録音の準備
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。今日は、冷蔵庫も止める!? 録音現場でやっていること、というタイトルでお話をさせていただきます。
昨日なんですけどもね、ちょっと楽器の録音の仕事がありまして、やってたんです。でね、実はその録音っていう仕事って、
ただマイクを立ててね、ポチッと録音ボタンを押すっていうだけじゃないんですよね。その例えば楽器であったりとか、環境に合わせてそのマイクの位置を決めたりとか、余分なノイズを消すためにどうやってその環境を作ったりとか、そういうふうなことをしたり、いろいろ気を使ってながらやるんですけども、今日はそんな録音の裏側みたいな話を少しだけ
しゃべらせてもらおうかなというふうに思います。 はいこのモーニングノートは兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする
毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のあれこれを毎朝少しずつお話ししています。
朝の支度とか通勤のお供に耳だけご参加ください。 YouTube、Instagram、スタンドFMでそれぞれ配信をしております。
いいねとか感想のコメントあとフォローですね。ぜひぜひよろしくお願いいたします。 というわけで今日はですね水曜日ですね
音楽ミニマメ知識ということでちょっと録音の話をしようかなと思うんですがあの 昨日ね
お盆休み中なんですけどもちょっとこんな仕事をしてましたマリンバの録音と あとサックスピアノ伴奏でサックスのソロみたいなのを録音をするっていうのがありまして
昨日やってたんですけども まああの配信とかをねやってるじゃないですかうちの楽器店ね
それやってるんで当たり前なんですけどもこの録音っていうのもできるんですよね でこれまでに
なぁコンクールピアノのコンクールとかね他にも受験用の音源とかを作ったりとか あと本当に過去にはなんか英語の課題の録音とか
なんかそんなもさせてもらったことがありますまあ録音って言ってもこう いろんなことがあるんですけれども
で昨日はですね先ほど言いました通りマリンバのソロ それとサックスピアノっていう2つの録音をしたんですけども
マリンバっていう楽器はまああの音域が広いじゃないですかまあ大きい木琴のことなんです けどもマリンバって音域が広いんですね高い音から低い音まですごく音が響く
楽器なので今回まあソロということもあるので高い音と低い音の前ぐらいにちょっと コンデンサーマイクを左右に振っておくみたいな感じで撮ってみました
こうすることで音の広がりがね綺麗に撮れるかなーっていう思惑があって セッティングをしてみました
でサックスの方はというとまあサックスという楽器木琴楽器全般なんですけども そのベルって呼ばれている楽器の先っぽから音が出ているわけではないんですね
奥からも全部出ているので で今回はですねちょっとそのベルの正面ではなくてちょっとその上の方から当てて
でこうキーを押すとねカチャカチャ音するじゃないですか あれもやっぱりそのリアルかなぁと思うので若干のこのキーの音も拾えたらなっていう
ふうな感じでマイクのセッティングをしました でピアノに関しては蓋の開き方とマイクの距離でやっぱ音が変わるのでどんな感じが
いいかなーっていうのをまあ 起きながら聞きながらやったっていう感じですね
で約5年ぐらい前からですかね配信をうちいっぱいやってるじゃないですか それがあるんでもうマイクのセッティングはねもういつもの延長という感じで大体できる
んですよ 今回は4本のコンデンサーマイクを使って録音をしましたまあ同時ではないんです
けれども コンデンサーマイクっていうのは何ぞやという話なんですがまあ一般的に見るあのカラオケとか
で使っている音歌手が歌番組とかで使っているような手で持つマイク あれのことをダイナミックマイクって言うんですけどもそれとは違う
コンデンサーマイクっていうのは録音とか集音とかが得意な特別なマイクってことです まあうちの場合はね別にそればっかやってるわけじゃないんでそんなにむちゃくちゃ高い
マイクって持ってないんですけどだいたいまあ1本 3万から5万ぐらいの値段のそれでもちょっとお高めのマイクになります
それを機能4本ちょっといろんな種類混じっているんですけども使わせてもらって 録音をしました
じゃあ実際にですね録音をする時の注意点なんですけども何に注意して機能はセッティングを したかと言いますと
