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この放送は、農業の常識を超越する、
メタグリをキーワードに活動する、
メタグリ研究所がお届けする、
Metagri Voicesです。
月曜日担当の富山みかんです。
Farmers Voices🍊 vol.5の放送です。
よろしくお願いします。
今、私、農畑に入っていまして、
収穫やら、生産やら、出荷やらで、
てんてこまいになっております。
もう少しでワセミカンのほうですが、
収穫も終わりそうで、
今収穫しているワセミカンの畑に、
実はシークワサーが3本だけ植えてあります。
このシークワサーが、
メタグリトークンで出品している、
キッズミカン詰め合わせの、
完熟シークワサーなのですが、
先週の金曜日のバーメタグリのほうで、
あれ?バーメタグリだったかな?
バーメタグリのほうで、
そのシークワサーの写真を載せて、
ブーさんもタウルさんも川上牧場さんも、
その写真を見て順調に着色している様子を
確認してくださいました。
この時の写真をミカンマルシェのほうにも
貼っておきます。
このシークワサーですが、
15年ほど前に、
私がワセミカンの畑で作業していたところを
おじがやってきて、
俺はアワモリのシークワサー割りが好きだから
植えろ!と、
突然シークワサーの苗木を
予告もなく3本持ってきました。
仕方なく畑の隅に植えて、
肥料や傍所も少しだけやって、
ほとんど手つかずというか、
それだけしか世話をしていなかったのですが、
一昨年くらいに、
ワセミカンの畑でキリコさんがシークワサーを見つけて、
好奇心でそのシークワサーを食べてみて、
美味しいとおっしゃってくれて、
私もその十何年シークワサーを
栽培していて初めて食べてみて、
これ結構いけるじゃん!面白いな!と思って、
みかんを買ってくれた方にそのシークワサーをおまけで
漬けてみました。
すると意外にも好評で、
みかんの感想よりか、
完熟シークワサーの感想を言ってくれる方が結構多くて、
それで完熟シークワサーを
単品で販売するという経緯に至りました。
味というよりも健康食品的な感じで
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意味合いで販売していたのですが、
好きな方はすごく好きで、
多い方で2年間で5回も
リピートしてくださった方もいらっしゃいまして、
12月の上旬か中旬にはこの完熟シークワサーは
販売できると思いますので、
ご興味があればURLを貼っておくので
覗いてみてください。
それから先日株式会社トーイングさんと
打ち合わせをしました。
この株式会社トーイングさんは
高機能バイオタン、ソラタンを販売していまして、
このソラタンはバイオタン、
バイオタンというのは植物残渣だったり、
モミ殻だったりを燃やして炭にしたものなんですけれど、
このものをバイオタンといいますが、
そのバイオタンに微生物を定着させて、
1ヶ月でソラタンをまいた畑を
良質な土壌にするという土壌改良剤です。
来シーズンこのソラタンを
導入させていただくことになりました。
トーイングさんのURLも貼っておくので
興味があれば覗いてみてください。
ではそろそろ本題の方に入ります。
今回のテーマは
そのソラタンを施策したらどうなるかをテーマにします。
ちなみにトーイングさんとの打ち合わせで
いろいろお話しさせていただいて、
推測したことが大部分含まれるので
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
フィクションです。
ソラタンを施策すると
他の土壌改良剤より
2つ大きく促進されることがあります。
1つ目は有機肥料の危機が良くなる。
植物は窒素導化という反応をして成長します。
窒素導化とは
植物が小酸やアンモニアなどを吸収して
アミノ酸やタンパク質などを合成する反応のことです。
ソラタンにはアンモニア化成菌と
消化菌という微生物が定着してあります。
アンモニア化成菌は有機物をアンモニアに分解し
そのアンモニアを消化菌によって小酸に変換され
植物が吸収しやすい形になります。
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本当はここから窒素導化の反応を進めるため
高濃度ココタルとか色々あるんですけれど
ソラタンによって窒素導化の前半部分がクリアできます。
さらに有機肥料のリン酸の吸収が良くなります。
リン酸は扱いが難しくて土壌の金属イオンと結合して
植物に利用されない形になりやすいです。
うちの畑も毎年土壌分析しているんですけれど
このリン酸が植物に利用されない形に結構なっています。
ソラタンによって有機物が分解されて
腐食酸が増えてリン酸の下級化が促進される可能性があります。
これはちょっと僕の推測が結構入っています。
二つ目です。
土壌の断流化が促進されます。
土壌の断流化って土造りには欠かせない言葉で
知っている方も多いかもしれませんけれど
知らない方のために少し説明させてください。
土壌は大小様々な粒子からできていて
断流化とは土壌粒子が小さな団子状に集まっている構造のことです。
この団子状には適度な隙間があり
この隙間には空気や水分が入り込みます。
植物の根の成長や土壌の有用微生物には酸素が必要です。
また排水性が良くなり適度に排水性が良くなるんですけれど
さらに適度に水分が蓄えられるという
結構矛盾しているような感じがするんですけれど
実際そうなんですよ。
適度に水分が蓄えられるため
やはり根の成長や有量微生物や
ミンビズンランドの畑にとって良い生物が増えやすいです。
良い微生物が増えると悪い微生物が減るため
病気も減ります。
メリットだらけですが
特に林さんのくだりは推測なので
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体とは一切関係ありません。
そろそろ締めにさせていただきます。
今日もメタグリボーシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
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次回もお楽しみに。
みんな、シークワッサン食べて牛乳飲んでね。バイバイ。