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2024-09-04 22:31

【ネタバレ】新章前夜 第1章ダイジェスト(後編)『こだまこまちと杜人ユウ』

【Web小説】こだまこまち

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〈あらすじ〉

「ユウ・・・いつか、ユウも旅に出る宿命じゃ。森で待っておるぞ」

おじいちゃんのこの言葉が、
ぼくを森へと駆り立てた。

これは、もしかしたらこれから人類が経験してしまうかもしれない
今からちょっと未来の話。

人は、自然から離れ、そして、自然もまた人から離れてしまった。
都市で起こっている異変、自然界で起こっている異変。
世界の秘密とは。

旅立ち。別れ。そして、森の精霊たちとの不思議な出会い。

自然界は人間を、人間は自然を取り戻すことができるのか。

近未来のオーガニックファンタジー冒険活劇。
森をめぐる冒険が今はじまる。

_________________
illustrated by
@teraoka.shokai
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#こだまこまち
2024年11月16-17日
#デザフェス60両日出店
#東京ビッグサイト

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00:08
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
こだまこまちプロジェクトのもおちゃんでございます。
いかがお過ごしでしょうか。
本日はですね、早速、第1章のダイジェストの後編をやっていきたいと思っております。
ということで、始めていきましょう。
【こだまこまちが800倍面白くなるラジオ】
【ブリコラのサラダ仕立て】
はい、始まりました。ブリコラのサラダ仕立ての時間がやってまいりました。
僕はですね、こだまこまちの原作者であり、またウェブ小説【こだまこまちと杜人ユウ】の作者でもあります。
もおちゃんと申します。よろしくお願いいたします。
そんなもおちゃんがこのラジオでは、こだまこまちが800倍面白くなるような森の周辺知識や小説のこぼれ話をさせていただいております。
昨日はですね、第1章のダイジェスト全編ということでお話をさせていただきましたので、本日はその後編をさせていただきたいと思っております。
昨日ですね、清流の橋、またの名をおばけ橋というところがですね、崩れていってしまった。
そしてユウは駆け抜けて、なんとか向こう岸までたどり着くことができた。
そんなような場所までお話をさせていただきましたね。
もうね、ユウね、自分ではね、自分のことを礼儀正しいやつだっていうふうに思ってるんですよ。
それはですね、ユウが子供の頃の話なんですけれどもね、ザックスパンというものを食べていたんだそうです。
それをね、片手にいろいろしながら食べてたんですって。
そしたら怒られたんですって。
それからというものを自分自身、礼儀っていうものにはうるさくなったっていうことなんですけれども。
もうね、ユウはですね、自分では礼儀正しいと思っているんだけども、実はそうでもないのかななんていうところがあります。
こうですね、橋をわーっと渡ってて、橋がもう崩れる、もう飛ぶしかないって言った時に、ふざけ散らせーって言って飛ぶんですね。
そんなところから始まります。
そしてなんとかユウは向こう岸の地面をつかむことに成功しました。
そして仰向けになって天を仰ぐんです。
なんとか、なんとか助かったって言うんですね。
起き上がってみると、もう水流の橋はすっかりと崩れ果ててしまいました。
それにしてもお化け橋なんていうのはよく言ったものだなぁと。
03:00
あの不思議な少女との出会い、あれはお化けに違いない。
お化けと思っても仕方がないと思ったんですね。
そして振り返ると目の前に立ちはだかるのは不気味な霧の壁でした。
先が見えません。
目を開けてもつぶっても本当にも同じような何も見えない状態です。
このまま進んでいいものなのか、もう不安しかありません。
