00:02
第206回妄想ロンドン会議を始めます。水口です。
清水です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
本日ですね、映画のレビュー会ということで、
なんかやってるような、やってないような、でもちょっと公開作品をやるの久々ね。
久々です。公開して間もない作品ですね、割と。
を今日はやらせていただこうと思います。
なんだと思いますか?
なんだろうなぁ、イギリス的になんだろうなぁ。
はい、皆さんご存知かと思いますけれども、ディズニー映画のプーと大人になった僕。
なんでその笑い。
ちょっと面白いなと思ってしまう。そうなんだけどね。見た後もやっぱりそういうやつだなと思うんだけどね。
どういうことでしょうか。後でゆっくりお伺いしたいと思います。
実はですね、これは私はですね、先週かな?見たのが。先々週?なんか公開3日目ぐらいの感じのときに見に見てきました。
でね、見る前はレビューしようねっていう話はしてたんです、しんちゃんと。
で、でもちょっと見終わった後に、実は私的に、ごめんなさいね、初めからこんな話申し訳ないんですけども、
ちょっと私にはしっくりこなかったというか、みんながね、もう5分で泣けるみたいな。
そういう感想をたくさん聞いてたんですけど、ちょっとそのプー的な基礎知識が少ないということと、
あと脚本的にも私はちょっとツッコミを入れたいところがいっぱいあったっていうことと、
そういうのがいろいろ重なって、あんなにポジティブな感想が言えそうにないなっていうのと、深めるの難しいなと思ってしまったので、
これはレビューないかなっていうふうに私の中でちょっと思ってたんです。
はい。
ところがです。
どっこいです。
はい。
昨日、TwitterのDMでリクエストをいただきまして。
あらまあ、どうしましょう。
はい、こちらですね。ちょっと読ませていただきたいと思います。
お願いします。
こんばんは。いつも楽しく拝見しております。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
お二人はもうトゥート大人になった僕はご覧になりましたか?
ぜひ、ポッドキャストで取り上げていただきたいです。感想もお聞かせ願いたいです。
ということで、ちょっとクマさんがニコニコしてるような顔文字もつけてですね。
あ、ほんまだクマさんだ。
はい、ベアホルンさんと読みしたらいいんでしょうかね。
から、リクエストをわざわざDMでいただきました。
これはもう、レビューをね。
それはね、行かなきゃですよ。
しないといけないと。もう使命感ですね。
はい。
で、しんちゃんは今日。
はい。
見てくれたんですね。
見た。見たがえり。
03:01
見たがえりですね。見たばっかりがえりで。
ですよ。
私はちょっとまあ、一週間ほど前に見たんですけれども。
うん。
ちょっとその、プーさんのね。
はい。
こととかをね。
プーさんのこととかを。
基礎知識とかを深めてまいりまして。
はい。
で、あのー、まあいつもの通り。
うん。
この回は全編ネタバレなしの。
なしで。
感想。そして次回が後編ネタバレあり。
はい。
ネタバレあり。言えてた私今。
ネタバレあり。
なんか聞こえてきたから大丈夫。
そう。
はい。
で、感想をね。
あのー。
言わせていただこうかなと。
なので。
うん。
まだでもね。
あの見てない方にも聞いていただけるような
全編にはしたいと思っておりますので。
あ、そうですね。もちろんですもちろんです。
はい。
慌ててきれなくて大丈夫です。
大丈夫です。
はい。
なので、えっとー。
早速ですね。
はい。
レビューということで始めさせていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
はい。
このプーと大人になった僕。難しいね。
プーと大人になった僕。
そう。そうですそうです。
現代はクリストファー・ロビン。
はい。ですね。
