2025-10-08 39:49

【Season16】#08 クリエイター佐藤雅彦の世界〜ポリンキー!スコーン!ピタゴラスイッチ!〜

湖池屋スコーンからダンゴ三兄弟、PS用ゲームIQからピタゴラスイッチまで!そんな天才クリエイター佐藤雅彦をアサボリします。出演:MITSULOW、バブさん

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サマリー

このエピソードでは、クリエイター佐藤雅彦の人生と業績が掘り下げられ、特に「ピタゴラスイッチ」や「ポリンキー」の創作に焦点が当てられています。彼の独特なデザイン哲学や教育へのアプローチも紹介されており、多くの人々に愛される作品の背景にある思考過程が明らかになります。また、佐藤雅彦がポリンキーやスコーン、ピタゴラスイッチについて語っており、広告業界での経験や創造的なアプローチが強調され、彼のユニークな視点が浮き彫りにされています。彼の独特な手法により、ポリンキーやスコーンなどが生まれ、多様なマーケティング戦略が展開されています。特に、「バザールでござる」の成功事例を通じて、クリエイティブな発想の重要性が示されています。

横浜流星とコマーシャルの混乱
年を感じるんですよね。どんなところで年を感じたか。
横浜流星がわからない。
ほんとですか?他の人と区別はつかないんですよ。 それはダメだ。
横浜流星さすがに見聞きしてるし、今タイガードラマのベラボー館でやってるんでしょ?
やってますよ。 ちゃんと横浜流星が出ているドラマを見たことは僕はないんですね。
だからね、もう全部同じに見える。 誰と混同してるの?
この前コマーシャルが何かあって 神さんに、これ横浜流星って人でしょ?って言ったら
どうやらなんかスノーマンかなんかの人だったらしくて
スノーマンとストーンズに関しては
私も全くわかりません。
すごい神さんにバカにされつつ、あんた何言ってんのよ的な感じで。神さんなんてそんなに詳しくないくせに
ジャイズに関しては女性の方が一律の長がありますんでね。
調べたら一応ねえっとね渡辺翔太さんっていう人ほらもうほとんど横浜流星じゃん今
似てるっちゃ似てるけど違うっちゃ違うなぁ 僕にはこの区別がつかないんですよ。
この人が何のコマーシャルかも忘れたけど出てる時に
そっかそっかそっか横浜流星に最近すごい本当にいろいろ出てるねぐらいのこと言っちゃったもん
国宝も流星でしょ?
国宝見たいんですよね。ちゃんと国宝見たら初めて横浜流星がわかるかもしれない。
今さらね。なんか面白いみたいよ
すごいね。国宝ちょっとひと話あって
ロケ地、聖地巡礼で今ね兵庫県の豊岡市にある伊豆市町というところがちょっとブームなんですよ。
うちの父ちゃんの故郷。そうだ聞いたことあるもん。お蕎麦の町。兵庫なのにお蕎麦あるんだよね。
ちょっと意外なことにね。関西圏なんてうどんしか食わねえのかと思いきや。
伊豆市町でるにいしと書いて、伊豆市って読むね。
何を隠すうちの父ちゃんそこの出身で。聖地の出身。そこにあった昔からある芝居小屋みたいなところが
そこであのロケやってるんですって国宝の。今ね観光客が
すげー押し寄せてるらしくて。京都から兵庫県なのくせに京都からね3時間近くかかるんですよ。
あのサーイン線かなんか乗ってそこからバスでしか移動できないようなめちゃくちゃ田舎で6時以降はね何にも電気ついてない。
そんなところにねいっぱい観光客を押し寄せてるらしいですよ。
前橋市町のおばちゃんがなんかラブホテルで
なんかニュースになってましたね。男女の関係はないけれども。そこカタクナにないんですよね。
ラブホテルで打ち合わせしたとか言ってたじゃないですか。そこのラブホー今すごい人押し寄せてるらしいですよ。
観光名所になってるらしいよね。一緒にしないでもらっていいですかそれと。
聖地巡礼で。そのラブホー今すごい人押し寄せてるらしいですよ。確かに行ってみたいですね。ここかーって。ここかーじゃねーよ別に。
佐藤雅彦の紹介
さあ東京ミツローコレクションでございます。この番組はありとあらゆるエンタメをサボりする番組となっております。
ボナンターゴン!ミツローです。ボナンターゴン!バブさんです。はいバブさんどうも。どうもどうも。ちょっと久しぶりですねバブさん。そうですね。
先シーズン何回かやったんだけどね。うん。今シーズン全然でしたね。そうですね。あわや首科っていう。ちょっとあついよ。
そうなの?そんな会議があったの?ないないない。たまたまたまた。
まあでもね、いつだってこう査定にはかけられてますから皆さん。そうですよね。じゃあ今日バブさんやってくださいよ。
分かりました。久々にやっちゃいますよ。今日は何でしょうか?
