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みなさんこんにちはミシマ社ラジオです本をあまり読まない人も本好きな人も思わずその本を読みたくなるそんな時間をお送りします
出版社ミシマ社が運営する本との出会いがちょっとだけ広がるラジオです

こんにちはミシマ社のミシマですアシスタントのフジモトです はい

ちょっと久しぶりですねはいなんか涼しくなりましたねついこの間までね なかなか暑さが取れないですねって言ったんですけどね
なんか本当に急にちょっと朝晩が冷えて
あのちょっとねそれこそまたお風邪などひかれないように皆さん気をつけてください あの
もっと頻繁に更新しようと毎度思うわけなんですけれどもあの少し空いたりしておりますが あのどんどん更新したいという意志は強く持っておりますので
改めて申したいと思いますでえっと今日はですねあの2週間ほど前『わたしの農継ぎ』あの著者高橋久美子さんがですね京都に来てくださって
でこの収録スタジオまあミシマ社の京都オフィスも訪ねてくださったんですね そのもう訪ねてくれた瞬間というか直後あのちょっとこの急にマイクを向けまして
高橋さんにいろいろお話を伺いでその数時間後には 恵文社一乗寺店に移動して『舞台のかすみが晴れるころ』の
有松遼一さんと高橋久美子さんの対談が行われたというその ねぇ
有松さんと高橋さんの対談 フジモトさんいかがでした? 楽しかったですもうずっとなごやかな雰囲気で
いや本当にあの 有松さん結構あのその恵文社でのミシマ社のイベントの結構常連になっていただいている感じがあるんですけど
もうまあ本当聞き手としても非常に素晴らしくですねもう『わたしの農継ぎ』たっぷり読み込んでくれてハッと思う質問いっぱいしてくださったんですけども
あの やっぱり有松さんご自身が謡いをされると
やっぱりあの瞬間のこの空気の変わり具合がなかなかすごいですよね 聴きいってしまいました
あの その模様なんかはまたちょっと別の機会に皆さんに聞いていただけるようにしたいなー
なんて思ってるんですが あのこの高橋さんと有松さんの対談の直前の高橋久美子さんの声
あのこれからちょっと たっぷりあのお伝えしたいなと思っていますあの今回のミシマ社ラジオは
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高橋久美子さんミシマ社京都オフィスを訪問するという会でございますのであの ちょっとここでいっぱいししゃべるよりも高橋さんの声
実際に聞いていただくのが一番皆さんにとっても元気出ると思うんでぜひこちらお聞き ください
今高橋久美子さんがミシマ社京都オフィスに来てくださってまーす

はーい 京都に来ましたー

今日は本屋さんにまわってくださって ありがとうございます

こちらこそです みんな大展開してくれとってすごい嬉しかったですし
京都って新しいお店もいっぱいあるんですね 古いイメージがあったけど
新しいものも素敵でしたね そして
いい感じでした ゆっくりまた来たいなって思って

すみません全部駆け足で

そうですよね中々なスケジュール
ねえ
高橋さん結構京都久しぶりなんですか
久々です

あれほんまに『その農地、私が買います』をミシマ社から出させてもらった時以来ですよ
あの時もキャンペーンでね来たんであれが2021とかですよね

そうですね

3年ぶりです
なんか本当にインディーズの頃というかバンドをしてた時代によく
モジョっていうライブハウスがあって近くにあそこを本当によくやらせてもらってて
3人で車を運転して京都まで来て
四国から来てたんですよね
運転してね
その時にそういえばこういう街並みだったなとかこのオーパーだっけオーパーがあったなとか
あと書店さんが多いですねやっぱり
そりゃそうですね
多いと思いますね
成功者さんとかもすごい素敵で面白そうなジンをいくつか買いました
そうですか
いい住みたいなと思いました

今から恵文社さんでトークイベントということで

ほんまよ

恵文社もまた本当に素敵な本屋さん

初めてなんです恵文社に行くのもずっと行きたいなって
でも学生も多い町ですもんね市城寺のあたりってね
しかも有松さんと今日は対談をさせてもらうので
お能の能楽師ということで
京都っぽいなっていうのと
本を後ろに置いてある『舞台のかすみが晴れるころ』
同じ42歳と思えない人生を2回ぐらい回ってるぐらいの感じで

そうか同い年っていうのものね

そうなんですよ
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『その農地、私が買います』って言ってる人と
『舞台のかすみが晴れるころ』って言ってる方ともやべえなと思って
めちゃくちゃいい本でした
本当に素晴らしい