これね。いろいろね。ちょっとあのー。公開前に。
はい。
日本語って難しいよね。みたいなね。
うん。
そういうタイトルについての。
うん。
日本語についてのなんかこう。あのー。ちょっと話題振りまいてましたけど。
うん。
結局プーとはどこにか勝ってんねん。みたいなね。
プーと僕でしょ。
そうそう。だから。
プー&大人になった僕が正解やねんけど。
うん。
プーとともに大人になった僕の話。
大人になった僕withプーね。
そうそうそうそう。
うん。
あれ?そうかな。
うん。
とか。
まあいろいろね。
うん。
意味は取れるよねっていうことでしたが。
まあおそらくプー&大人になった僕が正しい解釈の仕方であってますかね。
あってますね。
はい。
これはですね。あのー。クリストファー・ロビンという男の子が大人になったこのですね。
プーさんとクリストファー・ロビンのロンドンでの再会。
そしてそこから始まる新たな冒険のお話ということでございますね。
あれね森でお別れをして何年か後にそれぞれの生活をしていたプーさんともう大人になって結婚して子供までいるクリストファー・ロビンが出会ってそしてみたいなことね。
そうね。
うん。
そうです。
これねクリストファー・ロビンさんの役がユアン・マクレガーさんですね。
かっけえ。
それだけか。
かっけえ。
ねもう渋みが増しておりましたけれども。
うん。
ちなみにユアン・マクレガーの今までで一番好きな役はビッグフィッシュですね。
06:00
ビッグフィッシュの時の。
あーそうか。かっこよかったね。
過去のお父さんの役。
うんうんうん。
ビッグフィッシュはめっちゃ好きな作品です。
なんかこの間初めて日本に来てらしたね。
あ、あれね初来日だったんだね。
いきなりね日本嫌いやったんですかとか突っ込まれるっていう。
そうだね。
まあなんかそんな説もちょっとあったからね。
シャブシャブ食べたいってね。シャムシャム食べたいってめっちゃかわいくない?
何食べたんかな。
シャムシャムって言ってた。めっちゃあのちょっとねほっこりエピソードがございましたけど。
日本嫌いになるわけないじゃないか初めて来たんだよって言ってくれててちょっとほっとしてましたけど。
いや本当そうです。なんですぐああいうさしょうもないこと聞いちゃうんだろうね。
まあなんか結構根強い説でね嫌いだから来ないんだみたいなことずっと言われてたから。
あ、そうやったんや。それはでもあれでしょロバートダウニージュニアでしょ。
それは入れないのねもうね。
日本に入れないの?
彼はもうなんかね来れないみたいだね。
来れないんだ。なんだっけお腹も壊したんだっけか。
なんか来て検査待ちチェック待ちの時に食べたお寿司かなんかでまたお腹壊して
でも結局そのまま帰っていったっていうね。
入国せずに帰っていっちゃった。
入国は多分できないよね。捕まっちゃってるからね。
そっか犯罪歴があるからね。
あのお薬でね何回か捕まっちゃって。
そうだねそうでしたね。
切ないお話ちょっと思い出してしまって。
だめだめこんなことでもったいないよこの前半の時間をこんなことで潰してしまってはいけない。
じゃあもうサクッと紹介しますと
クリストファー・ロビンがイワン・マクレガーさん。
そして妻のイブリンがヘイリー・アトウィルさん。
エージェントカーター。
エージェントカーターですね。
そしてプーさんこれ恋の出演ですけれどもジム・カミングスさん。
カミングマさんって書いてるよ。水口の手書きの。
カミソングスさん。
カミングスさんで当てたと思う。
なんじゃこれ。
私にはカミングマさんに見えた。ここまでクマかよって。
そうだよね。
でねえっとしんちゃんさそもそもプーさん。クマのプーさん。
そうなの。
そうなの。
もう何聞こう。
ぬいぐるみだったっていうことすら知らなかったの。
そうだよね。しんちゃんそうだよね。
ディズニーのほうも原作のほうも全く触れたことがなくて。
全く?
絵は知ってるよ。グッズは見てるよ。
アニメを見たことがない?