今日掘るのは、いつの間にか知ってるかな?
ピタゴラスイッチの産みの親佐藤雅彦をあさぼる。
ニッチー。
佐藤雅彦展に行ってきたんです。展があるの?うん。今絶賛開催中。横浜美術館。
港未来だっけな?駅。あそこの近くである横浜美術館というところでね、11月末ぐらいまでやってると思うんだけど、11月までやってる展覧会がありまして。
僕がね、存じ上げないだけで、世間的にはかなり有名なのかしら?
ただ、裏方の人なんで。業界の人はみんな知っているけれども。何業界?ピタゴラ業界?
ピタゴラとね、この方いろんな肩書きはありまして、一言で言うと、それね説明難しいんで、検索してからAIが答えてくれました。
ついにAIの言ったことを話す番組になってきましたね。ひどい手抜きだけどね。
AIの回答はこちらです。ダンゴ三兄弟やピタゴラスイッチなどの企画を手掛けたクリエイティブディレクターで、その発想力や人の真理を捉えるデザイン力から天才と称されています。
なるほど。そういう方です。ピタゴラ界の人じゃないんだ。
ピタゴラスイッチってボールを転がして上手いこといくやつでしょ?
そうそう。あれにハマったきっかけは、うちの今5歳になったバブヒコが毎回見てるわけよ。
面白いからね、あれ。
で、大人が見ても面白いの。本当に。大人が見ても子供が見ても面白いし、プログラミング的なことであったり、アルゴリズムなんて書くこともできちゃったりとか。
とにかくね、数学的な話とかもいろいろあって、学べて楽しむ番組がピタゴラスイッチと言っていいでしょう。
それを作ったのが、そのクリエイターの方なんだよね?
そう、佐藤正彦さん。本も買っちゃった。
すごい。でもここに載ってるのだけでもすごい。
すごいでしょ。ドーンと表紙があるんですけど、ピタゴラスイッチって書いてますね。
はい、ダンゴさん兄弟。
ドンタコス。
ポリンキー。
はい、ポリンキー。
これはどうですか?ポリンキー、ポリンキーか。
三角形の秘密はね。ポリンキー、ポリンキー。
というコンセプトを決めてらっしゃる方なのかな?
そう、この人が、佐藤さんが全部ディレクションって言ってるんで。
その本題して作り方を作る。
作り方を作る。これがテーマです。
もちろんすごいクリエイティブなディレクターさん。
いろんなことやってきて、CMを作ってた時代があったり、ゲームを急に作っちゃったりとか。
あとは教育の面でも活躍されてるような人。
すごいね。
じゃあその人の佐藤正彦さんがどんな風芸かっていうのを、ちょっと経歴なんかを交えたら、今日は紹介したいなと思います。
デザイン哲学とキャリアの変遷
1954年生まれ。
今年71歳だね。
そんなお年!?
だって、南郷三兄弟とか流行ったのも結構前ですよ。
にしても結構な年だな。
東京大学、教育学部卒。
論文作りますよね。
この時に発表したのが、漫画とかアニメで数学や物理など、とっつきにくい教科を学びたくなる方法はできないかっていうような題で論文をいろいろ書いたんだって。
そしたらちょっと最先端すぎて、それを評価する教授たちに失笑を買うぐらいの感じ。
何言ってんだい君は。
ボロクソに叩かれたんですって。
それで教育を挫折します。
挫折しちゃった。
もう僕向いてないんだ。
社会の歯車になるしかないな。
と言ってサラリーマンになることを決意します。
そこで行った先が電通です。
東大出てますからね。やっぱりそうなりますよね。
世の中の歯車になりたい。
広告大事業っていうのは何ですか?程度の知識だと。
だけど、どうやらいろんな会社に出入りできるらしいぞっていう話を聞いて、
いろんな人が役に立つんじゃないかっていうようなそんな理由で電通に入ったらしいです。
営業志望だったんだけど、セールスプロモーション部へ配属されます。
そこでいろんな印刷とかも勉強しなきゃいけなかった。
広告の媒体の話もあって。
セールスプロモーション。
この時佐藤さんは別にデザインが云々ってより収集引きがすごくあって、
いろんな自分の好むものを、やっぱりいろいろ印刷物とかを、
印刷物の部署にいるもんだから集めてたんですって。
チラシとか?
