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2024-01-06 16:59

#7 映画『PERFECT DAYS』なんで今のままじゃいられないんだろう?

ひとり映画の帰り道。

週に一回映画館にいく私が、まだ映画の世界にまどろんでいたいと願いからうまれたポッドキャストです。


2024年がはじまった。心がざわざわするようなこともあるけれど、それでもはじまってしまったからには、立ち止まったはいけない気がしている。

でも、耳にする情報にセンシティブになってしまっている自分がいるので、ほんの少し年末に見た映画の話をさせてください。


『PERFECT DAYS』-パーフェクトデイズ-


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サマリー

映画『PERFECT DAYS』は、役所工事が演じるトイレ清掃員の平山の日常を描いたヒューマンドラマで、PMVENDORS監督の作品です。この作品は、日々の生活の中で見つける小さな喜びや充実感をテーマにしており、「なんで今のままじゃいられないんだろう」というセリフが特に印象的です。映画『パーフェクトデイズ』では、主に渋谷や浅草などの日本の風景が美しく描かれており、下町の魅力が際立っています。また、役所広司の非言語的な演技も印象的で、映画館での鑑賞が推奨されています。

映画の紹介とあらすじ
2024年、新年明けましておめでとうございます。
カシミアノート7回目始まりました。
一人映画の帰り道と題しまして、
週に一度必ず映画館に行く私、ゆうすけが、
また映画の世界にまどろんでいたいと願うことから生まれたポッドキャストです。
今回は、2023年12月22日に公開された
PERFECT DAYSを見てきました。
公開されてからだいぶ時間が経っているんですけれども、
思った感想はですね、役所工事、
すげえなというような感想を持ちました。
あらすじに触れますと、
ドイツの名勝PMVENDORSが役所工事を主演に迎え、
東京渋谷舞台にトイレの清掃員の男が送る、
日々の小さな揺らぎを描いている
ヒューマンドラマという感じです。
平山の生活とキャラクター
ここからはネタバレを含んでお話をしていきますので、
もしまだご覧になっていない方は
こちらで引き返してください。
気にされない方はこのままだぞお聞きください。
まずなんですけど、PMVENDORS監督なんですが、
私ですね、基本映画館に映画見に行くとき、
あんまり見に行く映画の下調べもしないし、
あらすじも読まないんですね。
基本なんかこう、
キービジュアル、ポスターとか、
あと出演者とか、
あと予告編、
あとは監督とか脚本家とかは、
一応見に行くんですけれども、
私あんまり洋画見ないんですよ。
あの方がほとんどなんで、
PERFECT DAYS見に行こうと思ったとき、
役所工事なんで、
日本の映画かなと思って見に行ったんですけど、
違ったんですね。
違ったんだって思いながら。
ただこのPMVENDORS監督なんですけど、
ベルリン天使の歌っていう映画があるんですが、
その監督さんなんですよ。
私さっきも言ったんですけど、洋画あんまり見ないんですけど、
このベルリン天使の歌っていう映画は、
見ていたんですよね、実は。
20年くらい前に、
確か見に行った記憶があるんですよ。
20年前とかそんな前じゃないかもしれないけど、
10年くらい前かな。
でも見に行ったことがあります。
DVDも持ってたんですよ。
で、それなんでベルリン天使の歌っていうのを見に行ったかっていうと、
神障子さんっていうですね、
第三部隊っていう劇団があったんですけれども、
その作品の中に、
天使は瞳を閉じてっていう作品があるんですよ。
で、高校演劇とか経験されたことがある方はですね、
結構ご存知なのかなと思っているんですけれども、