ない。歌は知ってる。
僕はプー。僕はプー。
ちょっと待って。それってさそういう歌詞やったん。
たったたった。ちゃんちゃちゃんちゃん。
たぶん。
ちゃんちゃちゃんちゃちゃんちゃちゃんちゃんっていう曲やね。
ゆっかいなゆっかいなプーってやったよね。
そんな歌詞やったんや。知らんかったわ。
今本当に何にもググらずに記憶だけのね。
09:01
記憶のプーさんね。
いろんなものを持っているやったんだけど。
全然嘘ついてると思うし。音階でしたら間違えた。
音階はたぶんあってる。そんなやつやった。
今回劇中でもアレンジがかかってたけど。
そうだね。
その程度の知識です。
そっか。私は本を持ってて昔。
たぶんね、これプーさんのディズニーアニメ映画ですごく有名になった
くまのプーさんのアニメをたぶん子供向けに本にしたいと思う。
そっちの方ね。
原作準拠ではない方。
原作ではない方。
で、プーさんが蜂蜜食べすぎて出れなくなっちゃったやつ。
で、その時にお腹がつっかえてしまってお腹だけが出てて
そこにみんなが落書きするっていう。
しかもその落書きが腹踊り。中年のおじさんの腹踊りみたいな顔を描くんやんか。
で、私子供心にそのシーンだけめちゃくちゃ覚えてて
なんやこれみたいな。
ひでえな。いじめや。
なかなかにシュールなものだったなっていうのはあって
で、最近ね、実は私あの妹っ子が3人いるんですけど
妹っ子2号。まもなく2歳の妹っ子2号なんですけど
2号がプーさん大好きでプーたんプーたんつって
かわいい。
かわいいよね。
で、遊びに来たので
うちの母が妹っ子のためにと録画していたディズニーチャンネルのプーさんを
来てた間かけてたの。
で、初めて私はちゃんと大人になってから
触れてたのね。
プーさんの、ほんの少しで触れたわけなんですよ。
で、今ね、そのディズニーチャンネルのシリーズで
くまのプーさんの小さな冒険的な感じで
昔やってたアニメのエピソードを短く切り取って
短編にしてる?
そう、短編で冒頭は絵本から入るのね。
で、絵本から入ってナレーション付きで
そして短くアニメのエピソードがあって
また続きは今度みたいな感じで
結構短めのやつ。子供向けの。
それがあって
で、そこで初めて
プーさんこんな感じかみたいなのを触れたっていう。
どこまで皆さんがちゃんと見てらっしゃるのかわからなくて
でもとても有名だね。
そうなんですよね。
出遅れてるわーと思いながら今日見に行って
12:04
そうだね。これあの
プーさんはね
いつじゃあ
いつからあるのかって
ざっくりプーさん基礎知識
調べました。
プー歴史ですね。まずあのこれは
アラン・アレクサンダー・ミルンさん
の詩集
で、クリストファー・ロビンの歌っていう詩集で
1924年に初めてプーさんとクリストファー・ロビンが出てきたんですね。
詩集だったんです。
クリストファー・ロビンさんは本当に息子じゃん。
そうなんです。
これがまず最初。詩集が出た後
クリストファー・ロビンの息子のために
短編集で熊野プーさんっていうのを
その2年後1926年に出版したということなんですね。
あれね。本当に
あのその当時のイギリスの文芸界の人たちは
息子や娘のために書くよね。
そう。なんか
オリジナル物語を書く。
ペットとかお気に入りのぬいぐるみを元に書くよね。
書く。書きがち。
すごいよね。
すごい。なんかその発想日本にはあんましないもんね。
そうやん。なんかテーマとして出てくるっていうのはあるかもしれないけど
その子のための物語っていうのはあんま聞かないんかな。
そうだね。
どうなんだろう。金子美鈴さんぐらい?って今言ってたんだけど。
そうかもしれないね。
でも子供たちのために書くよね。
書くね。出版するね。
で、この熊野プーさんの物語に登場するキャラっていうのは
実際の息子のクリストファー・ロビンさんが
持ってたぬいぐるみがモデルなの。
で、えっと、プーさん、熊野プーさんと仲間の
ピグレット、ティガー、イーオー、そしてカンガルーのぬいぐるみ。
これはね、多分本物画ってことだと思うんですけど
現在ニューヨークの公立図書館に展示されてるということで。
なんか写真見た。
あ、本当に?私見てない。どんな感じ?
