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2022-10-05 41:26

#30-1 BUCK-TICKの大問題作『Six/Nine』特集~なぜ彼らは病的に生き生きしていたのか?

今回から『Six/Nine』/BUCK-TICK(1995年)特集スタート。第1回目は前作『darker than darkness ‐style93‐』後のBUCK-TICKの活動、SOFT BALLETおよびLUNA SEAとのジョイントコンサートツアー「L.S.B」やSCHAFT、『Six/Nine』のレコーディング秘話、ついに行き着いたこの底の底のようなアルバムがどうやって生み出されたのか語りました。

(※1.5倍速再生推奨)

※雑談形式なので愛情をもって敬称なしで話をしています


『Six/Nine』/BUCK-TICK

1. Loop

2. love letter

3. 君のヴァニラ

4. 鼓動

5. 限りなく鼠

6. 楽園 (祈り 希い)

7. 細い線

8. Somewhere Nowhere

9. 相変らずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり

10. デタラメ野郎

11. 密室

12. Kick (大地を蹴る男)

13. 愛しのロック・スター

14. 唄

15. 見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ

16. Loop MARK II


《CD&配信情報》

●Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/B00006HBOF/


●Spotify

https://open.spotify.com/album/2DpfzX22knfbXhSxgRt23Q?si=TAXRp4MCQD67JHrPurPpTQ


●Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/six-nine/210850504


■『名盤ラジオ』とは?

