資産運用フェスとNISAの注目度
ポッドキャスト、投資って何ですか?の番外編として、先ほどまで投資って何ですか?をお話ししてくださった下山さんと延長戦をやりたいと思います。
今日は9月20日なんですけれども、3連休の週末にSBI証券のイベントで資産運用フェスがあったというので、
参加されたレポートとか、実際に登壇された方のお話をお聞きすると、すごい盛り上がりだったということをお聞きしまして、
若い人も多いし、子連れの方もいらして、朝の10時ぐらいから始まっているのにものすごい盛況だったということをお聞きして、
NISAってすごく注目を浴びているし盛況なんだなというようなことを改めて思ったんですけれども、
それでNISAをテーマに下山さんのお話をお聞きしたいなと思って延長戦をやってみたいと思います。下山さんよろしくお願いします。
下山さんはNISAは今どんなふうにお使いになっているんですか?
実は積み立てNISAは使ったことがなくて、普通のNISAでちょっと個別株とかを買っていたり売ったりしたみたいな。
じゃあその一般NISAっていうか、積み立てNISAじゃない普通のNISAっていうのはどれぐらい続けられているんですか?
それもでも結構浅いですね。
そうなんですか。じゃあその積み立てNISAを使おうと思ったら使える状態だったのに一般NISAにされていた。
それまたどうしてなんですか?
ちょっとあんまり言いたくない。あんまり金融庁を信用していないというか。
なるほど。
なんか制度の導入背景とか今までの流れとか複雑な制度にしたりとか小出しにしたりとか。
なんかあんまりこのインデックスファンド推しだったりとか。
確かにそうですね。積み立てNISAだと下山さんとか僕が好きなファンドってあんまり買えないですね。
ありますけど。
NISAの利用方法と制度の不公平さ
買えないなっていうのはありますよね。
でも今回高級化されたってことで、そういう意味ではようやくちゃんとした制度になったのかなと思うんで今後は使えれば使おうと思いますけど。
じゃあその例えば今そのこういうふうに盛り上がっている中でそのNISAについて、
例えば下山さんがこれから投資始めますとかっていうような人にNISAどうしたらいいんですか?みたいなことを聞かれたら
どんなアドバイスって言ったらちょっとあれですけど。
これは結構難しいですよね。
なんかNISAがあるから買わなきゃ投資なきゃっていうのはやめた方がいいですよっていうことですよね。
そうですよね。なんかその税金がかからないとかっていうのがなんか不当という言い方が表現がいいのかどうかわからないですけど
ものすごくそのクローズアップされててでイコールお得だと。
お得だからやらなきゃ損っていうそういう論法になってるじゃないですか。
これってなんかちょっと違和感あるなぁと思うんですよね。
ちょっと目的と手段の逆転してる。
だからなんて言うんでしょう。それでこんなにお得だからやらなきゃいけないとかでやるんだったら何すればいいですかみたいな話になる言いがちじゃないですか。
それってどうなんだろうというかなんて言うんですかね。
そうやって始めた場合、投資委託とかであればそんなに大きく損をするっていうようなこともないのかもしれないですけど。
ただわからないですよね。
外株とかだったら多分これから為替も動いたりとか相場が崩れたら全然すごい損しちゃったってことが結構多発する可能性はあると思うんですね。
一方でこのNISA新しいというか今でもそうなんですけれども
NISAってその一つの金融機関に限定されるというか口座がそこに集約されるとかということで
例えば本編の方で出てきた鎌倉投資であるとかコモンズ投資であるとかですね。
そういうふうな直販の形でその要は自社で販売されているような投資会社さん、投資会社さんにとってはこのNISAってすごい逆風というか
しんどいようなことになっていると思うんですけれどもそこら辺その実際にこういうファンドに投資している
受益者というか投資家としては何か思われることってありますか。
そこはすごくひどいなというかひどいなとは言い過ぎかもしれませんけどちょっと不公平というか
2つ選べるようにするなり
そうですね。
だからその複数の金融機関というかそういうようなことができるような仕組みにしていく必要というのはすごく感じるんですよね。
そうですね。
特に今回のNISAで枠が大きくなったじゃないですか。
それこそ1800万円とかっていうようなのになるとさすがにそれで十分それを使い切ることが難しいというか
使い切るのでも精一杯というそこまで行かないとかっていう人もかなり大多数いる中で
もう何かそこに寄せてしまわなきゃいけないような制度になってしまっているところがあると思うんです。
そこは何か考えた方がいいんじゃないかなというふうなことを思いますよね。
そうですよね。問題はこれをきっかけに始めた人がすごく損した場合に
NISAって何なんだみたいな動かないじゃないかとかそういうネガティブ
今の真逆の感じの動きとか出てきたりしてすると結構長期的に見て
実は投資の普及に役立たなかったっていうことになりかねないので結構危険かなと思いますね。
もちろんちゃんと勉強してちゃんと使うことができれば素晴らしい制度と思いますけど
ちょっとそこを飛んでいきなりお得だから何か買わなきゃいけないっていうことになって