いや、普通に、あの、これ元になってるわっていう。
あ、そんな感じじゃない。
見てるやつ。
へぇー。
で、なんか差し絵はE.H.シェパードさんっていう画家の方が描かれててね。
で、これちょっとややこしい話なんだけど
差し絵は、自体はね、そのクリストファー・ロビンが持ってた
熊のぬいぐるみがモデルになったのではなくて
差し絵は、このE.H.シェパードさんの子供が持ってたテディビアがモデルになってるっていうことで
もう、イギリスには皆さんご存知の通り、熊の人形あふれてますんで。
本当にね、ぬいぐるみ売れば超充実。
あ、今しんちゃんが、え、怖っ。
15:02
怖とか言わない。それは古いぬいぐるみだもん。
これがその、あれか、クリストファー・ロビンが実際持ってたぬいぐるみたち。
フィギュアがいるねって感じするよね。
いるいるいる。いるわ。本当だ。
E.H.がちょっとやっぱ似てるね。
似てるね。全部似てる。
うん。これはだから今も会えるんだね。
会えますね。ニューヨーク公立図書館に。
しかもハロッジで買ったんだね、このぬいぐるみ。
あ、そうなの?
うん。
面白。
ね。
そう。で、差し絵の方はね、オリジナルの水彩画、これもニューヨーク公立図書館で展示されてるということで
私たちが親しんでるプーさんっていうのは、こっちの方のプーさん。
あのディズニー版のマキッキの方じゃなくて、ちょっと線で描かれたみたいなやつが
鉛筆画みたいなコンテンツ。
差し絵だってことだよね。
そうですそうです。そうなんですよね。
マキッキって失礼なの。
で、最初そういう感じで出版されたんだけれども、その後、ウォルト・ディズニーさん。
はい。
父ですね、皆さんね。アニメ界の本当に父でございます。神様、アニメの神様ですね。
が、ディズニーさんの娘さんがプーさんファンだったんですよね。
で、それがあったのでアニメを作ったと。
それが1966年のことで、初めてプーさんとハチミツっていう短編アニメ。
で、その2年後、プーさんと大嵐っていうので、これはアカデミー短編賞を受賞してるの。
すげーな。
すごいのよ。
娘のために作って、それってすげーな。
いやーもう本当ね、もう。
娘グッチョブ。
娘グッチョブなんですけど。
そしてからもう1個短編、プーさんとティガーを挟んでからの、これが多分一番有名なやつと思うんですけど、
1977年、くまのプーさんっていう初めての長編アニメーション。プーさんのね。が作られたということで。
それがみんなが見てるやつなの?
多分そうやと思います。
で、この時にウォルト・ディズニーさん、名言残してらっしゃいます。
プーさんは人気者になる。この作品は必ず歴史に残る名作になるよ。という風にね、残してらっしゃいまして。
その通り、みんなもうプーさんを見て育ったよっていう人が、今回のそのプーと大人になった僕見て、もう開始5分で泣いてらっしゃる。
ああ、プーが、あのプーが実写になってまた会えたねっていう気持ちを持って、多分みなさん見てらっしゃることかと思います。
そうだね。
そうなんです。
実写ってね。
そうだね、そうだね。
てねってなるけどね。
いやもう本当にそうなんです。
で、あのプーさんの舞台のこの100エーカーの森って言われてたね。
これは実際にエーミルンさん、原作のエーミルンさんの別荘があったイギリスのハートフィールドにあるアッシュダウンフォレストっていう森がモデルだそうで。
18:06
アッシュダウンフォレスト。
そうなのね。
結構あれね、自分の生活に寄せてきてるのね。
いや、そうなんだと思います。
なんかね、ちょっとここでこの話を出すのが正解かどうかわかんないんですけど、
やっぱり皆さん、イギリスもの、そしてクマが出てくると言われたら何か思い出しませんか?
えー、わかんない。
はい、クマのパディントンです。
これも、これもって言ったらおかしいんですけど、
こちらは実はマイケル、あれ?ガンボンじゃないよね。
ボンドさん。
びっくりしたー。
かかったんやねーって思った今。
ボンドさんが奥様のために描かれたんですね。
あ、そうなの?