そうそう。
好きなものは、やっぱり偏っていて、時刻表だとか、路線図だとか、商品情報だとか、
とにかくきっちり枠にはまって書かれているようなものとかが特に好きで、
そんなのばっかり集めてたんですって。
そこらへんがすごいデザインとかに現れるようになっていて。
ある時、天気が訪れます。
ポエトリーフォーラムという詩人たちのイベントがあったんですって。
谷川俊太郎さんとかが出るような。
めちゃくちゃ大きな舞台ですね。
ガチ目ですね。
ガチ目ですね。
そこの担当になったんだけど、まだそれに関する印刷物の担当にはなったんだけど、
なんかこれデザイン僕やっていいですかって佐藤さん急に言い出したんだって。
デザインなんてやったことあるの?
いやないですけど。
でもその自分の大好きな枠、とにかく枠を作って、
そこに人の名前を入れたり、いろいろやっていく、
いろんな印刷物だったりチケットだったりを作ったんですって。
それがちょっとこういう感じ。
おしゃれかっこいい。
これはもしかしたら検索したら出てくるかもしれないので、
ポエトリーフォーラムを83年で検索したら出てくるかな。
かっこいいかっこいい。
こういう感じで。
これは谷川俊太郎。
枠がないので谷川俊太郎さんしか知らないですけど。
確かに。ほぼ知らない。
詩人の人とかアーティストの人とかいっぱいやってる。
これがなんか自分で作って、そのままデザインにしてやって、
大好評。
かっこいいもんね。
その時に佐藤さんなりにこういう風に作ろうって思う詩人が一つあったんですって。
その時にできたの。
これめちゃくちゃ大事。
別のルールで物を作ろうと考えている。
これをA4の紙に書いて、自分の机の上にバーンって貼ったんですって。
別の?
別のルールで物を作ろうと考えている。
要は今までのやってきた物を踏襲するというよりかは、
なんか別のやり方を考える。
その別のやり方を考えるっていうことに重きを置く人。
違うルートで行ってみようと。
とにかく今までにない物。
そして方法を考える。
方法を考える。
そう、やり方を考えることに史上の喜びを得るっていう変わった人だったんですね。
ちょっと掴めないけどな。
今のところまだ掴めませんよね。
でもとりあえず違ったことを考えるぐらいだったのかな、この時は。
とにかくそのポエトリーフォーラムは自分が大好きな枠を使ったデザインで大好評を得ました。
そのポエトリーフォーラムの印刷物を見た人から
これすごいねって言ってすぐにまた2個目の仕事が来ます。
今度は原美術館というところの展覧会。
もうちょっと今なくなっちゃってるんですけど
品川にあったオシャレな美術館の展覧会があって
世界的なアーティストとかが集まるような展覧会のポスターのデザインを
こんなの作るやつがいたら任せたいって言って
いきなり2個目の仕事がそれになります。
展覧会のポスターって大事だからね。
しかも結構かっこいいの作らないと。
それもやっぱり自分がその時大好きだった枠に全部落とし込めて
開催者の名前とかを全部綺麗にまとめて枠内に収めたポスターを作って
主催者からクレイシーって言われたそうです。
褒め言葉だね。
最大の褒め言葉だったらしいです。
じゃあポスタービジュアルというかポスターデザインから入ってるね。
そう、そこら辺から入ってるんです。
そんなことをやってた時、それまだ20代ですね。
ここで藤畑まさきさんに出会います。
藤畑まさきさんが誰かは僕も知らないんですけど。
とにかくもう随一のメディアクリエイターらしいです。
知る人ぞ知る。
もう世界的に有名なメディアクリエイターらしいです。
その人からその印刷物を見て、ポスターとかを見て
佐藤さんセルフプロモーションとかやってないで
表現の世界に来た方がいいよ。
その時佐藤さん自身はそんなことを考えたこともなかったんです。
表現か。
さらに藤畑さんに問われます。
佐藤さんにとってデザインってどういうこと?
