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今回は、吐血についての話をやってみます。
研修医向けに話してみようと思うんですけれど、一応一般の人にも伝わるように話せたらなと思いながら、
ただ、状況としては、研修医が治療をどうやって進めていくかという視点で話していこうと思います。
まず、吐血の時って、やっぱり吐血しましたってことで来られるので、
それ以上、もう吐血として進めるしかないというか、
吐血してる時にまず気をつけて欲しいことは、
ちゃんと呼吸できてるか、あるいは血圧が下がってないかっていうABCアプローチをやってもらいたい。
AはAirway、BはBreath、CはCirculationのABCアプローチをちゃんとやって欲しいです。
まず、吐血してる時には、やっぱり血を吐いてるけど、それを護衛してしまってるかもしれないから、
だからまずちゃんと呼吸できてるかどうかっていう確認が必要で、そもそも呼吸できてないんだったら、
なんで血吐いてるかとか、どうやって血止めるか以前にまず呼吸させてあげないと生きていられないので、
なので、護衛してたらそれを取り除かないといけない。
C、呼吸があんまりどうこうなってることはないんですけど、
あとはちゃんと血圧が保たれてるか、Cのところですね。
血圧が保たれているかっていうところもめちゃめちゃ大切で、
血圧下がっちゃったら結局やっぱり検査とかできないから、
なのでまず血圧もちゃんと保たれてるかっていうところを見ないといけないし、
もし血圧保たれてないんだったら、もう急いで点滴しないといけない。
点滴する時も、点滴は1本じゃなくて2本入れて、それでもう全開で投与するし、
場合によってはアルブミン製剤っていって血圧上げるためにちょっと特殊な点滴使ったりだとか、
あるいは極端な話もすぐ有血いかないといけないこともあるかもしれないぐらい、
まずそのABCを安定させる、呼吸をちゃんとさせて血圧も保つっていう状態をまず目指さないといけない。
あとは血吐いてるペースが色々ですけれど、基本的に血吐いてたらやっぱり状態が急激に変化しちゃうので、
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何日単位での話じゃなくて、もう数分単位で状態がやっぱり悪くなっていくので、
もういかに次のアクションを考えながら準備していくかっていうところも大切になってくるので、
もう例えばすごい状態悪くって吐血してて、それが自分研修医が見てるっていう立場であれば、
もうその時点で上級医にはすぐ連絡しないといけないし、何なら消化器の先生にもすぐに連絡しないといけないかもしれない。
まあちょっとその辺はいろいろあるかもしれないですけれど、
まあでも消化器の先生、消化器内科の先生に連絡して、
状態が悪くってそのABCがギリギリ保ててるぐらいの人で消化器内科の先生呼んで怒られるかって言ったらそんなことないはずなので、
もうそこはもうやばいなって思った時点で早めに呼んどいておくということが大切です。
あとはやっぱり有血するかもしれないから有血を前提に血液検査したりだとかっていうことも大切です。
あとはカメラをどこでやるかっていうことなんですけど、やっぱり少しでも早くカメラしないといけないんですけれど、
ただカメラするときに結局どこで出血してるかわからないと、
実際イカメラ入れると胃の中は血の海になってるので、
例えば血吐いてるからすぐイカメラしてくださいって言われても正直困るんですよ。
そうじゃなくて基本的には増栄CTをとって、
それで増栄CTをとるときもちゃんと単純と動脈層と抗層と3枚とって、
それでちゃんと比較しながらどこから出血してるかっていうのがわかるようにとってほしい。
それすることで大体の出血してる場所の目星がつけば、
そこを中心に検査することができるので、
なのでイカメラする前にはさっき言ったABCアプローチも必要だし、
同時にどこから出血してるかっていうところを調べられる情報として増栄CTの検査もしておいてほしいっていうところがあります。
あとは増栄CTとってる最中にやっぱりまた凸血したりとかするかもしれないので、
やってる最中にですね、さっきまでABC保たれてたのがまた凸血して、
それで応援してしまうとかっていうことも絶対あり得るので、
なのでその検査回ってたりとかする間にもちゃんと呼吸は意識しておかないといけないし、
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応援したと思えばそれに対しての対応、吸引とかが必要だし、
血圧が下がってくれば血圧を上げるための対策も必要だし、
っていうところは常にやり続けないといけないっていうところですね。
あとは凸血の時にいろいろと、
例えばさっき言ったような増栄剤使ってCT取るとか、
あるいはEカメラして血を止める処置っていうところで、
やっぱりその検査に伴って合併症が出るかもしれない。
あるいは場合によっては有血させてもらうとかいうこともあるけど、
やっぱりその辺を患者さんに説明しないといけないし、
あとはやっぱり副作用が起こる可能性についても
ちょっと承知してもらわないといけない。
悪いことが場合によっては起こるかもしれない。
っていうところをどれくらい説明するかなんですけど、
基本的にやっぱり患者さんはまず命救ってほしいっていうのが大前提にあるので、
なのでそんなにそこで細かい説明はしなくてよくてというか、
それ以上にやらないといけないことがあって、
説明は極力、
短的に。
例えば自分がもしパッと入ってきて、
凸血しましたって言って入ってきたときに、
患者さんに話せれば患者さんに話すけど、
よっぽどひどいとき、凸血してひどいときには、
多分患者さんは話しできないので、
患者さんは他のスタッフにさっきのABC守っておくようにお願いしておいて、
家族さんにゾウACT、イカメラ、輸血に関して、
ゾウACT、ゾウA剤を使って出血の検査をします。
そのままイカメラして血を止めます。
場合によっては貧血が進んでいれば輸血もすぐさせてもらうかもしれません。
で、ゾウACTを取ればアレルギーの副作用が出たりだとか、
イカメラをすればゾウA、ゾウB、ゾウC、ゾウD、ゾウD、ゾウC、ゾウD、
アレルギーの副作用が出たりだとか、
イカメラをすればそれで傷つけて余計出血したりとかあるかもしれないけど、
もうちょっと今、どっちにしろこのまま待っててもしょうがないし、
処置していくしかないので、ちょっとそこのところはご了承ください。
輸血も宗教的な理由がない限りは、
貧血が進んでいれば輸血した方がいいので、
それで拒絶反応とかあるかもしれないけれど、
その時には対応させてもらうとして、
命を救うためにある程度合併症が起こる可能性はご理解いただきたいという風な話ぐらいでするかな。
ちょっと今のでも長いかもしれないですけど、
それぐらいの感じでパパパッと話を進めていく必要があります。
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あとはもうしょうがないから先生に任せましょう。
ということで、凸血きたらびっくりするんですけれど、
その時にどうやって立ち回ったらいいかというところは、
やっぱり事前に準備しておかないと動けないので、
なのでちょっとそこは普段から想定しておくといいかなと思います。
ということで、ちょっと今回は研修員向けの内容として、
凸血が来た時にどうするかという話させてもらいました。
ちょっと実験的に何回か研修員向けにやってみて、
皆さんの反応を見ながら、悪くなさそうだったら続けるし、
ちょっとやっぱり内容が難しすぎる、ついていけないみたいな感じになれば、
ちょっとまた考え直そうと思いますので。
では今回はこれで以上になります。
よければコメントなどいただけますと幸いです。
ということでどうもありがとうございました。