私その天使は瞳を閉じてっていう作品がめちゃめちゃ好きで、
あのー、
劇曲も何回も読んだし、
映像作品、第三部隊がやってた映像も、
DVDで拝見しましたし、
後、あのー、高科免許診断の映像も
DVDで拝見しましたし、
高上さんがね、
若い世代の方々と一緒にやってた劇団で、
虚構の劇団っていうのがあったんですけれども、
そこの虚構の劇団バージョンの
天使は瞳を閉じても見に行ったりしてました。
で、この天使は瞳を閉じてっていう作品なんですけど、
この作品自体が
ベルリン天使の歌っていうものから影響を受けているっていうのを、
高上さんが毎回ご挨拶っていうのを
当日にA4用紙1枚とか2枚とか
の長めの文章を書いていただけるんですけれども、
それに確か書いてあったのかな?
ないしは何かの記事で読んだんだと思うんですけれど、
なので僕的にはすごいそのベルリン天使の歌っていうのが
気になって見たんですよね。
で、そのビジネスの
ビジネスを
見ると、
そのビムベンダースが
パーフェクトデイズのビムベンダースなんだっていうことを
スタッフロールで見て
えーっていう気持ちになったんですよ。
いやー本当驚きでした。
役所工事を演じるトイレの清掃員ですね。
平山という名前の人物なんですけれども、
宿年数が結構古い木造のアパートに暮らしていてですね、
カセットテープで音楽を聴いて、
お休みの日にね、多分古本の文庫本をですね、
買ったりするんですよ。
犬山犬子さん演じるニャースの声の人ですよ。
女天使のところにですね、持って行ってですね、
100円渡すんですけれども、文庫本を買い、
フィルムカメラで撮影したり、
あと木々の写真?
多分木は好きなんじゃないかな?
なんかお家でね、その苗木を育てていたりして、
なんかスプレーでね、水?
あ、霧吹きね。スプレーというか霧吹きでね、
あの水をあげたりしてるシーンもたくさんあったし、
あと、まぁちょっと映画の内容を
あんまり言いたくないシーンはあるんですけれども、
まぁある、まぁなんだろうな、
家に訪ねてくる人物がいるんですけれども、
まぁ起こさないようにしながらも霧吹きでね、
その植木に水をあげるシーンがあるので、
とっても大切にしてるんだなっていうような印象を持ちました。
で、仕事終わりに、
朝早くからね、トイレ掃除しに行くわけですから、
で、もう昼過ぎくらいに仕事が終わって、
銭湯に行って、
私は多分お金が貯まると、
多分飲みに行くんですよね。
なんかこう、めちゃめちゃ綺麗なね、
あの女性の方が経営するバーに、
なんか文庫本片手にお酒飲みに行くっていう、
そういうシーンがあるんですけれども、
なんかそういう浪費するわけでもなく、
あくまで自分の半径何センチの中で、
すごく充実した毎日を過ごしているような人物
っていう感じを感じました。
胸に響いたセリフと感想
で、
これ、映画のキャッチコピーにもね、
こんな風に生きられたらいいのにだったかな、
っていうキャッチコピーがついていて、
なんかまぁ、
こういう生活してたいよねって、
確かに思っちゃうことはあるなって思ったんですよ。
でまぁ、
ちょっと部粋なこと言うと、
日本がね、今なんか抱えている社会的な問題、
GDPが成長しないとか、
経済活動だったりとか、
全然意識して書いてないと思うんですよ。
全員が全員そういう、
自分の範囲内で全然お金も使わないし、
ほとんど誰とも関わらないような生活、
自分のことを大事にしていくっていうことだけって、
すごく素晴らしいんだけど、
もちろんね、
隣り合わせというか資本主義の問題だったりとかっていうのは、
今回一旦考慮は絶対してないと思ってるんですけれども、
そういう風に見るなよって話かもしれないんだけどね。
そういう映画じゃねえよっていうね、
思うかもしれないんですけれども、
そういうのは一旦脇に置かせていただくとですね、
なんかまぁ本当にこういう映画のね、