3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。


00:01
名盤ラジオ
こんばんは、名盤ラジオです。この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについて、お酒を飲みながら色々と語っていきます。
名盤ラジオ、今回もよろしくお願いします。たくやです。
どうもこんばんは、mzooです。
こんばんは、ひできです。よろしくお願いします。
名盤ラジオ、今回が30枚目のアルバムです。ちょうど30枚。
そうだったんですね。
記念すべき。
30枚、もう。
ね、やってるよね。
やーば。
30枚ですか。
積み重ねてきたらすごい。
積み重ねてきたね。
で、30枚目がこのアルバムでいいのかっていう感じですけど、今回は。
いやー、もういいんじゃないですか。
爆竹の、爆竹の1995年の大問題作6ix9ineです。
あー、これ大問題作だったんですね。
これは問題作でしょ。
いやー、大問題だろ。
これあのー。
でも問題あるもんなんか。
いやまあ、確かに問題はあるなと思いますね。
これもうだって音とかも問題作だし、回収されてるからね。
あー、まあ、あといろいろそうか。
実際に問題も起きてるって話ですね。
そう、明日ともに問題だから。
確かに。すごい。
そうだ。
回収されてるってなかなかないでしょ、そのメジャーバンドで。
いやー、大問題ですね。
大問題ですね、これは。
すごい。
これはね、後でも出てくるかもしれないけど、楽園っていう曲でコーランを無断で使用していて、訴えられて。
回収してると。
いや、確かに大問題作ですね。
大問題ですね。
これファンの中でもあれだったんですか、もう出た時、結構問題作だなみたいな、受け入れ方だったんですかね。
どうなんすかね、リアルタイム。
なんかダーカン・ザ・ダークネス、もうだいぶ問題作じゃないですか。
そこからの正常進化っていう感じで受け止められてるのか。
今回この連続で聴いてる感じはやっぱりすごい深くなったなっていう、同じ路線じゃないというか。
ベクトルは結構近いところ向いてるけど、触れ幅もそうだけど、すごい広く深くなったなっていうか。
そうですね。
そんなに別に180度変わってるとかそういうんじゃないけど。
その流れの延長線上ではあるけど、より深くやばくというか。
よりやばくなってますよね。
03:00
よりやばくなってますよね。
よりちょっとなんだろう、狂ってった感じがするという。
なんかもう本当に行き着いちゃったなみたいな。
そういうの最高ですよね。
病的だよね。
病的ですね。結構怖いっていうか、心配になりますよね、聴いてて。
大丈夫かな、これって。
っていうね、シックスナイン、今回特集していくわけですけど、
まず初回の今回については、前作ダーカーズ&ダークネススタイル93からこのシックスナインに至るまでっていうところと、全体的なところを話していければという回ですね。
っていうところからで、またその時系列的なところから話していければなと思いますけど、
ダーカーズ&ダークネスが1993年の6月23日に発売してると。
その時も話してますけど、93年にこれやってたのかっていう、すごい早いですよね。
スタイル93ですかね。
刻印してるからね。これを93年にやったぞっていう。
で、ツアーをその年はやって、11月までだからほぼほぼ年内ツアーやってるっていう感じですね、93年については。
で、94年に入ると結構各メンバー、いろいろ他の活動とかもやったりしていったみたいで、
バック軸としては、リミックスアルバム、シェイプレスっていうのが8月24日にリリースされてる感じですね。
リミックスアルバムとかも出してるんですか?
これはなんか、過去作をアンビエントでリミックスするっていう、そういうコンセプトでやられてたみたいですけど、結構すごいんですよね。
メンツ見ると、エフェクスインとかオーテカとか参加してるんで、すげーな。すごいですよね。
その辺のシーンの動き的なのに、こうしてのアンビエントリミックスなんだろうなって感じはしますけど。
で、使ってるっていうか参加してるアーティストがね、エフェクスとかオーテカなわけで、その辺すごいよね。
すごいですよね。
そうそう。なんかちゃんとこうしてるっていうか、すごい。
当時の音楽シーンの最先端の人たちですからね。
06:01
で、このリミックスアルバムは写真集付きっていうか、なんか僕も前持ってましたけど、すごいデカいんですよね、これ。
普通のCDのサイズとかのパッケージじゃなくて、結構デカいサイズで、写真集メインにCDが付いてるみたいな、そんな感じかな。
