アニメ二次創作の始め方
あの、めちステvol.02は、初めてアニメで二次創作しました、という報告になります。
前回、vol.01がかなり高カロリーなお話をしてしまったので、
今回は、普段はこれくらいふんわりしたお話をしますよ、みたいな回にしようと思ってたんですが、
なんか週1くらいで更新できそうだなって見通しが立ったのと同時に、
その週にあった個人的だけど割と大きなトピックを、新鮮なうちに話していくべきだなぁって思いまして、なんとなく。
なので、めちステvol.02は、初めてアニメで二次創作しました、っていうちょっと暑苦しい話です。
結論から言いますと、前回のめちステvol.01をアップした後ぐらいに、
劇場アニメーション「犬王」の二次創作で一つ小説を書きました。
ちなみにR18。 自分普段からほとんどR18しか書かないんですけど、
だからなんやねんと思われるかもしれないんですが、これ私の人生では結構大きなことでして、
なぜなら、人生で初めてアニメのコンテンツの二次創作をしたからです。
で?って思いますよね。 だから?って思いますよね。
でも自分にとってはすごく大きな事件っていうかイベントだったんです。
じゃあなんで?ってことを、腐女子の私がどういうものかを説明しつつお話しします。
不女子の属性について
あの気がつけば、腐女子という人たちをターゲットにしたボーイズラブ、BLが本屋さんで平積みの重要なジャンルにあって久しいですよね。
もう20年経ってますかね。 だからもうすっかりその腐女子という属性の人たちが日の目に晒されて、
BLをたしなむ趣味とか、同人活動とか、そういうものの一般的な認知度が今はかなりあると思うんですが、
でも実際のところ、腐女子って一概に言っても、その生態は本当に色々で、人それぞれだってそんなに知られてない気がするんですね。
別に知られてなくてもいいっちゃうんですけど。
じゃあどれだけ様々で私はどんなんかっていうとですね、ちょっと条件みたいなものを挙げつつ説明します。
まず商業BLを読むか。これはそのまんま本屋さんや電子書籍とかで商業BL誌とか単行本を買って読むかってことなんですけど、
私は商業は読みません。一応高校ぐらいまでは読んでたんですけど、ビーボーイとかね。
それよりも推しカプがいるので、同人作品の方がメインになってくると商業が必要じゃなくなりました。
が商業も同人も両方たしなむ人は当然います。 次、同人作品を読むか。
同人作品をたしなむことと推しカプがいる推しジャンルがあるっていうのは、ほぼイコールだと思っていいと思います。
私は推しカプがいますので、先ほど言った通り同人作品は読みます。 正確な統計は私は取ってないのでアレですが、基本的に腐女子は推しカプがいる推しジャンルがある場合が多いと思いますので、
そうなると同人作品をたしなんでいる率もとても高いと思います。 次、推しカプ推しのジャンルが2次元か3次元もしくは2.5次元か。
で、腐女子で推しカプがいる推しのジャンルがあるまでは割とスムーズだと思うんですけれども、ここから結構細分化してきます。
まず、ジャンルが2次元か3次元もしくは2.5次元かで大きく分けられるのですが、この界隈、基本的には2次元、つまり漫画とかアニメとかゲーム、
ソシャゲとかが主流です。 ですが、あんまり大きな声で言えなくなってくるんですけど、推しのジャンルが3次元、つまりアイドルとか芸人さんとか
アーティスト、スポーツ系のことですね。 それと2.5次元、ドラマとか映画とかになってくると、当然推しカプも3次元、2.5次元になりますが、
腐女子の界隈の比率としては2次元派に比べたら規模は小さいです。 で、私の推しカプジャンルは3次元と2.5次元です。
残念ですが、以前の職場でトリコの腐女子さんに私のジャンルを打ち明けたら珍しいですよってすぐ驚かれたことがあって、こっちが驚きました。
だって私の周りは推しカプ、ジャンルが3次元、2.5次元の人の方が同じ同じ穴のムジナ的に当然多いので、こっちが少数派ってその時まであんま気づけなかったんですね。
ただ世の中には2次元も3次元も2.5次元も全部いけるという人は当然いますが、 私に限って言えば3次元、2.5次元が専門です。
次、国産か、洋モノか。 ここからは3次元、2.5次元のジャンルがさらに枝分かれしまして、
そのジャンルが国産か、洋モノ化になってきます。 近年はアイドル界隈だとジャニと並行して k-pop が人気高いので、
