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  2. #39 北海道開拓とエゾオオカミ..
2023-05-06 22:11

#39 北海道開拓とエゾオオカミ。「絶滅」を産んだ社会と自然〜日本のオオカミ編その4【ミモリラジオ】

【日本のオオカミ編その4】日本のオオカミ観の変化 / 経済的損失と狂犬病 / 東北でのウマが被害を受ける / 狂犬病が次第に広がるようになる / オオカミが益獣から害獣へ / オオカミの賞金制度 / 天皇の巡幸の前にオオカミを積極的に狩った / 「新しい奇妙な病気」だった1730年代の狂犬病 / そして追い討ちになった「北海道開拓」 / お雇い外国人 / 畜産コンサルのエドウィン・ダン / 牛肉最高!畜産最高! / 羊を抱える札幌の像 / 牛肉を食べることが社会のスタンダードだった / 「敵はロシアでもアイヌでもなく、オオカミだ」 / アメリカで活発だったオオカミ狩り / オオカミ狩りの根拠「新約聖書」 / 開拓の中で、オオカミ狩りは不可欠だった / 「オオカミ&野犬 壊滅作戦」 / 牧場へのオオカミ被害はどれくらい? / 900頭の仔馬のうち600頭が食べられていた北海道の新冠 / 牧場になぜオオカミがやって来たのか / シカの大量狩猟による食糧不足 / 缶詰に火薬に漢方に。活発なシカ産業 / 積極的な狩りと大雪でシカが激減! / 北海道全体に広がっていたオオカミが、牧場に集中するように / ヒト VS オオカミへ / 根絶やしか、ウマ事業撤退か / オオカミ壊滅に腹を括ったエドウィン・ダン / 大量のストリキニーネで毒殺していく / カラスもハント!賞金制度 / オオカミ7円、ヒグマ5円 / オオカミの方がヒグマより高い! / ヒグマに比べてオオカミは売れなかったから、賞金を高くした / 日高地方アイヌのオオカミ神話を抹殺する意図 / 天皇から贈られた狩りの賞金 / オオカミをパートナーにする野生カラス / オオカミの食べ残しから、ヒトの食べ残しにシフトするカラス / 賞金制度と毒によって1900年前後にエゾオオカミは絶滅… / 天候不良と、これに伴うシカの激減も重なった / 生態学者チャールズ・エルトンの視点 / エルトン「人間の社会と経済は、自然の中にある」 / 生態系ピラミッドにおいて、ヒトとオオカミが同じ場所にいた / ジョナサン・ワイナー「生存競争のライバル争い論」 / 当時は「ウマを巡って争っていた」という一つの見方 / 次回「オオカミ再導入!復活プロジェクト」     【今回の写真】 オオカミ

木陰で休んでいます

今の日本では見られない光景です

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※収録に際しリサーチしておりますが、きままな自然トークのため厳密な考証は行なっておりません。   ※内容は諸説あります。


00:00
ミモリラジオ、このポッドキャストは、自然界から一つのテーマをピックアップして、その面白さを深堀るトーク番組です。
パーソナリティを務めます、ミモリのアンディです。
はい、ミモリの野中月です。
オオカミ編その4でございます。
はい。
前回は、オオカミに対する見方の変化について、日本の古代から、そして近代に入りかけまで追ってきました。
今回は、近世以降、近代について重点を置いて見ていくということで。
はい。
はい、よろしくお願いします。
前回、日本人がポジティブなイメージを、オオカミに対して持っていたっていう。
神社もあったし。
あったし。
うん。
なんなら、シカとか。
ショウレイ、アーレミオレ。
そうだね、守ったり。
シカとかから農作物を守ってくれる、そういう存在として見ていたという、そういう歴史だったけど、この見方が変わってくるんだよね。
一気に変わります。
そうだよね。
一気に絶滅させます。
そうだよね。
ここの、日本人の心の変化、オオカミ間の変化っていうものを、ちょっと見ていこうかなと思います。
うん。
はい、オオカミを絶滅まで追い込む、日本人の心の変化っていう原因は、主に二つあるというふうに考えられていて。
一個目がね、経済的損失。
あ、出てたのかな。
そう、この時、明治ぐらいからね、東北の南部藩っていうところが、商品作物として馬を飼ってたんだよね。
へー。
で、この馬がオオカミの被害を受けたこと。
なるほど。
っていうのと、二つ目、狂犬病の流行ですね。
あー、そうなんだ。
うん。
へー、ちょっとそのイメージはなかったけど。
で、この18世紀から19世紀ぐらいにかけて、オオカミは牧場で馬を殺し、狂犬病にかかって人々を襲うっていう危険な動物になったんですよ。
狂犬病って発症したら、もう自死率100%の病気だから、今でも。
で、このね、それまでの歴史書では、日本でオオカミを嫌ったりしているものはほとんどないんですよ。
うんうんうん。
で、このオオカミたちが問題を起こした以降、日本人はオオカミをどんどん殺すようになってきます。
なるほどね。害獣になっちゃったんだね。
そう。
液獣だったのが一気に。
でね、この東北の南部藩で、この馬が襲われたことによって、賞金制度を設けるんですよ。
ハンターに対して?