逆に本なの?
そうそう、本のサイズですね。で、その写真集の撮影でトルコに行ってたりとかっていうのが、この94年の出来事ですね。
なんかすごいな、この辺も。
いろいろやってるよね。
シマウム・ザ・ホルモンもなんか本を出してたよね、本にCDが付いてるっていう。
そうなんだ。
そうなんです。だからなんかすごい、本の方の売り上げにカウントされるっていう感じになってて。
書籍扱いですね。
書籍、書籍で1位取るみたいな。
なるほど、なるほど。
そうそう、CDじゃなくて書籍扱い。
それの先駆けじゃないですけど、なんかそういう似たような発想というか。
これはCDとしてカウントされてるのかもしれないですけど。
すごいですね。がっつり本をくっつけるっていうの。
そうそうそう。
で、8月にはLSBっていうコンサートツアー。これはですね、ソフトバレーとルナシーとバクチクっていうの3つで回るジョイントコンサートツアー。
こんなのやってたんですね。
LSB。
これすごいですよね。ゲストにはイエローモンキー、ラルクアンシエール、マットカプセルマーケット、ダイインクライズ。
すごいなー。
やたらかそれ。
すごいですよね。
すげーなー。
94年の夏ですね、これが。
このツアー行きたかったですね。
めちゃくちゃすごいですよね、これ。
その辺でもうなんか、すごいですよね。
ルナシーであり、マットカプセルマーケットでありっていうのはもう、ほんとミクスチャーだよね。
はいはいはい。
イエモンとラルクはこの辺の94年の夏はどれくらいの時だったんだろう。
94年?
94年。
ちなみにルナシーで言うと、もうあれなんですよ、わかりやすくロージアとトゥルーブーヌの頃なんですよね。
そうそうそう。
ラルクアンシエールまだあれじゃない?じゃあもうちょっと。
前だよね。
フラワーとか出てない頃でしょ。
出てないだろうね、ロージアとかだから。
その1個前か2個前ぐらいのアルバムだよね。
94年のイエモンだと、まだあれだね、ジャムが96年だから、追憶のマーメイドが95年だから、それよりもっと前。
09:12
悲しきエイジアンぽいとか熱帯夜とかだから、まだそこまでその全国的な大ブレイクには至ってない頃だし。
ブレイク前夜の感じですよね。
言ってみればルナシーだってそうですもんね、ロージア出たばっかりみたいな頃から。
まあまあ確かに、これから本格的にっていう。
すごい。
あとここでポイントというかソフトバレーっていうのが出てきますけど、ソフトバレーって聞いたことあります?
ありますね。
すごいエレクトロな前衛的な感じですよね。
そうだね。
僕もそこまでめっちゃ聞いてたわけじゃないけど、少し聞いたことあるぐらいな感じですけど、割と特徴としてはエレクトロ系を取り入れてる感じなのかなっていう印象ですけど、
まあすごいバクチェクと気が合いそうだよなっていう感じはありますけど、そのうちのメンバーであるフジイマキっていう人と今井でユニットシャフトっていう。
そうだね、やってたね。
これがもともと91年に結成自体はしてるみたいですけど、この94年の9月にアルバムを出してるんですよね。
なのでこの年は今井さん的にはこれもやってるっていう感じですね。
でこの9月に出てるアルバムはボーカルにピックのレイモンドワッツを迎えて作ってるんですよね。
ピックはインダストリアルのユニットというか、レイモンドワッツのプロジェクトみたいな感じですかね。
90ネイルズともツアーやったりとか、ナッシングレイベルからもアルバム出したりとかしてた感じですよね。
このレイモンドワッツは後にシュバインっていうバンドを今井と桜井と、あともう一人KMFDMの人と作ったりしてっていうそういう繋がりも後にもあるっていう感じですね。
でシャフトもアルバム作ってライブもやったりっていうところで、94年はなのでそんな感じなんですよね。
いろいろ個々に結構やってたり。バクチクでいうとリミックスアルバムで写真集作ってみたいな、そういう年。
12:01
なのでなんか主だってリリースをしてるとかっていう感じでもないんですよね。
新曲っていう感じでは出してはない。
結構いろいろ違うことをやった年っていうか。
もうその時点で後のルナフェスとかさ、そんなようなことをもうその時点でやってるんだなみたいなのが。
そうですね。フェスみたいなもんですよね。
シャフトとかそういうユニット系もそうですもんね。すごい新しい取り組みっていうか。
そうですね。ルナシーにしてもイエモンにしてもラルプにしてもその時点ではまだ全国にはなってない若手バンドともしっかり一緒にやってて。
確かに。
マットカプセルマーケットもやっててっていうのはすごいなんか幅広いですよね。
