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こんにちは。オランダに日本のモノを紹介するモノジャパン、ポッドキャストの物語、パーソナリティーの中条絵美子とソ・ジョンソンです。
この番組は、モノジャパンディレクターの中条絵美子さんに、新米スタッフのスニが、欧州市場における日本のデザインプロダクト、モノや日本のものづくりの可能性などを伺い、さまざまに語っていく番組で、私たちが住んでいるオランダからお届けいたします。
ということで、いよいよ始まりましたね、中条さん。
始まりました。よろしくお願いします。
なんかね、話のながらで突如、ポッドキャスト始めることになったんですけど、すごい勢いでバタバタバタっと決まりましたよね。
そうですよね。かなりノリノリで、スニさんのガイダンスによってノリノリで始まったんですけど。
なんか、しようってやる気が爆発したのは良かったんですけど、意外とあれこれ決めることがありまして、ひとまず初収録へとこぎつけることができました。よろしくお願いいたします。
楽しみです。よろしくお願いします。
ではまずですね、モノジャパンって一体何?っていうところからご紹介していきたいと思うんですけれども、
ここはやはりね、ディレクターの中条さんから自己紹介も兼ねて、モノジャパンとはどういう経緯で始まったのか、なんていうことをお話しいただけますか?
はい、ありがとうございます。皆さんも改めまして、中条恵美子と申します。よろしくお願いします。
モノジャパンという展示即売会を、オランダの首都アムステルダムの方で開催しています。
これは日本の商品ですね、に特化したイベントになっておりまして、私はそれを立ち上げた人間で、現在もダイレクターとしてやらせていただいてます。
オランダにはですね、2000年の夏にやってきたんで、それからずっとオランダで暮らしてましても、20年以上こちらで暮らしています。
そうなんです、長くなっちゃいました。
え、2000年だったんですね、中条さん。
そうなんですよ。
そっか。
カニさんは?
私ね、2004年。
お、ちょっと4年も先輩ですね。
先輩でした。
そうだったんですね、最初。先輩ついていきます。よろしくお願いします。
いやいや、とんでもないです。もうそうなんです。
アムステルダムの方で18年暮らしてて、アムステルダムとかオランダ、またヨーロッパのことも住んでいるものとしての感覚がありながら暮らしているんですけれども、
モノジャパンを始めた。
タンマです。え、2000年に来られて18年暮らしてる?
アムステルダムにね。
アムステルダムにってことか、OKOK。
そうなんですよ。
ごめんなさい、わかりました。
それ以降はね、来年に引っ越したんですけど、ずっとアムステルダムの方で暮らして、現地で会社員なんかをやってたんですね。
モノジャパンを始めたきっかけなんですけど、個人的にはずっと会社員として働いてまして、広告関係とか旅行会社とかでデザイナーや企画などをやってたんですけれども、
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2014年に会社を辞めよう、自分で何か始めようと思い立ったんですね。
その時にずっと人生会社員だったので、会社員だと会社の方向性に自分を一生懸命合わせるじゃないですか。
なんだけど、仕事を自分で作るわけですから、自分が価値がある、自分が好き、夢中になれる仕事を作りたいってやっぱり思うし、
またこの日本とオランダの間に立つような仕事をしたいっていうふうな、この2つを考えたわけです。
その時に、まずはニチランの歴史のことを学ぼうと思って長崎に行くんですけれども、
そこで長崎でクラフトのマーケットをされてたんですね。
そのマーケットではすごく若くてオシャレな方々が自分で陶器を作ったりとか、お茶農家さんがいたりとか、
すごくオシャレなんだけど、物にも愛がたっぷりこもっているみたいな、詰まっているみたいな、そういう素敵な商品がいっぱい並んでて、
なんでこういう物ってオランダで買えないのかなっていうことを考えたのと、
やっぱり日本の人にとっての物を作るっていうこと、食べ物であるとか、商品であるとか、
愛情がすごいし、ヨーロッパとは全然違うなぁというのことにすごく気づかされて、
日本は物作り劣等だなというふうに再発見するような感じだったんですね。
その時に非常にご縁に恵まれまして、いろいろな面白い方と知り合ったんです。
その方々が第一回目のモノジャパンに来ていただくような関係者になるんですけれども、
結構キーパーソンと出会って、そういう出会いがあったとオランダに帰ってみると、
本当にそういう素敵なものはヨーロッパの日常には全然見当たらないなぁという感じで、
その頃まだ着物とか相撲みたいなコテコテジャパンみたいなイメージが強く、
これにすごく疑問を抱いたのがモノジャパンを作っていくきっかけになるわけですね。
それは一ついいですか?