雑誌とか見てやってみようってなっちゃうとちょっと
それこそ金融機関の思うツボっていうか証券会社とかの思うツボになっちゃうかもしれませんね。
確かにそれでグッドたくさん買ってというか枠いっぱいまで買って
それこそ株式のリスクが大きく出たりすると半分になったりするとかということになった場合に
その分そこで手締まりとかしちゃうと本当に損失だけ残ってっていうようなことにはなってしまうでしょうし
本編の方でもお話ししましたけど
ここ数年それこそリーマンショック以来ものすごい大きな下落っていうのがなかっただけに
そういうことがいつ起こっても不思議ではないというのはありますよね。
それはあり得ますよね。わからないけど。
ニーサのお得だと言われている税金がかからないというのは
それは買った値段よりも増えるというか大きくなって
しかもそれを売却したときに初めてメリットがもちろん配当の部分があると思うんですけど
分配金とか配当課税がなくなるというのはありますけど
大きなものはそのキャピタルゲインだとするとですね
それが得られなかったらお得も何もない
損したら損してそこで損失実現しちゃうと
本当にただ損しただけになるとかっていう
そこら辺のことっていうのをお得っていうこと以外に
お得の反面そういうことなんだよっていうことは
NISAの利便性とリスク
もうちょっとしっかり伝えるべきなんじゃないかなと思うんですよね
だからその冒頭にも話したイベントでも
そこにたくさんお越しになっていた
関心を寄せられている人たちっていうのが
そこのお得以外のところってどの程度認識・認知されているのかっていうのはすごい気にする
ただ前向きに言えばそういうことをきっかけに
投資・信託とか株式とかを買って
こうやって減っていくんだとか増えたりするんだということを学んで
広い意味で次につながっていって
資産形成する人が増えれば
それはそれで結果往来かもしれませんけどその過程で結構
そこの部分でね
始まって間もなくに
ちょっとすごい悲観的なことを言うと
リーマンショックみたいなことが起きたりして
そこなはずじゃなかったとか
そこで処分しちゃった人が出てくると
下山さんがおっしゃったような
こういうもんなんだっていう風に感じる前に
撤退してしまって投資なんてやっぱりやるもんじゃないやって
そのリスクはありますね
でもこればっかりはわからないですね
どうなるのかなと思うんですけれども
じゃあ下山さんは新しいニーサーをどういうふうに使おうかってお考えになってますか
まだ未定というか未確定ですけど
株式を買うのに使いつつ
積立の方は既存のアクティブファンドの一部を回すぐらいですかね
でも積立投資枠っていうのが今の積立ニーサーに
的確じゃないとっていうのがあるんで
かなり絞られちゃうんですよね
だからなかなか難しいなと思っていて
僕の買っている商品でもそこに漏れているものもあったりするので
あとこれを機械に何かとかっていうか
特に今持っているものをニーサーがあるから
それはないかな
僕もいろいろ考えているところではあるんですけれども
昔からずっと買ってたインデックスファンドで保有が続いているものがあるんですけれども
ここで一旦その利益を出して税金払って
それをもとでにニーサーでアクティブファンドで買いたかったものを買うというようなことを
やろうかなと僕は思っているんですけれども
買えるということですね
落ち買えるというようなことかな
それはないかな
今売り出したいものってあんまりない
あんまりないですね
リスクを減らすという意味ではやってもいいかもしれませんけど
それで新たに買い直すかというと
雷だったり
そうですね
それはないかもしれないですね
僕もまだ具体的にどうするかというのは何も考えていないですけれども
投資の本質的な意義
ただこれまで僕は直販の通信会社さんでニーサーをやり続けていたんですけれども
多分ネット証券に変えざるを得ないかなというふうな感じは
枠の大きさがない
それはそうです
今のニーサーが
そうですね
今続けていたニーサーというのはネット証券じゃなかったので
本当はそこは例えば複数の金融機関が使えるとかっていうんだったら
そういう人が出てきちゃうとなると厳しいですよね
結局大手ネット証券の
まさに収益拡大に寄与するための製品ということで
そうなんですよ
利便性と品揃えになってしまいますね
やっぱり枠がそれなりに小さい
今でも小さくはないんですけれども
やっぱりこれだけ大きくなっちゃうとせざるを得なくなるかなとか
要は使い切れないということになってしまうので
なかなか
すごい光った
ということでですね
ニーサーのお話をちょっとしてみました
まだこれからニーサーが始まるまで時間はあるとは思うんですけれども
ちょっと先ほどお話した通り
お得だからやりましょうとかっていうよりも
もうちょっと考えるべきことあるんじゃないのかなと
そうですね
やっぱり投資の意義っていうのはもうちょっと本質的に理解
合わせて進めていかないと
金融機関に踊らされることになるかもしれない
だからちょっと冷静に
より自分投資って何なんだろうっていうのを考えてみるようなことがあった方が
うまく続けられるというか長く続けられるんじゃないかなと思います
はい下山さんどうもありがとうございました
ありがとうございました