その辺がなんかビジュアル系っていう、そういうのに収まってない感じがもう既にそういうことなんだなみたいな。
確かに確かに。
まあ結構その狂った太陽とかダーカーズ&ダークネス取り上げた時にも散々早い早いって言ってきましたけど、なんかやっぱり周りもほっとかなかったんだなっていうか。
同じようになんか早い、まあやっぱり当時にしてはすごいし、まあ後にもすごいビッグなアーティストになっていく人たちとは共鳴し合っていろいろやってたんだなみたいな。
そうですね。
そういうのがなんかわかるなっていう振り返ると。
そういうなんか後進の若手からしたらやっぱり憧れの先輩だったんだろうね。
そうですね。
で、まああと本場っていうか、アメリカでインダストリアルバリバリでやってる人とも一緒にやれちゃうみたいな。
まあだから一緒にやれるってことはそういう人たちから見ても一目置かれるっていうか。
こいつ面白えっていう、面白い音出してんじゃんっていうのが、やっぱあっちの人から見てもあったんでしょうね。
そういうことですよね。
まあそれはそうだよなと思いますけど。
まあ93年でああいう音出してたらまあいろいろやりたくなるよなっていう感じなので、いろいろやった年ってことですよね。
そのいろいろやったのが進化につながってるんですかね。
15:01
そうですね。結構インタビューとか見ててもやっぱりこのシャフトでやったやつはいろいろ影響は出てるみたいなことは言ってますし、今も。
やっぱ結構ギターをサンプリングしてそれを使ってとかそういうのとかは、やっぱアプローチとしてはなんか弾き出し増えるだろうなっていう感じでしょうね。
でその辺まあいろいろやって94年の12月ぐらいですかね、からバクチクの次のアルバム作りに取り掛かると。
曲はまあ前から作ってたんだと思うんですけど、本格的に動き出してるのはそれくらいかなっていうとこですかね。
で曲系の話でいくと、引き続きやっぱりリフものみたいなところは意識されてたみたいですね。
ああ、なんか。
まあそうでしょうね。
リフをまず作ってっていう感じで。
Darker Than Darknessの時もまあそういうコンセプトというか方向性はなんかある程度あったみたいだけど、そこは割と継承されてるというか。
歌メロありきとかじゃないっていうことね。
割とねギターが立ってる曲も多いもんね。
いや確かに印象的なギターリフとかリフが印象的なの多いっすよね。
そうですね。
で今井さん的にはもうなんかどんどん曲が溢れてきていて、なんかやりたい曲がいっぱいあったっていう感じだったらしいですね。
アイディアがどんどん出過ぎて、それをまとめるのに苦労するみたいな。
出過ぎちゃってもどうしようってなっちゃう感じですね。
結局16曲入ってますからね。
16曲数が。
やっぱ乗ってる時はそうなるんですよね、きっと。
れっちりとかももうすごい曲数。
れっちりもすごい。
多くなってるもんね。
ノリに乗ってるバンドはそうで。
ノリに乗ってる時やっぱり。
これも2枚組じゃないだけいいっていうか。
ちゃんと16の1枚に収めたのはすごいですよね。
確かに。
大変だったんだろうなって。
乗ってる時期なんだろうなっていうのはなんか音聴いても。
生き生きしてますよね、なんか。
そうだね。
方向性的には秒的なんだけど。
秒的に生き生きしてるっていうか。
めっちゃその表現は的確ですね。
秒的に生き生きしてますよね。
18:00
秒的なんですけどね、曲って。
すごい病んでる感じではあるんだけど。
病んでるやつがもうすごく生まれて、どんどん生まれてくるっていう。
そうそうそう。
秒的に生き生きしてる。
アウトプットは病んでるけどなんかそんなに苦労してる感じしないですもんね。
そうそうそう。
なんかすごいなんかのびのびっていうか。
結構ポンってできてるんだろうなみたいな。
もうなんか苦労して苦労してひねり出してこれが出てきましたっていうよりは、
ポンポン出てきてるとか、こういうのがポンポン出てきちゃってるのかっていう。
また生きのいいやつが出てきたよっていう感じ。
すごいそんな感じしますよね、聴いてて。
またグロテスクなやつが生きのいい。
そうそうそうそう。
生きのいいグロテスクが。
生きのいいグロテスクが出てきたよって。
またグロいのが出てきたよってピチピチのって。
そんな感じはしますよね、なんか。
これ16曲あって、最後のは1曲目の発声みたいな感じですけど、
いまいが11?
ループマーク2入れるといまい12か。
ほしのが4曲入ってるのかな。
めちゃくちゃ多いっすね。
多いっすよね。
いまいは入ってないので言うとあと4曲あったらしいですね。
