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2024-10-10 29:25

#189 いいおじさんになりたい

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サマリー

エピソードでは、父親としての経験や子育てに関する考え方が共有されており、「フランスの子供は夜泣きをしない」という本からの影響について語られています。子供との距離感や実際の子育てにおけるギャップについても、興味深く語られています。また、育児における親の影響や愛情表現の重要性について考察され、子供が成長する過程での可愛さや、それに伴うプレッシャー、他者との関係の持ち方にも触れられています。さらに、友人との交流やおじさんとの思い出を通じて、良いおじさんになるための試行錯誤が語られ、ピアノ教室の先生との出会いから感じた影響についても深く掘り下げられています。

父親のメッセージ
スピーカー 1
こんばんは、ささきるです。
スピーカー 2
こんばんは、みやもとです。
スピーカー 1
今日もお便りが届いていますので、早速ご紹介したいと思います。
村田 智博さんからのメッセージです。
ささきるさん、みやもとさん、こんにちは。毎週楽しく聞いています。
最近は月曜配信が多いので、毎週月曜日が楽しみです。
私ごとではありますが、先月末に男の子が生まれ、お父さんになりました。
今は妻と赤ちゃんは里帰り中で、一緒に暮らしてはいないのですが、もうすぐこっちに帰ってくるので、これから本格的にお父さんをやっていきます。
お二人は父親でありながらも、自分のやりたいことも精力的にやられていて、そういうお父さんいいなぁと思っています。
子育てされるにあたって、何か心がけていることとかあれば聞いてみたいです。
とのことです。村田さん、いつもメッセージありがとうございます。
スピーカー 2
村田 ありがとうございます。
スピーカー 1
今週月曜日配信をさぼっているので、ルーティーンが。
すみませんね。楽しみに待っていただいて、どうもありがとうございます。
気まぐれにやっていますので、配信しない日もあるのですが。
どうですか、お子さんといえば、2歳ちょっとですよね。
スピーカー 2
はい、2歳半ぐらいですね。
村田さん、おめでとうございます。
スピーカー 1
おめでとうございます。
村田さんのね、村田さんのポッドキャスターがあるんですよ。
スピーカー 2
そうなんですか、僕知らなかった。
そうなんですよ。
スピーカー 1
そうするとね、奥さんと子供がこれから生まれるよっていう準備段階から撮っていて。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
ついに生まれたってことなんですよ。
すごくね、家庭の中の夫婦のプライベートな、これから新しい命がやってくるぞみたいな。
そこからね、ドキュメンタリーになっているポッドキャスターです。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
これあれですよ、宮本さんがやるやると言って。
スピーカー 2
やらなかった。
やらなかった。
スピーカー 1
奥さんとの。
そうそうそう。
家族誕生の記録のポッドキャストをね、村田さんが代わりにやってくれてますからね。
スピーカー 2
すごい。
そっか、出産されて先月までに。
そうですね、僕も、僕は息子が今2歳半なので、2年半前ぐらいに出産して、確か僕も生まれたばっかりの頃は全然会ってなかったんですよね。
妻の実家が京都にあって、僕は岩手に住んでるので、いつかな、たぶん4ヶ月、前後3ヶ月妻は実家に帰ってたので、僕はたぶん生まれて4ヶ月ぐらいして会ったのかな。
スピーカー 1
その間実家なさそうだね。
スピーカー 2
そうですね、全然なかったですね。一緒に住み始めたのが、1回たぶん生まれてすぐぐらいの1回でしたけどね。
確かにもう新生児時代は確かにあんまり記憶にないですね。覚えてないな。
スピーカー 1
いや、俺も10年前だから。
そっか。
息子が10歳だから。
はい。
記憶、まあ、ないね。
思い出しますよ。自分の友達とかが子供で、まだ1歳にならないようなね、ちっちゃい子を抱っこさせてもらうと、
抱っこしたときの軽さと、匂ってくる赤ちゃんの匂いと、それで思い出しますけど、
そういうのがない限りはね、もうなんか思い出さなくなっちゃった。
スピーカー 2
そうですね、確かにどうやって抱っこしてたんだろうみたいな、やっぱり記憶だけを頼りにするとなかなか思い出しづらいですね。
確かに子育て、子育てで心分けてることって、すごい、ささきるさんどうですか?子育て。
スピーカー 1
子育てね、いや、これ、なんでかというとね、
はい。
あの、俺でかい口叩けないなと思って。
スピーカー 2
そうなんですか?