お能の能と農業の農がどう結びついていくのかっていうのが
今日のね

本当です

僕は今日はいちお客さんとしてめちゃくちゃ楽しみにしているんで

ドキドキしてます
本当に何が始まるんだろう
しかも初めて会うし
そうですね

本当に絶妙なタイトルとテーマになって

農と能って両方とも音が一緒だから
音が一緒ってことは
語学的に同じとこから発生してるのかなっていう風に思ってたんですけど
ちょっとメールで有松さんと話してたら
もともとお能の能の起源は農業の農から来てるんだよっていう話で
何?と思って
これはすごい日になりそうだって

いいですね楽しみ

思いますね楽しみですよね
はいどんな話が出るのか
有松さんどんな人なんやろう

どんな人ですかね

ドキドキ

僕はよく知っておりますけど

そうですか

恵文社でのイベントに
この1年内に多分3回出演していただいている

マジですか

ミシマ社のイベントの司会者のようになって

有松さんやっぱ

主やんもう京都の主

読み手としても優れてるので
本当に僕が司会するよりよっぽど上手くてですね
最初の回の時僕が司会して
有松さんはもう一人の方っていう感じで
1回やったことがあるんですけども
これはもう最初から全部有松さんで良かったっていう

そうかでも確かに司会上手そうだ
落ち着いてそう

なんか絶妙なんですよ

そのワキっていうポジションがまたその
後ろからシテを活かすというような
ポジションだと思うので
私もドラムしてたから
立場的にはちょっと似てるんかなと思いながら
いや司会絶対無理やなって思いました今聞いてて
絶対無理やな

有松さんが今回この高橋さんの『わたしの農継ぎ』を
どう読んでくださったかっていうのもすごい楽しみで

本当に楽しみです

彼の読みは結構本当に正確かつ鋭いんで

絶対そうだと思う
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そこは外さないんで
僕は絶大なる信頼を

そうですか

そこも本当楽しみ

ですね

それに対しての久美子さんどうかっていうのも
まさに今日はライブをね

本当にねセッションですよね
そうですね有松さんどう読んでくれてるんやろ
いっぱい付箋がいっぱいやーって書いてくれてましたけど
ツイッターに

そうだと思います

どちらも体を通して伝えるっていうことで
農業も体を使って
そうですね
お能もそうですもんね
だからそういう点で
共通することもいっぱいあるだろうなとは
思いますよね

やっぱり本当にこの本は面白くて
本当ですか
有松さんがまさに農と能
たまたま同じでもありますけども
それ伝統っていうかずっと続いてるもの
これだからやっぱ
みんな自分の関わってる何かに置き換えているんですよね

確かに

そこがやっぱりいて
僕自身で出版ということで
そして継ぎっていうのが
今なんかやっぱり
誰しも向き合わざるを得ないっていう

そうですね

もうほっといたら
断絶しかないっていう

そうですそうです

周りそんなだらけなので
高橋さんが言ったら地元帰ったときに
パッと見たらこれハッてなって
農業かかることになり
っていう風に多分皆さん何らかの形で
何かあると思うんですね
思いがけず巻き込まれていったりとか
僕でいったら別にメインの仕事として
出版っていう風に思って
思いながら重ねて読みましたけれども
もっとなんかね
そうじゃない趣味的なものとか
ころっと関わってみたいなこととかもあると思うんです

確かに本業じゃなくてもね
そうかもしれない

フラダンスとか
フラダンス業界がどうか全然知らなくて
ポロって言いましたけど

ありますか?

フラダンス業界は分かんないんですけど
今日行きの新幹線でも
フラっていうものそのものが
ハワイの古代の伝統をある意味継ぐ形で
今の形が生まれてたりするので
そう捉えるといろんなものが
繋がって見えてくる部分があるなって

ほぼほぼそうですよね
人間がここまで来てるっていうのも
継がれてここまで来てるし
文化だってそうだし
ここまで発展してきたのも
技術を継いで継いでとかだからね
そうなんですよね
もうまあ
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継ぐって聞いたら重いっていう感じも
どうしても皆さんの中であるかもしれないと思うんですけどね
農業のことで言っても
重いと思うからきっと
いろんな私世代とか
そのもっと上の世代
父ぐらいの世代から手放してる人が
多いから
現代に
即した感じでの
継ぐっていうのが
できていくといいし
それが大事なんやろうなって
思いますよね