平山みたいな生活ってすごくいいなって、
お仕事行って帰ってきて銭湯行ってお酒飲んで、
自分の趣味に没頭する、
いいような生活っていうのはすごくいいなって思いました。
で、セリフでね、
今度は今度、今は今っていうセリフが出てくるんですけど、
多分未来のことっていうのは、
あんまり、
今度っていう風にちょっとまあ、
優先度が低い感じにしてやる?ないし、
あんまり決めないようにしてるような描写があって、
逆に今は今っていう、
今がとっても大切なのかなっていうような印象を持ちました。
で、ただ僕、
そのセリフ以外にも結構印象残っているセリフがあって、
さっき言ったんですけど、
美人のね、ママが経営するバーがあるんですけど、
その女性がふとね、
なんか言ったセリフがめちゃめちゃちょっと
胸に来てて、そのセリフが、
なんで今のママじゃいられないんだろうっていう風に、
そのママがね、言うんですよ。
これがね、なんかね、
なんかとても僕の心にね、
なんか打ち込まれたような感じで、
なんか僕もさっきのなんかね、感じで、
やっぱ成長しなくちゃいけないとかっていう考えは多少あってですね、
明日の生活を考えたりとか、
もっとなんか、
ポジティブに生きなきゃいけないじゃないけど、
なんかすごく脅迫関連を持っている僕を、
見透かされたような気分になったんですよね。
うん。
なんかね、それを映画館のシートに、
あのー、深く腰掛けて見てたんですけれど、
なんかね、グッときちゃいましたね、そのシーン。
ただ、その美人ママがね、
石川さゆりさんが演じてらっしゃるんですけど、
あのー、劇中でね、歌うシーンがあるんですよ。
あのお客さんからね、ちょっとママ歌ってて、
あのー、ジョレンさんがギター弾きながらね、
歌ってて、シーンがあるんですけど、
めちゃめちゃね、当たり前なんですけど、
歌うまいんですよ。
あんなママいたらね、
それは通うよって思いました。
石川さゆりが歌ってくれるんでしょって。
映画の舞台となる日本の風景
それは通うよっていうね、感じになりました。
で、今回舞台になっているのが渋谷なんですけど、
主に描写されているのは押上とか、
あと浅草っていう絵がですね、
すっごく印象的でしたね。
なんかまあ、終わってからね、
見てみると、海外の監督から見る日本的っていう目線で言うと、
まあなんか富士山だったりとか、
なんだろうね、神社とかになるのかな。
なんかそういうものが、
あのー、もっと描かれるのかな、
って思ってたんですよね。
あのー、半数していくうちに。
なんだけど、結局その浅草とか墨田川とか、
千頭もそうだし、
本当になんか下町の風景が、
すごく魅力的に描かれていて、
昔ね、僕下町住んでたんですけど、
もう今、もうほんと都会のど真ん中みたいなとこに住んじゃってて、
めちゃめちゃ下町行きたくなりましたね。
千頭も行きたい。
あの特に浅草駅の銀座線の出口、
あの地下のね、なんか飲み屋街みたいなところがね、
出てくるんですけど、
僕ね、結構浅草行ってるはずなんですけど、
あの場所全然知らなくて、
あの知り合いに聞いたら、
ああいう場所本当にあるみたいな、セットとかそういうのじゃなくて、
ちゃんとあるところを使ってるって言って、
銀座線でね、今度行ってみたいなと思っちゃったんですよね。
見てみたい。
最後に、ちょっと俳優さんの話したいんですよ。
役所さんって、
多分僕なんかが全然語らなくても、
多分普通にお芝居見たら、
みんなすっごく上手いなって思うし、
すっごい感動すると思うし、
本当になんかお芝居の神様みたいな人?
もう迫力が全然違う感じなんですよ。
多分記憶にあったらしい感じだと、
昨年TBSでやってたB版って、
野言べきの役、役所さんやられてたんですけど、
もうなんか喋ってるだけで、
すっごいじゃないですか。
すごいしか言ってないな。
本当に。
本当になんか役所さん喋ってるだけで、
特になんかドラマとか映画とかじゃなくて、