スピーカー 1
でかい口叩けない。
スピーカー 2
例えばね、この配信を僕の奥さんが書くとするじゃないですか。
スピーカー 1
はい。
で、僕が、いや、子育てとはとか、いや、子育てに当たっては、これこれこのような方針を持ち、こんな風にやってきたんですとかって、
いかにも俺が考えたような、俺1人がやったような言い方にね、聞こえると思うんですよ。
男2人で、そうやって喋ると。
スピーカー 1
でもこれ奥さんが聞いたとなったら、お前、1人で、1人で何かやったつもりになってんのかみたいな気に絶対なるんで。
はいはい。
あのね、もう心してね、答えないといけないと。
スピーカー 2
気合い入れて。
スピーカー 1
思うんだけど、あの、今でもよく覚えてて、奥さんにもね、こうバカにされるエピソードがあるんだけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
子育てとか、育児に関する本とかね。
うん。
世の中に山ほどあるじゃないですか。
はい。
で、読むんですよ。
読みますよね、お互い変わって、夫婦で。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そん中で、感銘を受けた本があって。
よし、俺この方針で行こうと思ったのがあって。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
フランスの子供は夜泣きをしないっていうなんか本があって。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
それは、著者はフランス人なんだけど、
はい。
本にあたって、ちょっと平たいタイトルがついてる。
うん。
ビジネス書っていうか、自己啓発書っぽいタイトルがついてる。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
フランスの子供は何故夜泣きをしないのか。
まあ、結論としては、1個の独立した個人として。
親子といえども、1個の独立した個人として、その、一体化しちゃいけないと。
もう、かわいがるとかね、愛情注ぐのは大事だけど、別の人間なんだから。
うん。
もう寝室も別だし。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
その、なんていうかな、このかわいがるというか、あれする時も他者としての距離感を保ちなさい。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それ読んで、あ、これだなと。
はい。
もう個人としてね、ちゃんとこう、まあ人間一人で生まれて一人で死んでいきますから。
うん。
親子といえどもね、そういう距離を保ってやっていくのがね、いいんじゃないかと思って、心に誓ったんですけど。
はい。
あの、子供生まれて家に来た瞬間に、こう、めんこめんこかわいがってしまいまして。
スピーカー 2
距離感が。
スピーカー 1
距離感が、距離感がもうゼロっていうか、もうマイナスになってしまいまして。
スピーカー 2
一体化しかけて、すごい。
スピーカー 1
もう、一体化するごとに何のためらいもないような、かわいがり方をしてしまいまして。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、なんか、うちの奥さんが面白がって、毎年毎年撮る写真があって。
はい。
まあ、1歳ぐらいのときに、そのスプーンで離乳食をね、口に運んであげるみたいなことって、普通じゃないですか。
赤ちゃん用の椅子に座って、同じ食卓囲めるようになったときに、スプーンで食べさせてあげると。
うん。
それをね、なんかね、面白がってね、なんか、割と一人でも食べれるようになってから、もうやってたんですよ。
3歳、4歳。
はい。
そしたら、それがさ、子供の体大きくなっていくのに、やってる行為が、人に食べさせてもらうっていうのは、なんか面白くて。
うん。
なんか、その写真撮るんですね。その誕生日のときに毎回。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
9歳、10歳になっても、まあ、普段やらないですよ。
普段全くやらないんだけど、誕生日のときにはこう、なんかこう、食べさせてるみたいなさ。
はいはい。
スピーカー 2
はいはい。
同じ構図でも写真を撮って。
スピーカー 1
そうそうそう。
なんかあるじゃん、あの、結婚式とかでもさ、ファーストバイトとかって言ってさ。
うーん。
なんか神父が神道に、なんかケーキを食べさせるみたいな。
逆だったっけか。
スピーカー 2
大きいスプーンで。
まあ、あれも。
そうですね、どっちもお互いある気がしますね。
スピーカー 1
ね。
まあ、あれもどうなんだと。
一生食べさせていきます。
一生料理作りますみたいな、男女の役割を固定化させる儀式としてどうなんだって批判は。
スピーカー 2
ああ、なるほど。
批判はあるけど。
スピーカー 1
そういう儀式なんだ。
批判はあるんで、これが僕いいと思っているわけじゃないんですけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
とにかくね、あの、もう書くも違うと。
はい。
本を読んで、こうしようと思った、思っていたものと。
はい。
実際来た時の、なんとかな、愛しさの。
うーん。
このあまりのギャップに、こう、もうすぐ収支返したことをうちの奥さん面白がって。
あははは。
あんた何つってた?