このヨーロッパでそういった日本のものを見かけないというのは、日本産のものという意味なのか、
それとも日本のものづくりに対する気持ちで作られた製品がヨーロッパで見かけることは少ないってことなのかしら?
単純に日本のものを、例えば日本のものを扱うショップなんかっていうのも今は増えましたけど、
昔からあるお店もあったんですけど、そこで扱っているものがすごく価格を抑えるために、
日本のスーパーで売られているようなすごい安いお箸しかないとか?
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欧州における日本のものが、全然素敵なものがなかったってことですね。
そうです。チョイスなしみたいな。
なのにコケシがあるとかね。
わかる。
なのにコケシもあるんですよね。
チョウチンとかね。
わかるわかる。
日本の仮装とかなんちゃって日本を味わえるグッズしか輸入されてないっていうの?
そうですね。
それ誰が買うねんって言ったら日本オタク?
そう。
私が大変たくさん見て感銘を受けた美しい日本の商品は日本に留まってヨーロッパに来てないぞっていう感じがすごいしたんですよね。
なんで?と思って色々勉強していって。
そしたらレゾンオブジェとかアンビエンテっていうようなヨーロッパでは大型の国際見本市っていうものがありまして
こちらの方にはどうやら素敵な日本のメーカーさんが出展されている。
何?と思って見に行くんですよ。
そうするとそこにはいろいろなメーカーさんがすごい素敵なブース作って商品を紹介されてるんです。
でもそうやってバイヤーさんしか来ないから結局積極的に非常に日本のものづくりはこうでみたいなセールストークをされているけれども
バイヤーさんが買ってないのか、それをバイヤーさんがエンドユーザーに伝えてないから市場が広がらへんのか両方かみたいな感じで
なんかうまく回ってない感がしたんですね。その時に。
もちろんでもヨーロッパのバイヤーが日本のものづくりに感銘したからって
同じ熱量でエンドユーザーに喋らんよなと思って
もしかしてこれは私らの仕事かもとすごい思ったんですよね。
素晴らしい。
まあおせっかいですよね。
出展者さんにもせっかくなんでいろいろ話を伺って
その時私すでにアイディアがあったんですよ。自分が展示会を作ったらどうだろうっていう大それたアニメが
それを今思ったら恥ずかしいんですけど彼らにぶつけていったんですよ。
素人でやばいですよね。やることが。
いやでもそのパワーがいいですよね。やっぱり。
学生かよみたいなね。
彼らにそういうのどう思いますかみたいなお話を聞いて
そうすると結構皆さんも面白そうじゃんみたいな感じで反応が良かったんですよ。
それだったらせっかくだったら売れるようにしてよとかいうご意見も結構いただいたんですね。
やっぱりもちろんそうでヨーロッパまでわざわざ苦労して商品を輸送してきたけど
売らずに持って帰るってすごくもったいない感じするじゃないですか。
そうですよね。
なので展示会作るんだったら即売買っていう機能もつけて欲しいみたいなご意見いただいて
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なるほどなるほどと思ってそれをオランダに持ち帰って
これやるしかないなと思ってモノジャパンを始めることになるわけですね。
素晴らしい。
物語が。
物語ですよねほんまにストーリーやね。
そうなんかねモノジャパン初めてなんかもう今はねその感じは終わってるんですけど
ロールプレイングゲームみたいだったんですよ最初。
なんか一人だった人が仲間に出会ったとか
ドラクエみたいな。
すごいすごいステージがどんどんどんどん変わっていくわけですね。