Kポ という大きなジャンルがありますが、これは洋モノ、つまり洋画・洋ドラジャンルには含まれません。
ちなみに私のジャンルは国産の某アーティストとある洋ドラということになりますが、前者は創作は過去はしてたけど今は見守ってるだけ、後者は同人活動を継続中というステータスです。
この国産か、洋モノかというのも人それぞれで、私の例は両方に属していますが、洋画・洋ドラにはまる層は国産ジャンルに比べれば少ないので、
両方たしなむにせよ、洋モノオンリーにせよ、2次元に比べたら少ない3次、2.5次元のさらにニッチな層と思っていただければと思います。
同人作家の活動について
次、創作または同人活動をするか。 ここまで推しカプ、推しジャンルの属性の条件を話しましたが、ここからはその上でどう活動するかという話です。
する、しないだけなんですが、しない人、つまり同人作品を買う、見る、読むだけの人をロム専って言います。 する人は絵を描く人、文を書く人の大きく2通りあって、私はこの文を書く人です。
中には両方やる人もいます。 次、イベントに出るか。
で、先ほど創作または同人活動をするかという言い方をしたのですが、 このインターネット時代の同人活動は、特に本を作ってイベントに出たりはしないけど、
SNSでコンスタントにイラストや文章などの作品をアップする、 そういう形で創作をしている作家さんもたくさんいます。
一応インターネットが普及する以前の同人活動は、本を作ってイベントに出るのが正式なというか、
それがいわゆる同人活動で、インターネットが普及してからもそうだったんですが、 コロナ禍にネット上でのイベント、いわゆるオンイベが広がりまして、
ここではもちろんオフイベ同様、本の通販ができますが、 作品の展示だけでもいいよ、みたいな感じだったりするので、
今は本を作って通頒してなくても、ネット上で創作物を掲載しているだけで、 同人活動ってみなしてもいい感じじゃないかなって思ってます。
ただもちろん、ちゃんとオフイベ、つまりスパコミとかコミケみたいなリアルのイベントに出て、 本などの物質を頒布することが同人活動だっていう人はいると思います。
そしてこのイベントに関して、私の場合はオフイベ、リアルのイベントには出ませんが、 ネット上のオンイベで本やpdfを頒布したりする同人活動をしています。
次、ジャンル移動が早いか固定か。 ここで創作や同人活動をするにしろ、ロム専にしろ、ジャンルやカップリング移動の早さというか、
しがちか否かというのも人それぞれです。 人によっては2次元にしろ3次元にしろ2.5次元にしろ、
旬ジャンルにどんどん移動していく人もいれば、 一つのジャンルに長くいて特定のカップリングを推し続ける人もいます。
私は明確に後者で、あるジャンル、カップリングに関してはもう四半世紀推しています。 それとある洋画ジャンルは4年目で、四半世紀のやつはもうしょうがないんですけど、
洋画の方に関して言えば、よっぽど他に好きなジャンルやカップリングにぶち当たらない限りやめる理由がないので、そういう事故がない限り続けてしまいます。
と、長々と説明してしまいましたが、 これでも十分ではないんですけど、大枠ではこんな感じです。
つまり一口に腐女子と言っても、そのジャンル、推しカプ、その次元、 そして推しジャンル、カップリングの継続期間の傾向や、創作や同人活動をするか否かなどによって、
二次創作に対する自身の見解
本当に人それぞれ様々で、その生態は多様であるとおわかりいただけたかと思います。 それでようやく今日の本題につながってくるんですが、
私のことをまとめると、四半世紀以上とある三次元のカップリングを食べて生きていて、ここ4年で新規で追加した推しカップは洋ドラっていう、
生粋の3次元または2.5次元を主食にしている腐女子です。 腐女子に目覚めた14歳ぐらいから、漫画もちょくちょく読んできたし、アニメもたまには見てきたんですが、
そこには腐女子としてハマらないんです。 っていうか、ハマれないんです。
近年もゴールデンカムイとかすごい好きだし、毎週ヤンジャンで読んでたし、単行本も買ったし、アニメも見てるんだけど、腐女子としてはハマらないんです。
鯉登少尉と月島軍曹とか、尾形と優作さんとか、尾形とヴァシリとかね、いいなーって思うカップリングがいても、いいなーってニコニコ眺めて、ちょっと妄想するぐらいで、