本の影響
スピーカー 1
息子生まれる前に何つってた?つって。
スピーカー 2
夜泣きしても部屋に閉じ込めて、一人部屋でほっとくんだと。
スピーカー 1
うーん。
もう0歳1歳の時からもう独立させて。
はいはい。
泣いたってほっとくっつってたじゃないかみたいな。
おー。
もうすぐ飛んできますからね、もう泣き声聞こえるような。
スピーカー 2
あははは。
スピーカー 1
跳ね起きて。
あははは。
スピーカー 2
全然もう方針が。
全然。
スピーカー 1
打ち砕かれてる。
スピーカー 2
あははは。
スピーカー 1
だからその、フランス人の子供は夜泣きをしないというタイトル、今でもバカにされます。
あははは。
スピーカー 2
そっか、すごいそういう、そういう本があったんですね。
確かに僕も出産してすぐの時、自分たちで買ったりはしなかったですけど、
やっぱ周囲の方たちからこの本読んだ方がいいよっていうので、やっぱり子育て、
まあその、たぶん新生児を自分の子供たちが過ぎた、あの、お父さんお母さんたちに本を、やっぱ何冊かいただいたりしましたね。
私たちこれ読みましたよ、みたいな感じでもらって、何冊か今も家に置いてありますね。
スピーカー 1
あとその、うちの奥さんがよく言ってるのは、あの、まあうちの奥さんもよく本を読むほうなんで、
はい。
100冊は読んでないけど、まあ30、50は読んでたんですけど、やっぱ中にはいい本もあれば、いいとは言えない本もある。
合う本もあれば、合わない本もある、みたいなものもあって。
で、合わない本は簡単なんですよ。
合わないのは一生懸命やる必要ないから、遠ざければいいんだけど。
いい本、悪い本っていうのは、なんかね、パッと区別がつかないというか、やっぱり子育てって生涯に、今だと一人二人しか経験しないことだから、
なんかみんな自分の体験で語りますよね。
でも本当に100人、1000人見た人、そういう専門家のいうことの方を信じるべきなんだけど、
なんか世の中で流行ってるのは、そういう研究書よりも一人二人の体験談の方。
スピーカー 2
確かにそうですよね。
スピーカー 1
そうそう。で、そっちの方がとっつきやすい上にエピソードがわかりやすいから、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
こう、強力なんだよね。こう、引き込まれるような。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、なるべくそういうことにならないように、ちゃんとした研究者、もう数百人、千人見てる人の意見を読もうっていう風になるべくそういう風に方針でね、読むとすると、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
それはそれでね、結構自分を苦しめたってこう言ってて。
スピーカー 2
あー、なるほど。
子育てとその影響
スピーカー 1
こうしなきゃいけない、もっとこうしよう、これは引き返しがつかないとか、結構かっちり書いてあるから。
ふり返ってみれば、もっと適当にやってもよかったのに、
その時も最初のことだし、一回きりのこと、一回きりっていうか、子供何人産めにしても、その子にとっては一回きりだから、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
すごいプレッシャー感じますよね。
スピーカー 2
そうですね、確かに。
スピーカー 1
ささきまさみ先生っていうのね、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あの本はね、特に子供へのまなざしかな、なんだったっけ、
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
ささきまさみ先生で有名なやつなんだけど、これはね、いい本なんだけど苦しめられたんだよな。
ふり返ってみると。
えー。
自動精神科医のささきまさみ先生。
すごい可愛いです。
だからね、なんか何がいいって言えないですよね。
なんか言えないというか、責任が持てない。
全然持てない。