でもあの少女が言いました。
森に来て、私たちの声を聞いて、そして覚悟を決め一歩を踏み出したんです。
雄は歩みを進めるとサクッサクッと音が聞こえてきます。
その音は何の音だったのかと言いますと、
実は地面に落っこちている葉っぱや地面から生えている草だったんですね。
足の裏に感じたことがない感触がある。
どこかふわっとしていて、これもまた心地よい。
なぜ草を踏みしめる感覚を感じたことがなかったのかというのは、また後でわかるお話です。
霧の中は思っていた以上に冷たくて、湿り気が肌にまとわりついてきます。
視界はほとんどゼロ。足元を確かめるように慎重に進んでいきます。
膝のあたりを何かが触ります。
サワサワッ、これはまさか草なのか。
僕は今草を踏んでいる。これはなんて罪なことをしているんだ。
大罪じゃないか。なんてことを。
ユウは気が動転してしまいます。
でも今は進むしかない。できるだけ草は踏みたくない。
だからそっとつま先で歩いて進むんですね。
そこでドーンと何か固いものにぶつかりました。
うわっ、尻餅をつきました。
痛いな。
痛むお尻を抑えながら何にぶつかったのかをよく目を凝らして、
手探りで前方を触ってみると、そこにあったのはざらついたしっかりとした質感でした。
だんだん目が慣れてくると、姿があらわになってくるんですね。
ユウはこうつぶやきます。
木。本当に木なのか。まさかこんな近くで。
あまりにもの衝撃に思わずつぶやいたんですが、
次の瞬間耳をつんざくような音が響き渡ります。
ミシッバリバリバリバリ。目の前の木が倒れてくるんです。
ああ、まじかよ。
反射的に叫んでユウは横っ飛び。
06:02
ズシーン。
重い音を立てて木が地面に衝突をしました。
震える大地を感じながらユウは粗い息を吐き出します。
はあ、はあ、なんだってんだ。
心臓がまだ早枯れのように打っています。
しかし息を整える暇もなく、倒れた木の枝から伸びたロープのようなものが
まるで生きているかのようにこっちに向かって伸びてきます。
こんどはなんだよ、なんだってんだよ。
一難去って、また一万。ユウを襲ってきます。
しゅるるるる、しろろろろろ。
ここから逃げなけてはならない。逃げます。
わあああ!
逃げていただけるのも、
ユウの足首にそのロープのようなものが巻き付きました。
体が引きずられ引っ張られます。
くっ、なにかつかまないと。
ユウはところかまわず、
にもすがる思いで何かを探します 引きずられながらです
ガシッ 何か固いものをつかみました
岩でした 岩をつかみました
それでもロープのようなそれは 優をつかんで離さないんですね
そして優は引っ張られます ウーッと
優は体が浮いていくのを感じます 叫んなよふざけ散らせ
こんなこところでなんでこんなところ に
怒りと恐怖で叫びながら 足をばたつかせるんですが
それでもロープは ロープのようなものは
離れようとしません 離れろよ
そこであの声が聞こえるんですね 人間嫌い
人間なんて大嫌い 人間なんて大嫌い
そうやって苦しめばいい あんたなんて
あんたなんて そんなように言うんですね
そして優は ますます苦しい状況に
陥ってきます 優はその少女に助けを求めよう
でも少女は嫌い嫌いと言って 一向に動く気配はありません
ロープのようなそれが 喉を押し込んできます
息ができません 視界がぼやけ狭くなっていきます
意識がとにかく手を 首とそれの間に手を入れます
そしてどうにでもなれ そのロープのようなそれに
噛みついたんです 口の中にはじんわりと
苦味と青臭さと言うんでしょうか そんなものが広がってきました
でも優はそれを味わったことは ありません
よくわからないけど 背に腹は変えられない
優はふねねねねねと 渾身の力を込めて
噛みちぎります ブチッ
切れたロープのようなそれが 切れました
09:00
ごはんごはんごはんごはん そして息も大々に
地面にうずくまります ちょっと待ってほしいと
しかし再びロープのような それは足元を這うように
忍び寄っていきます おいおいおい
呼吸を整える暇もないのか そんな時ふと優の脳裏に
亜美の顔が浮かびます 優の作るザックス料理は
なんかいいんだよね なんでこんな時に
あいつの顔なんか そうだな
亜美にまたザックスパスタ 作ってやんないとな