まあ先ほど言った通りマリンバの場合はやっぱりこの広い音域とこの響いている感じをなんとか うまく録音したいなっていうのがまずありました
でプラスですね鍵盤をマレットが叩くじゃないですか コンコンコンって叩くんですけどこのコンっていう打鍵音をどうするかなっていうのがやっぱり
悩みどころなんですよね でこれをやっぱり叩いているのでちゃんとやっぱ打鍵音は欲しいんですよね
それがないとなんかわからへん自動音源みたいに聞こえるのである程度打鍵音欲しい でもこれを強く残りすぎるとちょっと耳障りになるかな
ということで今回は打鍵音はあのほぼほぼ取らず薄く残っているみたいな感じの位置に マイクをセッティングしました
で打鍵音を強く取ろうと思うとマイクが楽器に近づくじゃないですか そうするとやっぱり演奏にね差し去りがあるんですよね演奏しにくくなるので
演奏に差し去りがない程度で打鍵音も多少取れる程度で音の広がりが取れるような マイク位置っていうのをちょっと意識してセッティングをしました
でサックスですけどもやっぱ先ほど言いました通りそのキーのカチャカチャいう音 若干拾いたい
でもですねこの近づけすぎるとリード あの息の音とかあとリードがちょっとノイズが乗ったりとか
あとなんて言うんですかねあの まあ汚い言い方で言うとツバーみたいな音
みたいな音がやっぱり出るんですよそれがまあリアルかもしれないんですけど あんまり出すぎるとこれもまた耳障りなので気になるので
ある程度聞こえるような聞こえへんような位置関係っていうマイクの位置をやりながら 聞きながら考えるんですけどまぁこの辺かなぁみたいなんでやらせてもらいました
演奏者とのコミュニケーション
ピアノっていう楽器は蓋を開けると音が広がっていいんですけれども 録音の場合にピアノの蓋開けてマイクをセッティングするとですね
他の音もね入っちゃうんですよね 横で吹いているサックスの音も当然入っちゃうんですよ
まあ多少は仕方がないんですけれどもこの一緒に入る音っていうのをどんだけ制御できるか っていうのがすごい大事になってきます
で今回は同じちょっとまあ広めの部屋なんですけれども サックスとピアノはちょっと離れた場所で演奏してもらってそのサックスの音がピアノの
マイクに入るのをなるべく防ごうということでやらせてもらいました もちろん多少は入るんですけどね
他にもですねあのこれ配信の時もそうなんですけれども 特に録音の時は空調を止めるようにしています
やっぱ空調の音って結構気になるんですよ 特にこのコンデンサーマイクっていうのはそんなもちゃんと拾ってくれるので
ブザーって音が入っちゃうんですよね今もしかしたらちょっと僕後ろで 扇風機回してるんですけどこれが入ってるかもしれないんです
そういう音もやっぱ録音の場合はね残るので気にして止めるようにしてます でこれ録音した場所はうちの自由空間アーミーというサロンなんですけれども
冷蔵庫業務用の冷蔵庫があるんですけどあいつがね結構大きい音なんですよ うーんって言うてるんで当然なんですけどもあの配信の時とかあのこういう録音時は
冷蔵庫も止めちゃいます中に入っているものが痛む可能性はありますけども止めちゃいます でプラス我々スタッフは靴も脱ぎます
靴の音もやっぱりね入っちゃうと嫌なんでそれぐらいやっぱり気を使っているのが 録音っていう仕事なんですよね
で今回の演奏されたのは2人やったんですけども 一人はまあアマチュアの奏者で一人はプロやったんですけどもやっぱりね
そのプロの方はなかなかこう納得できるテイクが取れないと何度も何度もやり直しをするんですよ
僕もそれは当たり前なんでもう何歩でもやってよって感じでどんなテイクを取った 何分から何分がどんなテイクでどこがあかんかったっていうのをメモしながらね
やっていくわけなんですここが良かったここを切らなあかんかなとかそんなをやりながら するんですけども逆にアマチュアの方は一発で ok を出しちゃったんですね
で逆に僕らがいやいやもうペンぐらいとってもいいんちゃうっていうことでもうペン 取り直したんですけども
やっぱここはですね音源っていう残ってしまうものへの意識の高さ このさあなのかなぁと思いますまあどこを聞いているかっていうのもあると思うんですけども
それがまあ言い合いしながらねあの演奏者と僕ら録音している人とのあの コミュニケーションの中で決まっていくわけなんですけどもやっぱそこで
録音のプロセス
アマチュアの人とプロの人とのあの意識の違いというのがよく出たなぁというふうに 思っていますもちろんこれは言い悪いという話じゃないんですね
あの意識の差があるかっていう話です でえっと機能ですねだいたいいち時間半から2時間ぐらいかな結局それぐらいかかって
