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音響さんは、演奏を聴いているの?
2026-11-04 10:44

音響さんは、演奏を聴いているの?

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「MORNING NOTE」は、
音楽・教室・イベント・発信の“現場”から見えたことを、毎朝10分でお届けする音声番組です。
ピアノの話だけじゃなく、
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・現場では何が起きているのか
そんな「理由」を、音楽の視点からひも解いています。
👉 朝の支度や通勤のおともに、耳だけでどうぞ。
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◆こんな方におすすめ
・音楽が好き/やっている
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◆配信
月〜木(+不定期)/1回 約10分
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◆関連コンテンツ
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◆お店
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音楽で、この街の笑顔を増やします。
#平瀬楽器 #MORNINGNOTE

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00:06
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。 今日は、音響さんは演奏を聴いているのというタイトルでお話をさせていただきます。
コンサートとかイベントとかで音響の仕事をしている時、ずっと音楽を聴いているわけなんですけれども、実はお客さんとはちょっと違う聞き方をしているんじゃないかなというふうに思います。
音楽好きだからこんな仕事をしているんですけれども、これがなかなか面白いかなと思って、今日はそんな音響さんの耳のお話をしてみたいなと思います。
この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎回10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、音楽教室のこと、イベント作りや動画、ライブ配信の裏話まで、街と音楽と仕事に関する日々のあれこれをゆるっとお話ししております。
ただいま中古ピアノや電子ピアノ、ライブ配信なんかをテーマにしました知っておきたい10のことというPDFを無料でプレゼントしております。
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はい、というわけで改めましておはようございます。11月4日水曜日の朝でございます。今日も朝寒いですね。もうちょっと暖房をかけてるんですけれども、皆さんの近くはどんな感じでしょうか。
水曜日はですね、ステージのちょっと裏側ということで、ステージ関係の話をする日なんですけれども、今日は音響のお仕事についてお話をしてみたいなというふうに思います。
平瀬楽器はですね、楽器屋さんにちょっと珍しく音響のお仕事もさせてもらっています。
昨日も三田市のフラワータウンというところでありました。フラワータウンフェスタというところでね、ステージのイベントの音響の仕事をさせてもらってたんですけれども、
その音響のお仕事なんですが、考えてみるとちょっと面白い仕事でして、仕事中ずっと音楽鳴ってるんですよね。
音楽好きな方からすると、好きな音楽をずっと聴きながら仕事できるっていうのは、ええ環境やなと思われるかもしれませんけれども、
じゃあ、我々音響スタッフは本番中に演奏を楽しんでいるのかどうか、今日はそんなお話をしてみたいなというふうに思います。
結論から言いますとですね、もちろん演奏は聴いているんですけれども、お客さんと同じ聴き方をしているかどうかというと、ちょっと違うと思うんですよね。
例えば、バンドの演奏が始まったとします。お客様だったらね、曲聴いて、歌詞聴いて、リズムに乗って楽しむ、これが普通だと思うんですけれども、
僕ら音響スタッフはですね、まず音のバランスを気にします。ボーカルがちゃんと聞こえてるかなとか、ギター大きすぎひんかなとか、ベースとかドラムのバランスどうなんかなとかね、そんなのを気にします。
そんなことをね、演奏中聴きながらずっと確認をしているわけなんですよね。なので、同じ音楽は聴いてるんですけれども、耳を向けているところが違うみたいな感じなんかなと思います。
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あと、音響の仕事をしているとですね、バンドだったらバンドでバーンといろんな音が鳴ってるじゃないですか。その中の一つの音だけを意識して聴くことがあります。
例えば、バンドの演奏中にベースの音だけ追っかけてるとかね、あるいはボーカルの声だけ聴くとかね、そういうことを結構します。
ミキサー機械の方の機能としてね、そこの音だけピックアップして聴くってこともありますけども、お客さんの側に行ってそこの音だけ注意して聴くっていうこともあります。
もちろんその時は他の音が聴こえなくなるわけではないんです。
人間の耳の脳みそと耳の機能の一つとしてですね、意識を向けることで特定の音に集中するっていうのがあるんですけども、それでやっぱり聴くようにしています。
これ皆さんもあると思うんです。たくさんの人がパーティー会場とかで話してる中で知り合いの声だけが聞き取れるみたいな、そんなに似たような感覚なんですけども、
音響の場合はですね、なんでそんなことをするかというと、その一つの音だけいいわけではないんですよ。