でなんかねこうやるっていう風に決めて
そうすると大使館オランダ大使館さんね日本にあるオランダ大使館さんにも話に行ったら
すごい頑張れって言って協力してくれたりとか
最初の会場がロイドホテルという有名なデザインホテルだったんですけれども
そこの方々もアートダイレクターのスザンノクセナーさんは本当に丸抱えで応援してくれて
素晴らしいなぁ
ビシビシと英才経歴を受けましたけどね
でもなんか本当に彼女がオランダで外国人の女がディレクターを務めるんだったら
こういう風にするのよみたいなね
すごい
そう受けさせていただいて彼女から
素晴らしい
なんかね途中からは本当にすごい妙なダイナミズムが生まれて
見越しの上に乗ってワッシャイワッシャイって呼ばれてるみたいな
変な感じでした
へーなるほどね
すごいですね
そんな風にして大変始まったんですね
ですよね
実は私も長年このMONO JAPANのファンでして
毎年の開催をとっても楽しみにしてたんですよね
ところがでもあのここ数年ねコロナで開催が見送られて
とても残念に思っていたんですが
去年ねほぼボランティアの通訳の募集がありまして
それに張り切って応募してお手伝いさせていただいたと
元々すごい大ファンやったイベントやし
そこでね実際日本から来た美しいものを
オランダの方々に紹介しながら自分も勉強もできるし
いろんな人々とのインタラクションがあって
本当に楽しかったんですが
それがきっかけで今年もお声掛けをいただいて
携わらせていただくことになりましたと
でよくよく考えると
なんでこんな素敵イベント
MONO JAPANにポッドキャストがないんやろうって
ちょっと疑問に思いまして
ありがとうございます
ぜひポッドキャストで配信するべきや
しなきゃ
しましょうよっていうことになりましたね
すみさんとの出会いもちょっと運命的やったっていうか
去年は非常に苦労したイベントだったんですよね
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コロナがオランダで終わってるけど
日本で終わってないっていう
すごい独特の状況だったんで
コロナが明けて多分世界どっかちょっと変わったなって
皆さん思われてると思うんですけど
オランダでは本当に人手不足が
この業界でも発生してて
MONOが届かないとか
いろんなことがあったんですけど
それでも私たちコアメンバーは
超ボロボロになってる中に
すみさんが天使のように現れたっていう
偉い歳いった天使やなって感じですよね
女神?
本当に癒された
もっと言ってください
ほめ合いポッドキャストみたいな
そうですよね
ということで
これまでモノジャパンという存在を知らなかった方々にも
分かりやすく届くように
私スニがねほりはほり
いろいろと聞いていきたいと思います
日本のものづくりはもちろんなんですけれども
出展者様のご紹介をしたり
オランダ欧州市場の話や
輸出についてなど
多岐にわたるトピックを考えていますので
ぜひまたお聞きくださいね
現在出展者様を募っている真っ最中でございますよね
今年の開催の日時が決まっておりまして
9月15から17日
その時にお越し下さる
出展者の募集の締め切りが
3月末日となっておりますので
ご興味のある方はぜひ
このポッドキャストの概要欄の
オフィシャルサイトから
ご確認くださるとありがたいです
出展などに関する
モノジャパンへのお問い合わせは
info at monojapan.nlまでお願いいたします
これも概要欄に記載しておきますね
それと番組の感想などは
概要欄のメールアドレス
monojapanradio.comまで
お気軽にお寄せくださると嬉しいです
それではまた次回まで
本日はありがとうございました
ありがとうございました