佐藤正彦さんは整理整頓ですって言ったそうです。
でも確信をついてる気がする。
そんな変わった人。
変わってるね。
伝通時代は続いて今度はそういう一連のものを見たガロの編集者。
ガロ。
ガロですよ。
漫画の雑誌の。
ちょっと伝説的な漫画雑誌ですね。
原稿料ないやつね。
原稿料ない?
原稿料ないです。
そうなんだ。
佐藤雅彦のクリエイティブなアプローチ
ガロの人からガロになんかそのあなた面白いから
ちょっと文章を載っけてみてくれませんか?
どういう内容にしたらいいだろうねっていうようなオファーがあったら
佐藤さんは佐藤さんで
漫画雑誌だったら漫画載っけてもいいですか?
漫画書いてる?
佐藤さん漫画書いたことあるんですか?
いやないです。
ないんだよね。
ないけど別にやってみたらいいじゃん。
絵は好きなんですか?
絵は好きな方ではないです。
好きでもない?
ただその方法を考えるのは好きです。
方法を考えるのが好きだからね。
どうやったらそういう漫画を描けるかっていう方法を考えることは好きです。
そういうことか。
漫画を描くにはどういう方法があるかを考えるのが好きなんだ。
っていう方法を考えたらそしたらこうなりました。
今ちょっと見せてもらってますけど。
なんかさ、とにかく枠の中にいろんな音声コンテンツでこれを表現するのは無理ですけど
なんかWindowsの走りみたいな感じなんですよね。
Macとかさ。
パソコンの画面みたいな漫画ですね。
全部Windowsじゃないですか?
これの後にMacとかが流行りだすんだって。
ここら辺なんか絶対影響を与えたんじゃないのかななんて勝手に思っちゃいますけどね。
枠といえば佐藤さん。
うん。
なるほど。
ということでね。
ここに掲載されるぐらい。
ガロの編集長のとこに持って行って。
編集長じゃないから知らないけどガロのとこに持って行って。
人に持って行って見せて。
どうかなーって思ったら。
来月色を付けたものを持ってきてくださいって。
掲載の原稿に入って。
あれ?もう関東で行きました。2色付きの。
それでこれが乗っかったんだって。
もうなんかやっぱりちょっとレベルがおかしい人なんですよね。
なんか面白いもの作る人なんですね。
その後はホットドックプレスでやっぱり枠を使って
映画の評論みたいなのを何ページかでやる連載を持ったりする。
なるほど。
山田吾朗編集長の心から来るかな?ホットドックプレスってことは。
その知識が全くわからないけど。
でも年代的に合ってる気がするなちょっと。
本当ですか。
とにかくねそんな感じで
なんか普通の電通社員では。
まだ電通なの?この頃。
この頃電通で。
電通社員がガロにマガ掲載してるんだ。
社員をしながら。
というわけのわからない働き方をやってたんですけど
でもそういうことで
さっき言った藤畑まさきさんにも
こっちの表現の世界に来たらとか言われたのもあって
新規一転クリエイティブ局に移動願いを出します。
そしたらその時のセールスプロモーションの上司が
いいよ別に試験受けたって言ってくれたんで
試験受けます。超難関な試験。
クリエイティブ局?
クリエイティブ局。
受かります。
さすが東大。
字頭いいんだな。
いよいよ転局だと思ってたんだけど
上司が受けていいとは言ったけど
合格してこいとは言ってないんだけどなーって言って
渋ります。
しょっぽい上司がね。
しょっぽい上司がね。
それで揉めに揉めて
転局結局できるんだけど
普通4月でしょ。移動。
それがね、秋まで伸びちゃうの。
移動できた頃には
転局したての研修とかも全部終わってて
めちゃくちゃチューブロリンな感じで
広告賞と転機
クリエイティブ局に行って
しかももうその時30歳超えてたんで
全然仕事が来ないっていう状況に陥ってしまいます。
ピンチ。
なんか中途半端な年齢の新人来たけど
でも研修期間終わってるし。
しかも研修も受けてねーしみたいな感じで
干されます。
あら。
かわいそう。
マサヒコさん。
干されてる間仕事も何もなくて
資料室に通い詰めます。
何か偉人の匂いがしてきたね。
資料室で過去にいろいろ賞を取ったCMとかだとかを
見まくります。
なるほど。
あんまりにも仕事がないもんで
その中で自分がこういうの好きだなって思うやつを
全部ピックアップして
佐藤マサヒコ事前CM集を作ります。
ビデオテープに録画して。
ベストを作ったのね。
そうやって。
だから若い時にも収集壁があって
その枠だとか時刻用だとか
そういうの全部集めてたっていう壁が
そこでまた発揮されるわけですね。
こんな感じでCMとかの勉強をしていったわけです。
とはいえ仕事が与えられる機会は全くなくて
これはいかん。
それなりにクリエイティブにやって仕事やろうと思ってたのに。
ここで一年復帰して
アサヒ広告賞へ応募します。
これは個人でも応募ができる広告の賞なんですって。
ここで変わってるからやっぱりね
自分でそのルールを決めます。
誰も知っているが滅多に見ることがなくて
たまに見ると大好きなもので新聞広告を作ってみよう。
ちょっと分かんないな。
全然分かんないなこの人が言ってるの。
まあ言ってることはね、よく分かんないけど
でもやっぱりちゃんと
それは結実すると面白いことになるんですよ。
それで薬袋。
薬体ってやつですか?