録音をしましてでも機能のうちに何とかしようということですぐ編集をしていき ました
まずノイズが入っていないかチェックをしました 今ねこれ多分あのセミの声とか聞くると思うんですけど今僕これ
スマホと ipad で撮っているのでこのスマホと ipad のマイクってすごいオープンなんですよ なので先ほど言った扇風機の音であったりとか
セミの声みたいなもうちょっと入ってると思います ね使ったあの
コンデンサーマイクっていうのは指向性って言ってマイクの取る方向というのは結構決まっ ているので多少ね
セミの声もやっぱり聞こえてくるんですよ外からねでもそんなは入ってこないんです そういう意味ではノイズとかの心配はあんまりないんですけども一応
録音した後はノイズのチェックをパッとしまして でイコライザーっていうまあざっくり言うと高音とか中音とか低音とかね
触ってどこらへんを例えばちょっと低音が足らへんなと思うと低音を持ち上げるとか 高音をちょっと下げるちょっと耳障りやなぁと思った高音下げるとか
もうよくあるのは中音を持ち上げるとちょっと豊かな音になったりするんですけど それももちろん録音中もやってるんですけども録音した後にもそこらへんを触って
もっと言うと1回目のここと2回目のここを継ぎはぎして仕上げるみたいなこともやるんですよ だからそこらへんを一緒に聞きながら決めてで最終的にまあちょっとリバーブなんかもかけ
ちゃったりしてリバーブたのエコーみたいなやつですね をかけちゃったりしてでどこで使う音源なんかっていうのもヒアリングしながらじゃあこれぐらい
逆にこれぐらいのリバーブかけないとちょっと耳障りかなぁみたいな感じで心地よく聞いて いただける音源に仕上げると
そういうふうなことをして最終的に今回は cd とかではなくてデータでバーンってメールで送って 完了ということになりました最終的に
データを送ったんが多分8時とか10時9時とか10時かな それぐらいだと思うんですけどもお互いねあの聞いてもらって最終的にそれで完了
いうことになりました まああの最初に言いましたけども適当にマイクもモンター出て
音質の改善技術
i 録音ボタンポンとしてはい ok というわけには絶対いかなくて終わってからもいろんな 作業をしています
でまぁもともとねうち平瀬楽器っていうのは音楽屋さんなんで実は録音というのは得意科目 なんですよねでも録音ってやっぱ一言で言っても実はいろんなやり方があって
まあ今回で言うと生の楽器だったのでこんな感じでマイクを置きましたけども他の 録音やとまた違うやり方があってそれに合わせて環境を作って
でまぁ後の編集もそんな感じでやらなあかんかなというのをやりながらやったり しています
まあ 例えばそうですねまぁ録音の仕事ではないですけれども
ホテルとか大きなホールとかでまあ講演会とか行ったりするじゃないですか ああいうのでスマホで録音とかしてね僕もペン
聞きたいんで撮る方なんですけども そんな場合ってね大体こうそういう会場の響きでわんわん言って何言ってるかわからへん
録音ができちゃったりするんですよ そういうのって先ほど言いました録音の後にですね
イコライザーでちょっとチェックをするんです えっと低音をバッサリキャットして高音をグッと上げてあげたりすると意外とスッキリして
聞きやすかったりするんですねまぁこれは音楽じゃないなくて喋ってるやつなんで そういうふうなこともできるんですけどもそういうふうな
イコライジングっていうのやるとやっぱ録音てグッと生まれ変わったりするんですよ だからこれはやっぱり僕たちずっと回数をやっているので知っていることなんですけども
もし興味がある方はあの今ね録音のアプリとかもいっぱいあるんで別に高いマイク買わ なくても録音できるのでいっぺんいろいろやってみられたらいいんじゃないかなというふうに
思いますやっぱやるたびにね学びになりますのでぜひ録音にも興味を持っていただけたらな というふうに思います
はいえ というわけで今日は録音のお話をさせていただきました今日のお話気になったことがあれば
そして音楽とかレッスンイベント動画のことなんでも 平成楽器の公式ラインからなんかお気軽にご相談いただければと思います
ラインの検索画面で平成楽器と入力していただきますと平成楽器サンダーセンター というアカウントが出てきますのでそれを友達に追加していただきましてメッセージを送っていただけたら
嬉しいです 今日のお話何か一つでもあなたのヒントになってたら嬉しいです
また明日の朝もモーニングノートでお待ちしております 音楽でこの街の笑顔を増やします平成楽器の平成智樹でしたではでは