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スピーカー 1
こんばんは、ささきるです。
スピーカー 2
こんばんは、みやもとです。
スピーカー 1
今日もお便りが届いていますので、早速ご紹介したいと思います。
村田 智博さんからのメッセージです。
ささきるさん、みやもとさん、こんにちは。毎週楽しく聞いています。
最近は月曜配信が多いので、毎週月曜日が楽しみです。
私ごとではありますが、先月末に男の子が生まれ、お父さんになりました。
今は妻と赤ちゃんは里帰り中で、一緒に暮らしてはいないのですが、もうすぐこっちに帰ってくるので、これから本格的にお父さんをやっていきます。
お二人は父親でありながらも、自分のやりたいことも精力的にやられていて、そういうお父さんいいなぁと思っています。
子育てされるにあたって、何か心がけていることとかあれば聞いてみたいです。
とのことです。村田さん、いつもメッセージありがとうございます。
スピーカー 2
村田 ありがとうございます。
スピーカー 1
今週月曜日配信をさぼっているので、ルーティーンが。
すみませんね。楽しみに待っていただいて、どうもありがとうございます。
気まぐれにやっていますので、配信しない日もあるのですが。
どうですか、お子さんといえば、2歳ちょっとですよね。
スピーカー 2
はい、2歳半ぐらいですね。
村田さん、おめでとうございます。
スピーカー 1
おめでとうございます。
村田さんのね、村田さんのポッドキャスターがあるんですよ。
スピーカー 2
そうなんですか、僕知らなかった。
そうなんですよ。
スピーカー 1
そうするとね、奥さんと子供がこれから生まれるよっていう準備段階から撮っていて。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
ついに生まれたってことなんですよ。
すごくね、家庭の中の夫婦のプライベートな、これから新しい命がやってくるぞみたいな。
そこからね、ドキュメンタリーになっているポッドキャスターです。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
これあれですよ、宮本さんがやるやると言って。
スピーカー 2
やらなかった。
やらなかった。
スピーカー 1
奥さんとの。
そうそうそう。
家族誕生の記録のポッドキャストをね、村田さんが代わりにやってくれてますからね。
スピーカー 2
すごい。
そっか、出産されて先月までに。
そうですね、僕も、僕は息子が今2歳半なので、2年半前ぐらいに出産して、確か僕も生まれたばっかりの頃は全然会ってなかったんですよね。
妻の実家が京都にあって、僕は岩手に住んでるので、いつかな、たぶん4ヶ月、前後3ヶ月妻は実家に帰ってたので、僕はたぶん生まれて4ヶ月ぐらいして会ったのかな。
スピーカー 1
その間実家なさそうだね。
スピーカー 2
そうですね、全然なかったですね。一緒に住み始めたのが、1回たぶん生まれてすぐぐらいの1回でしたけどね。
確かにもう新生児時代は確かにあんまり記憶にないですね。覚えてないな。
スピーカー 1
いや、俺も10年前だから。
そっか。
息子が10歳だから。
はい。
記憶、まあ、ないね。
思い出しますよ。自分の友達とかが子供で、まだ1歳にならないようなね、ちっちゃい子を抱っこさせてもらうと、
抱っこしたときの軽さと、匂ってくる赤ちゃんの匂いと、それで思い出しますけど、
そういうのがない限りはね、もうなんか思い出さなくなっちゃった。
スピーカー 2
そうですね、確かにどうやって抱っこしてたんだろうみたいな、やっぱり記憶だけを頼りにするとなかなか思い出しづらいですね。
確かに子育て、子育てで心分けてることって、すごい、ささきるさんどうですか?子育て。
スピーカー 1
子育てね、いや、これ、なんでかというとね、
はい。
あの、俺でかい口叩けないなと思って。
スピーカー 2
そうなんですか?
