通貨で喋ったらもう何も聞いてる人意味ないじゃないですか。
まずね、ショパンっていうのはね、ピアニストであり作曲家ですね。
あ、なるほど、人の名前なんだ。
ショパンっていうのは人の名前ですね。
はい。
ショパン国際ピアノコンクールっていうのがその正式な名前で、フレデリック・ショパンっていうね。
一番有名な曲だとあの、別れの歌っていうピアノ曲なんかがね、割と有名なんですけども。
はい。
基本的にはこのピアノ曲の作曲家、演奏家なんですけども。
このショパンコンクールがね、ショパコンって言うんですけど。
はい。
ショパコンがすごいのは、コンテストを通じてショパンの曲しかやらないんですよ。
へー、すごいですね。
普通はっていうか、例えばなんかピアノのコンクールとかコンテストとか大会みたいなものがあったときは、
課題曲もあったり、自由曲もあったりとかなんかある中で、
課題曲は誰かが設定した曲、自由曲はなんか選ぶとか、
いろんな作曲家の曲が組み合わさるのが普通だと思うんですけども。
これは本当にショパンの曲しかないっていう。
へー。
しかもみんながそれ聞くから、もう次々ショパンなんだけど。
で、だいたいね、テーマ曲とか課題曲とかのこの中から選んでくださいみたいなのがラウンドが進むごとに、
1時、2時、3時、決勝とかってあって、
決勝はこの曲の中から、3時はこの曲の中からとかってやるから、
へー。
あの、ショパンが作った曲って生涯数百曲あると思うんだけど、
結構かぶってくるのね。
いや、そうですよね。
でね、同じ曲なわけ。
もう同じ曲を誰が弾いても、みんなね、同じ曲なのに違うように聞こえるんですよ。
へー。
延々聞き比べながら見るっていうやつなんですよ。
へー、すごいですね。
そういうやつなんですよ。
それ違うように聞こえるっていうのも、アレンジしてるとかそういうことじゃなくて。
じゃない。
なんかもう本当にこう。
いや、ダメなんです。
そうね、アレンジしちゃダメなんですね。
はい。
そのなんかちょっとこう、キーが変わるとか、そういうことじゃないんですよね。
違う違う、たとえば。
本当に。
たとえばあの、ジャズみたいにアレンジするとか。
はいはい。
なんとかとかそういうのなくて、
あの、基本楽の通りに弾くんですけども。
はい。
これ話しがいあるな。
あの、クラシックって基本その楽譜の通りっていうか、楽から勝手なことしちゃダメなんですよ。
音符を付け出すとか。
はい。
音符を省くとか。
はい。
コード進行を変えるとか。
うん。
ないメロディーを足していくみたいなこと絶対ダメなんですよ。
はい。
キーを変えるの絶対ない。
なるほど。
にもかかわらず、で、楽譜に指示がしてあるんですよ。
その、速度とかペダルとか。
うん。
音符はもちろんのこと。
ところが、弾く人によって全然違うように聞こえるんですよ。
へー。
それを延々聞き比べながら。
はい。
3週間とか楽しんでいく。
うん。
これポーランドで開催されるんで、
午前の部が夕方、日本で言うと5時ぐらいからスタートして。
うん。
で、午後の部が日本で言うと12時ぐらいからスタートして。
はい。
で、朝の3、4時まであるっていう感じなんですね。
うん。
で、これがYouTubeでもう全部配信したって。
へー。
これがね、ものすごい音質とものすごい画質で配信されるんで。
はい。
しかもそれが世界中の応援してる人のチャット欄付きでやるのをね。
はい。
これがね、面白いんだよ。
面白いんだわ。
へー。
すごい。
あ、でももう終わったんだ。
終わったんですね。
すごい。
そう、それで終わって。
で、これのね、面白さは何かって言うと、
いや、ショパンとかね、クラシックの曲好きな人には面白いのはもちろんなんですけど、