そうなんです。で、こちらは、
息子ちゃんやと思ってた?
息子ちゃんじゃない、奥様に。
で、描くことになったきっかけっていうのは、第二次大戦中に駅で、
本当にパディントンの冒頭、僕を拾ってくださいみたいな札つけてね、立ってましたけど、
そういう感じで、同じようにその戦争小路が駅で立ってた。
それを見て描いたっていうのが、パディントンの始まりだったんですね。
なので、ちょっとその、今の風潮としてね、
熊、同じ熊で、今年実はイギリスのモフモフ三連作として、
パディントン、ピーター・ラビット、熊野プーさんっていうのが、
ちょっと割と一袋にして話されがちなんですけれども、
パディントンはそういう成り立ちがあったっていうね、ところで、
今回、私もしんちゃんもだと思うけど、
どうしてもパディントンを頭の中に描きながら見てしまったところはあると思うんです。
なので、前半は、私たちが本当によく親しんでる、
熊野物語としてのパディントンと、ちょっと今回のプーと大人になった僕を、
ちょっとこう、分かりやすく説明するためというか、
比較しながら進めていきたいなと、そしてネタバレなしな感じで、
っていう風に思います。
じゃあ、まずはここから行ってみましょう。
どうですか?どこからですか?
同じ人出てたよね?
ああ、同じ人出てましたよ。
声優さんとしてっていうのと、
パディントンの方でお役者さんとして出られていた方が、ピーター・カパルディさん。
はい。今回の、どれだったっけ?
ラビット。
ラビットか。
ラビットさん、ごめん。またちょっと話がですね、ちょっとそれるかもしれないけど、
ラビットはウサギなの。あれはぬいぐるみじゃないよね。
21:01
私、それが分かんなくってね。
そうなんです。あのね、私、今回ちょっとこう、のめり込めなかったところの一つに、
プーさん界のルールが分かんない。
しんちゃんもやっぱりそう思った?
私もそうなんです。
ラビットとオウル。
オウルって何だった?
フクロウさんが、なんかリアルっぽいのよね。
あれ多分ぬいぐるみじゃないよね。
オウルさんの声はトビージョーンズさんがやっててらっしゃって、そこで声優さんでうおーってなるねんけど、
あれここにこの二人を持ってくるってことはやっぱりこれはリアル?みたいな。
そうね、キャスティングのね。
はいはいはいはい。
ちょっと声の感じも違ったもんね。
で、旅に出ないしね。
そうなんです。そうなんです。
カンガとルーちゃんも出てなかったからね。
カンガとルーちゃんはそうやね。
あれはね、移動大変だからね、置いてっていいと思うんだけど。
なんかこのルールが分からないなと思ったけど。
そうなんです。これね、サクッと物語のご覧になってない方のためにどういう物語なのかっていうのを説明すると、
その昔100エーカーの森でプーとその仲間たちと楽しく暮らしていたクリストファー・ロビンが長い年月がたって大人になりました。
で、クリストファー・ロビンはロンドンで奥さんのイブリンさんと娘のマデリンちゃんと共に暮らしてたんですが、
ものすごく仕事が忙しい。
まあね、クリストファー・ロビンも冒頭で短い紹介でね、ちょっとこう、
これもちょっとパディントンと違うところで面白いなと思ったんだけれども、
絵本をまるで見ているような感じで、私たちにプーと別れてからのクリストファー・ロビンの様子というのを見せていってくれるんですね。
これ大丈夫ね、この辺まだネタバレじゃないよね。
アニメの方の最終回というか、原作の一番最後のエピソードをちょっと描いてからの、みたいな。
そうなんです、そうなんです。
それで、その間にクリストファー・ロビンが学校に行ってね、寄宿学校へ悲しい別れがあったりとか、
そして戦争がやってきますよね、戦争があったり、そしてその後会社に勤めるようになって奥さんと出会ってみたいなのを短いフィッテージで、
絵本のように、絵本の続きを見ているかのように私たちに見せてくれる。
ここ非常に良かったね。
日本人の感覚としてはサラリーマンになったのび太みたいな感じ。
そうだね、それは確かに。
大人になってるよって思うよね。
思うね、しかも完全ファンタジーの世界の住人やった人が、こうして人との出会いや別れがあって、苦しい戦争の時代とかも乗り越えて、今なんだみたいな。
24:16
その説得力はすごいあったよね。
人間だったんだっていうね。
思った思った思った。
物語を一歩こっちに寄せる。
そうですね、思う思う。
それは感じたね。
感じ、やったんやろね、たぶんね。
そうなんです。そしてただ、本当に仕事忙しくて、週末に一緒にパパが昔行ってた別荘に行こうねみたいな約束をお子ちゃまともするんだけどね、娘のマネリンちゃんとね。
でももう仕事忙しくて行けないみたいな。
パパなんか嫌いみたいな。
そんな時にプーが現れるみたいなね。
そういう話なんですけど。
カリスマだね。
これ合ってるでしょ?
