腹式呼吸と深呼吸の基礎
声を武器にするラジオへようこそ。 このチャンネルは、ボイストレーナー歴20年の声マニアの私が、声に関する質問にお答えしたり、声に関するいろんなことをお伝えしていくチャンネルです。
今日は、コメントでいただいていることを、ちょっと本題に持ってきてお話をしようかなと思います。 腹式呼吸と深呼吸の違いについてです。
とある本の中の呼吸の方法ですかね、これを題材にコメントくださっているので、それにお答えする形で本編を撮っていこうと思います。
では早速ですが、コメント読ませていただきます。いつもコメントありがとうございます。小松明寛さん。 20分のユーデミー広告かな?
ところで、腹式呼吸は深呼吸ですか? これを実践している身としては、近寄りがたいのです。 声とは無関係なのですが、パフォーマンスの世界の話ということで、本のリンクを載せてくださってます。ありがとうございます。
冒頭の最初の20分のユーデミー広告かなというのは、この回が質問回答する形だったんですけど、私の宣伝、私のユーデミーの宣伝になってたなということで、ユーデミー広告でしたね。
ボイシープラスの方にも聞いてもらえる広告音声でした。ありがとうございます。本題は、腹式呼吸と深呼吸なんですけど、これはどっちとも言いにくいところではあるんですが、個人的見解をお伝えさせていただきます。
まずご紹介いただいている本が、人生が変わる最高の呼吸法っていう本なんですね。これ私、確か小松明さんにご紹介いただいて読んだ気がする。結構前に読んだ気がするんですけど、この中で説明されている、どこまでネタバレしていいんでしょうかね。
すごくざっくりとネタバレにならない程度にお話をさせてもらうと、深呼吸と腹式呼吸、また強式呼吸、いろんな呼吸と呼ばれるネーミングがついてますけど、あれの違いってどこの筋肉を使うのかとか、その辺が違うんですよね。
動く筋肉が使うと結果も変わってくるみたいなところがあります。深呼吸とは腹式呼吸かと言われると一概にも言えない。腹式呼吸は深呼吸かと言われても一概には言えないみたいなところがあります。
もうちょっと言うと、腹式呼吸と強式呼吸とかって言われているんですけど、共存していることがすごく多いんですね。完璧な腹式呼吸っていうよりは割と腹式呼吸よりみたいな呼吸をする方が多かったりするので、すごくグラデーションのあるところかなというふうに思います。
この本で話されている呼吸の仕方のあれこれっていうよりは、その呼吸をすることによって何が得られるかっていうところからちょっと紐解いていこうかなと思うんですけど、この本で提唱されている呼吸の方法をするとリラックスしますよとか、安定しますよとか、集中力も上がるしとか、そういう系のことをおっしゃっているので、
呼吸の個人差と活用法
腹式呼吸に近いかなと。かといって腹式呼吸というところまで深い呼吸を推奨しているわけではなかったりするんですよね。
なので、結果的には腹式呼吸と同じような自律神経の安定だったりとかね、腹交換神経でしたっけ、安心する方、安定する方の効果があったりとかっていうところだったりだったかな、ちょっと違ったら申し訳ないんですけど、確かそっちを提唱されていた記憶があるので、
この腹式呼吸とものすごく近いところにあると思います。腹式呼吸ほどものすごい肺活量を必要としたりとかはしなかった記憶があります。
かといって、共識呼吸のように浅くて早い呼吸を推奨しているわけでもないという、ちょうど間に当たるような呼吸法じゃないかなと思います。
なので、歌をしっかり歌うだとか、人前で結構ちゃんとしたはっきりした声を出すよという方じゃない方は、この呼吸法を取り組まれるとすごくやりやすいのかなっていうのもちょっと思いました。
でも深呼吸と腹式呼吸の大きな違いって、なんか今私の現状でババンとお出しできないのが現状ではあるんですけど、今の私でこうじゃないかなと思うのが2つあります。
まず1つは、この呼気の量をどれぐらい吸えるかみたいなところの違い。で、もう1個がどうやってコントロールするかみたいなところかなと思います。
ただ呼吸で吸って吐いてだけではなくて、私が使っているこの呼吸って喋りとか歌に使うので、ぶわって使うところもあれば、あんまり使わないところもある。
ちょっと息の駆け引きみたいな、押し息みたいなものもしたりするんですけど、そういう時にコントロールしやすいのは、やっぱりこの横隔膜が自分の中でコントロールできるっていうのは重要だったりするので、
そういう意味でコントロールしやすいかどうかみたいなところも、もしかしたら違いになったりするのかなというのは思っています。
ただこれはちょっとですね、残念ながら、いわゆるエビデンスがあるわけではなくて、私の体感としてお伝えしているところなので、深呼吸と腹式呼吸の違いはこれですというわけではないんですけど、個人的にはその辺に違いがあるのかなというふうに思いました。
ちょっとね、ぼやっとした回答になって申し訳ないんですけれど、でもいろんな呼吸法があります。腹式呼吸の中でもいろんなのあるんですよね。
パターンがいろんなネーミングがついていて、こういう何々腹式とか、なんとかパターン呼吸とかいろいろあるんですけど、どの呼吸もその方に合ってるかどうかみたいなところは結構重要だなと思います。
私は結構マンツーマンをずっとやってきたボイストレーナーなので、その方に合わない呼吸っていうのもあるんですよね。深く吸いすぎるとうまくいかないなとかあるので、もしかしたら小松さんにはこの呼吸法が合っているのかもしれない。
であればもうこの呼吸法で声を出したり運動したりっていうのがいいと思いますし、でもこの前ね、声見させていただいた時もお話ししたんですけど、呼吸の方法もそうですけど使い方だったりもするかなっていうのがあったりするので、ちょっとこれに関してはちょっとあれだな。
人によるっていう、ちょっと最後に結局ぼやっとした答えになっちゃいましたけど、でもやっぱり人それぞれいろんな体があっていろんな癖がありますので、いろいろ試していただくっていうのは一番いいかなと思います。
私もねこの中でこのチャンネルの中でお話しさせていただくのって割と王道のことをメインでお話ししていて、カスタマイズしたオーダーメイドのことは結構個別でお話ししていたりするので、またよかったら呼吸と体見せてください。
体見せてくださいってなかなかなワードですね。でも本当になんかものすごく私にとっても学びになるようなコメントでした。ありがとうございます。ということで今日はちょっと腹式呼吸と深呼吸の違いについてはっきりした回答とはならなかったとは思うんですけれど、現在の私が思っている回答をお話しさせていただきました。