言うても僕そんな詳しくないんですよ。
うんうん。
好きな曲が何曲かあって。
はい。
それを聴きたいなぐらいなんだけど、
これがすごいのがね、世界の天才コンテストみたいな側面があって。
はい。
もう、なんて言うんだろうな。
やっぱりね、やっぱりその音楽の才能と、かつそれを物理的にっていうかフィジカルに。
うんうん。
物理で再現しなきゃいけないっていうのがあるから、
頭の良さと運動神経の良さっていうのを兼ね備えた天才たちのコンテストみたいな側面が何かあって。
はい。
あの、普通ありえないような天才たちがこうね、どんどんどんどんどん勝ち上がっていくんだよ。
はいはい。
それがね、何か面白いんだよね。
へー。
漫画、もう漫画です。
漫画。
なるほど。
すごい、そうなんだ。
あ、でも日本人の方もなんか上位入賞されたって書いてあるんですね。
桑原しおりさんね。
桑原しおりさんはその前のエリザベート国際音楽祭で上位入賞して、予選免除されてショパンコンクールにやってきた。
へー。
まあスターみたいな感じなんですよ。
うーん。
まあシード、シードってかまあもう国際的なコンクールでね、名を挙げて招待されてくるみたいな。
普通はもっと予備予選みたいなものがあって。
それが3ヶ月ぐらい前なのかな。
それ勝ち上がってから来るんだけど。
そのね、天才、まあその桑原さんもすごいんだけど、数学オリンピックのメダリストもいるのよ。
うーん。
へー。
すごくない?
そうなんですね、音楽だけって。
じゃないのよ。
あれじゃないんだ。
あとはね、前回優勝者のブルースリュウっていう優勝者は、スポーツカーのレーサー。
へー。そうなんだ。
で、ショパンコンクールを優勝したんだね。
へー。
つまりものすごい運動神経ってことなんだよ。
はいはい、いやそうですよね。
あとはね、兄弟で今回のショパコンを三次予選までくぐり抜けた。
三次予選っていうのは20人までなんだけど、この数百人から世界のトップ20まで残った兄弟がいて。
おおー。
もう漫画なんだよ、兄弟で残る。
すごいっすね。
で、あのこっちがさ、名前順に演奏するのよ。
名前順に演奏するから、その兄弟がね、必ずこう順番前後して連盤で演奏するんだけど。
はいはい。
兄弟すっごい仲良くたたえあったり抱き合ったりしながら。
へー。
両方とも勝ち上がっていくわけ。
どんな過程に生まれたら、二人ともショパコン勝ち上がるんだろうとかね。
すごいっすね、確かほんとに一人一人キャラが立っててすごいっすね。
すごい、もうすごいね。
あと今回のマレーシアからね、ファイナルまで残った人がいて。
はい。
まずね、多いのは日本人、中国人、韓国人とか多いんですよ。
うん。
で、ついでポーランドとかね。
はい。
あと今回ロシアの人は出なかったんだけど、ロシアとかアメリカとかっていうとこは、まあいいピアニストがこう歴代出てくるんだけども。
はい。
マレーシアっていう東南アジアから決勝残ったの、たぶん初めてか分かんないけど、すっごい珍しい。
へー。
で、傑作エピソードがあって、家にピアノがないっていう、その子が。
おおー。
はい。
17歳の子だったのかな。
へー、どうやって練習してるんだろう。
いや、その教室とか大学とか、その学校で。
なるほど、なるほど。
家にピアノなくて、決勝戦まで残るみたいな。
で、逆のことも起こるわけ。自分が好きだと思ったのが落とされると、
はい。
なんだこの審査員とか、なんだこんな順位なんかつけようなってことになるんだけど。
はいはい。
つまりその芸術性と競技性がもう本当に半々になってるっていうのが、
うーん。
これのね、ショパンコンクールのね、面白いところなんですよ。
へー、確かに。でも本当にざっと調べたときに、そのなんか記事だけでもすごい面白そうですもんね。