前のまんまって無理

なんですよ

確かにそうなると
有松さん
伝統どっぷりの中でどうやって

私もそこが一番気になってるところで
変えたらダメなのではないかって思うんですけど
そんな中で何か変えてることも
あるのかしら

きっと変えざるを得ないところもあるはずなんです

あると思います
これだけ時代が変わっていくってことは
みんなの趣味とか
見てるものもどんどん変わっていってるから
そんな中で

それで思ったら
お能は継ぐっていう意味の
世界最高峰ですね

そうかもしれない

世界最古の芸能ですからね

世界最古なんですか

ヨーロッパ東洋
全部含めて世界最古だったはずなんで
世阿弥が始めて
ちょっと多分
今日話されるんじゃないかなと思いますけど
もしあれやったら聞いていただきたいですけども
逆に言ったら
良い時代ばっかじゃなかったというか
むしろ
空前の灯火の時代なんかを
だから
この間
何百年ぐらいはそれぐらいあったような気もするし

そうですよね
600年以上続いているものの中で
ずっと全盛期だったってことは
なかなかないと思うので
そうだね

その知恵が
半端なくデータとして
実はあるんじゃないかなって気がしてきました

有松さんの本読んでたら
やっぱり時代の中で
いろんな
型があって
消えていったものもたくさんあるって書いてたから

そうですね
確かに確かに

家がいっぱいあるんですね
個人事業主って書いてたから
えーって思って
国に保護されてるものじゃないのとか
いろんなことを聞きたくなりました

本当にそうですよね

農継ぎの場合は
私流のスタイルでやりたいって言ったら
今二拠点生活しながらできてますけど
お能で私スタイルでやりたいって
多分無理ですもんねそれは

難しいですよね

どんな風に

確かにな

すごいですねそういう意味で

農業こそでももっと古いですよね

そうですね
そう考えると農業なんてきっと
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平安時代とか
昔はでも草を食べてたんですよ
本当かなこれ
これは皆さん言ってますけど
昔は野菜なんか育てずに
ちょっとあの
野草を取ってきますとか言って
ノビルとかそうですよね
食べれる草ですよね
ワラビとかも
山菜だって言うたら草みたいなもの
そういうものを食べてたから
わざわざ甘くておいしい野菜を食べる
っていうのは最近ですよね

お米ですかね

確かにねお米食べだしてから
って言うとね確かにですね
ほんまよね
弥生時代よ

それこそ最古かもしれない

最古の

そうですね
面白い
今日もますます楽しみ

そうですね
よろしくお願いします

ちなみにお能って
世界最古の芸能なんですよね

言いよう難しいんですけど
でもそうですね
そういう風に言えるかな
芸能っていう
定義がちょっと難しいんですけど
でも本当に
ずっと現役で続いている

現役という意味ではそうですね

そうですね

ちょっと途絶えてしまった
家系もあるんだよね

いっぱい芸能ありますからね
ずっと続いているというのもすごい珍しいですよね

なんかちょっとさっき高橋さんと
その話になってもしかして
世界最古なんちゃうかな
みたいなこと言われたんで
間違いだったら

復元みたいなのは
ありますけど
ずっと続いているっていう
そうですね
比叡山の
炎みたいな
ずっと続いているっていうのはすごいことだと思います

すごいことだよね

いっぱい途絶えて
もう明治維新で
いっぱい途絶えたりもしたので

西洋のものがバッと入ってきてる

そうですね

本番で話したほうがいいね

確かに

たぶん高橋さんだったら
めっちゃいろいろ出てきそう

めちゃくちゃ楽しいですね

全然継ぐ話しないかもしれませんけど

それも継ぐ話になっています

まあそれは自然と

はい
高橋久美子さん素敵ですね
本当に
このお話の
1時間後ぐらいに
有松さんとの対談
実際行われたんですけども
この対談直前の
著者の声という
18:00

結構貴重な時間を
お送りできたかなというふうに
思っています
実際の対談の模様
せっかくなんで
30分バージョンにして
皆さんに
お聞きいただこうかなと思います
これまで対談は
90分とか2時間やったときは
大体有料版で
このミシマ社ラジオでも
お届けしてたんですけども
今回は30分バージョンという
ふうな編集をして
そのまま聞いていただく形
とろうかなと思っているので
そちらもまた後日
アップしたいと思うので
お聞きいただければなと思います

はい

ではまた近々
皆さんとこうして
お会いできるのを楽しみにしています
ミシマ社ラジオでした
ありがとうございました

ありがとうございました