はい、そう。オオカミの狩猟に対して。
はい。
オオカミを取ると、ハンターにこれこれ払いますっていう。
はい。
これがオオカミに対する国内で初めての賞金制度。
うーん。
だね。
そういうなんだ。
で、このオオカミに対する賞金の象徴的な出来事があって。
うんうん。
1876年に明治天皇が東北の巡行に来てるんですよ。
明治天皇が東北にやってきたと。
東北にやってきた。
はい。
でね、この明治初期は天皇が新しい君主として国内の認知を高めるために、日本各地を回ってるんだよね。
大事な仕事だね。
で、この天皇が来るっていうことで、当時の岩手県庁が、オオカミから家畜を守るためと天皇の安全を守るためっていうことで、オオカミ漁師をめっちゃ呼びます。
そうなんだね。
それで、このオオカミ漁師が来てね、ちゃんと漁費とかまで払ったそうで、賞金も結構与えてね。
で、これで40頭ぐらいのオオカミが殺されたっていう記録が。
03:01
結構じゃあ、結構な数だね。
そう。
うんうんうんうん。
ということで、東北、日本においては東北では害獣としての扱いだったんだけど、この狂犬病の報告によってね、今度どんどん日本のオオカミが殺されていくので、ちょっと狂犬病について話していきますね。
で、18世紀の日本でね、狂犬病が流行しています。
そのイメージは全然なかったけど。
これね、1730年代に新しい奇妙な病気が日本の犬科目で流行り始め。
新しい奇妙な病気だったんだ。
そうそうそう。
犬、オオカミ、狐などが思いがけない行動を取ることが報告されているっていう報告があります。
はい。
で、この頃から日本全国でね、犬に噛まれたとか、オオカミに噛まれて死んだっていう報告が超増えるんですよ。
えー、なんでなんだろう。不思議だね。
すごいよね。
で、この頃からオオカミは優しい畑の守り神ではなく、山に住む凶暴な野獣として見なされ始めます。
なるほど。
で、凶犬病は、アンニ君言ってくれたけど、死ぬ病気です。
死率が100%です発症すると。
そう。
現代でもそうです。
現代でもそうですね。
なので、この凶犬病の流行によってね、このオオカミに対する風当たりが強くなってきます。
へー。
で、この経済的損失と凶犬病っていうのがオオカミに対する風当たりを強くするんだけど、さらにオオカミを一瞬で絶滅させる追い討ちがあります。
なるほど。
それが北海道開拓です。
はい、来ましたね。
北海道開拓始まって30年から50年ぐらいでエズオオカミ絶滅してますね。
逆になんで北海道も広いからさ、30年から50年でなんでそこまで絶滅させたかっていうのは、まだまだ不思議に思う人も多いんじゃないかと思います。
はい、ちょっとそのことについて話していこうかなと思います。
北海道開拓の時に、お雇い外国人が日本にたくさん来てるんですよ、技術指導とか。
要するに政府がお金を出して海外の学者をいろいろ呼んできて、技術を教えてくださいってものすごくお金を積んで頼んでいるっていう、そういう人たちだよね。
そうそう、牧場と畜産部門のコンサルとして、
そう、コンサルだね。
コンサル、エドウィン・ダンっていう人がやってきます。
ブナタイ文化論でやったけど、農業のコンサルはケプロンっていう人が来て、絶対に米やるなよっていう風に。
北海道で絶対米育てんじゃないぞって言い残して、
日本人、米めっちゃ育てるっていう。
枯れまくるっていうことをやった人だよね。
この畜産部門はエドウィン・ダンって人だね。
この人がエゾオオカミの絶滅にめっちゃ関わっていて、
エドウィン・ダンは牧畜はとても進歩的で文明的で、国民の主食である牛肉を生み出す最高みたいなノリで来るんだよね。
牛肉なんだね、そこで。
どこの人?アメリカ?