スピーカー 2
うんうん、確かにそうっすね。
こうしたらいいよみたいなのはやっぱり、自分自身も全然わかんないですしね。
なんか僕も確かに、2歳半だから子供との生活が本当にそれぐらいか、2年ぐらいですけどね、確かに。
なんか僕はむしろこう、子供に対してもですけど、やっぱ他者に対して、あんまりこう愛情表現を外側に出していくっていうのはすごい苦手っていうか、
別に得意不得意なのかわかんないですけど、あんまりそういうのがないので、なんだろうな、子供可愛いみたいなのは、なんか今のところはまだない。
まだない。
スピーカー 1
可愛いとは思っているが、それが表に現れることはないっていう意味でしょ。
スピーカー 2
言うことはないないですないです。だからこう、わー可愛いとか、なんかもうどうしてもこう守んなきゃみたいなのも、あんまりこう自分自身としてそんなにないですね。ないから。
どういう、でもそうですね、その、他者って言うほどじゃ、もちろん家族だし息子だと思ってるけど、かといってなんかこう無条件になんかこう何かっていうぐらいの感じでもないみたいな距離感はあって、
そういう意味では一緒にいて楽とか心地いいなみたいなのは思ったりはしますけどね。
可愛さの変化と環境
スピーカー 1
なるほどね。じゃ、僕も宮本さんも違う人間だから、きっと宮本さんもいずれこうなるよっていうのは言えないとかね、違う人間だから違うと思うんですけど、ただね、僕一個確信を持って言えるのは、子供ってね、もっと可愛くなるんですよ。
えー。
あのー、人、言う人に言わせれば、生まれたときが一番可愛いとか、3歳ぐらいまでが一番可愛いとか、やっぱだんだん生飽きになってくるから小学校入るぐらいまでが一番可愛いよとかみたいな、ピークは10代の前半、10代じゃないや、前半ね、小学校入るまでの間に来るんだよみたいなこと言う人もいますが、
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
今のところ確認した事実としては、10歳に至るまで常に可愛さを毎年更新してって言うんですよ。
えー。
だから、もしかしたらみょんさんが、いやそんな可愛くなるのはあんま表に出してないですねって今言ってましたけど、それはまだ相手の強さが、可愛さの強さが。
スピーカー 2
そっかそっか。
スピーカー 1
2歳半なりで。
スピーカー 2
2歳1でね、はい。
スピーカー 1
そうそうそう、どんどんいくから、もう今、その可愛さが今5とか10になると、もう抗えなくなってくるっていう。
スピーカー 2
そっか、すごい、なるほどな。
スピーカー 1
事があるんじゃないかと思っていて。
スピーカー 2
はいはい。
でもなんかそういう意味で、あとちょっとなんとなく僕自身も気になってるのは、なんかこう今2歳半ですけど、なんかこう3歳ぐらい、まあ今もうすでに2歳半で結構言葉も喋るし、お互いにこう意思疎通したりもするんですけど、なんかこう3歳ぐらいになってくると、
例えばこう、なんかそこがこうピアノ教室に入れるとか、言語会話教室に入れるとか、
習い事。
3歳ぐらいからこう習い事みたいなのがこう、あの、普通に入れるみたいな感じの年齢になってくるんですよね。
で、やっぱすごい今2年一緒に生きてて感じるのは、僕が聞いてる音楽とか、僕が見てるものとか、あとまあ僕たちか、その妻と一緒に食べてるものみたいなのが、やっぱすごいこう子供にこう根付いてるっていうか、やっぱ子供もタミヨタミヨ言って、あのマイクの、お菓子のマイクのやつ持ちながら歌ったりしますし、
あのカープのTシャツすごい大好きで、カープのTシャツ着て幼稚園行ったりしてるんですけど、なんかこれって明らかに僕の影響だったり、あとやっぱりこう妻がこう本当に作ってる料理とか妻のその仕事してるものとかを見て子供育ってるので、すごい僕たち2人の影響、子供がすごい受けていて、
なので、これってなんかこう、なんていうんですかね、ある程度それこそこうまさに方針を持って僕たちが生活をしていると、なんか子供もそっちの方向に進んでいくような気もするし、でも僕たちが何も持たなかった時に、なんだろうな、まあそれはこう僕たちが本当に普段見せているもののように進んでいくみたいな、なんていうんですか、あのサッカー日本代表の久保竹久選手っていう、あの今こう若いスペインでプレーしている選手がいるんですけど、
