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2024-06-01 05:16

#6 人生の一語

今日は土曜日。お休みの方も多いのではないでしょうか。今日は自分が大好きな本から一節を読み上げ、自分の考えていることをシェアします。 今日紹介するのは若松英輔さんの「ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う」から「人生の一語」について。 #もんざえもん #コーチング #若松英輔
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もんざえもんの最近、パチパチパチパチ第6回始まりました。
みなさんこんにちは。大体モンさんと呼ばれているもんざえもんです。
私の最近のことを身近な人にお届けする番組です。
今日は土曜日ですね。
毎週土曜日は、私の好きな本であったり、一説であったり、
そういうものを紹介しながら、自分が最近考えていることを、
みなさんにシェアできたらなというふうに思っています。
最近私は、非評価で詩人の若松英介さんという方がとても大好きで、
ほとんど毎日と言っていいほど、この方の本を読んでいるなと思います。
今日紹介したい本のタイトルというのが、
一人だと感じた時、あなたは探していた言葉に出会うという本になります。
今日はその本の最初にある人生の一語というタイトルの文章の冒頭を紹介したいと思います。
人生の一語。
作家の遠藤修作は、私たちの日常には生活と人生という2つの次元があるということをしばしば語っている。
生活が横軸であるのに対して、人生は縦軸であると書いていたこともあったように思う。
生活と人生は分離しない。
それはちょうど十字架のような形をしている。
人はいつも生活と人生の接点で生きている。
年齢を重ねると自然に生活の幕は開く。
勉強の期間を終え、仕事に従事するようになれば、生活との格闘は嫌でも始まる。
だが人生の扉が開く時期は人それぞれだ。
早ければ早いほど良いというものではない。
ただ、どこかでその扉には触れなくてはならない。
人は自分の人生を生きない毎日を送り続けることはできないからである。
生活は水平的な方向の中で広がりを求めて挑まれるのに対して、
人生は一点を掘り下げるようにして深まっていく。
生活の中で人は多くの言葉を知る。
そうすることで会話も読者も執筆もできるようになる。
だが人生の一期はそうした場所では出会わない。
それはいつも切実な経験とともにある。
その言葉とは広がりの中ではなく深みにおいて遭遇する。
この時言葉は文字でありながら同時に光でもある。
一つの素朴な言葉が光となって暗がりを照らす。
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生活の次元では特別な意味を持たなかったある言葉が闇から私たちを救い出すのである。
人生の始まりを告げる言葉は生の根源への導くものでもあるから、
ここでは根源語と呼ぶことにする。
根源語は決して難解なものではない。
そしてそれは座右の銘のような文章でもないように私には思われる。
それはむしろ好き並みな特徴のないものである場合が多いのではないだろうか。
皆さんいかがでしたでしょうか。
私はこの文章を読んだ時に私がやっているコーチングであったりとか
対話においてこういうシーンっていうのが本当にあるなというふうに思ったのでとても深く共感しました。
例えば昨日もちょうどコーチングセッションだったんですけれども
本当に深くずっと悩んでいらっしゃった方が自分の質問に対して発した言葉に深く私は感銘を受けました。
コーチングではよく仕事であったり家族であったりそして恋愛であったり
そういうものが最初のテーマになりがちなんですけれども
セッションを進めていくとどうしても遠藤修作が言う
人生に対して自分がどう見つめているのか
そういう意味を含めた問いに必ずぶち当たります。
私はこの問いを出すときに本当に慎重になりますし
ぜひこのクライアントに対して一緒に考えていきたいなというふうにいつも真剣にそして真摯に見つめていきたいなというふうに思っています。
皆さんは今日のこのお話を聞いてどう感じましたか?
今日はこの辺でまた明日!
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