スピーカー 1
でかい口叩けない。
スピーカー 2
例えばね、この配信を僕の奥さんが書くとするじゃないですか。
スピーカー 1
はい。
で、僕が、いや、子育てとはとか、いや、子育てに当たっては、これこれこのような方針を持ち、こんな風にやってきたんですとかって、
いかにも俺が考えたような、俺1人がやったような言い方にね、聞こえると思うんですよ。
男2人で、そうやって喋ると。
スピーカー 1
でもこれ奥さんが聞いたとなったら、お前、1人で、1人で何かやったつもりになってんのかみたいな気に絶対なるんで。
はいはい。
あのね、もう心してね、答えないといけないと。
スピーカー 2
気合い入れて。
スピーカー 1
思うんだけど、あの、今でもよく覚えてて、奥さんにもね、こうバカにされるエピソードがあるんだけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
子育てとか、育児に関する本とかね。
うん。
世の中に山ほどあるじゃないですか。
はい。
で、読むんですよ。
読みますよね、お互い変わって、夫婦で。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そん中で、感銘を受けた本があって。
よし、俺この方針で行こうと思ったのがあって。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
フランスの子供は夜泣きをしないっていうなんか本があって。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
それは、著者はフランス人なんだけど、
はい。
本にあたって、ちょっと平たいタイトルがついてる。
うん。
ビジネス書っていうか、自己啓発書っぽいタイトルがついてる。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
フランスの子供は何故夜泣きをしないのか。
まあ、結論としては、1個の独立した個人として。
親子といえども、1個の独立した個人として、その、一体化しちゃいけないと。
もう、かわいがるとかね、愛情注ぐのは大事だけど、別の人間なんだから。
うん。
もう寝室も別だし。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
その、なんていうかな、このかわいがるというか、あれする時も他者としての距離感を保ちなさい。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それ読んで、あ、これだなと。
はい。
もう個人としてね、ちゃんとこう、まあ人間一人で生まれて一人で死んでいきますから。
うん。
親子といえどもね、そういう距離を保ってやっていくのがね、いいんじゃないかと思って、心に誓ったんですけど。
はい。
あの、子供生まれて家に来た瞬間に、こう、めんこめんこかわいがってしまいまして。
スピーカー 2
距離感が。
スピーカー 1
距離感が、距離感がもうゼロっていうか、もうマイナスになってしまいまして。
スピーカー 2
一体化しかけて、すごい。
スピーカー 1
もう、一体化するごとに何のためらいもないような、かわいがり方をしてしまいまして。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、なんか、うちの奥さんが面白がって、毎年毎年撮る写真があって。
はい。
まあ、1歳ぐらいのときに、そのスプーンで離乳食をね、口に運んであげるみたいなことって、普通じゃないですか。
赤ちゃん用の椅子に座って、同じ食卓囲めるようになったときに、スプーンで食べさせてあげると。
うん。
それをね、なんかね、面白がってね、なんか、割と一人でも食べれるようになってから、もうやってたんですよ。
3歳、4歳。
はい。
そしたら、それがさ、子供の体大きくなっていくのに、やってる行為が、人に食べさせてもらうっていうのは、なんか面白くて。
うん。
なんか、その写真撮るんですね。その誕生日のときに毎回。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
9歳、10歳になっても、まあ、普段やらないですよ。
普段全くやらないんだけど、誕生日のときにはこう、なんかこう、食べさせてるみたいなさ。
はいはい。
スピーカー 2
はいはい。
同じ構図でも写真を撮って。
スピーカー 1
そうそうそう。
なんかあるじゃん、あの、結婚式とかでもさ、ファーストバイトとかって言ってさ。
うーん。
なんか神父が神道に、なんかケーキを食べさせるみたいな。
逆だったっけか。
スピーカー 2
大きいスプーンで。
まあ、あれも。
そうですね、どっちもお互いある気がしますね。
スピーカー 1
ね。
まあ、あれもどうなんだと。
一生食べさせていきます。
一生料理作りますみたいな、男女の役割を固定化させる儀式としてどうなんだって批判は。
スピーカー 2
ああ、なるほど。
批判はあるけど。
スピーカー 1
そういう儀式なんだ。
批判はあるんで、これが僕いいと思っているわけじゃないんですけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
とにかくね、あの、もう書くも違うと。
はい。
本を読んで、こうしようと思った、思っていたものと。
はい。
実際来た時の、なんとかな、愛しさの。
うーん。
このあまりのギャップに、こう、もうすぐ収支返したことをうちの奥さん面白がって。
あははは。
あんた何つってた?