最強に帰ろう こんなところで
こんなところで くたばってる場合じゃない
ふざけ散らせ 優はまた
渾身の力を込めて 走りました
走りました とにかく走りました
そして崖を背負いました 襲い来るロープのようなそれが
即そこまで迫っています 何いちかばちか
そこから飛んで行くしかないのか 飛び降りるしかないのか
って言った時に 背後からザザザザザザザザザ
何かが近づいてくる音がします ここは任せるっす
突然鋭い風切音が 耳をつんざきます
ザンザンザザザザン 瞬く間に
優を襲ってきた それは斬られていきました
よく目を凝らしてみると 長い刀身を持った
頭に大きな傘をかぶった 侍のような格好をした人でした
そして カズラどもなかなか厄介っすね
おぬしまだまだ戦えるっすか そう言って
優に自分の持っていた 脇差しを渡すんですね
そして一緒に戦おう 優はザックスレストランを
やっておりますので 包丁つまり刃物の扱いには
慣れているという自負があります そこに襲ってきた
ロープのような袖に立ち向かって その侍と一緒に
どんどん斬っていきます そこに羽織を羽織った
綺麗な赤髪の女性が登場します やっと来たっすね
イロハ殿 エノキさん早すぎです
なんとか間に合いました 話は後でしましょう
今は逃げの一手です そうして優は
イロハと呼ばれた その人に手を引かれ
無が夢中で走ることになりました 心狩りは任せるっす
12:04
イロハ殿 その方を頼むっすよ
意識は朦朧としていた優ですが 鹿島の馬鹿仕方というやつでしょうか
体力はとっくの限界のはずなのに これまで走ったことのないような
スピードで足が動いていきました 優は気を失っていたようです
目を覚ますと 先ほど自分のことを助けてくれた
二人の姿が見えます そこで羽織りの女性
イロハと呼ばれたその女性が なんと目を疑うような行為をするんです
それは近くに生えていた葉っぱを プチッとちぎったんです
そしてそれをくるくると 慣れた手つきで丸めて
沢から水をすくいあげました そしてそれを優に渡してくるんですね
でも優は気が動転してしまいます なんでそんなことをするんだ
なんでそんなことをするんだ それは大罪じゃないか
あんたそれは あんた葉っぱをちぎって
取っていったかかい 見間違いじゃないよな
あんたとは随分とご挨拶ね 私にはイロハモミジという名前があるのよ
それに見間違いじゃないわ 私たちはお互いに支え合って生きているもの
支え合ってだって冗談じゃない 確かに助けてもらった
感謝もしている でも僕はごめんだ
僕ら人間が葉っぱをちぎってしまうのは 大罪だ
植物を傷つけていいはずがない 大罪一体どういうこと
ふむ まあ落ち着くっすよ
まずお主の名前を聞かせてはくれぬか 人に名前を尋ねるときは
まずは自分から名乗るものだろう
そうやって言うよ言うんですね 礼儀には厳しい
失礼した それが礼儀っすよね
自分はエノキと申すっす とある方の命により人を探しているっす
お主は エノキさん
僕は言うこの森にはそう迷い込んじゃって そのように作ろうんですね
この森は禁足地なので 入ったことというものをですね
あまり人に言いたくない 言うお主は言うと言うっすね
イロハ殿に大罪と言っていたこと 自分も聞き捨てならないっす
一体どういうことっすか エノキの問いかけに
イロハモミジもこくんとうなずきました
二人の表情を見ていると 全く悪びれた様子もなくって
何も知らないように思えたユウは ここで人の道を教えてやる必要があるんだ
15:01
と意気込みます そして冷静さを取り戻して
イロハモミジとエノキに 説教をたれるんです
イロハモミジさん エノキさん
取り乱してしまって 申し訳ありませんでした
あと先ほどは危ないところを 助けてくださって
本当にありがとうございました
なんのなんのとエノキは言います ユウは続けます
葉っぱをちぎるのは とても罪の大きなことなのです
この世界には 木がわずか数本しかありません
非常に非常に貴重なものなのです
木は政府の樹木省が管理をしていて
普段は見ることもかなわない 木に触れることも許されないのです
もし木を植物を傷つけようものならば 法律により重い刑罰が
そう自分が話していて 自分自身で自分のことがまた怖くなってきます
自分はここまで 草を踏みつけ木にぶつかり
