成長のメカニズム
人間というのはですね、少しずつしか成長しないんですけども、
だからこそですね、頑張っていても、それがこう、目に見えた大きな変化に繋がらないので、
途中でね、こんなに頑張っているのに、なんか全然上達している気がしないなぁとかね、全然結果が出ないなぁということで、
辞めてしまうわけですけども、本当に我々が気づかないレベルで、じわじわと成長自体はしているわけですね。
だけどこれは生物学上というか、当たり前といえば当たり前ですけど、急激な変化っていうのはないんですよ、基本的に。
赤ちゃんがいきなり翌日に大人になったりおじいちゃんになったりとかね、そういうことはないわけじゃないですか。
そんなことしたらね、体が持たないだろうし、だからそれは全部、他のことに関してもね、同じことが言えるわけですよ。
急激な変化をしてしまうと、もうそういう身体機能が持たないとかっていうのもそうだし、
例えばね、自分が明日からいきなりね、総理大臣やってくださいって言われたら、多分もう自分のキャパを大きくオーバーしてしまうから、潰れてしまうと思うんですね。
これからね、車を運転したいっていうね、教習所に通っている人が、翌日じゃあね、F1レーサーやれって言われて、
事故を起こしますよね、そんなことだったら。みたいな感じですよ。
だから逆にその変化が小さいからこそ、少しずつそういうふうにね、適応しながら成長していくことができるっていうふうに考えたほうがいいわけですけど、
そのビジネスに当てはまって考えるならばですね、いきなり急成長、急拡大したほうがいいのかってことも考えないといけないわけです。
企業初心者、企業1年目で数カ月で数千万とか売り上げたときに、本当にそれがいいのかってことですね。
金額だけ見たら確かに数千万とか多くとかって魅力的に感じるかもしれないんですけど、
基本的に一般論として、注入が高い人ほど社会的な責任が大きくなるわけだから、そこにね、背負っている責任みたいなものに潰されてしまったりとかね。
その分トラブルをたくさん発生してしまったりとかっていうことももちろんあります。
それだけではなくてですね、この企業1年目から数千万とか億単位のお金を稼ぐっていうことはですね、何が起こるかってことを考えないといけなくて、
これはですね、翌年の税金なんですよね。
僕は日本に住んでないので日本の税金ってよくわかんないですけど、ネットで調べる感じとかAIに聞く感じだと、
例えば1億円収入があった場合は、だいたいもろもろの税金、住民税とかも含め、約4千万ぐらいの税金が発生するらしいんですよ。
すごいですよね。4千万の支払いですよ。
それで例えば翌年というかその2年目以降もちゃんと稼ぎ続けていられるんであればいいんですけど、
そうじゃない場合、いわゆるネット上って一発屋って呼ばれる人がいっぱいいるわけじゃないですか。
最初はドカンと大きく当たったけど、それで終わってしまうみたいな。
もし一発屋で終わった場合、この4千万の税金を払わないといけないわけですよ。
もちろん1億円稼いでるから余剰はあるとは思うんですけど、
じゃあ仮に計算して1億円稼いで4千万払ったら6千万ですね。
残りの6千万とかね、それずっとやっていけるんだったらいいですけど、
それもし稼げなかったら、下手したらその税金の支払いで借金みたいなこともあり得るわけですよね。
当然それ以外にかかる経費とかも大きいだろうし、規模をいきなりドカンと拡大するってことは、
例えば広告費にものすごいお金を入れてたりとか、人を雇ったりとか、
場合によってはオフィス構えたりとかっていうことをしているわけですね。
だからプラスそこにコストがかかってくるってなると、いきなり急拡大しすぎたがゆえにですね、
空中分解じゃないけど、そういったことが起きる可能性も十分考えられるわけですよ。
本当にこれね、僕もそうでしたけど、ある人が稼げるようになって、
翌年の税金ね、僕はそういう税金の人にお願いして計算してもらったりとかしてるんですけど、
見たらこんなに払うの?みたいな。
カナダは多分日本より税率はいいと思うんですけど、
いいっていうのは事業者側がそんなにいっぱい払わなくていいと思うんですけど、
にしてもびっくりしましたからね。こんな払うんですか?みたいな感じで支払いがあったので。
ってなると、何も知らなかったら、例えば初年度からね、
数千万いきました、億いきましたって、すごいなって思うかもしれないけど、
よく年のこのしわ寄せがもうえぐいなってすごく思うんですよね。
だからそれもじわじわと伸ばしていけばそういうことにならなくて済むし、
何が一番問題なのかっていうと、
ちゃんと自分で稼げる実力とか仕組みっていうものがきちんとできていれば問題ないんですよ。
仮にそういうのでバーンと大きな支払いが発生したとしても、
そこでまたね、稼げばいいやってなれば問題ないわけですね。
