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おはようございます、真矢です。
今日は副業、Kindle出版がテーマ。
Kindle作家の大吉イルカさんからの質問にお答えします。
大吉イルカっていうお名前、素敵ですよね。
イルカさんは、クラウドワークスやビットコインに関する本を出版されています。
そんなイルカさんから、Kindle出版で効果的な
99円セールのやり方について教えてほしいと、ご質問いただきました。
私は99円セールをもう1年ほど続けていて、
250円セールやセールなしといったこともやってきたので、
やり方によってどう違うかについてもお話しします。
そもそも99円セールという戦略は、
Kindle作家の広吉さんという方が始められたものです。
この方、本当頭キレキレなんですよ。
Kindle出版のノウハウ本を多く出されているので、
ぜひチェックをしてみてください。
まずは基本的な99円セールの考え方についてです。
なぜ99円セールをするかというと、
所属をつけてベストセラーを獲得するためというのが主です。
そしてベストセラーという箱がつくことで、
その後も売れることを狙っています。
が、そう簡単ではありません。
これは後半にお話ししますね。
まずは99円セールの基本的なやり方について解説します。
Kindleでは無料キャンペーンなど、
Kindleが用意しているマーケティングプランというのがあるんですけども、
99円セールというものはKindleが用意しているものではありません。
著者自身が99円という価格を設定して本を販売しているだけです。
KDPセレクトという読み放題ができるプランに登録すると、
99円で売れないと思われている方もいらっしゃると思いますが、
そういうことはありません。
ちゃんと読み放題でも価格は99円で販売することができます。
ただしロイヤリティが70%ではなく30%になります。
70%のロイヤリティをもらおうと思うと、
250円以上の価格設定じゃないといけません。
それでも99円という有料購入していただきやすい値段にすることで、
たくさん購入してもらい、
Amazonの売れ筋ランキング上位に入ることを狙っていきます。
例えば、読み放題で0円で10冊読まれるよりも、
99円で10冊有料購入してもらって読まれた方が売れ筋ランキングは上がります。
ただし、例えば200ページの本であれば、
印税がだいたい80円入ってくるので、
99円で売ると印税は減ります。
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ここには要注意です。
次に99円セールを実施する期間についてです。
長すぎると購入される数が分散されて、
売れ筋ランキングは上がりにくくなるので、短い方がいいです。
だいたいみなさん3日間ぐらいで設定されていますね。
週末に読書する人が多いだろうということで、
週末に出版する人が多いです。
あとよくあるのが、有料購入特典を付けることです。
99円とはいえ、
無名の作家さんが誰かから本を買ってもらうのは結構難しいです。
ここでプラスアルファの特典を付けることで売れやすくします。
最後に99円セールの効果について話していきます。
ぶっちゃけ、これをやる意味があるかどうかは人によって違います。
例えば私であれば、
ありがたいことに作家仲間さんやSNSのフォロワーさんに応援いただけているので、
99円セールをせずに読み放題だけでもベストセラーを獲得できることがあります。
全部っていうことはないんですけど、
テーマによっては獲得できることがあります。
逆のケースもあって、
例えば私が出版している
趣味から始める3Dプリンター物販入門という本は、
読み放題に登録するのを忘れていて、
読み放題できなかったんですけど、
99円セールをすることでベストセラーを獲得することができました。
他にも250円セールにした本もベストセラーを獲得することができましたし、
印税は99円セールをするよりも多く入ってきましたね。
そしてベストセラーを獲得したからといって、
その後も読まれ続けるかというと、そうでもありません。
セール期間が終わったらランキングが下落していって、
ベストセラーが続かない場合がほとんどですね。
私は8冊ベストセラーを獲得していますが、
数ヶ月継続できたのは2冊だけですね、残念ながら。
難しいです。
他の作家さんも見てはいるんですけども、
ベストセラーを継続できているのはほんの一握りですね。
テーマであったり販売戦略、あとは本の中身がいいものばかりです。
やっぱり真のベストセラーというのは本当に難しいですね。
紙の本を考えてみたらそりゃそうだってなるんですけど、
ずっと読まれ続ける本って少ないですね。
ということで、99円セールは一番読まれる時期の印税を捨てて、
ベストセラーという称号を獲得するためのものと言ってもいいかもしれません。
もちろん各テーマにもよりますよ。
あと本を登録するカテゴリーにもよるなと思います。
99円セールをしなくてもベストセラーが取れるカテゴリーっていうものがあったりします。
その時に応じて変わってしまうので、
毎回リアルタイムで確認しないといけないんですけども、
私はそこは自動ツールを使って分析しています。
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その自動ツールが気になる方はぜひメッセージをいただければなと思います。
ベストセラーを取りつつ印税を最大化するには、
自分の本が出版後どれだけ読まれるかの分析と、
書いている本のテーマがどれだけ需要があるかの分析、
あとは登録しようとしているカテゴリーの分析などをする必要があります。
これは本当経験していくしかないですね。
もしくは出版サポートを利用するっていうのもありなんですが、
とはいえ出版サポートをする側としては、
サポートした人がベストセラーを獲得すると、
分かりやすくサポーターとしての箱がつくので、
印税も最大化するような戦略はあえては進めないと思いますね。
効率性がないので、実際難しいと思います。
ということもあるので、
ベストセラーを取りながらも印税を最大化したい場合は、
本当に自分で実践して経験していくしかないと思います。
さあ結論ですが、ベストセラーという称号を取りたいなら、
99円セールはやった方がいいけど、印税はそんなに増えない可能性が高いよ。
99円セールをしなくてもベストセラー獲得をできる本を書くのが一番いいんですけども、
とはいえ無名作家がいきなりそれをするのはとっても難しいです。
まずはベストセラー獲得を狙って99円セールをするのが王道です。
その後、作家として知名度が上がったら別の戦略を取っていくのがいいのかなと思います。
実践・経験あるのみです。
今回質問いただいたイルカさんは、まず99円セールを経験してみたいということで、
この質問をされていて素晴らしい姿勢だなと思いました。
いやいや、99円セールとはこういうものだという他の意見もあると思うので、
もしよろしければコメント欄に書いてくださいね。
それでは今日はここまで。
今も未来も家族みんな笑顔の資産形成、一緒にやっていきましょうね。