。
そうだね、なんならほんまに、これを1917を一人芝居で見たいな。
うーん、かなっていう。
できるよね。
視点をサム・メンデスが持ってる気がしてしまうよね、これを見てしまうと。
そうだね。
いやー、本当に素晴らしい作品でしたね。
うん。
おっさんしか出てこえへんのにね。
確かにね。
でも女役もやられて、子供役もやられて、それはそれで面白いねんけど、でもひげ面のままで子供とか奥さんとかやってるから、
面白いんだけど、性圧もどっぷり。
子供にしか見えなかったからね。
ただ木を照らしてるだけじゃないんだよ、やっぱりすごいんだよね。
演技力が、ガーディアン誌、驚異的演技のマスタークラスっていう表を残してらっしゃる。
その通りやなと思ってて。
この3人の連帯感というか、お互い信用してるし、サポートし合うし、なんか高め合ってるっていう感じがすごかったな。
すごかったね。
でも均等になってらっしゃったからね。
もう1回見たいね。
見たいっすね。
そんなね、ナショナルシアターライブの今年の、以上が2020年のナショナルシアターライブで一番熱かった作品、
私たちによる俳優賞、演出賞、そして作品賞の選手でございました。
はい。
今年のマフター、いかがだったでございましょうか。
今年はちょっとネタが思いつかなかったので、スペシャル賞はなしで。
昨年はなぜか演出部賞っていうのがあったんですよ、しんちゃんが。
最優秀鼓動部賞とかね、いろいろ考えようって言ってるんですけどね。
しんちゃんが言ってる。
今年思いついたのが、最優秀鼻歌賞をやって。
あれ鼻歌歌ってたかと思って。
なぜその単語がしんちゃんの中から生まれてきたのか、
私もちょっと謎が残るところである、気になるところはあるんですけれどもね。
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そうですね。
というわけでいかがだったでしょうか。
まとめるとですね、今年の俳優賞、水口がジェームスマカボイさん、そしてしんちゃんもジェームスマカボイさん、2人とも一緒ですね。
演出賞が水口、シランズ・ベルシラック、しんちゃんが夏音の夢、そして作品賞が2人ともリーマント・リロジーということで、
演出賞以外はまさかの2人とも一緒というね。
前ね、作品が少なかったっていうのもね、あるけど。
そうですね、あったかもしれないですね。
でも素晴らしい作品たちに出会えて。
素晴らしい作品でした。
はい、皆さんの俳優賞、演出賞、そして作品賞、私はこれが良かったよっていうのがありましたら、ぜひぜひ私たちまでお便りいただけると嬉しいです。
何言ってるの、フリーバックめっちゃ良かったやん。
そうだよね、もう私たち叱ってください。
はい、そんなお便りはですね、ツイッターやメールで募集しております。
ハッシュタグ妄想ロンドンのお鍵をつけて、ツイッターに伝えていただくか、直接私たちまでリプライいただけると、すぐにですね、私たちも見ることができます。
さらにですね、メールでのお便り、こちらも募集中でございます。
妄想ロンドンatmarkgmail.com、m o s o l o n d o n atmarkgmail.com。
こちらはですね、140文字なんかに思いの滝は収まらないわという方お勧めでございます。
長い長い文章をですね、送っていただきまして、私たちもゆっくりとね、本当に噛み締めさせていただく感じになります。
お待ちしております。
お待ちしております。
2021年、これ1本こぼれているハンサードと、ちょっと地域によってまだ見れるか見れないかわかんないんだけど、赤い靴の上映も決まったのかな。
あ、そうなの?
うん。コロナで流れてたけど。
そうですね。今ちょっとナショナルシアターライブのですね。
ハンサードは2021年の1月15日から。
なのでこれはちょっと来年に持ち込ませていただくのと、あとマッシュボーン振付作品ですね。
赤い靴がたぶん来年に決まってるはず。
ちょっとまだ上映館とかはわからなかったので、また調べて。
レッドシューズですね。懐かしいね。見に行ったね。
私たち劇場に見に行って、アダム・クーパーさんが出てるバージョンなのかな。
へー、そうなんや。
これはちょっと見れる限り見逃すわけにはいかねえぜって思ってるやつ。
めっちゃ感動したもんね、見に行って。
バレーってすごいってなった作品。
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改めて拝見できれば、2021年のラインナップもちろん入れさせていただきます。
はい、もちろんでございます。
はい、そんなところかな。
2021年はもっともっといっぱい見れたらいいな。
そうやね。
まあ、多分ナショナルシアターライブはもう絶対に一本も見逃さないぞっていう気持ちで、もちろん行きますが、
あの英国映画ね、こちらがね。
ちょっと効果が伸びてるだけやからさ、どんどん溜まっていってる人。
そうなんだよねー、みたいなのいっぱいあるんよー。
ログとかも決まってるよね、上映が。
上映するっていうのは決まってるはずなのって。
だからもうすでにさ、007でしょ、キングスマンのファースト。
あとピーター・ラビットはまだやってないよね。
来年ですね。
来年だよね。
で、私たちね、おじいちゃんの強盗団のやつも見たいって言ってて。
おじいちゃんの強盗団ってすごい。
すごいのよ、すごいラインナップ、キャストなのよ。
これはね、見に行かないとやばいでしょ。
がもうすでにあって、ちょっと渋滞を起こしてるんですよね。
なんでどこまで見れるかわからないんですけれども、来年ね、ぜひね、10本ほど。
ぺこん地点待ってるのでね。
そう、10本ほど英国映画ね、見ることができたらいいなって思ってます。
本当に今年は映画館に行くのが少なかったなって思いました。
来年こそはきちんといっぱい楽しめるようにね。
あとね、実際にしんちゃんとあっての収録っていうのが来年こそできるといいなと思っております。
はい。
はい。
がんばるよ。
がんばろ。
というわけでね、2020年本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
ありがとうございました、来てくださった方。
来年もですね、本当にマイペースにはなりますけれども、
この神戸の片隅からですね、ロンドンのことを思い描きながら、ちょっとこう、ちょこっとロンドン楽しめるような、そんなポッドキャストをお届けしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
がんばろって言われてもやめないからね。
趣味だからね。
なので、本当に2020年どうぞ残りですね、良いお年をお過ごしください。
そしてまた来年お会いいたしましょう。
お会いしましょう。
さよなら。
ありがとうございました。
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