創造は、特別な才能を持つ人だけに起こるものなのでしょうか。
井庭崇さんの創造システム理論を手がかりに、創造を「発見の連鎖」として捉える見方を話します。研究が行き詰まるとき、アイデアがふと浮かぶとき、人は何に関わっているのか。
動き続ければよい、という結論には急がず、「待つこと」も含めて考え直す対話です。茶器やマグカップの身近な感覚から、人生と創造の問いへ。理論を学んでいる途中のふたりが、まだつかみきれていない感覚も残して話します。
出演:岡田裕介・長井雅史
収録日:2026-10-12
チャプター
「創造とは何か」から始める
人の能力ではなく、創造の現象を見る
創造を「発見の連鎖」として捉える
茶器の感覚と、創造を見る立場
個人の創造性を高める理論なのか?
研究が行き詰まるとき
動くこと、待つこと、関わること
アイデアと、創造につながること
会話が続くことと、創造が起こること
茶器・マグカップ・人生への余韻
参考
井庭崇「創造性(クリエイティビティ)の新しい捉え方」
https://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/log/eid368.html
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サマリー
創造を人の才能やセンスではなく、現象そのものとして捉える「創造システム理論」について話します。創造とは、アイデアが取り組みの文脈に関連づけられたと見いだされる「発見」の生成連鎖であり、行き詰まりは能力の限界ではなく連鎖が止まった状態として考えられます。研究が進まないときに関連書籍を読む、AIと対話するなど、連鎖が動き出すきっかけが語られますが、理論自体は「動いた方がよい」とは述べず、待つことも含めて創造との関わり方を考えます。後半では、ルーマンの社会システム理論との類似や、茶器とマグカップの違いを手がかりに、対象や現象の側から人の動きや人生を捉え直す可能性に触れます。
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