ほしのも全部で8曲書いたって言ってるんで、
使われてるのが4曲だから、残り4曲あったらしくて。
全部入れたら2枚組になってたって。
そうですね。
で、お互いそれぞれ次のアルバム用に曲を書こうみたいな感じで多分書いてたと思うんですけど、
曲作り中はもう全然お互い情報交換とかしなかったらしいですね。
それはなんかへーって感じだったんですけど、
で、ダーカーズ&ダークネスの頃とかはそれでもやっぱりなんか気にしてたらしいんですよね。
どんなのいまいさん作ってんだろうみたいな。
でもなんかそれ別になんか気にしても無駄だっていうのがなんかその時わかったらしくて。
で、今回はもうなんか全然気にするのやめたってほしのが言ってましたね。
だからほしの曲結構6ix9ineで入ってるやつすごいキャラ立ってるやつも多いですけど、
楽園とか密室、愛しのロックスターとか。
あーそうだねー。
その辺なんですね。どれがどれがそうだったのかわかった。
21:05
で、なんかほしの曲ではいまいギター弾いてないらしいですね。
なんかいまいはいまいでやることが多すぎて、そっちに手が回らなかったらしい。
いろんなもう出したい音がいっぱいあるから。
自分の曲で忙しくて。
あーそっちの方だね。
だからほしの曲もデモの段階だと結構そのいまいもほしのもそれぞれでデモしっかり作って持ってくるっていうスタイルみたいですけど、
デモの段階だとほしの的にもいまいが弾く前提でパート分けとかしてるけど、
結局なんかいまいがスタジオに来れないからほしのが自分でそれも弾いてレコーディングする。
なるほどね。
感じだったらしくて。
そうやってほしの曲聞くと結構すごいなっていうのはありましたね。
変のバランスはなんかアルバムの中でも面白いし、
事前に全然なんかこういう感じにしようぜとか話してるわけでもないんだなっていうのも面白いなって。
でもいまいも言ってましたけど、歌とかダブレターみたいにすごいハードのやつとループみたいなアンビエントのやつをやって持ってきたけど、
そこにほしのの曲が入ればうまく中和されるだろうから、なんか全然いろいろ心配することなくお互い曲作れたみたいな。
結局なんかバンドであれば爆竹になるっていう。
そうだね。もうなんかそういうのが出来上がってるっていうか、信頼関係ですよね。
そうですね。
なんかあうんの呼吸というかもう言わなくても多分こう来るだろうっていうので。
そうですね。
その辺もなんか乗ってる感じがありますよね。
乗ってる感じある。
うまくいくよねみたいな。
言わなくてもわかるっていうね。
結構ねリズム帯のインタビューとかを見てもなんかその辺は少し感じられてて、
結局あのベースのゆーたとドラムの兄は曲が上がってくるのを待ってるわけなんだけど、
割とこうなんか、それがもうしかもなんか順々に割と来るみたいで。
で、次は何が出てくるんだろうって興味が尽きなかったって言ってるぐらい結構余裕が。
なるほどなるほど。
24:00
そこまでのこの努力がね。
そうですね。
ダーカーズ&ダークネスの時のいろいろ。
え、ジャズ?みたいな。
スラップすんの?
どう来てもある程度できるだろうみたいな。
そうですね、一通りダーカーズ&ダークネスってやりましたからね。
で、兄もやっぱりこの6ix9ineの時のインタビューで、前作っていうのがマダーカーズ&ダークネスのことですけど、
なんかドラムセットの前に座るのが結構嫌だった時期もあったらしくて。
でもなんか今回のその6ix9ineはドラムが敵に見えなかったって言ってますね。
だからやっぱ成長してるなーって。
成長してますね。
もうオラワクワクしてきたぞって。
そうそうそう。
もっと強いやつと戦いたいって。
次何来るんだろうって。
面白えなーって。
でもそれと同時にやっぱりダーカーズ&ダークネスすげー苦労してたんだなーっていうのが。
いやもう修行してきてるから。
やっぱあれ大変だったよねーっていう。
いやあれ絶対大変ですよねー。
あれでなんかひと回り大きくなったんでしょうねー。
だいぶ鍛えられたんですね、あれで。
だってなんかあれ一晩練習してもう一回やり直したとか。
そうそう、徹夜で練習してそのままレコーディングに臨むっていう。
やっぱり修行の成果って出てるっすね。
すごいよね、そっから生まれた余裕がなんか音にも感じられるもんなーなんか。
確かに。
すごいっすね、なんか成長を感じられるっていう。
すごいすごい本当に。
そのなんか成長してひと回り大きくなって出てきた結果があの病的な音っていうのもまた爆竹らしいというか。
すごいものをまた生み出してしまった。
いやーどうなんだっていう。
成長の仕方が。
まあ病的なところを作ってるのは結構歌詞、歌のところも大きいですけど。