バラエティーで喋ってたとしても、
インタビュー番組とかね、
喋ってたとしても、
なんかもう本当神の形状を受けたかのような
説得力っていうかなんか感じがしてて、
なんでこんな持ち上げてるって言うとですね、
このパーフェクトデイズ、
役所さんすげー喋んないんですよ。
で、
タスクのえもと、
タスクの弟の時代、
えもと時代が、
トイレ清掃員の同僚で
出てくるんですけど、
ほんと黙知っすよね、みたいな感じの
主人公に対して、
キャラクター描写みたいなセリフがあるんですけれど、
本当に多分あの映画の中で
全く喋んない。
役者さん。
だから本当になんか見終わった後でも、
役者さんの声をあんまりなんか思い出すことって
ちょっと難しいなーって思ってて、
だからこそなんかすごく喋ってる、
ほんとなんか部分部分のセリフだけが
ものすごく印象的に
僕には残ったんですよね。
役所広司の演技と映画館での鑑賞
だからね、俺ねちょっとこれは
横道反れちゃうかもしんないですけど、
あのさっき言った時を演じる職場の後輩にね、
なんか彼女、彼女じゃないか、
なんか落としたい人?落としたい女の子が
迎えに来てるって言ったらいいのかな?
まあ言えば落としたい女の子が職場に来てて、
でそれでちょっとあの俺今夜のことデート行って
ちょっと落としたいんですよ!みたいなことを
平山ね、演じる役者さんに言うんですけど、
そしたらさ、役者さんがさ、「いやあるじゃないか!」って言うんだけど、
なんかこんな感じの人なんだと思って、
俺ちょっとねびっくりしちゃったんですよね。
それはあの役者さんにびっくりしたっていうよりかは、
平山って喋ったらめちゃめちゃすごいじゃん!
みたいな感じになってて、
これ何言ってるかわかんないかもしんないですけど、
なんかもう声カラッカラっていうかなんか、
もっとカスカスな声っていうか、
なのかなって思ってたんだけど、
もうやるじゃないかって言った瞬間に、
え、もうイケオジ!っていうなんか感じがして、
もう序盤の方のセリフであるんですけど、
なんかもう別にその役作りがどうこうとかっていう感じじゃなくて、
もう本当になんかもうそれだけで大好きになっちゃったっていうね。
それだけなんです。
だから結局その非言語な芝居、
ふとした表情とか、
広角の開け方とか目の輝きとかって、
わかんないですよ。
やってる方はすごく計算してやってるかもわかんないですし、
わかんないんですけど、
とにかくとっても豊かだっていうことが、
お伝えしたい。
お伝えしたいんです。
多分台本のと書きとかに書いてないと思うんですよね。
なんかここで笑うとか、
なんかここで目を輝かせるとか、
そんなこと絶対書いてないと思うから、
そういう行間の中で存在できる役者さんだったりって、
もう本当にすごいなって思いながら見てました。
すいません。
後半はちょっと取り乱してしまったかもしれないですけれども、
エンディングになります。
パーフェクトデイズは、
多分配信にはもちろん来ると思うんですけど、
映画館で見てほしいんですよね。
というのはもう、
僕はもちろん映画館で映画見るのも好きだし、
お家で一応配信も見たりするんですけど、
家で映画見るときって全然集中できないなって思ってて、
もちろんその中でもすごく集中させてくれる映画って、
心に来るなと思うんですけれど、
このパーフェクトデイズはすごく静かだし、
映像とあと音楽が本当にいいので、
ぜひですね、
いいスピーカーだったり大画面で見ていただけたらなと
僕は思ってます。
最後にお知らせなんですが、
私に話してほしいこと、やってほしい企画、
相談事など募集しております。
概要欄にあるメールフォームからお願いします。
皆さんにどうか手触りのある日々を
かじめのお問い合わせは、ゆうすけでした。
16:59

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