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フジモト
うーん、うろ覚えではあるんですけど、舞台装置とかもすごいなんか前よりリアルな感じがしました。確かにそうかもしれないですね。
ミシマ
確かになぁ。 ああなんか細部はいろいろとレベルアップしている感じがありましたね。
フジモト
あの見た印象はどうでしたか?見た印象、昔よりなんかこう笑いどころに気づくところが多くて、より面白く感じました。
ミシマ
なるほどね。それ面白いですね。だからある程度ストーリーは分かっているんだけれども、それでも面白いというわけですよね。
実際そうで、もう本当に最初から最後まで笑い話だったんですけども、
だから今フジモトさんの話聞いて、なんか落語みたいだなと思いましたね。
ある意味こう展開は分かってたりとか、まああのよくある落語だと、もう何度も何度も実は聞いたことがあるやつだってあるのに、
オチが知らないわけじゃないんだけれども、やっぱりその間の取り方とかですね。
言い回しで、もう笑わざるを得ないっていう風に。
だからヨーロッパ企画さんの演劇っていうのは、なんかちょっとそういう部分もあるかもしれないですね。
8年前だから3回見たっていうのもきっとそういうことですよね。何度見ても面白いんですよ。
もう次こうこうこうなるというか、なんかストーリーを追うだけじゃないんですよ。だけどやっぱそこを知ってても面白くて、
ただストーリーの衝撃も僕8年前すごかったなという記憶なんですね。
というのも、あの当時まだまだ今ほどですね、AIっていう言葉がそこまで定着してなかった。
AI?ぐらいな感じだったんですね。だから人工知能がなんかビッグデータを使いながら色々こう勝手に動き出すのかな。シンギュラリティって何だろうみたいな。
本当にそんなこと起こるのかなみたいなやや恐怖心と、あと自分たちの仕事だとかなんか生活がどんどんそっちに取って変わられるんじゃないかっていう恐怖心とかですね。
なんか結構未知なるものがこうある中、単にそれをこう人間はでもあの滅びないんだとかですね、そういうふうに描くんじゃなくて、
全部こう笑いにして、なんかただその最先端のテクノロジー批判というかですね、この批判っていう形を取らないこの批判っていうのが脚本された上田誠さん見事だなって僕はなんかちょっと震えたのが8年前はっきり覚えてるんですけども。
あのそれがやっぱ今回見て少しだからこのなんかあそこで描かれてたのが、あのより僕らの日常に近づいてきてるなっていうのをちょっと実感したんですけどね。どうですかそのあたりは。
フジモト
確かにその今見てもなんか新しい感じがする。確か8年経ったとは思えない感じがします。
ミシマ
全然新作でも言えるし、だから逆に8年前の段階でかなり先取りして描いてたなっていうのが、もうなんか予知的な舞台でもあったなということを再確認できました。
今あれを描く人たちは増えてるような気がするんですけども、やっぱなんかあれが8年前描いてた通りもう1回再演されてるっていうのがなんか、いやーちょっともうすごい、ちょっともう追いつかないなっていう、改めて上田さんの凄さを感じたわけなんですけども。