確かに。
ここはだいぶすごいですよね、さくらやっちゃんの世界観が。
すごいっすね、もう本当に。
当時のさくらやっ氏は精神科から超鬱だって診断されたみたいですね。
27:08
なかなかですよね、それは。
それがなんかだろうなって思うもんな。
いやだってこんな歌詞書いてきたの見せられたらそういう診断を捨て去るわけないじゃん。
そうですね。
大丈夫かなって。
確かに。
もうね、限りなくネズミってタイトルを見ただけでね、君大丈夫かいってなるもん。
確かに。
デタラメ野郎って。
デタラメ野郎。
タイトル見るだけでちょっとやべえもんな。
タイトルがなかなかすごいですよね、この。
ほんとすごいですね、もう最高ですね。
タイトルでワクワクするもんな、これ。
大好きですね、もうこの。
爆竹で最初にちゃんと聴いたアルバムがこれだからさ、そういうイメージになっちゃう。
やべえ人たちだなみたいな。
他のアルバム聞くと、あ、意外とそこまででもないのかみたいな。
ちゃんとなんかポップというかね、商業的にちゃんとポップネスを維持してる部分もあるんだっていう。
この後のアルバムになると割とまたちょっと戻るというか。
そうそう。
ここが一番気にくれてた。
ここが一番そこの底ベースよね。
限りなくネズミはほんとすごいですね。
限りなくネズミって何だよみたいな。
タイトルもまずいし、音もまずいし。
音もそうですね。
これ衝撃だったもんな、もう。
衝撃です。
パッシーは全体的に一人称が僕、俺、私で使い分けてるらしくて、割とそこを神経使ってなんか分けてるらしいですね。
そうなんですね。
強いのが俺で、弱いのが僕で、なんか乾いてるドライなのが私っていう。
なるほどね。
そういう感じらしいですね。
精神状態を表してるんですかね。
なんかキャラクターというか。
で、割と前までは自分が知らない言葉は使用しないっていうような制限をつけてたみたいなんですけど、
30:01
SixNineからは割と何でもありの状態で、あんまり型にはめずに制作してたっていうことも言ってますね。
知らない言葉でも使ってくると。
具体的にはちょっとわかんないけど、そういうところが結構深みに増してるというか。
限りなくネズミとかも聞いたことない言葉ですからね。
そうですね。
あとはタイトル、SixNine。
これは今井がこの辺は発案という彼ですけど、彼が言うにはSとNを使いたかったっていうところらしいですね。
S局とN局っていう。
対局のあれですよね。
極端な感じのことを表裏一体みたいなね。
最初はSNっていうのにしようかと思ったけど、それだとなんだかわかんないっていうので言葉を当てはめていった中でSixNineっていう、これだっていう。
これだっていう。
それもどうかと思うんだけどね。
これだじゃねえよって。
確かに。
これだじゃねえよって。
ねえねえ、SixNineってどうかな?
どうかなじゃねえだろ。
どうかと思うよって。
どうかと思うよって。
安全なバンドだったらさ。
それはちょっとってなるじゃん。
6と9も形的にも。
まあまあね。
だからうまくハマってるなってやっぱ思ったんだろうなって。
ハマってはいるけども。
これだってやっぱ。
俺がなんかこれだってなっちゃうのがやっぱ爆竹というかね。
ミスチルはこういうのを選ばないでしょっていう。
確かに。
ミスチルがいきなりSixNineって。
SixNineとか言ったらね。
どうした?ってなる。
確かに。
その辺のなんかこの不健全さがね、いいですよね。
でもこのSとNでうまくハマってますよね。
まあまあでもねうまいですよね。
うまいですよね。
SとSNで大局の表現して。
それがSixNineっていうのは。
6と9なるほどっていう。
そうですね。
無エアー、ノーエアーもSNだし。
33:02
それそうだ確かに。
そこはちょっとそっか。
たまたまなのか。
狙ってると思うけどねSとNは。
なるほどね。
狙ってるねこれ確かにね。
なるほど。
これはジャケットもかっこいいよね。
ねえ。
これもねちゃんとSixNineって書いてあったね。
いやーでもこの感じですよね確かに。
このちょっと何だろうこの驚々しいじゃなくて何かこう、何だろうな。
ケミカルな怖さっていうか何つってんすかね。
そうっすよね。
CGで作ってる感じがまた。
確かに。
時代を感じる。
この辺のインダストリアルな感じというか。
インダストリアル感があるな確かに。
ありますよね。
当時としてはやっぱ普通のバンドから比べるとデジタル感が強い。
そうですね。
っていうのがなんかこのジャケットにも出てるし。
この顔が何て言うんすかねこの影というか。