合ってました。
合ってるよね。
なんかね、私はその、脚本に対して非常に物申したくて。
来たね。もう来ちゃったよ。はいどうぞ。
ネタバレなしで行きますよ。
これの実は脚本、今回担当されてますのがトム・マッカーシーさんっていう方で、スポットライト、正規のスクリプト、アカデミー脚本賞も取られてました。
非常に重厚なお話を書かれる方で、わりとこの話はスポットライトに関してはリアリティ満タンの感じのお話なんですけれども、
そういうこともあり、私は勝手にこの作品自体の位置づけを、プーと大人になった僕の位置づけをね、宣伝からもそう思ってたんですけど、どういうふうに思ってたかっていうと、
熊野プーさんっていうのは子供が見て楽しむ子供向けのお話で、プーと大人になった僕はきっと大人向けの話なんだろうなと思って見に行ったんです。
これはパディントンの衝撃というものがあったっていうのもあるんですけど、パディントンに関して言えば全く逆で子供向けのお話なんだろうと思って行ったんですよ。
うん、そうね、なんとなくのイメージやねんけどね、ビジュアルのあれ。
うん、そうなんですね。そしたら、え、これめっちゃ大人向けっていうか風刺がバチボコに効いてるっていう。
バチボコ、はい、そうですね。
そうなので、もうなんて愛おしい。しかも大人も楽しめるけど、その風刺の部分っていうのを取っ払ったら、そこにも子供が気づかなくても子供が見ても楽しめるっていう、
そういう意味でなんて素晴らしい作品なんだってパディントンを見たとき思ってたんですね。
27:02
うん。
でしょでしょ。で、ものすごく色彩も鮮やかで、ロンドンってそれはパディントンからの目を通したきっとロンドンっていうのが描かれてたと思うんだけど、
こんなに鮮やかで素敵でワクワクに満ちた街なんだっていう。
時々やっぱり雨が降ってもう冷たくて誰も自分のことなんか必要としてないみたいな悲しい景色もあったけど、本当にそういう希望に満ち満ちた作品で。
で、ぷーっと大人になった僕はね、そういう意味では大人向けの作品なんだと思って。
そうだね。
ただ私の今回見た印象は、あれこれなんか大人向けって言い方が正しいのかわかんないんだけど、大人が楽しむ感じの脚本の作りじゃないなって思ってしまって。
意外と目線が子供だった。
そうだね。
気はするかな。
で、ちょっとこれはがっかりポイントなんですけど、
ぷーさんというものを題材にして、ちょっとこう全く新しいものを作ろう、でもぷーの精神は残したままでっていう風に思った時に、
残したものっていうのが、子供の頃のファンタジックな優しさだったりとか、ワクワクする心だったりとか、そういうところでちょっと子供特有の不条理感だったりとか、
子供特有の根拠のない面白さって言ったらいいのかな。
ぷーさんってそういう話だなって私思っててね。
最近めいっ子と一緒に見た時に、何やねんこれみたいな、めっちゃツッコミたくなるような設定とか展開がいっぱいあるんだけど、
そういう時々残酷だったりするんだけど、そういうのがちょっとなくなってて、優しくなりすぎてしまってるなって、丸いぜって思っちゃったのね。
これは本当に私がそういうぷーと大人になった僕を期待してしまってたので、ちょっと期待にそぐわなかったなっていう風に思ってしまったところなんだけれども。
ぷーさんとパディントンを比較するとすれば、どうしても比べちゃってて何が違うのかなと思ったら、
30:00
私個人の視点ですよ。ロンドン愛に満ちているか田舎愛に満ちているかの差だなと。
確かにあんまロンドンそんなに。
ロンドンはもう仕事ばかりの冷たい街として描いているぷーさんと、パディントンはロンドンってこんなに素晴らしい街なんだよって言っているクマン。