アメリカ、アメリカ。
このエドウィン・ダンは牛40頭と羊91頭と共に日本に上陸してます。
牧畜のコンサル中のコンサルが来たぞと。
しかも札幌にエドウィン・ダンの銅像あるんだよね。
06:02
羊を左肩に乗せてるシュールな。
めっちゃ好きじゃん。ピカチュウみたいに。
ちなみにこのエドウィン・ダンが来る1年前に、日本の天皇も近代性の象徴として初めて牛肉を食べたという記録があります。
これから日本は近代の列強、西洋社会の仲間入りをするぞという意思表示で牛肉を食べるという儀式があったんだね。
そういう感じで、エドウィン・ダンと対等に話すためにね。
っていうのをやったりしてます。
このエドウィン・ダンは北海道牧畜の父というふうに言われてて、日本で初めて虚勢手術とかしてるね。
なるほど。
このエドウィン・ダンがこういうふうに言います。
北海道の日本人入食者の前に立ちはだかるのは戦獣民族のアイヌでもないと、ロシアでもないと、狼であるというふうに言ってて。
めちゃくちゃ嫌いだったんだね。
外国の狼に対する態度っていうのを明治の官僚たちも文明を進歩させるためには、狼を殺すべきだみたいな感じで変わっていくんだよね。
そっかそっか。嫌いというよりかはすごく脅威だと認識してたんだね。
そうそうそう。
このエドウィン・ダンがアメリカから来たっていう話をしたんだけど、このエドウィン・ダンがいたアメリカがどういう状況だったのかっていうと、
アメリカ人の牧畜者たちにとってもこの狼殺しっていうのはすごい大事だったのね。
なので、狼キラーと言われるハンターがいたりして、アメリカでも狼をめちゃめちゃ飼ってます。
そうなんだ。
この開拓、アメリカの開拓と狼狩りっていうのはセットなのね。
こういう世界観を持ってエドウィン・ダンは日本にやってきてますね。
開拓と狼狩りがセットっていうのが北海道に今度やってくるんだね。
アメリカを開拓した狼キラーたちが、狼を殺す正当な理由について語っていて、
なぜ僕たちがこんなに多くの狼を殺すのかっていうのは、
新約聖書の親切な羊飼いと重ねられた、
アメリカ西部の開拓牧畜者たちの入植の道を俺たちが切り開くんだっていう、
宗教的な理由で狼を殺していたっていう風に。
本当に開拓精神とセットだね。
開拓精神と聖書がくっついてるよっていうのは知っていたんだけど、
その中に狼討伐まで組み込まれてるっていう感じなんだ。
狼を殺して家畜を守るっていうのは、
一つキリスト教の信仰を厚く守るっていう行動なんだよね。
なので、こういう風な狼狩りっていうのがアメリカでめちゃめちゃやられてます。
宗教的にも誠実な行為だったんだね、開拓の中で狼を殺すということが。
そう。
この聖書を指針として文明開拓の風を受け、
狼っていうのは19世紀のエドウィン団がいたアメリカにおいて、
強力な悪魔のシンボルなのね。
っていう風になっていきます。
09:00
この背景の中でエドウィン団がやってくるんだけど、
エドウィン団が具体的にやったことは、
ニーカップ牧場っていうのが、
今の北海道の真ん中、日高あたりにあって、
ストリキニーネっていう毒薬を使って、
狼および野犬の壊滅作戦を行っています。
どういうやり方なんだろう、それは。
ストリキニーネは、でかい肉の塊の中にストリキニーネを入れて、
牧場の周りに配置するんだよね。
で、それを食った狼が死ぬっていう。
ストリキニーネはすぐ死にます。
1時間、2時間で死ぬ。
猛毒なんだね。
これはアメリカ西部の開拓においてよく使われた毒で。
へー。
っていうので、エドウィン団は狼を撲滅させていくんだけど、
具体的に牧場に対してどのくらいの被害があったかっていうと、
ここの団が巻いたシムカップがね、
ニーカップっていうのかな。
ニーカップ牧場の馬の被害は、
2000頭馬がまずいたんだって牧場に。
そのうちメス馬が1300頭。
うち900頭は毎年子供を産むと。
で、この毎年900頭子供を産むんだけど、
生き残る馬は300匹だったっていう記録があって。
そんなに?
