1. MORNING NOTE by 平瀬楽器
  2. お客さんが入ると、音が変わる?
お客さんが入ると、音が変わる?
2026-10-28 12:19

お客さんが入ると、音が変わる?

「MORNING NOTE」は、
音楽・教室・イベント・発信の“現場”から見えたことを、毎朝10分でお届けする音声番組です。
ピアノの話だけじゃなく、
・なぜうまくいくのか
・なぜズレるのか
・現場では何が起きているのか
そんな「理由」を、音楽の視点からひも解いています。
👉 朝の支度や通勤のおともに、耳だけでどうぞ。
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◆こんな方におすすめ
・音楽が好き/やっている
・教室や指導に関わっている
・イベントや発信に興味がある
👉 フォローしておくと、毎朝サクッとヒントが届きます
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◆配信
月〜木(+不定期)/1回 約10分
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◆関連コンテンツ
・YouTube「平瀬楽器」
 動画・ライブ配信・現場の記録を公開中
・三田のYouTubeラジオ局「さんだいろ」でも放送中
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◆お店
https://hirasemusic.net/
◆Instagram
https://www.instagram.com/hirasemusic/
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音楽で、この街の笑顔を増やします。
#平瀬楽器 #MORNINGNOTE





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おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
今日は、お客さんが入ると音が変わるというタイトルでお話をさせていただきます。
コンサートの会場ってね、いわゆるホールなんですけども、お客さんが入る前と入った後で音の響きが変わることがあります。
同じ演奏でも聴く場所、シチュエーションによって全然違う。 今日はね、そういう音の聞こえ方のお話をしてみたいなというふうに思います。
この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎回10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、音楽教室のこと、イベント作りや動画、ライブ配信の裏話まで、街と音楽と仕事に関する日々のあれこれをゆるっとお話ししております。
ただいま中古ピアノや電子ピアノ、ライブ配信なんかをテーマにしました知っておきたい10のことというPDFを無料でプレゼントしております。
ご希望の方は平瀬楽器の公式LINEからお受け取りください。 はい、というわけで改めましておはようございます。10月28日水曜日の朝でございます。
水曜日はですねステージのちょっと裏側ということで今日は音響のお話をしてみたいなというふうに思います。
皆さんねあのコンサート行かれた時にですね座る場所、ホールの座る場所によって音が違うなって感じられたことありませんでしょうか。
例えばステージでは客席のど真ん中というのと前の方の席と端っこの席となってくると同じ演奏を聞いているはずなのになんとなく聞こえ方が違うよなというふうに感じられたことはないでしょうか。
あのこれはですね気のせいではないんですよね。他にもですねお客さんが入る前と入った後で音が変わるということもあるんです。
今日はそんなちょっと不思議な音の話なんですが、先日ですねこの日曜日にサンダで開催されましたとっておきの音楽祭というイベントがありました。
平瀬楽器はメインステージとなった駅前空き地というところの音響を担当させていただいたんですけども、そこはねちょっと変わった会場やったんですね。
もともとは駅前空き地っていう空き地っていうぐらいなので広いところなんですけども、そこでやるべしやったんですけども、その前日からずっとね台風の影響で雨が降るという見込みがもう100%という感じだったん
ですね。
それでですねその駅前空き地の中に一つ建屋がありましてね、どれくらいの広さかなぁ、12畳ぐらいかなちょっと広い感じの建屋があってそこがねガラスが張ってあって窓みたいになってるんですね。
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そこをステージにしてですね、お客さんは建物の外から演奏を楽しむという、雨天対応の感じになってました。
でまぁこれで面白いなと思ったんですけど、僕はそのガラスが開くと思ってたんですよ。
そしたらいわゆるはめ殺しになっててガラスの窓は開かなかったんですね。
そうなるとどうなるかというと、演奏する場所とお客さんが音を聞く場所が全然違うんですよね。
建物の中で聞こえている音と外で聞こえている音が全然違うんですよ。
中ではね楽器そのものの音が聞こえます。もちろんモニタースピーカーってね、その人で演奏している人たちに返すスピーカーはあるんですけれども、
本当にね床フローリングですし、天井もそんなに高くないので、壁とかガラスに反射した音も全部聞こえちゃうんですよね。
一方で外にいらっしゃるお客様は普通にスピーカー立ててたんで、スピーカーから出てくる音を聞こえています。
だからね全然違うんですよ。同じ音ではないんですよね。
僕らその音響アタックを操作している場所で聞こえている音も、客席で聞こえている音も全然違うんですよ。
今回は本当に稀なケースですけども、音響の仕事をしているとですね、これに近いことってのはよくよくあります。
自分が聞いている音がそのままお客さんに届いているとは限らない。これが音響の面白いところなんですよね。
もう一つ意外と知られていないのが、お客さんが入ると会場の音が変わるっていうことなんです。
野外の場合は全然関係ないんですけども、ホールでコンサートをするっていう場合、特にクラシックとかの場合はもう顕著なんですけども、
午前中にリハーサルしますよね。リハーサルをするときって当然お客さんが入ってないので空っぽです。
例えば1000人のホールで身内が聞いているので5人とかね、そんなんじゃないですか。
本番、だいたい1時とか2時から本番始まりますってなったら、これがお客さんがね、1000人びっちり入ったとします。