すごい複数にこうフワーって薄くなってるのもすごいアンビエントな感じが現れてるし。
上手くやっぱ表現されてるし。
このSixNineの真ん中のこの文字もすごいですよね。
なんかハーケンクロイツみたいで。
みたいな感じ。
やべえ感じが。
そうですね。
これを真ん中にドーンと持ってきて。
これもSとNのあれでしょ。
そうですね。SとN。
SとNをよくこういう風に上手く表現したなって感じ。
確かに確かにね。
すごいですよね。
これまたその初回版のあの紫ケース。
あれがまた印象的というか。
初回版は紫色のケースなんですか?
そうそうそう。
そのCDの赤っていうのが紫色してるってこと?
そう全部確か。
今ちょっともう手元にないけど。
初回版はそうだね。その回収されたやつね。
回収されたやつがそういう感じ?
回収後はそれが赤にあってて。
あ、そうなんだ。
紫のやつを昔中古で買ったけどね。
めっちゃじゃあレアじゃん。
今手に入れようと思ったらめちゃくちゃ。
36:02
どうなんだろうな。手に入んないのかな。
ブックオフとかに行ったらあるのかね。
ちょっと今度見てみよう。
この辺のジャケットはもちろん全部坂口健さんのやつですね。
そうですよね。
バクチクといえばっていうとこですけど。
相変わらずこうアルバムのなんか表してますよね。
その音を見事に世界観というか。
ほんとそうですよね。
またなんかそのカラーがすごいですよね。
やっぱなんか紫なんですよね、このアルバム。
いや、ほんとそう。音が紫色してる。
音が紫なんですよ。
そこってすごいですよね。感じ取る音ってそうなんですよね。
うちらがこう見ちゃってるからそうなのか、元々そうなのかわかんないけど、
でももうそうなんですよね、結果として。
それがすごいですよね。
そうだね。音を聴いててなんか緑とか黄色とかなんか思い浮かばないもんね。
そうっすね。
やっぱなんか紫っぽいというか。
で、ダーカーズ&ダークネスはやっぱ黒と金色っていうか、あの色だもんなって。
すごい不思議ですよね。
だからアルバムのはなんていうかアートワークっていうのがすごい重要っすよね。
めちゃくちゃ重要。
今すごいほとんどデジタルな販売になっちゃったけど、でもアートワークは絶対あるもんね。
確かにね。
別になくたってさ、いいのにあるからやっぱ必要不可欠なもんなんですよね、きっと。
そうですね。
このなんかCGで作ってる感じがマッドカプセルマーケットとかも割と似たようなテイスト。
似てますね。
なんだけど。
でもやっぱ爆竹のテイストなんだよね、これはっていうのが。
なんかあるよね。
ありますね。
似たような共通点もありつつ、バンドのテイストがちょっと違うみたいなさ。
音にやっぱマッチしてるよなっていう。
ぜひなんか聞いてみたいですよね。音を聞いてこのジャケットを作ってるのかっていう。
そうですね。何をモチーフにというか何を元のアイディアとしてこういうアウトプットが生まれてるのかっていう。
そのアイディアの材料になってる部分がどこにあるのかっていう。
この仮面みたいなやつってどっからどう出てきたんだろうって感じそうで。
39:03
これ顔ですよね、仮面ですよね多分。
羽目が羽んだ。
やっぱ音聞かなきゃ出てこないだろうしな。
そうですよね、だから絶対聞くことは必須ですよね。
それかタイトルとかだけで見ていくのか。
どの段階でっていうのはあるかもしれないけど、デモとかは聞いてんだろうなって。
なんか何かしらの音から導かれてるんだろうなっていうのはなんか思います。
そこはやっぱマッチしてないってあるじゃないですか。最終的にはあれだから。
なるほどなとは思いますけどね。
まあでもハートワーク、坂口健さんはすごい重要な位置を占めてるだろうなっていうところで、
X9って決まった時にも今井の家にいたらしいですからね。
すごいね。
だからまあ仲良しですからね、基本は。
まあだからそういう意味でも音は聞いてんだろうなとは思いますけどね。
ああそうでしょうね。
まあ今これこんな感じだからって。
デモとかも含めてだと思いますけど。
すごいアルバムですかね、これは本当に。
音も深くなってるし、歌詞も歌も深くなってるし、アートワークも深いと。
深みの底みたいなアルバムですけど。
ワクワクしてくる感じですよね、これは。
ですね。
ということで今回はそのX9、全体的なところ、X9に至るところみたいな感じで話をしてきましたが、
ここで区切りまして、次回は1曲目からそれぞれ話していく回をやっていきたいと思います。
次回へ続きます。
41:26

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