馬は1年間に大体1頭子供を産むのね。
なので、900頭生まれて300頭しか残ってないので、
3分の2が?
そう、食べられてしまう。
600匹が毎年食べられてしまうっていう。
そう考えると確かに被害大きいね。
経済的な被害って考えると大きいね。
狼はしかも捕まえやすい子供を優先的に狙うんだよね。
肉食だったら。
っていうのが被害。
なぜ狼が一気に絶滅してるのかっていう話に繋がってくるんだけど、
牧場になぜ多く現れるようになったかっていう原因があって、
牧畜を始めると、馬が集中してるから、
餌が集中してる場所に狼が集まるっていうのも確かにあるんだけど、
それ以上に狼が牧場に多く集まるようになった理由が2つあります。
1個目、鹿の大量狩猟によって、
森に食べ物がなくなったんだ。
そう、狼の餌がなくなってますね。
鹿の大量狩猟?
北海道の開拓士が1870年代くらいから鹿の缶詰を作るために、
北海道中で鹿を大量に狩猟してるんですよ。
そうなんだ。
新千歳空港がある千歳市に鹿の缶詰工場があったんだよね。
肉はもちろん缶詰として利用するし、
骨とか血は焼石、火薬の原料ですね。
それにも使ってたんだ。
鯨と一緒ですね。
皮とか角は漢方として利用してましたね。
1873年は5万5千頭獲ってるね。
12:03
すごい量だね。
1874年は5万8千頭。
絶滅コースだ。
1875年は7万6千。
どんどん増えてるでしょ。
5年飛んで、1880年は1万2千頭なんですよ。
だいぶペースダウン。
1881年は1万頭なんですよ。
人間がもちろん獲りすぎたっていうのもあるんだけど、
もう一個気候的な要因があります。
1878年、1879年は
北海道全体で豪雪。
めっちゃ雪降ったのね。
この雪のために
鹿が餌を取ることができなくなったのね。
死んじゃったんだ。
植物が雪の中に埋まってしまって
鹿が激減してるんだよね。
この時に
鹿は実質的に絶滅してしまった
っていう記録があったりして。
そこまで減っちゃったんだね。
そうそう。
この時に鹿が大激減するんだよね。
このタイミングで
狼が牧場に
たくさん現れ始めます。
本来だったら
北海道に散り散りになってるはずなのね。
狼っていうのは。
だからこそ絶滅しにくいんじゃないかって思ってたんだけど。
なんだけど、この鹿が
各地でいなくなるっていうことが起きて
集中的に馬がいる牧場に集まります。
人の近くに集中してきたんだね。
そうそう。
ここから
人間と狼の戦いが激化していって
食料が足りなくなってくると
コウマだけではなく
親の馬も襲うようになるんだよね。
いよいよ追い詰められてきたね。
エドウィン団はこういう風に言います。
我々は
狼を根絶やしにするか
馬の繁殖事業を
打ち切るか
どちらかに決めないといけなくなった。
そして我々は
東京と横浜へ手に入るだけの
ストリキニーネを注文した。
絶滅させる気や。
その結果団はまた
これを言ってますね。我々は
北海道中に生きているものすべてを
毒殺するのに十分なくらいの量を
手に入れることに成功した。
殺意の塊が
殺意がすごい。
ここでそういう風に集まってくるから
狼が大量に
このストリキニーネを食べて
死んでいきます。
実はこのエドウィン団の
影響もあるんだけど
絶滅に追い込んだ大きな理由があって
賞金制度の充実だね。
もう一回出てくるけどね。
岩手とかで賞金制度はあったと思うけど
これが北海道における
公式の賞金制度の
設立は1875年に
始まってます。最初は
カラスから始まってるんですよ。
カラスに賞金制度があったの?