それでなんか私の中でちょっと温度差が生まれたのかなとか。
サセックスに行ったことがないのでね、まだね。
噂のサセックスね。
サセックス州にね。行ったことがないので、その素晴らしい100エーカーの森をまだ見たことがないから、ちょっとなんか私個人的にも乗り切れてないかなという。
なるほどね。
そうでなんかね、一番の私のこの作品への疑問点っていうのは、なんでぷーはロンドンに現れたのっていうのがわかんないんです。
これもしわかる人がおったら教えてほしいぐらいなんですけど。
イマジネリフレンドとしてなのか、リアクマとしてなのか。
それもね、なんかふわっとしてたでしょ。
結局さ、ちっちゃい頃クリストファー・ロビンとクマのぷーさんたち、ぬいぐるみたち一緒に楽しく暮らしてたけど、
子供の想像で、子供からしたらぬいぐるみも生きてるし、一緒に遊んでるお友達でっていうのはすっごくよくわからない。
でも大人はさ、ぬいぐるみの声は聞こえないし、聞こえる人もおるかもしれんけどね。
でも一般的設定として多分聞こえないだろうし、そのぬいぐるみを心の底から親友っていう風に。
大人になってしまうと、そういった動心を忘れてしまうみたいな、もうおしゃべりできないみたいな。
妖怪が見えなくなるみたいな。
そう、隣のトトロ的な。
そういう感じだと勝手に大人の、今現大人の私は解釈してたんですね。
だから大人になったクリストファーの前にぷーが現れた、そしてそのぷーが喋る。
ここまではまだまだ許せるねん。
だけどそのぷーの姿とか喋ってるっていうのがね、これネタバレになる?大丈夫やね。
大丈夫じゃね。
大丈夫やね。これが実際にロンドンの街で、今ぬいぐるみ喋ったよねみたいな感じで、
ぷーの姿を目撃する人たちが次々現れるっていうのがどうも腑に落ちなくて。
それがだから本当にロンドンで喋る熊に出会った時の第一例が、パティントンはブラウンさんがね、
あれ見ちゃいけない、あれはヒミングマだ。
物語の類だみたいな。
見ちゃいけないんだよって。
当たり前の存在として見ているのと、ヨアン・マクレガーが、クリストファー・ロビンが公園でぷーと出会った時に、
33:00
僕は疲れてるんだ、僕は疲れてるんだ、こんなはずないじゃないかっていうのと、っていうのの差。
そこからもう世界観が全然違くて。
それが虚構と現実の割合の見せ方の差やねんけど、
ちょっと私はぷーさんが、その虚構のバランスが最後までちょっと理解できなかったところはある。
私がもし制作人なのであれば、あの公園でぷーと再会しました。
その後、自分にしか見えてないのかなってなりました。
多分自分にしか見えない設定で私は物語を進める気がするね。
それやったら何か納得できんねん。
そうしたら、そういう他の騒動が巻き起こらないところもあるわけで、という攻め合いなんかなと思うんやけど。
じゃあその流れで行くよ。
うん、来て。
その目撃する人、その1、サイモン・ファーナビンさん。
出演者シリーズね。
ちょっと見る前にね、知っておきたい方もいらっしゃるかなと。
こんな方が出てらっしゃるよっていうね。
パーディントンで、1の方で、パーディントンが何かを探しに行った時に、
何かを探しに行った時にね。
助走したブラウンさんに一目惚れをする。
2の方で、セントポール大帝堂に忍び込んだ2層に化けたヒューグランドさんに一目惚れをする奇妙キテレツな人です。
あれはね、またちょっとお顔に特徴があるので、また来たって思っちゃったよね。
キャラ的にもちょっと似てたよね。
似てる。
で、なんか我が目を疑う的な芝居をして貼って、