うん、記事。
確かにね。
そう。
はい。なんか、僕が今ちらっと採点方式の変更が影響化。
ショパンコンクール本選出場者11名の3次予選の演奏を振り返るっていう。
あ、そうそうそうそう。
はい。
つまりね、どういう風に。
そう、なんかこう、スポーツみたいな。
どういう風にやるかというと、あの夕方5時から朝までね、こうやってるんだけど、
はい。
それライブでやってるんだけど、まあ一人一人50分とかね、1時間ずつぐらいで区切れるわけ。
うーん。
そしたら切り抜き動画がすぐ出るのよ。
はい。
で、リアルタイムで見る人はそっちでチャット付きで見て、で、まあだいたい夜だから見れないわけ。
その、朝起きてからお昼とか、その夕方とかに見るんだけど、その好きな選手っていうか好きなコンテスタントのとこだけを、まあ切り抜き動画でこう見るのね。
はいはい。
で、それを見た後は、それを解説してるピアノYouTuberが山ほどいるわけ。
はい。
いや、ほんとすごいですね。ほんとスポーツみたいな。
はい。
そう、いや昨日のだいだらさんの演奏素晴らしかったですね。で、特にこの部分とかつって、楽譜と音楽のその一部の切り抜きと、その再現とかで解説をするわけ。
解説があるとね、はいはい、いいですね。
で、その解説の中に技術解説もあるんだけど、やっぱ応援する気持ちもあるから、いやこの表現すごい良かった、これは入賞あり得ますね、みたいななんかそういうのを見て。
で、そのピアノ好きの人たちが集まるチャットルームみたいなとこもあるんだけど、そこに行って、この人が良かったよとか、全部見切れないからさ、特に序盤なんかは80人、40人、20人とかで始まるから、この人のこの曲良かったよとかつって、最初おすすめしあっていくわけ。
それがね、面白いんだよ。
いや、ほんとすごいですね。なんかライブのね、後の記事とかなんか読んだことあるけど、なんかすごい、なんかもっとこう、本当にさっきから言ってるね、スポーツっぽいっていうか、なんかすごいですね。
スポーツ、スポーツね、スポーツだね。
なんかその代表戦の後みたいな、この間ブラジルに勝ってましたけど、その後っていうかすごいですね、熱狂な感じと、そのこの演奏の状況をこくこくと表現しようとして、解説しようとしてる感じが伝わりますね。
あとね、でそれが、しかもね国際的に起こるのが良いのよ。
あーなるほど。
あとね、今回で言うとね、ユメカさん、なんとかユメカさん、中川ユメカさんか、中川ユメカさんっていう日本の人で、3時に進めなくて2時で敗れちゃったんだけど、その人の演奏がすごく好きだっていう人と、ちょっと独りよがりで、その3時には値しないっていう人がね、割れてて、それがねチャット欄で喧嘩してるわけ。
はいはい。
チャット欄とかコメント欄とかでね。
しかも、なんていうかな、YouTubeだとさ、コメント欄さ、翻訳ボタンあるじゃん。
だから、なんかもう、なんかどの国の言葉で喋っても大体わかる、わかれるわけ。
はいはい。
簡単にね。
それがね、面白いんですよ。1個の演奏を巡って。
そのね、初版、雨垂れって曲を演奏してる時に、こう、弾きながら泣いちゃってたわけ、こう。
それがすごいエモーショナルで、とっても表現豊かで、素晴らしかったっていう声と、いや、その涙っていうのは演奏に関係ないと。
人は涙で、そのパフォーマンスで聴かせるんじゃないと。
だから、単に自分の感傷に浸ってるだけで、三次進出に値しなかったみたいな。
いや、お前には人間の心がないのかと。
芸術を聞く可能性がないのかと。
反論があったりとかしたりとか。
はいはい。
いや、僕はすごく良かったと思うんだけど、なんかそういうのはね、だってね。
でね、無限に、だからね、すごい本数、すごい動画の本数、すごい曲数やられるから、