スピーカー 2
そうですね、意思を持って近づけるかもしれないし、みたいな、なんかそういうのがこう結構大事なんだなっていうのは最近こうやっぱり感じてきていて、えっと僕たちの姿勢があの子供に影響を与えているっていう、だからそういうのは考えますね、なんかこう何か意図したものをこう触れ、触れてもらったり、僕たちも用意した方がいいのかとか、
このまま僕たちと一緒に、まず一緒に過ごしてもらうのがいいのかみたいなのは考えてみたら楽しそうだなと思いますね。
スピーカー 1
でもなんかそれに関して言うと、どっちもあるんだよね、だから。
スピーカー 2
そうですよね、どっちもありますよね。
その一緒に暮らしている家族とか両親の影響は当然ながらみんな受けますよね、誰だろう、どんな人だって。
スピーカー 1
でも同時にそれが全てじゃないというか、例えば久保竹久さんのご家族、お父さんのように同じように幼い時から教えたら誰もが久保竹久さんになれるかというとそんなことなくて、むしろこんな1日中サッカーしててもう飽き飽きしたってやめた子供たちが99%じゃないですか。
つまりゲームせずに外で遊んでても苦じゃなくて、むしろ楽しいと思える才能があったから、その環境とぶつかってというか融合して花開いたってことだと思うんですよね。
だから影響を与えないと思っても与えるし、影響を与えようと思っても、それは受け入れられる能力とか性質がないと。
あれだから。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
結局どっちもありますよね。
スピーカー 2
そうですよね、だから本当どうなっていくのか。
あとやっぱり、そういうのすごい、この間細野晴海のドキュメンタリーの映画、名前何だったかな、なんかで見たんですけど。
スピーカー 1
最近いっぱいある。
スピーカー 2
細野晴海さんの、やっぱりお父さんとかお母さんとかの、アーティストとかもやっぱり多いですよね。
ちっちゃい時からジャズを聴いていてとか、親が歌謡曲を好きでとか、だからそういう話もあったりするから。
そうですね、やっぱりそういう影響も受けてそういう人になった。
別に、なんていうんですかね、有名な人になってほしいとかっていうことよりかは、やっぱり僕たちが親として一緒に生活する上で与えている影響みたいなのがあるので、
それをどれぐらい意図したほうがいいのかみたいなのは、とか、計画するものなのかみたいなのは、すごい面白いなと思います。子供と一緒に過ごしていて。
スピーカー 1
なるほど、いや、僕逆に何も考えてないの、それ。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
僕はさっき言ったように、運だと思っているから、あんまり何も思ってないというか、いろんなものに触れる機会を作りたいと思っているけども、
人にそういう影響を与えられないと思っているというか、
何て言うんだろうな、馬を川べりに連れて行くことはできるけど、馬に水を飲ますことはできないっていう言葉があって。
だから、習い事させるとか、家でこんな本読んでいるとかっていうのは、馬を川べりに連れて行くことなんだけど、
それで、この本を読もうとか、楽器習得しようとか、この世界に飛び込んでみようと思うかどうかは、本人の意思とか才能とか性質次第だから、そこまでしかできないみたいなふうに思いますけど。
スピーカー 2
はいはい、確かにそうですね。
スピーカー 1
最近、いつ読んだんだろうな、今年読んだ本で、遺伝と平等っていう本があって、遺伝と平等っていうぐらいだから、
どこまでが遺伝って、どこまでがあれなのかみたいなのを、割と最新の研究みたいなやつで、
これ、教育の本の中に含まれないと思うんですけども、どちらかというと、育児章みたいな、育児体験談、育児エッセイよりも、こういったものの方がいいと思う。
スピーカー 2
でも、帯も親ガチャを乗り越えろって書いてる。
スピーカー 1
そうね、それは最近の日本の流行り言葉だからね。
スピーカー 2
そうですね、確かに。
宮台さんも、宮台真嗣さん、東野にいらっしゃってお話しされてたときがあって、
なんかそのとき、まだ僕はたぶん子供とはまだ一緒に過ごしてなかったときですけど、
なんかそのときにやっぱり教育の話をしてるときに、学校とかその親とかもあるけど、
なんか早く、早くというか、知らない近所のおじさんみたいな存在がやっぱりすごい、教育っていう意味で大事じゃないかっていう話をしてたのがちょっと覚えてないですけど、
でも、なんかそういう、本当に他社で全く外の全く違う世界の人が視野を広げてくれるみたいなところのお話もしていてとか、
そうですね、センスオブワンダーのお話も、レイチェルカーソンとお一個の話だったりしますけど、
なんかそういうのもいいですよね。早く手元から、親から離れていくみたいなのもすごい楽しみだなと思います。
スピーカー 1
みんな言いますよね。
僕が一番最初にその手の話を読んだのは、映画監督の伊丹十三のエッセイに、
なんかそういう無責任なおじさん、無責任なおじさんっていうのがすごくいいんだと、その映画。
親でもなく、兄貴でもない、同級生でもない、無責任な、でもなんかいろいろ知ってるおじさんみたいなのが、
ふらっときてやってきて、影響を与えるみたいなことの良さみたいなのを、私からよく言いますけど、
確かにね、確かに俺そうなりたいな。
スピーカー 2
でもなりつつ、なんか話聞いて、なんかその、僕あんまり、でもそうか、友達のお父さんとおじさんは違うのかな。