この人どっかで見たことあるぞって思ったら、サイモンファーナビーさんでした。
嬉しいです。
ちょっと嬉しかったね。また出て貼ると思ったね。
くまづいてるね、この人って思い出すと。
確かにね。
どうなんだ、まだ私の中では解決できていない。
私も解決できてないね。
これがね、プーファンなのであれば納得できることだなと思ったけど、
私はちょっとごめんなさい、そこをどうしても、
映画界のルールというものに、多分私は非常にこれかたまった考え方をしてるんだろうと思うんですけど、
そのファンタジーとリアルの線引きがこの作品ではちょっと消化不良だなと、
説得力がそれによって低くなってしまってるなっていう風に感じました。
ですね。
そろそろこれはネタバレに向かった方がいい感じだね。
それはね、きっとそういう感じだと思います。
36:00
さらに踏み込んだ話をネタバレ界でさせていただきたいと思いますので、
ちょっとこの辺りで。
なんとなく私、プーさんがイギリスの話だってことすら知らなかったのね。
そうだね、だってプーがぬいぐるみってこともしんちゃん知らなかったもんね。
ディズニーが制作をしているアニメだっていうことは知っていたので、
なんとなくアメリカ州を感じてみたんだけれど、
今回の作品は思ったより完全にイギリスでした。
そうですね。
なのでイギリス成分を求めていらっしゃる方、
イギリスの田舎の美しい田園風景だったりとか、
あとはロンドンのにぎやかな感じとか、
そういったところを求められる方もそれは萌えに萌えれます。
そうですね。
確かにその通りかと思います。
ちょっとなんかこの感じだったら、
思わなかったなみたいに思われる方がいらっしゃるかもしれないんですけど、
私たちは今こう思うっていうことだけなので、
ぜひ見に行って、
私はこう思ったよみたいな感じの感想をいただけたらすごく嬉しいなと思います。
本当にちょっとマイナスみたいなネガティブな感想になっちゃって。
でも楽しめたのは楽しめた。
楽しめたよね。
比較対象が私たちの中であってしまったら夢のこんな感想っていうのは本当に申し訳ないけれど。
本当そうです。
本当にこの作品楽しかったと思っている方に関して、
それを否定したくないし、
何をしてんねんって思われたらごめんなさいって感じなんですけど。
私たちの知識不足で楽しめなかったっていう部分もあるので、
もしここまで聞かれてどうしようかなって迷われている方は、
少しでも映像に触れられたりとか世界観に触れられてから行った方が楽しめるかもしれない。
私もそれをもうちょっと深めてから行った方が良かったかなとは思うんですけど。
ただね、そんな深めずに行っても楽しめる作品であって欲しかったなっていうのも正直な感想ではございます。
これはね、もう嘘はつけないので。
っていう感じですね。
というわけで、次回はネタバレ。
バレます。
バレバレということで、
私のちょっと気に入った、その後リアルなというか過去のプーの映像を見て、
ものすごく気に入ったズオーとヒーたちの話とかしたいなと思いますので。
はい。ではでは、モーソロンの会議ではお便り募集しております。
ハッシュタグモーソロンの会議をつけて、ツイッターでつぶやいていただくか、
直接私たちにリプライやDMください。
はい。
インスタグラムのコメントでも大歓迎です。
そして、もっともっと長いお便りを送りたいという方は、メールでも大歓迎です。
39:00
はい。お待ちしております。
といったところで、このプー編も次回に続きます。
次回に続きます。ではでは、また次回お会いしましょう。さよなら。
ありがとうございました。