なんか本当にこう断片的に読んだニュースの記事とかだと、なんか本当にもうお父さんは多分すごいサッカーにストイックな方で、もうちっちゃい時からずっとテレビとか見たことなくて、遊ぶのもずっと外でこうサッカーして遊んでるみたいな、で、そうすると小学校の時からこうすごい多分技術としても上がっていって、バルセロナに注目されていくみたいな、こうそういうのも例えばこうある程度親が方針を持っていくと、もしかしたらなんていうかこうなるみたいなものに、
無責任なおじさんの影響
スピーカー 2
そうですね、意思を持って近づけるかもしれないし、みたいな、なんかそういうのがこう結構大事なんだなっていうのは最近こうやっぱり感じてきていて、えっと僕たちの姿勢があの子供に影響を与えているっていう、だからそういうのは考えますね、なんかこう何か意図したものをこう触れ、触れてもらったり、僕たちも用意した方がいいのかとか、
このまま僕たちと一緒に、まず一緒に過ごしてもらうのがいいのかみたいなのは考えてみたら楽しそうだなと思いますね。
スピーカー 1
でもなんかそれに関して言うと、どっちもあるんだよね、だから。
スピーカー 2
そうですよね、どっちもありますよね。
その一緒に暮らしている家族とか両親の影響は当然ながらみんな受けますよね、誰だろう、どんな人だって。
スピーカー 1
でも同時にそれが全てじゃないというか、例えば久保竹久さんのご家族、お父さんのように同じように幼い時から教えたら誰もが久保竹久さんになれるかというとそんなことなくて、むしろこんな1日中サッカーしててもう飽き飽きしたってやめた子供たちが99%じゃないですか。
つまりゲームせずに外で遊んでても苦じゃなくて、むしろ楽しいと思える才能があったから、その環境とぶつかってというか融合して花開いたってことだと思うんですよね。
だから影響を与えないと思っても与えるし、影響を与えようと思っても、それは受け入れられる能力とか性質がないと。
あれだから。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
結局どっちもありますよね。
スピーカー 2
そうですよね、だから本当どうなっていくのか。
あとやっぱり、そういうのすごい、この間細野晴海のドキュメンタリーの映画、名前何だったかな、なんかで見たんですけど。
スピーカー 1
最近いっぱいある。
スピーカー 2
細野晴海さんの、やっぱりお父さんとかお母さんとかの、アーティストとかもやっぱり多いですよね。
ちっちゃい時からジャズを聴いていてとか、親が歌謡曲を好きでとか、だからそういう話もあったりするから。
そうですね、やっぱりそういう影響も受けてそういう人になった。
別に、なんていうんですかね、有名な人になってほしいとかっていうことよりかは、やっぱり僕たちが親として一緒に生活する上で与えている影響みたいなのがあるので、
それをどれぐらい意図したほうがいいのかみたいなのは、とか、計画するものなのかみたいなのは、すごい面白いなと思います。子供と一緒に過ごしていて。
スピーカー 1
なるほど、いや、僕逆に何も考えてないの、それ。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
僕はさっき言ったように、運だと思っているから、あんまり何も思ってないというか、いろんなものに触れる機会を作りたいと思っているけども、
人にそういう影響を与えられないと思っているというか、
何て言うんだろうな、馬を川べりに連れて行くことはできるけど、馬に水を飲ますことはできないっていう言葉があって。
だから、習い事させるとか、家でこんな本読んでいるとかっていうのは、馬を川べりに連れて行くことなんだけど、
それで、この本を読もうとか、楽器習得しようとか、この世界に飛び込んでみようと思うかどうかは、本人の意思とか才能とか性質次第だから、そこまでしかできないみたいなふうに思いますけど。
スピーカー 2
はいはい、確かにそうですね。
スピーカー 1