全部の音を聴くために一つの音を聴いて、それらが全部合わせた時にどういう風に聴こえるかっていうのを考えながらやっています。
音響スタッフってね、やっぱりその耳が良くないとあかんようなイメージあるかもしれませんけども、耳だけで仕事をしているわけではなくてですね、実はいろんなところを見てるんですよね。
舞台袖でいることが多い、舞台袖の話なんですけども、例えば、そうですね、出演者の動き、次誰が歌い始めるのか、ギター持ち替えるのか、マイクメインで歌ってる人が変わるのか、
マイクを持ち替えるのか、そんなことを見ながら、結構その必要なタイミングで音量調整したり、マイクオンオフしたりします。
もちろんね、事前に進行表がある場合もあるんですけども、ない場合も結構ありますからね。
なので、その音を聴きながら舞台も見てるっていう感じかなと思います。
いわゆる皆さんがご存知のミキサーっていうのは、バラバラバラっていろんな電光掲示板みたいなのが動くと思うんですけども、そういうメーターも見ながら、目でも確認しながらやってる。
耳で音を聴きながら、目でも確認しながら、頭の中では次の展開を考えてるみたいな、そんな仕事の状況でやってたりします。
あとですね、これは皆さんご存知かどうかわかんないんですけども、例えば同じバンドの演奏を同じ機材で音響したとして、でもですね、担当する音響マンによって出来上がる音って違うんですよね。
これなぜかと言いますと、音響マンによって聴いてる音が違うからなんです。
好みと言っちゃうとあれなんですけども、違うからなんですよね。
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例えばボーカルを中心に聴いてる人は、やっぱりボーカルが浮き出たような音響をします。
ドラムとかベースのリズムを大切にする人は、やっぱりそっちの方が浮き出たようになるかなと思います。
自分がやってる楽器ってわけではないでしょうけども、ギターが好きな人はギターがちょっと浮いて聞こえるでしょうし、
やっぱりこれは大事だなと思ったら、カホンがワンと出てくるような音響になってきます。
もちろんどれか一つしか聴いてないわけではないんですけども、
どこに意識を向けるか、何を大切にするかっていうのはその人によって、音響マンによって違うんですよね。
それがやっぱりミキサーの操作にもどうしても現れてきます。
ボーカルをちょっと前に出すとか、低音をしっかり聴かせるとか、
全体を綺麗にまとめるとか、いろいろあると思うんですけども、
同じ演奏でも音響マンの耳と判断によって音の演奏が変わってきます。
これはね、その技術があるとかないとか、機材のせいとかそういう話ではなくて、
その人がこれまでどんな音楽を聴いてきたか、どんな音をいい音だと感じているか、
そういう経験とか感性とかも音作りに現れるんじゃないかなというふうに思うんですよね。
これ実際の話、僕と弟がよく現場に行くことがあるんですけども、
僕が作る音と弟が作る音っていうのは明確に違います。
なのでもう1回弟にメインでお願いしたら、なるべく僕は触らないようにします。
そうしないと結構ぐちゃぐちゃになっちゃうんですよね。それぐらいやっぱり違うんですよ。
過去にもちょっとお話をしましたけども、演奏が素晴らしい時、
音響スタッフは何もしなくていいっていう話はしましたよね。
でもそれは結構得意な例で、音響スタッフもやっぱり仕事はしないといけないわけです。
でも逆に言うと音響宅いろいろいじればいじるほどいい演奏になるかってそうでもないんですよね。
そこがすごく難しいところで、やっぱりいいなと思うところ、
必要ななと思うところはちゃんと調整して、あとは演奏者の表現を生かす。
そういうふうなのが音響マンのあるべき姿だなというふうに思うんですよね。
だから僕自身、音響のオペレーターをやらせてもらうあたって、
音を作るっていう仕事であると同時に、
やっぱりその演奏者が作っている音楽をできるだけ自然にお客様に届ける仕事かなというふうに思うわけなんですよね。
じゃあ、音響の仕事をしていると音楽を楽しめないのかというと、そうではないです。
やっぱりいい演奏を聞くとやっぱり気持ちがいいですし、
僕らが本当に手を離せる状況になっちゃうと、もう純粋に音楽を楽しめます。
演奏者と音響のバランスがうまく組み合わさって会場全体がいい雰囲気になったら、
これはやっぱり気持ちいいですし、そういう時はやっぱり僕も音楽を楽しめているなというふうに思います。
それでもね、やっぱり何が起こるかわからないから音楽に没頭するってわけにはいかないんですけれども、
音楽を楽しみながらも仕事の耳はずっと働いている、そんな感じかなというふうに思います。
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考えてみるとですね、同じ音楽を聴いていても、
お客さんと演奏者と音響スタッフとではそれぞれ聴いているところが違うんですよね。
音響スタッフ同士でも聴き方とか大切にしてくるのが全然違うわけです。
なので、同じ演奏でも音響マンによって出来上がる音は違ってきます。
音響の仕事って音を大きくする仕事、機械を操作して音を大きくする仕事だと思われがちですけれども、
もちろんそれも大事な仕事なんですけれども、
それ以上に耳で聴いて頭で考えて判断する仕事なのかなというふうに思うんですよね。
だから僕最近自分の楽器は触ってませんけれども、自分の楽器はミキサーですっていう話をするんですけれども、
やっぱりある意味このミキサーっていうのも楽器の一つなんかなというふうに思っているんです。
そういうわけで今日は音響さんは演奏を聴いているのという話をさせていただきました。
皆さんにとって発見があればと思います。
今日も最後まで聴いていただきましてありがとうございました。
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それではまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智樹でした。
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