カラスも漁業とか農業
ミシンを食べちゃったりとか
農業農作物を食べちゃったりとか
するのでカラス一頭につき
4,000の賞金を
与えてます。
高い金額ではないね。
これは安いと思う。
カラスの賞金制度の
7ヶ月後に
ヒグマとオオカミにも賞金制度が
設定されてますね。
15:00
この時はオオカミの耳を
両耳持参すると
一頭につき2円みたいな。
トヨタミヒデヨシみたい。
その後に
1878年
オオカミの被害がすごい大きくなってくる
中で
カイタクシーがまた新たに賞金制度を
定めるんですよ。
この時がオオカミに7円
ヒグマに5円
オオカミの方が高いんだ。
これポイントだね。
この7円っていうのは
当時1円が2万円ぐらいなんですよ。
結構高いよね1円っていうものが。
なのでオオカミ一頭で15万円ぐらい。
それはすごいね。
そうっていうのが与えられてます。
オオカミの方が
ヒグマより高いっていうのがポイントで
1個はクマの場合は
漁師がクマの怪我が
お金になるとか肉を売れる
ってことを知ってるんですよ。
だし丹納とかはとても高く売れるよね。
高級漢方。
そうだよね。
とかで使われるんだけどそれに比べて
オオカミは市場価値がなく
賞金がある程度高くないと
誰も取らないんだよね。
インセンティブがあんまないんだね。
っていうのでオオカミの方が7円
っていう風に高く設定されてました。
もう1個2個目の理由が
これも面白いっすよ。
面白いというか笑えない話なんだけど
日高地方の
アイヌっていうのは
自分たちがオオカミの子孫だと信じていた
っていう風に最初の方に
オオカミ編で言ったんだけど
オオカミに高い賞金制度を
与えることによって
オオカミをたくさん取ると。
そしてこのアイヌの
世界観の中で神を
抹殺すると。
で、この天皇制の
イデオロギーにアイヌを
日本国民、新しい日本国民として
取り入れるというか
意識を作っていくっていう
理由もあったそうです。
かつ賞金の需要は天皇から
贈り物として配られた。
それは面白いね。
っていう背景も
北海道のアイヌの人たちも
日本国民として意識を
作っていく必要があるので。
っていう背景もあってオオカミの方が高いですね。
一応、日高地方のアイヌの人たちの
間でオオカミが自分たちの祖先だ
っていう考えがあったということ。
だから別にそうではない
地域もあったってことだもんね。
そういうところは積極的に取ったりも
するんだろうね。
そうだろうね。
あとね、カラスも
オオカミと一緒に新しくまた
賞金を付けられてるんだけど
現在のカラス
僕たちのカラスのイメージって都市に住んでて
人間が出したゴミを漁る
みたいな認識じゃないですか。
これが人間がいない環境下では
カラスっていうのはオオカミとかクマ
肉食動物をパートナーにして
その食べ残しを食べるのね。
オオカミの研究者の人が言ってたんだけど
オオカミを追うと
必ずカラスに出会うって言ってた。
そうなんだ。
なのでカラスっていうのも
オオカミと共に生きる
生物だったの。人間がそんなに入ってくる前は。
確かに確かにそういうことだよね。
森の中でそういう関係性が
18:01
築かれてたってことだよね。
オオカミが人間によってたくさん取られて
激減してしまうから
今までカラスは
オオカミの食べ残しを食べてたんだけど
それがなくなってしまったので
人の食べ残しにシフトしたんだ。
でこれ農作物の被害とかも
より増えてたって言われてます。
卵とかもねこれ
賞金の対象ですね。
カラスの?