薬体。
これをデザインに入れようって言って
新聞広告にドーンと内容薬
カルピスの宣伝でこれをやってみたら
入選しました。
あらやった。
さすが。
だけど個人で応募してる人が多いんですよ。
だけど個人で応募してる人が多いんですよ。
さすが。
だけど個人で応募してるし
誰も佐藤さんがそれに優先してるなんて知らず
佐藤さんに異動の内事が来てしまいます。
何もしてないのに。
何にもしてないから
もう何月までに異動が決まっちゃったんだけど
最後もう一回朝日広告書に応募しようって言って
今度はルールを変えます。
別のイメージを読み書きできるような
広告を作ろう。
もう諦めてます僕は。
何言ってるかさっぱりと分からない。
この広告を見たら別のイメージがファッと
読み書きできるようなものを
掲げるあれはよく分からないんだよな。
それをコンセプトをもとに出した広告
カルピスピチカ
楽譜がドーンと広告に乗って
ピチカのフレーズが
ピチカって曲?
曲が書いてあって
でカルピスって書いてあるだけ。
わりと攻めた広告だね。
それを書いて何日か後
上司から呼び出されます。
佐藤君君朝日広告書に応募したか?
朝日から電通に電話があって
佐藤さんっていう人が大賞取ったよ。
そのペチカで?
ペチカで。
大賞取りましたよって連絡が来たけど
クリエイティブ局の端っこにいた
佐藤さんは誰にも名前を知られてなくて
佐藤って誰だって言って
社内で佐藤を探すみたいな話になったそうです。
そしたら佐藤さんだと
受賞式に来ます。
大賞だからね。
インタビューを求められます。
その時の受賞式で
佐藤さん思いをぶちまけます。
今の広告はつまらないと思います。
有名なタレント使って
なんとなくかっこいいようなのばっかり作って
少しも面白くないです。
だから僕は今回こういうのを作りました。
でも会場が一気に静まに変わりました。
だけどその次に登壇した人が
サントリーの副社長かなんかで
挨拶するはずだったんだけど
今秘書から渡されて
ここに読む文章があります。
さっきの佐藤君のあんな話聞いたら
こんなの読めねえよなって
俺もそう思うよ佐藤君
今の広告変えてこうぜ
会場一体が大盛り上がる
なるほどなるほど
あれ?
違法薬物輸入して問題になってるやつって
サントリー社長だったでしょ?
え?そうなの?
知らない知らない
違法なものを摂取されて
テンション上がってたのかな?
あれ?