最近、いつ読んだんだろうな、今年読んだ本で、遺伝と平等っていう本があって、遺伝と平等っていうぐらいだから、
どこまでが遺伝って、どこまでがあれなのかみたいなのを、割と最新の研究みたいなやつで、
これ、教育の本の中に含まれないと思うんですけども、どちらかというと、育児章みたいな、育児体験談、育児エッセイよりも、こういったものの方がいいと思う。
スピーカー 2
でも、帯も親ガチャを乗り越えろって書いてる。
スピーカー 1
そうね、それは最近の日本の流行り言葉だからね。
スピーカー 2
そうですね、確かに。
宮台さんも、宮台真嗣さん、東野にいらっしゃってお話しされてたときがあって、
なんかそのとき、まだ僕はたぶん子供とはまだ一緒に過ごしてなかったときですけど、
なんかそのときにやっぱり教育の話をしてるときに、学校とかその親とかもあるけど、
なんか早く、早くというか、知らない近所のおじさんみたいな存在がやっぱりすごい、教育っていう意味で大事じゃないかっていう話をしてたのがちょっと覚えてないですけど、
でも、なんかそういう、本当に他社で全く外の全く違う世界の人が視野を広げてくれるみたいなところのお話もしていてとか、
そうですね、センスオブワンダーのお話も、レイチェルカーソンとお一個の話だったりしますけど、
なんかそういうのもいいですよね。早く手元から、親から離れていくみたいなのもすごい楽しみだなと思います。
スピーカー 1
みんな言いますよね。
僕が一番最初にその手の話を読んだのは、映画監督の伊丹十三のエッセイに、
なんかそういう無責任なおじさん、無責任なおじさんっていうのがすごくいいんだと、その映画。
親でもなく、兄貴でもない、同級生でもない、無責任な、でもなんかいろいろ知ってるおじさんみたいなのが、
ふらっときてやってきて、影響を与えるみたいなことの良さみたいなのを、私からよく言いますけど、
確かにね、確かに俺そうなりたいな。
スピーカー 2
でもなりつつ、なんか話聞いて、なんかその、僕あんまり、でもそうか、友達のお父さんとおじさんは違うのかな。
友人との交流
スピーカー 2
友達の唐揚げ、おじさんの唐揚げ食べてうまいみたいな、ポケモンカード一緒にしてるとか、そういうことですよね、たぶんきっかけは。
おじさんとのきっかけは。
スピーカー 1
そうね、確かにね。
それは良いおじさんへの一歩かもしれないね、なんか。
スピーカー 2
そうですよね。
だから僕は全然査士切さんなんかもそういうのやってそうだなって思ってましたけどね。
スピーカー 1
でもあれかな、まだ10歳ぐらいだと、もうちょっと中学校高校ぐらいに息子の同級生がなってくれば、良いかもね。
スピーカー 2
そっか、そうですよね。むしろ笹切さんと遊びに家に来てるみたいなこともあるかもしれないですもんね、友達がね。
スピーカー 1
そうなると良いよな。
スピーカー 2
楽しいですね。
スピーカー 1
でも確かに今思い出したわ。俺にそういうおじさんいたわ。
あ、へー。血の繋がったおじさんじゃないんだけど、中学校3年生の時からピアノ教室に通い始めたんですよ。
これは親が通わせたんだと思って、自分で楽器覚えたいと思って覚えに行ったとこのピアノ先生が、男の先生で、当時あれだから、俺より15か20上なのかな。
なので、僕が15歳だとしたら、向こうは30歳か35歳か、そんぐらいかな。
で、なんかヒゲの悪そうな親父なんですよ。
で、ピアノ教室行くと、1階に楽器が置いてあって、2階に個別の部屋があって、そこでレッスンするの。
1階行くとね、なんかいい煙草の匂いがするんだね。
スピーカー 2
へー、いい煙草の匂い。
スピーカー 1
てかさ、今楽器店で煙草吸ってる時点でさ、売り物どうなのって思うと思うんだけど、当時はね、なぜか大丈夫だったんですね。
へー。
で、なんかその、綺麗に煙草吸う人で、で行くとね、なんかあの、パソコンが趣味で、いろんなパソコンの話をね、こう、いっぱいしてくれる人で。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
じゃあ、そのレッスンの時間だから上行こうかって言って、ジャズとかね、教えてもらったのはジャズだったんだけど、あの、そういうのを弾いてたんだけど、大体半分ぐらいは雑談。