1000人入るとですね、どうなるか。これね、音の響きが全然変わってくるんですよね。
なぜかというと、人間の体はですね、みんなね、髪の毛がなくって服着てなければ多分影響は少ないと思うんですけども、
だいたいみなさん髪の毛入ってて服着てるじゃないですか。これね、音を吸収するんですよね。これらのものって。
これって特に中高音域の音が吸収されやすくなります。
わかりやすい例で言うとですね、何にもない、先ほどのその駅前空き地の建屋みたいな感じの何もないところで手を叩くと音がよく響くと思うんです。
お風呂とかで響くみたいな感じ。でもね、これがね、カーテンとか絨毯とかソファとかものが入ってくると、特にベッドとか入ってくるとですね、こう響き方が全然変わるんですよね。
要はその音を吸収するものがたくさんあればあるほどだんだん響きが抑えられます。これとか見たことがそのリハーサル中と本番のホールなんですよ。
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もちろんね、その客席の椅子が吸収するとかね、いろいろありますけども、いろんなところでそういう響き方っていうのも計算されているところもあります。
例えば、あの三田市にあります里の音ホールっていうところ。響きの残響の時間とかってかかってるんですよね。お客さんがこれぐらい入った時の響きはこれぐらい、2秒ぐらいですよ、1.5秒ぐらいですよとか。
それが気に食わない、気に食わないからちょっとこれ短くしてほしいなとかいう場合はカーテンを閉めたりしてね、響き方を調整したりするんです。
こういうふうにして響き方が変わっていくっていうのがあるんですけども、一番わかりやすいのが先ほど言いましたリハーサルと本番との音の響き方、音響の条件になります。
これちょっと面白いなと思うんですよね。もっと面白いのが、この客席の中でも音が聞く場所によって音が違うんですよね。
例えば、スピーカーの正面に座っている人とスピーカーから離れたところに座っている人、これ当然聞こえ方は違いますよね。
スピーカーから直接届く音だけじゃなくて、壁とか天井に反射して届く音っていうのも当然ありますし、反射の仕方も座る場所によって違うんですよ。
例えば、佐藤のホールとかの場合は長いホールじゃないですか。長くない、横に長いホールとかありますよね。
横に長いホールとかでアンプから出るような音楽をバーンとした場合、これ面白いもので音がまっすぐ飛んで、奥行きがあんまりたくさんない奥行きの向こうの壁に反射した音がホールの舞台まで聞こえてくることがある
んですよ。
こんな風にコンサートホールってどこになんですけど、もともと響く場所じゃないですか。響く場所なだけによく響く席があったり、音が聞きづらい席があったりします。
もちろんね、その音響さんっていうのはできるだけ多くの人にバランスよく聞こえてもらうように工夫はするんですけれども、会場のどこに座っていても完全に同じ音にするっていうのはこれなかなか難しいことですし、
PAさんが音響さんが入らないクラシックのコンサートの場合、これはもう絶対ナチュラルに起こってしまうんですよね。
他にも、これ先日とあるライブ配信の時にこんな話が出たんですけども、この会場の音をマイク2本で拾ってステレオで配信したらどうなるんだろうって話が出たんですね。
ステレオって、この左右の音の違いを使って音の広がりとか位置関係とかを表現する仕組みなんですけれども、
皆さんイヤホンとかヘッドホンで聞くとき、左右から違う音が聞こえてくることがあると思うんですけど、それですよね。
一方でモノラルっていうのは、一つの音声信号で真ん中から音が出てるっていう感じ。
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じゃあこれがね、ステレオがいいのかって言うと必ずしもそうじゃないんですよね。
先ほど言いました、スピーカーの前で聞いてる人とスピーカーから離れて聞いてる人によって音が違うじゃないですか。
これと同じで、スピーカーから出た音だけじゃなくて会場の反射の音とかも絶対拾うので、マイク2本置いたらですね、全然違う音がぼやけてしまったり、結局音が聞きにくくなったり、例えば言葉なんかが聞き取りにくく
なったりするわけですよ。
そんなことも起こり得るわけなんですよね。
もちろんステレオの収音が悪いわけではないんですけれども、ステレオにすれば自動的に良い音になるって言うほど単純なものではないんですよ。
なので音響、僕らがやってる音響の仕事っていうのは配信も含めてなんですけども、基本的にモノラル中心で音を作っています。
なぜかというと、まずはちゃんと音声とか演奏とかを聞いてらっしゃる人に明確に明瞭に安定して届けたいからなのですよ。
だからモノラルでやってますって言うと、え?って感じで取られるんですけども、モノラルとステレオっていう意味合いをちゃんとわかっていればわかっていただけるかなというふうに思うんですよね。
あともう一つ言うとなると、会場で聞いている音と配信で聞いている音っていうのはそもそも別物なんですよ。
配信の音をなるべく綺麗に届けようとは思うんですけれども、会場って会場の響きの音があるじゃないですか。
配信っていうのはパソコンとかスマホとかのスピーカーから出てる音があるんですよね。
だから全然その音が届くまでの経路が全然違うんです。
会場でいい音が鳴ってるからといって配信でも必ずいい音になるとは限らないですし、
逆に配信でめっちゃ綺麗に聞こえてても会場では全然違った聞こえ方をしてるってこともあるんですよね。
それぞれにあった音作りが必要というわけなんです。
この音作りっていうところが本当の音響の面白いところで、
演奏者さんと音響マンとの信頼関係みたいなところで成り立っているのかなと思います。
というわけで、今日は聞く場所によって音が変わるというお話をしてきました。
いろんな演奏、いろんな会場でいろんな音楽を聴いていただくと、こんなのがもっともっとわかっていけるかなというふうに思うので、
ぜひ次にコンサートに行かれた時は、そんなことを意識して今日はこの辺に座ろうかなみたいなことを考えていただければ面白いんじゃないかなと思います。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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それではまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智樹でした。
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