その当時の副社長さんらしいけど
怪しいな
薬物副社長の可能性ありますよ
まあまあでもサントリーの人だけじゃなくて
会場のボルテージが一気に上がり
よく行ってくれたって
会場中の人から言われて
大盛り上がりだったそうです。
転通的にも
アサギの大刺を取ったやつを
移動させるわけにはいかねえなっていうことで
あと正式な事例が
あと何日かってところで
ギリギリ踏みたどります
クリエイティブ部に
クリエイティブ局に残ることになりました
それで転通に
クリエイティブ局に属しながら
ポリンキーと広告制作
全部ポリンキーとか
ダンゴ三兄弟とかやるんだ
そっからCMプランナーの時代に入る
だってその回帰園をはいたわけだから
そうそうそう
そしたらそれで
そっからようやく
制作の現場にちゃんと入ることになって
はいまず小池屋から仕事をします
小池屋ね
一番初め海苔塩
ポテトチップスの海苔塩
パリパリ海苔塩やっぱり海苔塩
パリパリ海苔塩やっぱり海苔塩
パリパリ海苔塩
全然覚えてない
そんなのありましたっけ
はいじゃあ皆さんちょっと一回手を止めて
YouTubeで見てみてください
わかりました
見ました
1ミリも覚えてない
それおかしいな
機関車のシュポシュポに合わせて
パリパリ海苔塩やっぱり海苔塩
そうそう
っていうだけ
そうなんです
小池屋小池屋小池屋
やっぱり美味しい小池屋海苔塩
インパクトがありました
基本的にものすごく
広告そのなんだろう
オファーする
クライアント
クライアントってね
覚えてない
僕を許してください
よくそれでこの話し始めたな
クライアントの要望を
バカな広告なんか買ったら口が腐るわ
クライアントでいいから
クライアントの要望を
まず第一にする
これね佐藤さんの
まあでしょうね
その当時って
商品名とかあんまり言わないで
ちょっとおしゃれなCM作って
普通にフラッと商品名言うみたいのが
流行ってたんだって
トレンドだったんだね
それバリバリ言うっていう
だって広告の目的ってなんだよ
商品伝えることでしょうが
っていうことに結構熱い
凜子
凶児を持ってまして
凜子
凜子
それが当時新しかったもんね
あとは音
音が大事なんだよ
っていうことをすごく大事にしてらっしゃったんで
パリパリの凜子
シュッポシュッポシュッポシュッポシュッポ
でこの機関車の躍動感みたいなのも
加えまして凜子が行くと
確かに
単純だけど作れって言われたら作れるかって
言われたら
そうそうそうそう
あとはその初めの打ち合わせの時に
このCMがどれくらい流れるかとか
今店頭にどれくらい置いてあるかとか
結構具体的な数字を聞いてきたんですって
佐藤さんからメーカーに
クリエイティブ局の方で
そんなことちゃんと聞いてくれる人いるんだ
って言ってメーカー側感動したんですよ
なるほど
そういうのはもうだって
佐藤さんからしたら
だって数字を達成するためにやるんですから
この数字と目標設定をちゃんとやって
しっかりしたものを作りましょう
でもうバリバリに目標を達成しました
そんなカッチリやってる割に結構アバンギャルドなCMなんだね
面白いよね
あれも効果は絶大なんです
この手法
理系なんで
結局さっきも言いましたけど
佐藤雅彦のクリエイティブ手法
手法をとにかく作るのが好きなんで
方法を考えたい
方法を考えたい
この商品名を連呼して
しかも
ノリショーの場合だと
遠足に行っている子どもたちが連呼する
それをドキュメンタリーリップシンクロと名付けました
この後も何個か手法が出てくるんですけど
いろんな手法というのを考えて
このドキュメンタリーリップシンクロ
方法論ね
方法論をいっぱい考えて
そしたらどんな応用も効くよっていうことをやりたい
今回のノリショーに関しては
ドキュメンタリーリップシンクロ
そういう方法?
そう
リップシンクロっていうのは
おっと
それと同じことを話してよって
ナレーションじゃないよっていうこと
そうね
これで成功したんで
次はスコーンです
スコーン
スコーン スコーン
あれ?