いや、先週、荒川高原にキャンプに行ったんだけどさ、みたいな感じで、向こう側しゃべってきて。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
すごい、今回のテーマはネギと卵しか持っていかないキャンプなんだとかっつって。
え、なんですかそれって言ったら。
あの、男3人で中華鍋を背負って行って。
はい。
で、ご飯炊いて、焚き火ガンガンやってるとこで。
男3人分のチャーハンに、1人ネギ1本使うんだと。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ネギと卵だけが具の、そのシンプルなチャーハンを荒川高原、想像して、あの荒川高原のとこで岩を組んで、そこで焚き火して、それを飲み終わった夜に食うチャーハンがすげーうまいんだよっつって。
すげー最高だなーみたいな。
つまりこうなんか肉いっぱい持ってって、なんかバーベキューみたいなジャンジャカやるみたいなんじゃなくて。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
男3人が荒川高原に中華鍋とネギ背負ってチャーハンやって帰ってくっていう。
このエピソード自体がさ、もう俺好きそうじゃん。
スピーカー 2
確かに。そうですね。好きそうですね。すごいなんか素地ができてるもうそこで。
土台はそこからできてる感じしますね。
スピーカー 1
俺、すごい影響受けてるんだなって今思ったわ。
スピーカー 2
そうですね。
そういうね。
スピーカー 1
そういうおじさんに出会いましたね。
おじさんからの影響
スピーカー 2
はいはいはい。そうですよね。だからもうそういう意味ではなんか本当に親が与えられる影響みたいな。
まあそこから離れていくみたいなこともね、すごい楽しみだなと思いますね。
スピーカー 1
というわけで、なるべく偉そうにならないように。
スピーカー 2
偉そうにならないように。
スピーカー 1
何しろね、みんな生涯に一人二人しか経験しないことだから、自分で体験で語るとね、もう世界が狭くなっちゃうんで。
なるべく本を読むようにしてますって感じですね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、本の読んだ通りにならないと。
スピーカー 2
ならない。そうですよね。
スピーカー 1
ならない。
スピーカー 2
でも楽しみ。村瀬さんのポッドキャストも聞いてみたいです。聞いてみよう。
スピーカー 1
もうすごいですよ。もうね、ポッドキャストというメディアの良さが出てます。
えー。
例えば、YouTubeみたいなカメラ回ってたら、あんなふうに夫婦二人の会話にならないですよ。
スピーカー 2
あー、そっか。
スピーカー 1
つまり、二人の人間がカメラに向かって、なんかカメラに置くときってちょっと距離あるじゃない。
スピーカー 2
うーん、そうですね。
スピーカー 1
人にスピーチするときの喋り方になるじゃん。
こんにちは、だらだらです、だらだらです、今、夫婦で出産時期で子育てしてます、なんかそういう会話になるんだけど、
もうカメラなしで、体の近くにマイク置いてスタートすると、
二人の会話になるんだよね。
スピーカー 2
そっかそっか、そうですね。
スピーカー 1
ささやき合うような。
これ聞いちゃっていいのかなみたいな。
あのすごいドキドキする番組なんですよ。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
ぜひ聞いてみてください。
スピーカー 2
はい、聞いてみます。
スピーカー 1
はい、というわけでメディアヌープではディスコードサーバーをやったり、手ぬぐいを販売したりしています。
気になる方はぜひ概要欄からチェックしてみてください。
それではまた来週お会いしましょう。おやすみなさい。
スピーカー 2
おやすみなさい。
29:25

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