もうなんかね、延々と見れるんですよ。
この余韻がね、あとね、2週間ぐらい続くんですよ。
これ全部終わったって言ったんですけど。
全部聞いて、全然聞けてないから。
これから2週間。
はいはい。
で、優勝者の、今回はね、エリックリュウというね、素晴らしい、本当に素晴らしい演奏家がね、1位取ったんですけど。
エリックリュウの、エリックリュウのは全部聞いたのかな。
で、2位とか3位になった人の全部聞いてないのがあるから、聞くとかね、やって。
で、かつこれがね、前回大会のやつとかもあるんですよ。
これってね、基本的には4年に、5年に1度か。
えー。
5年に1度のはずなんだけど。
そんなに感覚のあるやつなんですね、はい。
前はコロナで1年伸びて、おかしくなっちゃって、前回は2021年なんだけど、2021年のやつ、もうずっと残ってるから、それと聞き比べたりね。
で、さらにその前の2015年のやつもあるから。
はい。
そうするとね、延々見ちゃうんですよ。
見ちゃうんですけど、といえば、僕はね、僕はそんな素人なんですけども、奥さんがすごい好きで。
へー。
で、その奥さんの熱に、僕もなるべく乗っていってってか、いや、僕もすごい好きだなと思うものがいっぱいあるんで、見てね。
はいはい。
それで3週間ぐらいずっとね、盛り上がってました。
いやー、すごい。
いや、でも気になりますね。
話を聞いてたらやっぱり、そもそも僕はクラシックの楽しみ方を知らなかったっていうのもありますけど、すごい気になります。
競技性が入ると楽しめますよ。
そうですよね。
でも、同じ曲を2曲違う人が演奏して、こんなに違うって思った瞬間に。
へー、そうなんだ。
うん。
わかるかな。
わかるんですね。
例えばね、これショパコンじゃないんだけど、あの、小犬のワルツってこれもショパンの曲なんだけど。
はい。
曲は多分聞いたことあるんだ。
小犬のワルツ弾き比べっていうのが動画であって、この5人のピアニストが弾いたやつを全部こう短いフレーズ聞き比べるってやつがあって、これ今ちょっと時間あるから聞いてみます?
はい。
あのね、曲はすごい短いこれです。
はい。
全部みんな楽譜の通り、楽譜の曲しか、楽譜の音しか弾いてないから、それでこんなに違うのかっていう。
ちなみに1曲目がスミノハヤトですね。
で、2曲目が中国のランランですね。
はいはい。
で、3曲目がブーニン。
おー、ほんとだ。今3曲目に入りました。
4曲目がラファウブレハイチかな。
すごい。
確かこのブーニンって方の入りとかも全然違う感じしますね。
ブーニンのいいでしょ?もうさ、全然違うでしょ?
全然違います。なんか入り全然違かったですね。
入り全然違うし、リズムの取り方が全然違って。
うーん。
でね、コメント欄見るとみんなどれが好き、どれが好きとかって。
はいはいはい。
やるんだけど、ま、こんぐらい違うのよ。
全然こんぐらい違うのよ。
ほんとだ。はいはい。
で、いや誰、こん中でどれが正統派のショパンなのかとか。
正統派って言ってもね、ショパンが生きた時代って結構過去だから。
はい。
当時の音を再現するんじゃなくて、それを今の人に届ける今の解釈でやるべきなんじゃないかとか。
いや、そもそもショパンコンクールってショパンのその伝統を守るためのあれだから、新しい解釈とかいらないんだと。
ちゃんと伝統を持った古い弾き方じゃないってダメだと。
価値観のぶつかり合いと表現手法のぶつかり合いとがあるのよ。
はい。
でもやっぱりちゃんと弾けてなきゃいけないから競技性はあるんだよね。
そうですよね。
これがね、これがぶつかってるっていうね。
はいはい。
やつなんですけどね。
へー。
でも今回あの我が家のおすすめはエリックリュウさんだったんで、エリックリュウさんがちゃんと優勝して。