だけど問題なのは、そういうのがボカーンとあってお金がダーンと減ったときに
もう稼げないってなってると潰れちゃうわけですよ。
それこそ大金稼いでね、散財して、贅沢して、お金が手元にない、
でも税金の支払いがボカーンとかかってくるみたいな感じになったら、
下手したら大借金ですよね。っていう風になりかねない。
でもそこで自分で稼げますよっていう風になっていれば、
そこからまたね、這い上がってくることができると思うんですけど、
大体そういう起業していきなり数ヶ月でバーンっていくようなものっていうのは、
小手先のテクニックとかね、何回も何回もそれが通用するものではなかったりとか、
劇薬に近いみたいな感じのものが多いんで、
諸刃の剣じゃないですけど、かなりね、信用を落とすようなやり方だったりとか、
持続的な成長の戦略
かなり強引な手法だったりとかね、
そういうノウハウっていうものは基本的に陳腐化するんで絶対。
同じ手法を何回もやってたらどんどん通用しなくなるっていうのは当然のことだから。
ってなると、そのやり方の部分だけをただ踏襲してやってるだけなんで、
実力ってものが身についてないわけですよ。
そのやり方だけだったら、こうしてこうしてこうしましょうって言われたら、
それをただやるだけなんで、ある意味簡単なんですよ。
言われた通りにやるだけだから。
でもじゃあそれ、自力で通用しなくなった時に自力で稼げますかっていうと、できないですよね。
情報発信とかも一切してないとかだと、情報発信のやり方がわからないとか。
情報発信のスキルっていうのは、何を言うかとか、
例えばコンテンツだったらね、動画だったら編集のスキルとか、
そういうものだけじゃないんですよ。
情報発信っていうのはこの継続するっていうのは何よりも大事だから、
ほとんどの人はこの継続するスキルがないんですよ。
だからそれなりに名のある人でも途中で情報発信が止まっていたりとかっていうのは、
継続のスキルが身についてないからですね。
今まで発信をするっていう活動をしてこなかったから、
突然情報発信を始めても続けられないんですよ。
情報発信ができないってことは要するにネットで集客できないってことになるから、
ってなると当然売り上げもバーンと落ちてしまうみたいな風になってしまうわけですね。
だからあえていきなり大きくしないっていうのも一つの戦略というかね。
戦略的にあえて大きくしないっていうのはあれかもしれないけど、
大きくならない方がむしろよかったりするわけですよ。
例えば自分がコーチ、コンサルをやるときに経験がないわけじゃないですか。
だからまずは慣れたいわけですよ。
安い金額で始めて、まずはその経験を積むためにね、
いろいろやってっていう状態からの方が安心ですよね、自分も。
でもお金欲しいから私のコンサル100万ですって言ってね、
それじゃあ100人に売るとしますよね。
もう大変ですよね、こんなことしたらね。
お金はすごい入ってくるかもしれないけど、
多分自分のキャパを大きく超えてるから潰れちゃうと思うんですよ、そういうことをしてたら。
ってなるともうそれ一回で終わっちゃうよねみたいな。
手法が通用しなくなるだけじゃなくて、もう疲弊しちゃうんですよ。
僕の知ってる人にも言いましたけど、
そういうね、いわゆる個別相談に来てもらって、そこでセールスしてみたいな。
それを1日ね、10人とかやるわけですよ。
もう疲れちゃってもう嫌みたいな。
そこそこ売れたけども、これはもう続けられないっていうのでやめちゃったりとかね。
っていう人もいたんですよね。
って考えるとね、そういう潰れ方もあるわけですよ。
いきなりドカーンとね、一気にやるみたいなことをする。
そこはやっぱり順序を得てやる方がいいかなと思いますね。
じわじわと成長していく方が経験も詰めるし、
少しずつね、急激にドカーンと拡大することによってむしろ潰れてしまうぐらいだったら、
ゆっくりゆっくりね、大きくしていくっていうのも手だし。
だからこう、焦らないってことですね。
ちゃんとその地盤がしっかりできていたら何かあったときもそんな簡単に倒れないんで。
地盤ができてないから簡単にバーンと倒れてしまうわけだって。
そういう情報発信の媒体とかを育てておくとか、コンテンツを増やしておくとかもそうだし、
自分の実力を身につけてスキルを磨いて技術を高めていくとかっていうこともそうだしね。
っていうことができていれば、仮に今やっていることがダメになったとしても、
そこからね、また這い上がってくることができるというか、リカバリーできるんで。
っていうことを考えてやっていくっていうこともね、大事じゃないかなと。
そういう空地分解しちゃったらね、意味がないと思うんで。
あまり急激に大きくしすぎてしまったが故に、そこで一気にビジネスが崩壊してしまうみたいなこともあり得るわけですね。