すごい好きなんだけど、創作までする腐女子としてはがっつりハマれないんです。 ゴールデンカムイに関して言えば、ちょっともう本編、原作が面白すぎて、
自分が二次創作とか妄想しなくたっていいくらいの気持ちすらあるので、ハマれないって部分もあるんですけど、
例えば、腐女子って何のコンテンツ見ても、腐女子的にハマれる、美味しくいただいてるんでしょう?って思ってるような人もいるかもしれないんですが、
全くそんなことないですからね。むしろ何だって食べ散らかしていく餓鬼みたいなタイプの方が稀です。 それぞれ性癖がありますからね。
で、私は本当になんで二次元にハマれないんでしょうね。 別に考えなくてもいいんですけど、考えてみたら、
たぶんね、やっぱりシンプルに性癖ですね。 生々しいこと言うと、絵は生きてないからハマれないんです。
絵、アニメも動いてても絵なんで、生身の人間じゃないから、みたいな。 いらんところでリアリストすぎるのかもしれません。
こんな感じでね、まず漫画とかアニメにはハマらない腐女子人生を送ってきてしまった私がね、
ついにアニメ作品で二次創作しちゃったんです。 このポッドキャストのvol.00でもちょっと触れた通り、
アニメ作品での二次創作について
今私のpixivのR18タグ、63から64になったんですが、 まさか次がアニメ作品の二次創作になるとは、あの時ちっとも想像してなかった。
だって繰り返しますが、まずアニメにハマらない人間のはずだったのに、 犬王を見終わったらもうダメだった。
あー無理無理無理ってなった。 さっき、絵は生きてないからハマれないとか言ってたけど、
自分、関係性フェチだから、もう絵だろうがアニメだろうがすっ飛ばして、あまりにも好きな二人だった。
あまりにも辛くて、辛いからこその至高みたいなのもまたヤバくて。
あーこれは無理ーって爆発したエモを見て見ぬふりして我慢してたんですけど、 いつまでたっても消えないし、
頭の中には勝手にお話できちゃってるから、 もう作品にして吐き出すしかなくて。
本当はスケベなんてさせなくたっていいのに、私スケベ書く作家だから、 私の表現で二人を描くしかなかったんです。
そうしないと私のエモを成仏させられなかったから。
すいません取り乱しました。
つまりね、これまで二次コンテンツにはハマらないはずの私が、 アニメ作品にどツボって、その鉄が一番熱いうちに打て的な瞬発力で二次創作を打ち返すみたいなことは本当に初めてだったんです。
確認すると、5月22日に見て、23日に下調べして書き始めて、24日には書いたものをアップしてる。
7000字弱とかだからすぐ書けちゃったんですけど、 書きたいことは書いてるからそれで十分で、もう反射神経の賜物みたいな作品。
本当に今更アニメで二次創作するなんて露ほども思ってなかったのに、 晴天の霹靂みたいにそれが起きたんですよ、この1週間で。
それって大したことなの?って思われるかもしれませんが、 基本的に長期ジャンル固定、カップリング固定の私が、
今になってもそれもアニメで突発的に創作をしちゃうっていうのは、 自分にとっては本当に特別なことでした。
40過ぎてね。 内容はともかく新しいことをした、経験値がまた一つ増えたっていうのがすごく嬉しいんです。
それが、たかが趣味の二次創作でも確実に経験が数ミリでも増えたってことは、 私にとってはすごく有意義なことなんです。
興奮してすいません。 つまりね、アニメで初めて二次創作したよーって言いながら、本当に大事なところは、
経験値の増加とアウトプットの大切さ
とにかく新しいことをしたんだよ、すごい嬉しいってことでした。 あと、今回これをポッドキャストで喋っとこうって思ったのと同じでね、
創作もこういうこともできるときになるべく早くアウトプットするべきだって思ってるんです。 まず自分のために。
それがどんな形でも、その時に何に感動したか、どう思えてたか、 何を感じて考えていたか、その瞬間をどうやって生きてたかっていう記録、証になるから。
ではそろそろ終わります。 胃もたれしそうなくらいまくしたててしまいましたが、私が腐女子とか、二次創作したとか、そういうのは一切忘れていただいて、
そんなことどうでもいいので、とにかく劇場アニメーション犬王が大変素晴らしいので、よろしければ見てください。
今プライムビデオで見れます。ロックが好きな方にもおすすめです。 どうぞよろしくお願いします。
それでは今週はこのへんで失礼します。 バイバーイ。