葉っぱのコップに 口をつけてしまいました
だからユウは急にまた 気が動転してきます
僕はわざとではない わざとじゃないんだ
信じてほしい 僕は初めて今日この森に迷い込んで
訳もわからなくて 落ち着くっすよユウ殿
ふむ なるほどっす
大体の事情は把握したっす イロハ
どう思うっすか はいまさか人間たちがこんなこと
になっているとは 森の異変と何か関係がありそうですね
そうやって言うんですね エノキとイロハに対してユウは
疑問に思ったことをぶつけます ちょちょっと待ってくれあんたたち
いやエノキさんとイロハもみじ さんも人間だろ
イロハもみじとエノキは 顔を見合わせて言います
本来私たちの声を聞くことができる のは限られた人間のみっす
きっとユウ殿には何か特別な力 があるのかもしれないっすね
イロハ殿話してみては イロハもみじはユウの顔を見つめます
そしてユウさん私たちは人ではありません 樹木の精霊なのです
と言うんですね この後イロハもみじはユウに樹木
の精霊であることを明かし そしてその証明として精霊魔法
を使います その魔法とは時を司る魔法です
イロハもみじは手のひらに葉っぱ を乗せてそして呪文を唱えます
我森の時を操る者なり 常しえの命の者はなく
18:04
全ての者は母なる大地へ帰る この葉に束の間の休息を与えん
するとイロハもみじの手が光り 始めそしてイロハもみじの手
に乗っていた緑色だった葉っぱ がみるみるうちに黄色にそして
赤色へと変化していきました ユウは非常に非常に驚きました
これが精霊魔法だよと そのように伝えたんですね
ユウはこのように言います 自分らは長年この森を守ってきた
しかしちょっと前からこの森が 荒れ始めた人間たちが原因だと
自分らは思っている人が森から 離れ自然のバランスが崩れ邪悪
な力がこの地に現れたそれがユウ 殿が遭遇した危険の一端
あの僕を襲ってきたのもあのロープ のようなそれが頭をちらつきます
そうあれはカズライロハもみじ は答えます彼らは森の門番本来
は森に入ってくるあらゆるもの から森の生き物たちを守る役目
をしているのでも今となっては 暴走して光を求めてところ構わず
襲いかかってくるのこの霧深い 森では光が届かなくて今この森
の力は私たち精霊だけではもう 抑えきれないほど乱れてしまっている
のこれまでは他の樹木と協力して 光を分かち合って生きてきたの
でも今ではあれは森の怒りの感情 が働いて光を貪るように喰らう
ためああやって森を徘徊している のよと言うんですね
そして榎木は優は君はただ者ではない よ森の声を感じ取ることができる
人だよそのように言うんですね 優はおじいちゃんのことを思い出し
森人と呟きましたするとイロハ もみじと榎木の表情はファッと
変わり森人を知っているのかと いや僕のおじいちゃんが森人だったん
だと君のおじいさんが本当に森 人だったのか森人とは森の中でも
伝説の存在なんだ森と心を通わせる ことができるそんな存在なんだ
とそのように伝えます優はおじい ちゃんの見てきた景色を見たい
と思ったそして自分を置いて旅立 ってしまったその森人の役割について
21:03
もっと深く知りたいと思いました イロハもみじとそして榎木そして
優の3人の旅がここから始まって いくのですいかがだったでしょうか
最後まで聞いてくださったあなた ぜひいいねやフォローで足跡を
残していってくださいねさてここ まででこだまこまち第一章はキャッチ
アップすることができましたもし よろしければですね今の音声を
聞いた上でもう一度小説に立ち 返っていただき第一章をかいつ
まででも結構ですので読んでおいて いただけたらなと思いますそして
明日2024年9月5日木曜日の朝5時 第二章が幕を開けますさあ第二
章どんな冒険になるでしょうか それは明日からのお楽しみでございます
最後まで聞いてくださってありがとうございました それでは今日はこの辺でお相手
はこだまこまちプロジェクトの ももちゃんでございましたまた
お会いできることを楽しみにして おります今日も素敵な1日をお過ごし
くださいませ明日またお会いしましょう
22:31

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