スコーンスコーン
こへけやスコーン
パリッと鳴ったら
おいしいスコーン
おいしいスコーン
パリッと鳴ったら
同じ手法だね 連呼する
あとは結局それも音をまず決めて スコーンをスコーンがいいな
だって覚えてるもんね
その後に映像を考える
まず音を決めてその後映像を考えるっていう手法なんです
スコーンもバク売れです
売れた
やっぱりちゃんと結果は出せました
いろんな手法があるんです
ここにちょっとあります
ネーミングを作るための方法論ルールっていうのをいろいろ考えたわけですね
やっぱりそれにはさっき自選詞を作っていろんな情報を収集したみたいに
いろんな土台があってそれを応用した形なんです
有名なので濁音時代っていうのがあります
収集した言葉
ダースベイダー
ゴディバ
ガンダム
一番絞り
これの共通点は何か
やっぱ濁音が来てるな今
時代なんだそれ
濁音時代と佐藤さんは名付けてます
時代なんだ
成功したマーケティング戦略
これを元に作った者たち
ダンゴ三兄弟
ジャンジャバジャーン
これはJRのキョンキョンがやってるCMでその時一世を風靡したらしいんですけど
ジャンジャバジャーン
グレートフルキョンキョンがやればね
何でも通りますから
あとはバザールでござる
バザールでござる懐かしい
バザールでござるも佐藤雅彦さんが手掛けたものです
あとは新しい構造を考えましょうって言って
ABA-B
これは似たようなことを2回言うっていう
なるほど
これは何をヒントにしたかと言ったら
グリとグラ
いいね名作だね
キットカット
ニッカポッカ
言いたいもん
そうでしょ
これを元にさっき濁音時代でも出ましたが
結局バザールでござる
バザールでござる集大成かよ
2つのルールを適応した無敵なコンテンツが
実はバザールでござるだったんですね
そんなことを色々やったりして
あとはプレミアムグッズ作りとかもすごくやって
バザールでござるのキャンペーンで
バッグを景品にしたり
あとは住友銀行のマグカップ作ったりとか
そういうところまで着手して
とてもものすごい効果を上げて
銀行の口座のキャンペーンなんかやったとき
住友銀行だったんですけど
口座の伸び率は日経新聞で出るんですって
この銀行口座どれくらい伸びましたよとか
他の銀行が103%になりました
104%になりましたとかっていうのが
新聞に出てたらしいんだけど
担当者は住友銀行だけ出てなかったんですって
なんでだろうって問い合わせたら
異常値が出たので
新聞に掲載できませんでした
ちょっとおかしいと
2300%になったらしくて
その時口座を作った人が
なんでCMが良かった
みんなそのノベルティグッズが欲しかった
それがそんなに欲しかった
ちなみにちょっとそれを見せましょう
その戦略に当時載せられたのが僕です
持ってんじゃん
口座作ったの
その時あまりにもこれ欲しすぎて
口座作りました
それ欲しくて口座作ったの
まんまと
じゃあ2300%の中にあんた入ってんだ
入ってんの
だからね
これ調べてて
本当にたまげたよね
これ作った
やっぱりね
スーパークリエイターだね
ちょっと今パラッと開いたらびっくりしました
カローラ2に乗ってもこんな人だ
そうですよ
すごいね
ポリンキーもそうだし
でもカローラ2に乗ってもそうなんだ
そうなんです
いろいろやっとるね
ちょっと端折って言うと
あとはIQっていうプレステのゲーム作ったのはこの人なんです
なんかあったねIQって
IQも買ったし全部
好きじゃん
誰好きじゃねえか
ここ1週間で全部それ知ったの
全部この人だったんだって
全部この人に踊らされてたんだって
今までの人生
ピタゴラスイッチも今子供と一緒に見てるしさ
人生を彩ってきたものは全部この人の手にあるものだったってこと
全部佐藤雅彦さんにね
踊らされてたんですよ
そうなんだ
駆け足で行くと
その後電通は退社します
電通は退社してどこに行くかといったら
独立します
その翌年にゲームIQを作り
変わったゲームだった気がする
その翌年ダンゴ三兄弟
結局電通から
これ引き止めるのは無理だなっていう感じで
ただCMはうちで作ってくれって契約を結んで
独立してもいいけど
外駐として
お願いだから一緒に仕事しよう
ってなってCMの仕事は
前よりは減ったけどやってくるみたいな
その中でいろんな活動をして
ダンゴ三兄弟だったり
爆虫問題
爆虫問題が
ポンピッピーズの
やってるやつで
それも太田社長と
光の奥さんね
と爆虫問題二人にね
頼むから相談乗ってくれって
お願いされて
テンプレートを何とか作ってくれないか
教育番組になってて
毎回脚本をお願いするわけじゃないけど
場所を作ってくれる
それ一個作ったら
毎回僕らで脚本を考えるから
どんなのが受けるかね
それをお願いにお願いして
何とか作ったのが爆虫問題
佐藤雅彦店
まだ横浜美術館で11月何日かまでやってるんで
まだ間に合うんで
まだ間に合うよ
ポリンキーとか
バブさんみたいにあれもかと思った人は
行ってみたら楽しいんじゃないですか
今どころですか
ではまた聞いてください
お相手は三郎と
バブさんでした
ダンコン
ダンコンも脱コン入ってますね
ボナンター語もある
ボナンター語はいい言葉
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