卵持ってきたらってことなのかな?
卵持ってきたら。
ちょっと面白いね。
こうした賞金制度によって
エゾオオカミと
ストリキニの毒によって
エゾオオカミは1900年前後に
絶滅します。
鉄砲とかでの狩猟じゃ
なかなか難しいよね。絶滅まで追い込むのは。
そうなので
人間だけがこのエゾオオカミを絶滅させたか
っていうと転向もあるのね。
ああそうなんだ。
鹿が激減してしまうっていう。
だからすごいこうね、運もやっぱ
あの時に鹿がいっぱいいたら
北海道全土でどこかで
オオカミは生き残ってるからね。
っていうのもちょっとあったりしますね。
以上これがね
エゾオオカミの絶滅の
ストーリーについてちょっと話してきたんだけど
これをね
人間とか文明の
進歩のせいにしておくと
すごいなんていうのかな
綺麗になるんだけど
そういうことでは
一向に
自然とかね、人間の関係性がよくならないので
また似たようなことを繰り返す
だけだもんね。その理解だと。
このオオカミの絶滅に対してちょっと他の視点を
共有しておきますね。
チャールズ・エルトンっていう生態学者がいて
この人はこういうこと言ってます。
人間の社会と経済は
自然と別個ではなく、自然の中の
生態として見るべきである。
って言ってて、オオカミが
オオカミとかクマが
獲物を取るように
人間は経済活動をして
生きていってるんですよ。
なので牧場を争うオオカミっていうのは
生態系ピラミッドにおいて
人間と同じ立ち位置なのね。
争うものだよね。
なので
実際牧場経営とかが
うまくできないとさ、お金がなくて
人間も死んでしまうじゃない。
一方、オオカミは馬を食べないと死んでしまうから
この北海道の寒い
北の大地でさ、人間とオオカミは
対等の戦争をしてたんですよ。
生態系のピラミッドの
同じ場所にいたってことでしょ。
このね、ジョナサン・ワイナー
っていう人が書いた論文
中にこの人がガラパオグス諸島の進化の
研究をしてたんだけど、この人が言ってるのが
生存競争において
ある亜種、または
種は他を占め出そうとすると。
最も近い種類
最も近い種類が
お互い激しく相手を苦しめると。
なるほど、ライバルとして。
彼らは武器や本能
必要とするものがあまりにも似ているために
衝突するって書いてて
この時の北海道
人間もオオカミも馬を必要としてたのね。
そういうことだよね。
人間は金銭を得るため、オオカミはカロリーを得るため。
っていうので
別に僕はこの文明が
21:01
進むのが良いとか悪いとか
そういうのではなくて
人間とか経済を悪だと
決めつけてね、やるよりも
当時は対等の立場だったっていう
視点を持っておくことで
このもう深くね
オオカミとか自然生で考えられるんじゃないかな
っていう風に思ったので。
確かに。
人と自然を切り離しすぎて考えるんじゃなくて
同じ捕食者として
対等な関係で
見てみるっていうことだよね。
そう、っていう視点を紹介しておきました。
ありがとうございます。
次なんだけど
オオカミがいなくなって100年以上時間が
過ぎてるのね。
オオカミ再導入を
考えてる人たちが日本にもいるし
アメリカのイエローストーンでは
いなくなったオオカミを再導入してるんですよ。
そうだよね。
ただ、導入しようとすると
やっぱりイメージが
あるじゃないですか、オオカミの。
そこで何が起こるか
っていうことも色々聞いていけるんじゃないかな
と思っております。
次はオオカミ再導入について
話していきたいと思います。
はい、楽しみです。
ありがとうございます。
22:11

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